テューンの大天使/Archangel of Thune - 基本セット2014 神話レアArchangel of Thune / テューンの大天使 (3)(白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
絆魂 (このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたはその点数分のライフを得る。)
あなたがライフを得るたび、あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
3/4
参照元:http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
すでにいくつかのカード名(註1)にその名が見られたテューンとはシャンダラーの次元に存在する地名だ。
基本セット2014のカードギャラリー(註2)は毎日最新のカードのプレビューで更新されている。ギャラリーをチェックして2013年07月19日の発売に備えよう!
(註1) カード名
原文ではカード名にテューン(Thune)を含むカードを検索条件にした、公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られている。
(註2) 基本セット2014のカードギャラリー
原文では以下のURLへリンクが張られている。基本セット2014のカードギャラリー。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
風読みのスフィンクス/Windreader Sphinx - 基本セット2014 神話レアWindreader Sphinx / 風読みのスフィンクス (5)(青)(青)
クリーチャー — スフィンクス(Sphinx)
飛行
飛行を持つクリーチャーが1体攻撃するたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
3/7
参照元:http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
《風読みのスフィンクス/Windreader Sphinx》はマジック2014 — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズ(註1)にも登場している。
基本セット2014のカードギャラリー(註2)は毎日最新のカードのプレビューで更新されている。ギャラリーをチェックして2013年07月19日の発売に備えよう!
(註1) マジック2014 — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズ
原文では以下のURLへリンクが張られている。TVゲームのマジック2014 — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズの販促ページ。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1263
(註2) 基本セット2014のカードギャラリー
原文では以下のURLへリンクが張られている。基本セット2014のカードギャラリー。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
闇の領域の隆盛/Rise of the Dark Realms - 基本セット2014 神話レアRise of the Dark Realms / 闇の領域の隆盛 (7)(黒)(黒)
ソーサリー
すべての墓地にあるすべてのクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に出す。
参照元:http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
君が闇の領域(Dark Realms)をカード名に見たのはこれが初めてではない。リリアナの別バージョン(註1)がいるからだ。
基本セット2014のカードギャラリー(註2)は毎日最新のカードのプレビューで更新されている。ギャラリーをチェックして2013年07月19日の発売に備えよう!
(註1) リリアナの別バージョン
原文では《闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms》のカードデータへリンクが張られている。
(註2) 基本セット2014のカードギャラリー
原文では以下のURLへリンクが張られている。基本セット2014のカードギャラリー。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
ヴァルカスの災い魔/Scourge of Valkas - 基本セット2014 神話レアScourge of Valkas / ヴァルカスの災い魔 (2)(赤)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
ヴァルカスの災い魔か他のドラゴンが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。その戦場に出たクリーチャーは、それにX点のダメージを与える。Xはあなたがコントロールするドラゴンの総数に等しい。
(赤):ヴァルカスの災い魔はターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
4/4
参照元:http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
《ヴァルカスの災い魔/Scourge of Valkas》はマジック2014 — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズ(註1)にも登場している。
基本セット2014のカードギャラリー(註2)は毎日最新のカードのプレビューで更新されている。ギャラリーをチェックして2013年07月19日の発売に備えよう!
(註1) マジック2014 — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズ
原文では以下のURLへリンクが張られている。TVゲームのマジック2014 — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズの販促ページ。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1263
(註2) 基本セット2014のカードギャラリー
原文では以下のURLへリンクが張られている。基本セット2014のカードギャラリー。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra - 基本セット2014 神話レアKalonian Hydra / カロニアのハイドラ (3)(緑)(緑)
クリーチャー — ハイドラ(Hydra)
トランプル
カロニアのハイドラは+1/+1カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。
カロニアのハイドラが攻撃するたび、あなたがコントロールする各クリーチャーの上に置かれている+1/+1カウンターの数を2倍にする。
0/0
参照元:http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
《カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra》はマジック2014 — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズ(註1)にも登場している。
基本セット2014のカードギャラリー(註2)は毎日最新のカードのプレビューで更新されている。ギャラリーをチェックして2013年07月19日の発売に備えよう!
(註1) マジック2014 — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズ
原文では以下のURLへリンクが張られている。TVゲームのマジック2014 — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズの販促ページ。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1263
(註2) 基本セット2014のカードギャラリー
原文では以下のURLへリンクが張られている。基本セット2014のカードギャラリー。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新たな基本セットの神話レアが取り上げられている週。カードそのものに注目してもらいたいからか、Card of tha Dayの文章がやけにシンプルだった(オブラートにくるんだ表現)。
ところで最近オブラートって見なくなった気がするんだけど、そんなことない? 技術が進んで昔よりも薬が飲みやすくなってきているから、今の子供ってオブラート知らないんじゃないかな、と勝手に思ってる。
余談2:月曜日 《テューンの大天使/Archangel of Thune》
そういえば「Thune」で「テューン」と読むんだな、とあらためて気づいた。行ったこともないシャンダラーの次元の発音にどうこう言ってもしょうがないとはいえ「Thune」というつづりは個人的に「スーン」と読みたくなる。マジックに出てくる英単語で言うと「Threshold」が「スレッショルド」になるみたいに。
そもそも日本語のカタカナ表記「テューン」自体、実際はどう発声されるんだろう。「Tune」と同じなのかな。こっちは日本語だと「チューン」と表記されるのが普通だけど。
余談3:火曜日 《風読みのスフィンクス/Windreader Sphinx》
7マナの神話レアなのに「場に出た瞬間は何もしない」「能力が相手のデッキに一部依存する」「単体で相手を殺すのに7ターンかかる」という点を考えると弱そう。ただ満月をバックにしたイラストはとても綺麗。
余談4:水曜日 《闇の領域の隆盛/Rise of the Dark Realms》
イラストのせいで、一部にリリアナ神輿と呼ばれているカード。わっしょい、わっしょい
そういえば日本も夏祭りの季節だなという季節ネタはさておき訳の話。
よく見たら「君(You)」じゃなくて「私たち(We)」だった。気が向いたら直しておこう。それはさておき訳すときにちょっと考え込んでしまったのは「as a version of Liliana is of there」。
まず「version of」をどうしようかということ、そして2つ目の「of」がよく分からないということ(というか2つ目の「of」っていらない子だと思うんだけど)。とりあえずこの2つ目の文をそのまま訳すと……
闇の領域(Dark Realms)をカード名に見たのはこれが初めてではない。
なぜならバージョンのリリアナがそこにいるから。
……と意味不明になる。多分、文脈から推測するに「リリアナの別バージョンがいるから」でいいんだろうなあ、と思ってそう訳しつつも、結局は脳内補完に依る部分が大きすぎて軽い敗北感がある。
余談5:木曜日 《ヴァルカスの災い魔/Scourge of Valkas》
《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》を1マナ軽くして1回り小さくしたドラゴン。そう書くと弱そう。しかもトリプルシンボル。つまりこのカードの価値はもう1つの追加能力にかかっているわけだけど、これ、どうしても「赤単」というより「コンボ」の匂いがするんだよなあ。
要するに《悪斬の天使/Baneslayer Angel》強すぎ、という話。
余談6:金曜日 《カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra》
攻撃するたびに本人が2倍になるのはなんとなくイメージできる。通り道にあるものをなんでもかんでもを取り込んで際限なくデカくなるってことなんだろう。
それはいいんだけど。
《茨森の模範/Bramblewood Paragon》に鍛えられたエルフの戦士や、ぜんまい仕掛けの《機械仕掛けの獣/Clockwork Beast》や、成長した《カヴーのタイタン/Kavu Titan》たちが、従軍しているだけで一緒にどんどんデカくなるってのはどういうことなんだろう。 食欲旺盛なハイドラにあてられて好き嫌いがなくなって、すくすく成長するってこと?
それともハイドラから生命エネルギーみたいなものがダダ漏れになってて、似た体の仕組みを持つ(同じように+1/+1で強くなってる)クリーチャーは近くにいるだけで影響を受けるとか。
どっちもイマイチだな。フレイバーテキストもあまり助けにならなかった。悔しい。
新たな基本セットの神話レアが取り上げられている週。カードそのものに注目してもらいたいからか、Card of tha Dayの文章がやけにシンプルだった(オブラートにくるんだ表現)。
ところで最近オブラートって見なくなった気がするんだけど、そんなことない? 技術が進んで昔よりも薬が飲みやすくなってきているから、今の子供ってオブラート知らないんじゃないかな、と勝手に思ってる。
余談2:月曜日 《テューンの大天使/Archangel of Thune》
そういえば「Thune」で「テューン」と読むんだな、とあらためて気づいた。行ったこともないシャンダラーの次元の発音にどうこう言ってもしょうがないとはいえ「Thune」というつづりは個人的に「スーン」と読みたくなる。マジックに出てくる英単語で言うと「Threshold」が「スレッショルド」になるみたいに。
そもそも日本語のカタカナ表記「テューン」自体、実際はどう発声されるんだろう。「Tune」と同じなのかな。こっちは日本語だと「チューン」と表記されるのが普通だけど。
余談3:火曜日 《風読みのスフィンクス/Windreader Sphinx》
7マナの神話レアなのに「場に出た瞬間は何もしない」「能力が相手のデッキに一部依存する」「単体で相手を殺すのに7ターンかかる」という点を考えると弱そう。ただ満月をバックにしたイラストはとても綺麗。
余談4:水曜日 《闇の領域の隆盛/Rise of the Dark Realms》
イラストのせいで、一部にリリアナ神輿と呼ばれているカード。わっしょい、わっしょい
そういえば日本も夏祭りの季節だなという季節ネタはさておき訳の話。
原文:
This is not the first time we’ve seen the Dark Realms on a card name, as a version of Liliana is of there.
拙訳:
君が闇の領域(Dark Realms)をカード名に見たのはこれが初めてではない。リリアナの別バージョンがいるからだ。
よく見たら「君(You)」じゃなくて「私たち(We)」だった。気が向いたら直しておこう。それはさておき訳すときにちょっと考え込んでしまったのは「as a version of Liliana is of there」。
まず「version of」をどうしようかということ、そして2つ目の「of」がよく分からないということ(というか2つ目の「of」っていらない子だと思うんだけど)。とりあえずこの2つ目の文をそのまま訳すと……
闇の領域(Dark Realms)をカード名に見たのはこれが初めてではない。
なぜならバージョンのリリアナがそこにいるから。
……と意味不明になる。多分、文脈から推測するに「リリアナの別バージョンがいるから」でいいんだろうなあ、と思ってそう訳しつつも、結局は脳内補完に依る部分が大きすぎて軽い敗北感がある。
余談5:木曜日 《ヴァルカスの災い魔/Scourge of Valkas》
《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》を1マナ軽くして1回り小さくしたドラゴン。そう書くと弱そう。しかもトリプルシンボル。つまりこのカードの価値はもう1つの追加能力にかかっているわけだけど、これ、どうしても「赤単」というより「コンボ」の匂いがするんだよなあ。
要するに《悪斬の天使/Baneslayer Angel》強すぎ、という話。
余談6:金曜日 《カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra》
攻撃するたびに本人が2倍になるのはなんとなくイメージできる。通り道にあるものをなんでもかんでもを取り込んで際限なくデカくなるってことなんだろう。
それはいいんだけど。
《茨森の模範/Bramblewood Paragon》に鍛えられたエルフの戦士や、ぜんまい仕掛けの《機械仕掛けの獣/Clockwork Beast》や、成長した《カヴーのタイタン/Kavu Titan》たちが、従軍しているだけで一緒にどんどんデカくなるってのはどういうことなんだろう。 食欲旺盛なハイドラにあてられて好き嫌いがなくなって、すくすく成長するってこと?
それともハイドラから生命エネルギーみたいなものがダダ漏れになってて、似た体の仕組みを持つ(同じように+1/+1で強くなってる)クリーチャーは近くにいるだけで影響を受けるとか。
どっちもイマイチだな。フレイバーテキストもあまり助けにならなかった。悔しい。
鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin - 基本セット2014 レアFiendslayer Paladin / 鬼斬の聖騎士 (1)(白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)
絆魂(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたは同じ点数のライフを得る。)
鬼斬の聖騎士は、あなたの対戦相手がコントロールする黒や赤の呪文の対象にならない。
2/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Fiendslayer+Paladin/
鬼(Fiend)を斬り伏せるこの聖騎士の前に立ち塞がる敵は数多い。赤か黒の鬼(Fiend)はマジックに全部で22体もいるのだから(註1)。
基本セット2014のカードギャラリー(註2)に全カードがそろったぞ! さらにプレリリースは今週末だ! 君の家の近くのお店(註3)で事前予約をするのを忘れないように!
(註1) 赤か黒の鬼(Fiend)
原文ではカード名にFiendを含む赤か黒のクリーチャー・カードを検索条件にした、公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られている。22体の内訳は以下の通り。
・Bellowing Fiend
・Bogardan Firefiend
・Cackling Fiend
・Fiend of the Shadows
・Glaze Fiend
・Goblin Fire Fiend
・Heckling Fiends
・Henchfiend of Ukor
・Kiln Fiend
・Kuldotha Flamefiend
・Mesmeric Fiend
・Misshapen Fiend
・Moor Fiend
・Phantasmal Fiend
・Plague Fiend
・Rathi Fiend
・Slag Fiend
・Soulcage Fiend
・Tar Fiend
・Tectonic Fiend
・Timmerian Fiends
・Torch Fiend
(註2) 基本セット2014のカードギャラリー
原文では以下のURLへリンクが張られている。基本セット2014のカードギャラリー。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
(註3) 君の家の近くのお店
原文では以下のURLへリンクが張られている。最寄りのお店を探すための検索ページ "Store & Event Locator"。日本のお店も探せる。
http://locator.wizards.com/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage - 基本セット2014 レアTidebinder Mage / 潮縛りの魔道士 (青)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
潮縛りの魔道士が戦場に出たとき、対戦相手1人がコントロールする赤か緑のクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。そのクリーチャーは、あなたが潮縛りの魔道士をコントロールし続けているかぎり、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
2/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Tidebinder+Mage/
《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage》の登場以前、他のパーマネントをタップしそのまま釘づけにすることが出来るパーマネントは12枚あった(註1)。そのうち11枚は自身もタップし続ける必要があったけど《地下牢の霊/Dungeon Geists》だけは一味違ったようだね!
基本セット2014のカードギャラリー(註2)に全カードがそろったぞ! さらにプレリリースは今週末だ! 君の家の近くのお店(註3)で事前予約をするのを忘れないように!
(註1) タップしそのまま釘づけにすることが出来るパーマネント
原文ではテキスト欄に「doesn’t」「untap」「for」「as」「long」「you」「control」「tap」「target」の単語が全て含まれるカードを検索条件にした、公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られている。《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage》を含めると13枚になる検索結果の内訳は以下の通り。
・Amber Prison
・Dungeon Gests
・Giant Oyster
・Ice Floe
・Mana Leech
・Merieke Ri Berit
・Mole Worms
・Phyrexian Gremlins
・Rust Tick
・Sand Squid
・Thalakos Dreamsower
・Tidebinder Mage
・Whip Vine
(註2) 基本セット2014のカードギャラリー
原文では以下のURLへリンクが張られている。基本セット2014のカードギャラリー。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
(註3) 君の家の近くのお店
原文では以下のURLへリンクが張られている。最寄りのお店を探すための検索ページ "Store & Event Locator"。日本のお店も探せる。
http://locator.wizards.com/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
Card of the Day - 2013/07/10
2013年7月10日 Card of the Day生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie - 基本セット2014 レアLifebane Zombie / 生命散らしのゾンビ (1)(黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 戦士(Warrior)
威嚇(このクリーチャーはアーティファクト・クリーチャーかこれと共通の色を持つクリーチャー以外にはブロックされない。)
生命散らしのゾンビが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中から緑か白のクリーチャー・カードを1枚選び、そのカードを追放する。
3/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Lifebane+Zombie/
黒が白と緑を嫌うのはもちろん今に始まったことではないけれど、それでもこの能力と似た効果を探そうとするとイーブンタイドの《タララの苦悩/Talara’s Bane》(註1)が最初の最後にして唯一の1枚だ。
基本セット2014のカードギャラリー(註2)に全カードがそろったぞ! さらにプレリリースは今週末だ! 君の家の近くのお店(註3)で事前予約をするのを忘れないように!
(註1) 《タララの苦悩/Talara’s Bane》
Talara’s Bane / タララの苦悩 (1)(黒)
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中から緑か白のクリーチャー・カードを1枚選ぶ。あなたはそのクリーチャー・カードのタフネスに等しい点数のライフを得る。その後、そのプレイヤーはそのカードを捨てる。
(註2) 基本セット2014のカードギャラリー
原文では以下のURLへリンクが張られている。基本セット2014のカードギャラリー。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
(註3) 君の家の近くのお店
原文では以下のURLへリンクが張られている。最寄りのお店を探すための検索ページ "Store & Event Locator"。日本のお店も探せる。
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元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
Card of the Day - 2013/07/11
2013年7月11日 Card of the Day精神灼き/Mindsparker - 基本セット2014 レアMindsparker / 精神灼き (1)(赤)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)
対戦相手1人が、白か青の、インスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、精神灼きはそのプレイヤーに2点のダメージを与える。
3/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Mindsparker/
このカードを使いたいと思っている君。知りたいだろうと思って調べておいたよ。白か青のインスタントかソーサリーは基本セット2014に24枚(註1)、基本セット2014が発売される前のスタンダード環境に156枚(註2)、同モダン環境に646枚ある(註3)。
基本セット2014のカードギャラリー(註4)に全カードがそろったぞ! さらにプレリリースは今週末だ! 君の家の近くのお店(註5)で事前予約をするのを忘れないように!
(註1) 基本セット2014に24枚
原文では基本セット2014の「青か白」の「インスタントかソーサリー」のカードを検索条件にした、公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られている。
(註2) スタンダード環境に156枚
原文では「フォーマット = スタンダード」の「青か白」の「インスタントかソーサリー」のカードを検索条件にした、公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られている。
(註3) モダン環境に646枚
原文では「フォーマット = モダン」の「青か白」の「インスタントかソーサリー」のカードを検索条件にした、公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られている。
(註4) 基本セット2014のカードギャラリー
原文では以下のURLへリンクが張られている。基本セット2014のカードギャラリー。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
(註5) 君の家の近くのお店
原文では以下のURLへリンクが張られている。最寄りのお店を探すための検索ページ "Store & Event Locator"。日本のお店も探せる。
http://locator.wizards.com/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
Card of the Day - 2013/07/12
2013年7月12日 Card of the Day魔女跡追い/Witchstalker - 基本セット2014 レアWitchstalker / 魔女跡追い (1)(緑)(緑)
クリーチャー — 狼(Wolf)
呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
対戦相手1人があなたのターンに青か黒の呪文を1つ唱えるたび、魔女跡追いの上に+1/+1カウンターを1個置く。
3/3
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Witchstalker/
どの魔女の跡を《魔女跡追い/Witchstalker》は追っているのだろうか? ふむ、基本セット2014以前のマジックには青か黒の魔女が24体いる(註1)。しかし普通に考えればこの恐ろしい顔をした狼が跡を追っている魔女は同じ基本セット2014にいる《泥沼煎じの魔女/Bogbrew Witch》だろうね。
基本セット2014のカードギャラリー(註2)に全カードがそろったぞ! さらにプレリリースは今週末だ! 君の家の近くのお店(註3)で事前予約をするのを忘れないように!
(註1) 青か黒の魔女が24体
原文ではカード名に「Witch」を含み、かつ「Hunter」「Nephilim」「Engine」を含まない「青か黒」のクリーチャー・カードを検索条件にした、公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られている。
(註2) 基本セット2014のカードギャラリー
原文では以下のURLへリンクが張られている。基本セット2014のカードギャラリー。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2014coreset/cig
(註3) 君の家の近くのお店
原文では以下のURLへリンクが張られている。最寄りのお店を探すための検索ページ "Store & Event Locator"。日本のお店も探せる。
http://locator.wizards.com/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
今週のCard of the Day (2013年07月 第2週) とか
2013年7月14日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
基本セット2014の色対策カードのレアサイクル。それぞれの対抗色に利する能力を持ち、ダブルシンボルでクリーチャーなところまでは共通しているけど、マナコストは3マナと2マナ、サイズは2/2と3/1と3/2と3/3と様々。
ところでこういう「特定の色に強いカード」をなんと呼ぶかって昔は地域性があったのではないかと思う。遊び始めた頃の仲間内では「色対策」とか呼んでた気がする。
大学に入って最初に知り合ったゲーマーの友人が「色殺し」と称するのを聞いて「ああ、プレイグループによって異なるもんなんだ」と思ったのを覚えてる。井の中の蛙が大海を知ったような。
余談2:月曜日 《鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin》
赤と黒に強い「Fiendslayer」に対して実際に「Fiend」である赤か黒のクリーチャー・カードは22枚である、という英語カード名の言葉遊び的なネタなので日本語にすると面白さが削がれてしまうタイプの記事。
ちなみに日本語では「鬼を斬る」というこの騎士のために赤か黒の「鬼」がマジックに何体いるのか調べてみた。どうやら76体もいるらしい。
アメリカの《Fiendslayer Paladin》と違って、日本の《鬼斬の聖騎士》は「Fiend(悪鬼)」だけでなく「Vampire(吸血鬼)」や「Ghoul(食屍鬼)」まで相手にしないといけないから大変だ。
日本語版の読みは「おにぎりのせいきし」ではないことを付記しつつ、訳の話。
難しかった。この聖騎士の「work」が「仕事、戦い、困難、試練」のいずれに相当するのか、また「ahead of him」も「眼前に、目の前に、向かう先に」などなど選択肢が多かった。最終的には「work」はこのあとに紹介される22枚の「クリーチャー」につなげることを考えて「敵」とした。
なお冒頭の「This Paladin」を「鬼(Fiend)を斬り伏せるこの聖騎士」としたのは、こう書いた方が「今回は名前ネタです」というのを分かりやすく伝えられるかな、と思ったから。
余談3:火曜日 《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage》
強そうだけどレアと言われると少し違和感のあるカード。記事でも紹介されてるけど「4マナ 3/3 飛行」でこの能力だったらアンコモンなんだよな。
カードとしても良くまとまってるし、フレイバーも良い。潮の流れを魔法で操って相手の動きを止めるから「潮縛りの魔道士」。分かりやすい。
対抗色の赤と緑って水が苦手なのかな、と思ったりしつつも、こまい訳の話。
原文の「tapped another permanent and kept it pinned down」の「pinned down」はやっぱり「釘づけにする」がしっくり来るかな、とか、原文の「but Dungeon Geists was a little different」の「little different」は「少し違う」が正確な訳なんだろうけど、自身がタップし続けなくてもよい、というのは優秀な点なのだから「一味違う」と訳してみた、とか。
余談4:水曜日 《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
生まれる前の生命を散らしてしまう死神のようなゾンビ。「Bane」という単語は過去にも多くカード名に登場してきたけど「生命散らし」って聞いたことないな、と思ったので調べてみた。
まず「Bane」の単語が独立して用いられているカード名一覧。どうやら「苦悩」と「破滅」が多いみたい。例外は《走者止め/Runner’s Bane》か。イラスト見ると物理的に足止めされてるから「苦悩」とか「破滅」だと変だし、そういうことなのかな。
《タララの苦悩/Talara’s Bane》
《召喚士の破滅/Summoner’s Bane》
《工匠の破滅/Builder’s Bane》
《生命を破滅させるもの/Bane of the Living》
《破滅小径の仲介人/Bane Alley Broker》
《破滅小径の悪党/Bane Alley Blackguard》
《秘宝の破滅/Relic Bane》
《走者止め/Runner’s Bane》
次に「Bane~、~bane」のような複合語。こっちも基本は「破滅~」や「苦悩~」が多い。それと「~封じ」。あとは例外的なものとしてラシーダさんの2つ名か。ここで言ってる「Scale(鱗)」はドラゴンを指すので、要はドラゴンスレイヤー。
《破滅蜂/Banewasp》
《破滅蜂の苦悩/Banewasp Affliction》
《苦悩火/Banefire》
《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
《有害な前兆/Baneful Omen》
《ラシーダ・スケイルベイン/Rashida Scalebane》
《呪文散らしのケンタウルス/Spellbane Centaur》
《墓いらずのゾンビ/Gravebane Zombie》
《影封じ/Shadowbane》
《斧折りの守護者/Axebane Guardian》
《斧折りの雄鹿/Axebane Stag》
《精霊の敵/Spiritbane》
《魔女封じの宝珠/Witchbane Orb》
《魔道士封じの鎧/Magebane Armor》
そんなわけで《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》以外にも《呪文散らしのケンタウルス/Spellbane Centaur》という「散らし」仲間がちゃんといました、という話。
余談5:木曜日 《精神灼き/Mindsparker》
先制攻撃持ってるってことは素早いか、もしくは非常にとらえづらい動きをしているか。イメージ的には「不規則な動きで飛び回る雷球。反発する魔法力(対抗色)を感じると反射的に電撃を放つ」、そんな精霊。
以下、余談。あまりにも見慣れ過ぎてて逆にど忘れしてたのが「先制攻撃」の英語名。「Fastだっけ? First?」とか「1単語だっけ、2単語だっけ? キーワード能力って基本的に1単語だったような……」と混乱した。
余談6:金曜日 《魔女跡追い/Witchstalker》
そこら中でネタにされてたけど顔デカいよね、とかはさておき訳の話。
原文の「ウィッチ ウィッチ does ウィッチ ストーク ストーク」というリズミカルな文章を日本語に置き換えるのは速攻で諦めた。なんの根拠もないけど、真木孝一郎さんだったらなんとかできるかもしれない。
基本セット2014の色対策カードのレアサイクル。それぞれの対抗色に利する能力を持ち、ダブルシンボルでクリーチャーなところまでは共通しているけど、マナコストは3マナと2マナ、サイズは2/2と3/1と3/2と3/3と様々。
ところでこういう「特定の色に強いカード」をなんと呼ぶかって昔は地域性があったのではないかと思う。遊び始めた頃の仲間内では「色対策」とか呼んでた気がする。
大学に入って最初に知り合ったゲーマーの友人が「色殺し」と称するのを聞いて「ああ、プレイグループによって異なるもんなんだ」と思ったのを覚えてる。井の中の蛙が大海を知ったような。
余談2:月曜日 《鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin》
赤と黒に強い「Fiendslayer」に対して実際に「Fiend」である赤か黒のクリーチャー・カードは22枚である、という英語カード名の言葉遊び的なネタなので日本語にすると面白さが削がれてしまうタイプの記事。
ちなみに日本語では「鬼を斬る」というこの騎士のために赤か黒の「鬼」がマジックに何体いるのか調べてみた。どうやら76体もいるらしい。
アメリカの《Fiendslayer Paladin》と違って、日本の《鬼斬の聖騎士》は「Fiend(悪鬼)」だけでなく「Vampire(吸血鬼)」や「Ghoul(食屍鬼)」まで相手にしないといけないから大変だ。
日本語版の読みは「おにぎりのせいきし」ではないことを付記しつつ、訳の話。
原文:
This Paladin has a lot of work ahead of him.
拙訳:
鬼(Fiend)を斬り伏せるこの聖騎士の前に立ち塞がる敵は数多い。
難しかった。この聖騎士の「work」が「仕事、戦い、困難、試練」のいずれに相当するのか、また「ahead of him」も「眼前に、目の前に、向かう先に」などなど選択肢が多かった。最終的には「work」はこのあとに紹介される22枚の「クリーチャー」につなげることを考えて「敵」とした。
なお冒頭の「This Paladin」を「鬼(Fiend)を斬り伏せるこの聖騎士」としたのは、こう書いた方が「今回は名前ネタです」というのを分かりやすく伝えられるかな、と思ったから。
余談3:火曜日 《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage》
強そうだけどレアと言われると少し違和感のあるカード。記事でも紹介されてるけど「4マナ 3/3 飛行」でこの能力だったらアンコモンなんだよな。
カードとしても良くまとまってるし、フレイバーも良い。潮の流れを魔法で操って相手の動きを止めるから「潮縛りの魔道士」。分かりやすい。
対抗色の赤と緑って水が苦手なのかな、と思ったりしつつも、こまい訳の話。
原文の「tapped another permanent and kept it pinned down」の「pinned down」はやっぱり「釘づけにする」がしっくり来るかな、とか、原文の「but Dungeon Geists was a little different」の「little different」は「少し違う」が正確な訳なんだろうけど、自身がタップし続けなくてもよい、というのは優秀な点なのだから「一味違う」と訳してみた、とか。
余談4:水曜日 《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
生まれる前の生命を散らしてしまう死神のようなゾンビ。「Bane」という単語は過去にも多くカード名に登場してきたけど「生命散らし」って聞いたことないな、と思ったので調べてみた。
まず「Bane」の単語が独立して用いられているカード名一覧。どうやら「苦悩」と「破滅」が多いみたい。例外は《走者止め/Runner’s Bane》か。イラスト見ると物理的に足止めされてるから「苦悩」とか「破滅」だと変だし、そういうことなのかな。
《タララの苦悩/Talara’s Bane》
《召喚士の破滅/Summoner’s Bane》
《工匠の破滅/Builder’s Bane》
《生命を破滅させるもの/Bane of the Living》
《破滅小径の仲介人/Bane Alley Broker》
《破滅小径の悪党/Bane Alley Blackguard》
《秘宝の破滅/Relic Bane》
《走者止め/Runner’s Bane》
次に「Bane~、~bane」のような複合語。こっちも基本は「破滅~」や「苦悩~」が多い。それと「~封じ」。あとは例外的なものとしてラシーダさんの2つ名か。ここで言ってる「Scale(鱗)」はドラゴンを指すので、要はドラゴンスレイヤー。
《破滅蜂/Banewasp》
《破滅蜂の苦悩/Banewasp Affliction》
《苦悩火/Banefire》
《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
《有害な前兆/Baneful Omen》
《ラシーダ・スケイルベイン/Rashida Scalebane》
《呪文散らしのケンタウルス/Spellbane Centaur》
《墓いらずのゾンビ/Gravebane Zombie》
《影封じ/Shadowbane》
《斧折りの守護者/Axebane Guardian》
《斧折りの雄鹿/Axebane Stag》
《精霊の敵/Spiritbane》
《魔女封じの宝珠/Witchbane Orb》
《魔道士封じの鎧/Magebane Armor》
そんなわけで《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》以外にも《呪文散らしのケンタウルス/Spellbane Centaur》という「散らし」仲間がちゃんといました、という話。
余談5:木曜日 《精神灼き/Mindsparker》
先制攻撃持ってるってことは素早いか、もしくは非常にとらえづらい動きをしているか。イメージ的には「不規則な動きで飛び回る雷球。反発する魔法力(対抗色)を感じると反射的に電撃を放つ」、そんな精霊。
以下、余談。あまりにも見慣れ過ぎてて逆にど忘れしてたのが「先制攻撃」の英語名。「Fastだっけ? First?」とか「1単語だっけ、2単語だっけ? キーワード能力って基本的に1単語だったような……」と混乱した。
余談6:金曜日 《魔女跡追い/Witchstalker》
そこら中でネタにされてたけど顔デカいよね、とかはさておき訳の話。
原文:
Which Witch does the Witchstalker stalk?
拙訳:
どの魔女の跡を《魔女跡追い/Witchstalker》は追っているのだろうか?
原文の「ウィッチ ウィッチ does ウィッチ ストーク ストーク」というリズミカルな文章を日本語に置き換えるのは速攻で諦めた。なんの根拠もないけど、真木孝一郎さんだったらなんとかできるかもしれない。
Card of the Day - 2013/07/15
2013年7月15日 Card of the Day剣の熾天使/Seraph of the Sword - 基本セット2014 レアSeraph of the Sword / 剣の熾天使 (3)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
剣の熾天使に与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する。
3/3
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Seraph+of+the+Sword/
ヘブライ語の複数形名詞である「Seraphim」から類推して作成された単数形名詞が英語の「Seraph」だ。正しくは、元々はラテン語でギリシャ語を通じて英語へともたらされた。そうそう。お気付きかもかもしれないが(もしくはクリーチャータイプから推測可能かもしれないが)、「Seraphim」は天使の一種(合唱団)だ。
英語に初めて「Seraph」という単数形が確認されたのはミルトンの「失楽園」(註1)(1667年)だ。なお好奇心旺盛な君のために追記しておくと、第5巻(註2)に登場している。
(註1) ミルトンの「失楽園」
原文では以下のURLへリンクが張られている。Wikipediaの「Paradise Lost」の項目。
http://en.wikipedia.org/wiki/Paradise_Lost
(註2) 第5巻
原文では以下のURLへリンクが張られている。ダートマス大学が私的用途に限って「失楽園」の全文を公開しているサイトの第5巻の箇所。
http://www.dartmouth.edu/~milton/reading_room/pl/book_5/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
Card of the Day - 2013/07/16
2013年7月16日 Card of the Day装甲のカンクリックス/Armored Cancrix - 基本セット2014 コモンArmored Cancrix / 装甲のカンクリックス (4)(青)
クリーチャー — カニ(Crab)
2/5
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Armored+Cancrix/
カンクリックス(Cancrix)という名前が興味深いのは、それが実際は英語には存在しない単語にも関わらず、そのルーツを辿ることが出来るからだ。
カンクリックス(Cancrix)はカニ(Crab)であり、つまり星座の蟹座(Cancer)(註1)と関連性があり、その星座の名の由来はラテン語の「Cancer(= カニ)(註2)」からきており、さらにこのラテン語はギリシャ語の「Karkinos(= カニ、腫瘍、集合)」を祖としており、さらにこのギリシャ語はインド・ヨーロッパ祖語(註3)の「Qarq-(= 固い~)」からきているのだ!
ふう。
最後に「-rix」だが、これはマジックにおいて以前はビーストに見られた連結形(註4)だ。
(註1) 蟹座(Cancer)
原文では以下のURLへリンクが張られている。Wikipediaの「Cancer (constellation)」の項目
http://en.wikipedia.org/wiki/Cancer_%28constellation%29
(註2) Cancer(カニ)
原文では以下のURLへリンクが張られている。Wikipediaの「Cancer (genus)」の項目
http://en.wikipedia.org/wiki/Cancer_%28genus%29
(註3) インド・ヨーロッパ祖語
原文では以下のURLへリンクが張られている。Wikipediaの「Proto-Indo-European Language」の項目
http://en.wikipedia.org/wiki/Proto-Indo-European_language
(註4) ビーストに見られた連結形
原文では公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られている。検索条件は、カード名に「rix」を含み、かつ「Matrix」「Grixis」を含まない「サブタイプ:ビースト」のクリーチャー・カード。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
Card of the Day - 2013/07/17
2013年7月17日 Card of the Day血の幼子/Blood Bairn - 基本セット2014 コモンBlood Bairn / 血の幼子 (2)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:血の幼子はターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
2/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Blood+Bairn/
カード名の「Bairn」はイラストとフレイバーテキスト(註1)が示すとおり、子供を指す言葉だ。今日(こんにち)では主にスコットランド英語で用いられている言葉であり、18世紀初頭にはすでにスコットランドで用いられていたと考えてられているが、実はその源流は古英語(と古ノルド語(註2))まで遡り、少なくとも12世紀頃にはすでに用いられていたことが分かっている。
(註1) フレイバーテキスト
原文:
The travelers were warned to watch out for children on the road.
日本語訳:
旅人は道行く先の子ども達に気を付けるよう忠告された。
(註2) 古ノルド語
原文では「Old Norse」。スカンジナビア半島で用いられていた古代ゲルマン語らしい。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
Card of the Day - 2013/07/18
2013年7月18日 Card of the Dayレガーサの火猫/Regathan Firecat - 基本セット2014 コモンRegathan Firecat / レガーサの火猫 (2)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) 猫(Cat)
4/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Regathan+Firecat/
カード名の「Regathan」の末尾にある「-n」は所有格を意味する接尾辞だ。しかしそうだとすると語幹にあたる「Regatha」とはなんなのだろうか。
それは多次元宇宙にある次元(Plane)の1つだ。その名前が初めて見られたのは、2012年度版のプレーンチェイスの《Mount Keralia》においてだ。
この次元について知りたければ「Fuel for the Fire, Part II」(註1)と「The Purifying Fire」(註2)を読むといい。
ああ、そうそう、気になってる君のために教えてあげよう。基本セット2014の主人公であるチャンドラとレガーサ(Regatha)との間にはつながりがある。
だけどそれが何なのかは読まなければ分からないよ!
(註1) 「Fuel for the Fire, Part II」
原文では以下のURLへリンクが張られている。ウェブコミック「Fuel for the Fire(邦訳:火に注ぐ油)」の第2部。
http://www.wizards.com/Magic/Multiverse/Article.aspx?x=mtgcom/feature2/12c
(註2) 「The Purifying Fire」
原文では以下のURLへリンクが張られている。小説「The Purifying Fire」(註3)の販促ページ。
http://www.wizards.com/magic/novels/product.aspx?x=mtg/novels/product/thepurifyingfire/ebook
(註3) 小説「The Purifying Fire」
邦訳はないが漫画版が「燃え尽きぬ炎」の名で出ている。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
Card of the Day - 2013/07/19
2013年7月19日 Card of the Dayマナ編みスリヴァー/Manaweft Sliver - 基本セット2014 アンコモンManaweft Sliver / マナ編みスリヴァー (1)(緑)
クリーチャー — スリヴァー(Sliver)
あなたがコントロールするスリヴァー(Sliver)・クリーチャーは「(T):あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ。
1/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Manaweft+Sliver/
マジックにおける「Mana」が何を指すのかはおそらく君たちも知ってるだろう。では「weft」は? マジックのクリエイティブチームが新たに生み出した言葉なのだろうか?
いや、違うよ!
「weft」という言葉は織物用語(註1)で、シャトルによってワープを横切る糸や毛糸を指す言葉だ(註2)。……ん? ちょっと専門用語が多すぎだな。別の言い方をするなら、衣類が縦糸と横糸で出来ているとしてその半分(横糸の部分)だ。つまりこの頼れるスリバーくん(およびその親族の方々)は共に力を合わせて君のためにマナを織り上げてくれるというわけさ。
(註1) 織物用語
原文では以下のURLへリンクが張られている。リンク先は織物用語の辞書サイトで、「weft」の意味について書かれているページ。
http://www.merriam-webster.com/dictionary/weft
(註2) シャトルによってワープを横切る糸や毛糸を指す言葉
シャトル(Shuttle)は「梭」と呼ばれる織機の部品の1つで、織っているときにがっこんがっこん動く棒状の部分。ワープ(Warp)は横糸(Weft)に対する縦糸を指す。
要するに「Weftとは織物の縦糸に対してそれを横切る横糸のこと」と言ってる(はず)。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週のテーマは基本セット2014の新カードで、カード名に用いられているちょっと珍しい英単語の解説。月曜日から順に「Seraph, Cancrix, Bairn, Regathan, -weft」。
この手のネタは、往々にして見慣れない地名や専門用語が用いられることが多い上に文章も長くなりがちで、訳すことを考えると大変だけど、個人的には非常に好きなタイプのネタ。言葉の意味や響き、語源や由来を知ると幸せな気持ちになれる。
余談2:月曜日 《剣の熾天使/Seraph of the Sword》
ミルトンの「失楽園」の全文がネットに掲載されてることに驚いたのはさておき訳の話。
前半の「an assumed singular version of」は、この現象に対する対訳(日本語)がすでに学術用語として存在するかどうかが気になった。既知の言葉のルールから変化形を類推(誤解?)する現象。
単数/複数の類推の例としては「豆(Pea)」がある。英語で豆の単数形はPeaで複数形がPeaseとなっているが、そもそもはPeaseもしくはPeasが豆の単数形だったのを「-sがつくから複数形だろう。じゃあ単数形はPeaだろう」という類推(誤解)からPeaという単数形が生まれたらしい。
日本語だとどうなるかな。あえていえば、まれに口語で用いられる「きれいくなる」とか「食べれ」とかがあげられるかもしれない。「正しい ⇒ 正しくなる、美味しい ⇒ 美味しくなる」だから「きれい ⇒ きれいくなる」、また「帰る ⇒ 帰れ、入る ⇒ 入れ」だから「食べる ⇒ 食べれ」のように変化形を類推(誤用)しているもの。
この類推(誤用)の面白い点は、聞いた側が間違いに気づいている場合でも意味を理解できる、という……いかん、話が脱線してた。閑話休題。今回の訳についての話に戻ろう。
難しかった点のもう1つとしてはコンマを挟んでいる2つの文の関係性。
1 The English word "seraph" is
2 an assumed singular version of the Hebrew plural word "seraphim,"
3 which came to English from Latin (via Greek)
上記の「2」と「3」のあいだにコンマがある。「3」の「which came to English from Latin」が指しているのが「seraph」なのか「seraphim」なのか。前者であれば「すでに単数類推後のseraphが英語に伝わってきた」ことになり、後者であれば「ヘブライ語のseraphimが英語に伝わってきてそれを英語圏の人が類推してseraphが生まれた」ことになる。
結局、原文同様にどっちともとれるように訳した。迷いを決断できずに残したままなので、正直あまり良い訳とは言えない。
余談3:火曜日 《装甲のカンクリックス/Armored Cancrix》
正直読みづらい訳になってしまった。
こういうとき日本語の表記はどうするのが良いんだろう。もしかしたら大人しく「ラテン語の Cancer (Crab)」で良いんだろうか。いや、それは訳とは言わないよな。「Crab」で「カニ」を指すかどうかって分からない人のために「訳」してるんだし。
上記のような箇所は他にもあって……
と訳してある。正解のない話だということは分かってるし、むしろこういったことに頭を悩ませるのが楽しくて翻訳をやってるから別に問題ではないんだけど。
余談4:水曜日 《血の幼子/Blood Bairn》
読み方が分からない。バイルン? ビョルン?
余談5:木曜日 《レガーサの火猫/Regathan Firecat》
マジックにおけるプレーンチェイスの立ち位置がよく分かってないのはさておき訳の話。
考えてみたら「face of M14」を「基本セット2014の主人公」と訳したのはちょっと違ったかもしれない。大人しく「基本セット2014の顔」で良かったかな。
いや、ここであげたかったのはそこじゃなくて「there is a tie between Chandra and Regatha」の部分。この「tie」をどうしようかな、と迷った。「つながり、因縁、関連(性)、関係(性)」と色々思い付くんだけど、どれでもいいような……どれもピタリとハマってくれないような。
なお原文では「there is a tie between Chandra」と強調が入っている。こういうのを日本語訳にも適用するとすれば、どうしたものか(今回は特にしてない)。
余談6:金曜日 《マナ編みスリヴァー/Manaweft Sliver》
機織りの専門用語だらけで大変だったというのはさておき訳の話。
その後の文章で分かりづらかったかもしれないから簡単に言い直している箇所。つまり、わざと分かりづらく訳さないと後半につながらないということになる。
最初は「梭(さん)によって縦糸を横切る糸や毛糸のこと」と訳してみたんだけど、それだと「意味が分かる」ようになってしまう。一読しただけでは分からないような織物の専門用語なんて分からないし、どうしようかな、と悩んだ挙句にとった手段が「英単語をそのままカタカナにする」という技。
それ以外にも訳しづらい箇所はあって……
文の初めの「our little Sliver buddy」はどうしたものか。「Little」をどうしよう、「Buddy」をどうしよう、と単語レベルで対応させるのは諦めて、全体的にこんな感じかな、という訳し方。
あえていえば「Little」は「~くん」と小さい子供を呼び掛ける感じ、「Buddy」は「頼れる~」とすることで相棒っぽい感じを表現しようとしてみた。
ところで「横糸には縦糸が必要」という話から「力を合わせて(together)」とつながっているみたいだけど、そもそも今回の《マナ編みスリヴァー/Manaweft Sliver》って単体でもマナが生み出せるんだよな……なんか解釈間違えてるのかもしれないと不安になる。
余談7:ルームサービスの話
会社の先輩と一緒にオーストラリアへ海外出張したときのこと。オフィスへ向かうためのバスを先輩と一緒にホテルの前で待っていると、先輩が思いだしたように話しかけてきた。
「そういえばさ、昨日の夜、ルームサービスって頼んだ?」
「頼みましたよ。他に夕食の選択肢ありませんでしたし」
「クラブサンドイッチってあったでしょ」
「あった気がします」
「あれ、頼んだんだよ。そしたら何度も聞き返されてさ」
「何をですか?」
「本当に食べたいのか、みたいな感じで」
「注文できなかったんですか?」
「いや、結局、注文は受けてくれたんだけど」
「何か問題でもあったんですか?」
「それがさ、うーん……クラブサンドイッチってどんなの想像する?」
「え? そうですね、トーストされたパンで出てくるイメージがありますけど」
「中身の話」
「トマトとかレタスとかチキンとか……そういうオーソドックスな奴ですね」
「だよねえ」
「違ったんですか?」
「なんか赤茶色な感じのペーストが挟まれてるだけのサンドイッチだった」
「随分と地味な……あまりクラブサンドイッチって感じじゃないですね」
「うん。食べてみたらカニの味がした」
「えっ? ……あっ! ああっ!? まさか、え、そういうことですか!?」
「そういうこと。日本人はLとRの発音の区別が下手だって言うけど本当らしいねえ」
つまり先輩はメニューに載っている「Club Sandwich(クラブサンドイッチ)」を注文したつもりだったけど、Lの発音がRだったせいで相手のホテルマンは、メニューにない「Crab Sandwich(カニのサンドイッチ)」を注文されているのだと勘違いしてしまったのだ。
ホテルマンも困惑しただろうな。
「本当に(メニューにない)カニのサンドイッチが食べたいのですか?」と確認すると、相手の日本人が「はい、カニのサンドイッチが食べたいです」って平然と言ってくるんだから。
しかしそこはプロのホテルマン。宿泊客がどうしても望むのなら最大限の努力をせざるを得ない。そんなわけでホテルにある材料を使ってメニューに載っていない「カニのサンドイッチ」を作って持ってきてくれた、ということらしい。
ちなみに美味しかったとのこと。
という話を《装甲のカンクリックス/Armored Cancrix》を訳しているときに思いだした。
今週のテーマは基本セット2014の新カードで、カード名に用いられているちょっと珍しい英単語の解説。月曜日から順に「Seraph, Cancrix, Bairn, Regathan, -weft」。
この手のネタは、往々にして見慣れない地名や専門用語が用いられることが多い上に文章も長くなりがちで、訳すことを考えると大変だけど、個人的には非常に好きなタイプのネタ。言葉の意味や響き、語源や由来を知ると幸せな気持ちになれる。
余談2:月曜日 《剣の熾天使/Seraph of the Sword》
ミルトンの「失楽園」の全文がネットに掲載されてることに驚いたのはさておき訳の話。
原文:
The English word "seraph" is an assumed singular version of the Hebrew plural word "seraphim," which came to English from Latin (via Greek).
拙訳:
ヘブライ語の複数形名詞である「Seraphim」から類推して作成された単数形名詞が英語の「Seraph」だ。正しくは、元々はラテン語でギリシャを通じて英語へともたらされた。
前半の「an assumed singular version of」は、この現象に対する対訳(日本語)がすでに学術用語として存在するかどうかが気になった。既知の言葉のルールから変化形を類推(誤解?)する現象。
単数/複数の類推の例としては「豆(Pea)」がある。英語で豆の単数形はPeaで複数形がPeaseとなっているが、そもそもはPeaseもしくはPeasが豆の単数形だったのを「-sがつくから複数形だろう。じゃあ単数形はPeaだろう」という類推(誤解)からPeaという単数形が生まれたらしい。
日本語だとどうなるかな。あえていえば、まれに口語で用いられる「きれいくなる」とか「食べれ」とかがあげられるかもしれない。「正しい ⇒ 正しくなる、美味しい ⇒ 美味しくなる」だから「きれい ⇒ きれいくなる」、また「帰る ⇒ 帰れ、入る ⇒ 入れ」だから「食べる ⇒ 食べれ」のように変化形を類推(誤用)しているもの。
この類推(誤用)の面白い点は、聞いた側が間違いに気づいている場合でも意味を理解できる、という……いかん、話が脱線してた。閑話休題。今回の訳についての話に戻ろう。
難しかった点のもう1つとしてはコンマを挟んでいる2つの文の関係性。
1 The English word "seraph" is
2 an assumed singular version of the Hebrew plural word "seraphim,"
3 which came to English from Latin (via Greek)
上記の「2」と「3」のあいだにコンマがある。「3」の「which came to English from Latin」が指しているのが「seraph」なのか「seraphim」なのか。前者であれば「すでに単数類推後のseraphが英語に伝わってきた」ことになり、後者であれば「ヘブライ語のseraphimが英語に伝わってきてそれを英語圏の人が類推してseraphが生まれた」ことになる。
結局、原文同様にどっちともとれるように訳した。迷いを決断できずに残したままなので、正直あまり良い訳とは言えない。
余談3:火曜日 《装甲のカンクリックス/Armored Cancrix》
正直読みづらい訳になってしまった。
原文:
whose name traces back to the Latin "cancer" (crab),
拙訳:
その星座の名の由来はラテン語の「Cancer(= カニ)」からきており
こういうとき日本語の表記はどうするのが良いんだろう。もしかしたら大人しく「ラテン語の Cancer (Crab)」で良いんだろうか。いや、それは訳とは言わないよな。「Crab」で「カニ」を指すかどうかって分からない人のために「訳」してるんだし。
上記のような箇所は他にもあって……
原文:
which in turn traces back to the Proto-Indo-European root "qarq–" (hard).
拙訳:
インド・ヨーロッパ祖語の「Qarq-(= 固い~)」からきているのだ
と訳してある。正解のない話だということは分かってるし、むしろこういったことに頭を悩ませるのが楽しくて翻訳をやってるから別に問題ではないんだけど。
余談4:水曜日 《血の幼子/Blood Bairn》
読み方が分からない。バイルン? ビョルン?
余談5:木曜日 《レガーサの火猫/Regathan Firecat》
マジックにおけるプレーンチェイスの立ち位置がよく分かってないのはさておき訳の話。
原文:
Oh, and yes, in case you were wondering, there is a tie between Chandra (face of M14) and Regatha.
拙訳:
ああ、そうそう、気になってる君のために教えてあげよう。基本セット2014の主人公であるチャンドラとレガーサ(Regatha)との間にはつながりがある。
考えてみたら「face of M14」を「基本セット2014の主人公」と訳したのはちょっと違ったかもしれない。大人しく「基本セット2014の顔」で良かったかな。
いや、ここであげたかったのはそこじゃなくて「there is a tie between Chandra and Regatha」の部分。この「tie」をどうしようかな、と迷った。「つながり、因縁、関連(性)、関係(性)」と色々思い付くんだけど、どれでもいいような……どれもピタリとハマってくれないような。
なお原文では「there is a tie between Chandra」と強調が入っている。こういうのを日本語訳にも適用するとすれば、どうしたものか(今回は特にしてない)。
余談6:金曜日 《マナ編みスリヴァー/Manaweft Sliver》
機織りの専門用語だらけで大変だったというのはさておき訳の話。
原文:
It’s a weaving term for the yarn or thread carried by the shuttle across the warp. Hmm... lots of jargon there.
拙訳:
織物用語で、シャトルによってワープを横切る糸や毛糸を指す言葉だ。……ん? ちょっと専門用語が多すぎだな。
その後の文章で分かりづらかったかもしれないから簡単に言い直している箇所。つまり、わざと分かりづらく訳さないと後半につながらないということになる。
最初は「梭(さん)によって縦糸を横切る糸や毛糸のこと」と訳してみたんだけど、それだと「意味が分かる」ようになってしまう。一読しただけでは分からないような織物の専門用語なんて分からないし、どうしようかな、と悩んだ挙句にとった手段が「英単語をそのままカタカナにする」という技。
それ以外にも訳しづらい箇所はあって……
原文:
So our little Sliver buddy here (and its Sliver kin) weaves mana together for your benefit!
拙訳:
つまりこの頼れるスリバーくん(およびその親族の方々)は共に力を合わせて君のためにマナを織り上げてくれるというわけさ。
文の初めの「our little Sliver buddy」はどうしたものか。「Little」をどうしよう、「Buddy」をどうしよう、と単語レベルで対応させるのは諦めて、全体的にこんな感じかな、という訳し方。
あえていえば「Little」は「~くん」と小さい子供を呼び掛ける感じ、「Buddy」は「頼れる~」とすることで相棒っぽい感じを表現しようとしてみた。
ところで「横糸には縦糸が必要」という話から「力を合わせて(together)」とつながっているみたいだけど、そもそも今回の《マナ編みスリヴァー/Manaweft Sliver》って単体でもマナが生み出せるんだよな……なんか解釈間違えてるのかもしれないと不安になる。
余談7:ルームサービスの話
会社の先輩と一緒にオーストラリアへ海外出張したときのこと。オフィスへ向かうためのバスを先輩と一緒にホテルの前で待っていると、先輩が思いだしたように話しかけてきた。
「そういえばさ、昨日の夜、ルームサービスって頼んだ?」
「頼みましたよ。他に夕食の選択肢ありませんでしたし」
「クラブサンドイッチってあったでしょ」
「あった気がします」
「あれ、頼んだんだよ。そしたら何度も聞き返されてさ」
「何をですか?」
「本当に食べたいのか、みたいな感じで」
「注文できなかったんですか?」
「いや、結局、注文は受けてくれたんだけど」
「何か問題でもあったんですか?」
「それがさ、うーん……クラブサンドイッチってどんなの想像する?」
「え? そうですね、トーストされたパンで出てくるイメージがありますけど」
「中身の話」
「トマトとかレタスとかチキンとか……そういうオーソドックスな奴ですね」
「だよねえ」
「違ったんですか?」
「なんか赤茶色な感じのペーストが挟まれてるだけのサンドイッチだった」
「随分と地味な……あまりクラブサンドイッチって感じじゃないですね」
「うん。食べてみたらカニの味がした」
「えっ? ……あっ! ああっ!? まさか、え、そういうことですか!?」
「そういうこと。日本人はLとRの発音の区別が下手だって言うけど本当らしいねえ」
つまり先輩はメニューに載っている「Club Sandwich(クラブサンドイッチ)」を注文したつもりだったけど、Lの発音がRだったせいで相手のホテルマンは、メニューにない「Crab Sandwich(カニのサンドイッチ)」を注文されているのだと勘違いしてしまったのだ。
ホテルマンも困惑しただろうな。
「本当に(メニューにない)カニのサンドイッチが食べたいのですか?」と確認すると、相手の日本人が「はい、カニのサンドイッチが食べたいです」って平然と言ってくるんだから。
しかしそこはプロのホテルマン。宿泊客がどうしても望むのなら最大限の努力をせざるを得ない。そんなわけでホテルにある材料を使ってメニューに載っていない「カニのサンドイッチ」を作って持ってきてくれた、ということらしい。
ちなみに美味しかったとのこと。
という話を《装甲のカンクリックス/Armored Cancrix》を訳しているときに思いだした。
Card of the Day - 2013/07/22
2013年7月22日 Card of the Day弱者狩り/Hunt the Weak - 基本セット2014 コモンHunt the Weak / 弱者狩り (3)(緑)
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。その前者の上に+1/+1カウンターを1個置く。その後、その前者はその後者と格闘を行う。(それぞれはもう一方に自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。)
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Hunt+the+Weak/
おい、そこのお前! かかってこいよ!(註1) という、この格闘(Fight)(註2)がキーワードに加えられたのは比較的最近のことだけど、効果自体はとーんでもなく昔に、そう1994年にまで遡るんだ。それは《Arena》というカードで登場していて、このカードは当時の同名の小説(註3)を買うことで手に入れることができた。
(註1) かかってこいよ!
原文は「let’s fight!」で、以下のURLへリンクが張られている。アニメ「シンプソンズ」の第3シリーズ第20話のセリフ引用集。
http://www.imdb.com/title/tt0701082/quotes?item=qt0140144
(註2) 格闘(Fight)
原文ではカードテキストに「fight」「(each」「deals」を全て含むカードを検索条件にした、公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られている。なお検索はオラクルの文面を参照するので《Arena》も検索結果に含まれている。
(註3) 同名の小説
原文では以下のURLへリンクが張られている。対象の小説について書かれたコラム。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1257
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
Card of the Day - 2013/07/23
2013年7月23日 Card of the Day渇き/Thirst - ミラージュ コモンThirst / 渇き (2)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
渇きが戦場に出たとき、エンチャントされているクリーチャーをタップする。
エンチャントされているクリーチャーは、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
あなたのアップキープの開始時に、あなたが(青)を支払わないかぎり渇きを生け贄に捧げる。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Thirst/
マーク・ローズウォーターによるミラージュのデザインに関するディスカッションの第3回目が、ポッドキャストの彼の番組「Drive to Work」(註1)で先週の金曜日に配信されている。偶然かな? 多分そうだろう。だけどちょうどいいね。そしてもし君がミラージュの誕生についてより深く知りたいと願うなら開発部のビル・ローズが書いた記事を読むといい……遥か過去に書かれた2003年の記事をね!(註2)
(註1) ポッドキャストの彼の番組「Drive to Work」
原文では以下のURLへリンクが張られている。ポッドキャスト配信番組「Drive to Work」の第39回~第43回が聞けるリンクが紹介されている。マーク・ローズウォーターの肉声が聞ける。
http://www.wizards.com/Magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/257#podcast
(註2) 2003年の記事
原文では以下のURLへリンクが張られている。ミラージュの誕生について書かれたコラム。
http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/feature/146
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0713
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