余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 テーロスと言えばギリシア神話、ギリシア神話と言えば巨人族ことタイタン。そんなわけでタイタンをカード名もしくはフレイバーテキストに含むカードたち。

余談2:月曜日 《太陽のタイタン/Sun Titan》

 公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られ放題だった記事。リンク先のURLを何度も確認していると、URL直打ちで知りたい検索結果を得ることが出来そうな気がしてくる。

 ちなみに原文で「4,006 for Bant」となっているリンク先の検索結果が「色に『白、緑、、無色』のいずれかが含まれているカード」となっている。多分リンクミス。

余談3:火曜日 《ナヤの神の印章/Sigil of the Nayan Gods》

 このカードのせいで今週のテーマがタイタンかどうか不安になったけど、フレイバーテキストみたらちゃんと含まれてて安心した(As the elves learned the hymns of angels, the knights learned the roars of titans)。

 訳の話。
原文:
 The Nayans sure love their fatties (i.e., big creatures), which they call "gods"-as can be seen in their use of the term both in naming conventions and when talking about huge monsters.

拙訳:
 ナヤの人々は本当にファッティ(サイズの大きいクリーチャーの俗称)が大好きだ。彼らがファッティを「神(God)」と呼んでいるところからもそれがうかがわれる。その呼称は大型クリーチャーのカード名だけでなく、大型クリーチャーについて言及するときにも登場する。

 難しかった。修飾文が次々とあとにかかっていたり、括弧で補足が入ったり、ダブルクオテーションによる強調があったり……特に難しかったのは最後の「use of the term both in A and B」の部分。

  A:naming conventions
  B:when talking about huge monsters

 拙訳では「naming convention」を「大型クリーチャーのカード名」としてしまった。正確には「命名規則」とすべきなんだけど、その単語を用いながら訳しきるパターンが思い付かなくて諦めた。ごめんなさい。

余談4:水曜日 《タイタンの契約/Pact of the Titan》

 赤の契約サイクル(マナの支払を次のアップキープに持ち越せる呪文)はダメージ呪文と思いきや、クリーチャー召喚呪文。じゃあ緑はなんなのさ、というとクリーチャーカードサーチ。

 赤がダメージ呪文にならなかったのは「0マナのダメージ呪文は1ターンキルの危険性を高めてしまうため」だったはず。Mark Rosewaterの記事か何かに書いてあった気がする。

 確かに1ターンキル決めたら次のターンのマナの支払とかどうでもよくなってしまうから、契約サイクルの意味がまったくなくなってしまうな、ということはさておき訳の話。
原文:
 The Time Spiral block played with the concept of time as it exists both in the Multiverse and within the game itself.

拙訳:
 時のらせんブロックは「時間」という概念を使って色々と面白いことをやっている。ここでいう時間はマジックの世界の中に流れる時間だけでなく、実際のゲームそれ自体の時間についても言える。

 英語の「play with」って日本語訳するのが難しいなあ、とあらためて思わされた。なんというか、ただ「遊ぶ」というとちょっと違う気がして「それを使って色々と面白いことをする」みたいな意味での「遊ぶ」なんだよなあ……「弄ぶ(もてあそぶ)」というとなんか「手玉にとる」みたいな感じなっちゃうし。

 悩み過ぎて終わらなくなったので、諦めた次第。

余談5:木曜日 《タイタンの力/Titan’s Strength》

 Wikipediaにあるシシュポスさんの記事が面白すぎる。なんというか世渡りが上手いというか狡賢いというか……目的のためには手段を選ばないというか。

 印象的な逸話は、記事の最後にある奴で、自分の家畜を盗んだ相手をつけていって犯人を突き止めたときのこと。そのときシシュポスさんは証人となってくれる人たちと一緒に犯人であるアルトリュコスのとこまで行ったらしいんだけど……
 空とぼけるアウトリュコスと証人たちが口論となっている間、シーシュポスはアウトリュコスの娘でラーエルテースの妻となっていたアンティクレイアと交わったという。
引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9D%E3%82%B9

 何やってんだ、おまえ。

余談6:金曜日 《要塞のサイクロプス/Fortress Cyclops》

 攻撃時に6/3、防御時に3/6になる5マナのマルチカラークリーチャー。うーん……それって普通に考えると5マナで6/6のバニラより弱いってことだよね? さらにアポカリプスという遥か昔にすら次のようなクリーチャーがいたわけで。
Spiritmonger / 魂売り (3)(黒)(緑)
クリーチャー - ビースト(Beast)
魂売りがクリーチャーにダメージを与えるたび、魂売りの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(黒):魂売りを再生する。
(緑):魂売りは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色になる。
6/6
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Spiritmonger/

 《魂売り/Spiritmonger》はレアだから、ということにしておいて訳の話。
原文:
 So be wary, lest you underestimate the subtleties of the Gruul!

拙訳:
 そんなわけで注意深くないとグルールのシャーマンが持つ精妙な力を過小評価することにもなりかねないから要注意だ!

 最初見たときは「subtleties of the Gruul」をどう訳そうか迷って、なんやらリンクが張ってあることに気づいて、フレイバーテキストの元ネタあることが分かった。危なかった。フレイバーテキストについては当日の記事を参照のこと。

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索