余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 特にテーマらしきものはなかったもよう。一連のカードを見ていると、なんとなくアメリカのファンタジー小説「氷と炎の歌」シリーズを思い出すけど、まあ、あくまで個人的な印象の話なので気にしないで。

余談2:月曜日 《Winter’s Chill》

 表現したいところは分からないでもない。魔法で生み出した冬の寒さに巻き込まれた相手のクリーチャーが次々と倒れていくイメージ。ただし相手の魔法使いが魔力をつぎ込むことで寒さを軽減できる。

 古い時代らしく「特定のカードをたくさん入れていないと損をする」効果となっている。今だったら「特定のカードをたくさん入れていると得をする」効果にすることでプレイヤーを幸せにしてくれる(例:氷雪地形の数だけ相手の各クリーチャーにダメージが入る)んじゃないかな。

余談3:火曜日 《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》

 グランプリ北九州でも活躍していた《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》。グランプリの試合の中で、相手のこれが変身して後がない状態から、《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren》で吸血鬼化させて奪い、2体でアタックさせて勝ったフィーチャーマッチがあった。

 状況としては、うろ覚えだけど確かこんな感じだったはず。

 【相手】
       残りライフ:7
       手札数枚 + 5マナ(黒と緑あり) + 狼トークン 2/2
 【こっち】
       残りライフ:2
       手札は土地 + 6マナ(赤3点) + 《オリヴィア》3/3 + 《荒廃者》4/4

 相手方は狼トークンで《高原の荒廃者/Ravager of the Fells》をブロック。荒廃者はトランプルを持っているので、オリヴィアが狼トークンを除去すれば終わりだろ、と思って観てた。

 ところがオリヴィア側のプレイヤーは少し考えてから「狼トークンに1点、荒廃者に2点」というふうにオリヴィアの能力を起動した。なんか不思議だな、と思ったらコメントで「スリップをケアしてるな」という書き込みがあった。

 マッチ終了後、勝者が実況者席に呼ばれて同場面の解説をしてくれたところ、まさにコメントの通りで「相手に黒マナが出るので《悲劇的な過ち/Tragic Slip》の陰鬱条件を満たさないようにオリヴィアのダメージを割り振った」とのこと。なるほどなあ。

余談4:水曜日 《ドラゴンの卵/Dragon Egg》

 日本語に外来語として取り込まれている言葉(エクセレント、エキサイティング)だったので英語のジョークとしては比較的訳すのが楽だった。ただ、逃げといえば逃げかもしれない。これがTakuさんだったら正面から立ち向かう(日本語でジョークにする)んだろうな。

 あと《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》の記事でもそうだったけど、検索条件が特定のカードを狙い撃ちで除外していて笑えた。確かに《不明の卵/Dingus Egg》を割っても何も生まれないものね。

 ついでに《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》の検索条件にも触れておくと、破壊不能なため倒せない《軍勢の刃、タージク/Tajic, Blade of the Legion》が除外されている。細かいことをいうと他にも倒せないタフネス2の人間がいるはずなんだけど、まあ、いいじゃないか。

 《革命家チョー=マノ》2/2
 「よくない」

 《銀騎士》2/2
 「そうだそうだ」

 《鬼斬の聖騎士》2/2
 「まったくだぜ」

 《革命家チョー=マノ》、《銀騎士》
 「「お前は死ぬだろ」」

余談5:木曜日 《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》

 2012年02月13日以来、1年半ぶり2回目の登場。今回の記事の内容はそれとあまり変わってないけど、今回の記事の中には「the Sundering」という単語が登場していた。大文字なので背景ストーリーの用語なんだろうな、と調べたところ、MTG Wikiに「大断裂」という対訳が見つかったのでお借りしてきた。

余談6:金曜日 《ラースのスターク/Starke of Rath》

 金曜日の記事の内容は「テンペストブロックの開発について」であり、スタークのことは一切語っていない。それを考えると、やっぱり今週も何か隠されたテーマがあって、それに当てはまるカードとして《ラースのスターク/Starke of Rath》が選ばれたのではないか、という気がしてくる。

 記事からはマーク・ローズウォーターの記事へのリンクが張られている。日本語訳も公式サイトにあったので一緒にリンクを張っておいた。マーク・ローズウォーターの記事は「長い上に構成が特殊」なので訳者は大変なはずだから、みんな読もう。

余談7:週末のグランプリ北九州

 土日はほとんど北九州の生放送を見て過ごしてた。

 ▼ 実況者
 森さんと浅原さんの実況がとても面白かった。特に、場をつなぎつつ、かつ生放送の進行を管理する森さんの手際の良さに感動した。視聴者が「音が遠い」「ライフカウンターが変わってない」「カメラの位置が見づらい」とコメントするのをきちんと拾って対応してくださってた。

 ▼ ゲスト
 渡辺雄也さんや八十岡翔太さんといったビッグネーム以外にも、岡山で知られた強豪プレイヤーとかグランプリ2日目初進出のプレイヤーとか、さらにはイラストレーターさんやジャッジの方々など、バラエティに富んだゲストのインタビューが楽しかった。

 渡辺さんや八十岡さんへデッキ構成やカード選択について真面目な質問をしつつも、さりげなく今期注目のアニメとかどうでもいい話題で盛り上がったり、《余韻/Reverberate》の活躍シーンに芸術点つけたり。

 他にも石井さんの「マンモスじゃないです」「でもマンモスですよね」「いえ、マンモスじゃないです」とか、「寿司のクリーチャーを描くとしたら」というわけの分からない質問にゲストのイラストレーターさんが困ってたりとか、ああ、そうそう。みらこーさんこと進藤さんや鴨屋さんこと若月さんを初めて見た。なんか嬉しい。

 ▼ 試合
 試合の中継は色々と良い点やら気になる点やらがあった。気になった点の1つはライフカウンター。中継用に大きく見やすいライフカウンターが用意されていたんだけど、誰も更新しなかったり、1人のプレイヤーが2人分を操作してたりとあやふやな感じだった(ベスト8とかになればさすがにジャッジがついてたので問題なし)。

 あと多くのコメントで指摘されていたのはカメラワーク。「試合中はプレイヤーの表情とかどうでもいいから天井から盤面をずっと映していてくれ」という要望が多かった。個人的には、せっかくの生中継だからこそプレイヤーの表情とか仕草とかも大事かなと思った。盤面に変化があったときは必ず盤面を映してくれればそれでいいかな。

 良かった点は、なんと言っても中継が見られるというそれ自体。実際に大会を勝ち進むプレイヤーたちがどんな盤面でどんな判断をどれほど悩んで下すのかが(家から)見られるとは便利な世の中になったもんだ。

 あと森さんと浅原さんの実況があるおかげでプレイヤーやデッキの情報を知ることが出来たり、コメントのおかげで他人の考え(自分だったらこうする)を知ることが出来たりしたこと。1人でカバレージ記事を読むのとは違う「賑やかさ」があった。

 ▼ 決勝戦
 決勝はグルール vs 呪禁バントの対決。グルール側は日本人プレイヤー、呪禁バント側はマレーシア人プレイヤー。どちらの方も面識ないけど、やっぱりここは日本人に優勝して欲しい、というわけでグルール側を応援してた。

 1戦目を先取した呪禁バントが2戦目にトリプルマリガンするも、互いに決め手を欠く壮絶なめくり合いからギリギリのところでオーラを引き当てて勝利。日本人が負けて悔しかったのか、動画では「右手が光ればマジック勝てるのな」「トリマリしてもプレイミスがあっても引きが良ければ勝ちか」という後ろ向きなコメントが散見された。

 でもトリプルマリガンして勝ったっていうのは「ダブルマリガンしたあとにもう1回マリガンするかどうか」という分岐点があったわけで、同じ決断をとれるかどうかが「プレイングの差」なんじゃないかな。

 ▼ プレゼント
 浅原さんのサイン入り《不朽の理想/Enduring Ideal》や、ゲストとして招かれていたイラストレーターのサイン入りカードが視聴者プレゼントということで提供されていた。応募した。今は結果待ち。当たるといいな。

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