忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned - アヴァシンの帰還 神話レア
Bonfire of the Damned / 忌むべき者のかがり火 (X)(X)(赤)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。忌むべき者のかがり火はそのプレイヤーとそのプレイヤーがコントロールする各クリーチャーにX点のダメージを与える。
奇跡(X)(赤)(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Bonfire+of+the+Damned/

アヴァシンの帰還のFAQから引用(註1):
 《忌むべき者のかがり火》はプレイヤーのみを対象とする。《忌むべき者のかがり火》が解決された場合、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーは呪禁をもっていてもダメージを受ける。(註2)

(註1) アヴァシンの帰還のFAQ
 原文では以下のURLへリンクが張られている。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/faq/avr

(註2) 引用
 日本語版FAQは以下の「『アヴァシンの帰還』よくある質問集」から引用。
 http://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/avr/JP_MTGAVR_FAQ_20120327.doc

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
狂気堕ち/Descent into Madness - アヴァシンの帰還 神話レア
Descent into Madness / 狂気堕ち (3)(黒)(黒)
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、狂気堕ちの上に絶望(despair)カウンターを1個置く。その後、各プレイヤーは自分がコントロールするパーマネントや自分の手札のカードを合わせてX個追放する。Xは狂気堕ちの上に置かれた絶望カウンターの数である。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Descent+into+Madness/

アヴァシンの帰還のFAQから引用(註1):
 まず、あなたが追放するパーマネントか手札にあるカードを選ぶ。続いて他のプレイヤーがターン順にそれぞれ同様に選ぶ。その後、選ばれたすべてのパーマネントおよびカードは同時に追放される。よってあなたの後に選ぶプレイヤーは選択の際に、あなたがどのパーマネントを追放するかを知っていることになる。あなたが何枚のカードを手札から追放するかも知られることになるが、他のプレイヤーがそのカードを見ることはない。(註2)

(註1) アヴァシンの帰還のFAQ
 原文では以下のURLへリンクが張られている。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/faq/avr

(註2) 引用
 日本語版FAQは以下の「『アヴァシンの帰還』よくある質問集」から引用。
 http://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/avr/JP_MTGAVR_FAQ_20120327.doc

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
花咲くもつれ樹/Flowering Lumberknot - アヴァシンの帰還 コモン
Flowering Lumberknot / 花咲くもつれ樹 (3)(緑)
クリーチャー - ツリーフォーク(Treefolk)
花咲くもつれ樹は、結魂を持つクリーチャーと組になっていないかぎり、攻撃したりブロックしたりできない。
5/5
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Flowering+Lumberknot/

アヴァシンの帰還のFAQから引用(註1):
 《花咲くもつれ樹》と組になっているクリーチャーが結魂を失った場合、《花咲くもつれ樹》は組になったままではあるが、攻撃やブロックはできない。(註2)

(註1) アヴァシンの帰還のFAQ
 原文では以下のURLへリンクが張られている。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/faq/avr

(註2) 引用
 日本語版FAQは以下の「『アヴァシンの帰還』よくある質問集」から引用。
 http://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/avr/JP_MTGAVR_FAQ_20120327.doc

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
終末/Terminus - アヴァシンの帰還 レア
Terminus / 終末 (4)(白)(白)
ソーサリー
すべてのクリーチャーをオーナーのライブラリーの一番下に置く。
奇跡(白)(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Terminus/

アヴァシンの帰還のFAQから引用(註1):
 各プレイヤーはそれぞれ自分のクリーチャーの順序を選ぶ。この順序は他のプレイヤーには公開されない。(註2)

(註1) アヴァシンの帰還のFAQ
 原文では以下のURLへリンクが張られている。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/faq/avr

(註2) 引用
 日本語版FAQは以下の「『アヴァシンの帰還』よくある質問集」から引用。
 http://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/avr/JP_MTGAVR_FAQ_20120327.doc

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 新セット発売後の恒例となるFAQ。FAQにあがるような(頻繁に聞かれるような)ルールの質問なんて大体予想がつくよ、と思う人ほど読んだほうがいいと思う(と鏡に映る自分を見ながら)。

余談2:月曜日 《翼作り/Wingcrafter》

 つい最近、このカードに関する感想を述べた記憶があるなあ、と調べてみたら、なんと驚きの04月10日以来となる20日ぶり2度目の登場。こんな早い再登板は珍しい、というか同じ月に2回登場するってすごいな。

 しかもいずれの採用時もカードの内容には触れられていないというのも面白い(1回目はカードギャラリーへのリンクのみで、2回目は結魂全般に関するルール説明)。

 さらに面白い点としては、この日のCard of the Dayの記事は、初掲載時と今とで内容が書き換わっている。初掲載時はこのブログの04月30日の記事として訳されたような原文でそれまでのFAQ紹介のテンプレートとは異なっていた。今は過去のFAQ紹介時のCard of the Dayと同じテンプレートになっている。

余談3:火曜日 《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》

 「Bonfire」という単語を聞くと「くまのパディントン」を思い出す。この小説の舞台となったイギリスには「Bonfire Night」という祭日があって、小説に書かれていたそのお祭りの日の話がとても印象的だったから。

 放火事件だか爆破事件だかを企てた犯人であるガイ・フォークスが捕まった日だったはずで、イギリスを訪ねる機会があったとき、そのガイ・フォークスの生家がある街にも足を向けたことを覚えている。

 ……カードの話をしようか。奇跡持ちのX火力。でも引いた瞬間に相手の場にクリーチャーがいなければ(かつ十分なマナがなければ)、普通のX火力の下位互換っぽい気がする。《火の玉/Fireball》の方が強いんじゃないかな。そんなことないかな。

余談4:水曜日 《狂気堕ち/Descent into Madness》

 懐かしの《煙突/Smokestack》をほうふつとさせるカード。アライアンスの《Dystopia》の例もあるし、確かにこの手のカードは黒にふさわしいな。

 《煙突/Smokestack》と言えば、相手のこれにパーマネントを破壊しつくされたのに、なかなか相手の場にフィニッシャーが現れなくて「まだー?」とか言いながらただただ手札を切っていた悲しいデュエルを思い出す。

余談5:木曜日 《花咲くもつれ樹/Flowering Lumberknot》

 《ヴィグの水植物/Vigean Hydropon》に似て、ただの観葉植物で終わることがありそう。でも結婚すると働きだす、ってことはただの甲斐性なしじゃないってことか。いい旦那さんになりそうだ(何の話だ)。

余談6:金曜日 《終末/Terminus》

 更新が金曜日だけに《終末》なんだろうな。

余談7:第8版の小さな変化(マーフォーク消失の理由など)

 最初に言っておきたいことは、以下にあげるのはあくまでごくごく個人的な見解であり、皆が皆これと同じように考えるべきだとはまったく思ってない、ということ。

 さて、それを分かっていただいた上で。

 このブログは、あくまで「日本語の公式サイトが手を回しきれず訳されていない(でもぜひ日本のMTGプレイヤーに読んでもらいたい)コラム」を見つけてはこっそり訳す、という立ち位置にありたいと思ってる。

 日本語公式に訳が載ろうが載るまいが記事を翻訳する、というのは公式サイトへの来客を減らすことであり、商売としてMTGを担ってくれている組織に対して不義理を働いているように感じてしまう。

 そんなわけなので公式訳が見つかったら、ああ良かった良かった、と海賊版はフェードアウトすべきなんでないかなあ、というふうに思うのだけれど、やっぱりこういう考え方って変なのかなあ……。

 まあ、いいや。趣味でやってることだし。

 今後は極力訳されてなさそうなのを優先的に訳していこう、というわけで、さてここからは訳の答え合わせ。訳に迷ったり困ったりした箇所の拙訳を公式訳と比べてみよう、のコーナー。
原文:
 There’s Always Room For Pie

拙訳:
 カラーパイは美味しい

 原文の言い回しは日本語で言う「甘いものは別腹」ということ。それと「カラーパイのことは常に気にかけてるよ」というふうな記事の内容をかけた章題。

 さて公式訳はというと「パイの分け前」となっている。確かにコラムのこの箇所は、パイの切り分け方の問題の話なので、なるほど、と思った。
原文:
 This required making more cards that encouraged the red mage to want to overwhelm the opponent quickly.

拙訳:
 赤の魔法を使うプレイヤーが対戦相手をより早く倒したくなるようなカードをたくさん作る必要があった。

 赤の魔法がもっと「短気」を表現するためにどうしたらいいか、という箇所。よくある「英語で読むと別段難しくないのに日本語訳すると途端に意味が分からなくなる文章」の1つ。

 公式訳では「そのためには、赤の魔法使いがもっと素早く相手を倒してしまうためのカードが必要になるわけだ」となっている。あまり違わないけど、こっちでは「Red Mage」は素直に「赤の魔法使い」と訳されている。
原文:
 Finally, we come to Aquaman who ranks below everyone but Gleek, the space monkey.

拙訳:
 最後に来るのはおそらくAquamanだろうね。Gleek(宇宙モンキー)より下に来るのは彼だけだろう。

 公式訳と見比べることで誤訳を発見したので報告しておく。正しくは公式訳にあるとおり「最後に来るのはアクアマンで、その下に来るのはもう宇宙ザルのグリークしかいないだろう」ということで、アクアマンは最下位じゃない。ごめんよ、アクアマン。
原文:
 Mana of the People

拙訳:
 マナかな

 えーと、まあ、なんというか……すいません。どうしても上手いかけ言葉が思い付かなくて、最後はほとんど考えるのをやめてた(ちなみに Man of the People で「大衆の味方」みたいな意味)。というか、なんなんだよ「マナかな」って……。

 そして公式訳は「様々なマナ」。何のひねりもないと思った人は甘い。「さまざマナマナ」ということで、こっそりしゃれが仕込まれているのだ。多分だけど、すっごい悩んだんだろうなあ、ここ。
原文:
 Demonic Tutor is a cool spell.
 But at two mana it’s simply two good.

拙訳:
 《Demonic Tutor》は良いカードだ。
 しかし2マナは、ちょっと良すぎると「にまな」るを得ない。

 なんでこんな変な日本語訳なのか、って? 英語の原文をよーく見て欲しい。そう「too good」が「two good」とダジャレになっている。それを……その……なんとか反映させようと。

 ちなみに公式訳では「《Demonic Tutor》はいい感じの呪文だ。しかし、2マナではさすがに強すぎる」と、あっさりそのまま訳してた。なんだろう、この複雑な気持ち。
原文:
 So, the Seventh Edition team added "properly costed Demonic Tutor" to the Eighth Edition wish list.
 Viola.

拙訳:
 そこで第7版のチームは「正しいマナコストを持った《Demonic Tutor》」を第8版のウィッシュリストに書きくわえた。
 これでよし。

 原文の最後にある「Viola」が、もう本当にまったく分からなかった。ラテン語か何かかと思ったけど違うみたいだし。文脈から判断するに「成功だった、これで良かった」的な言葉かなあ、と。

 公式訳を読むとどうやらその考えで正しかったようで、訳は「で、第7版のチームは第8版の希望リストに「妥当なコストの《Demonic Tutor》」を加えた。あとはご覧の通りだ」となっている。良かった。
原文:
 For each Rukh Egg or Underworld Dreams we add is another card subtly tweaking some aspect of the base set we want to incrementally improve.

拙訳:
 《ルフ鳥の卵/Rukh Egg》や《地獄界の夢/Underworld Dreams》のようなカードを加えることもまた、基本セットにこっそり加えたかったり、または改善したかったりするなんらかの要素のためだったりするのだ。

 ジョーク的な部分を除いてこのコラムの翻訳で一番きつかった箇所。原文を何度も何度も読み返して、ようやくうっすらと意味がつかめたかなあ……?、という具合。本当に難しかった。

 公式訳には「これに《ルフ鳥の卵/Rukh Egg》や《地獄界の夢/Underworld Dreams》が加わることで、基本セットの方向性が少しずつ良くなってきているんじゃないかと思う」とあった。ほほう。

余談8:余談の余談

 こうやって「答え合わせが出来る」ってのはメリットだな、と思わないでもない。
捕食者の計略/Predator’s Gambit - アヴァシンの帰還 コモン
Predator’s Gambit / 捕食者の計略 (黒)
エンチャント - オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+2/+1の修整を受ける。
エンチャントされているクリーチャーは、それのコントローラーが他にクリーチャーをコントロールしていないかぎり威嚇を持つ。(それはアーティファクト・クリーチャーかそれと共通の色を持つクリーチャー以外にはブロックされない。)
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Predator%27s+Gambit/

 《捕食者の計略/Predator’s Gambit》のカードイラストには狩る側から狩られる側へと回ることを強いられた吸血鬼が描かれている。しかしそのまま狩られる側で終わるかどうかは分からない……なにしろこの吸血鬼の怒りは頂点に近づいているのだから!

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
猛士の襲撃/Commando Raid - オンスロート アンコモン
Commando Raid / 猛士の襲撃 (2)(赤)
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは「このクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えたとき、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。あなたは『このクリーチャーはそれに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。』ことを選んでもよい。」を得る。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Commando+Raid/

 はっきり言ってしまえば、オンスロートの《猛士の襲撃/Commando Raid》は対象のクリーチャーを同じセットに収録されている《スカークの猛士/Skirk Commando》のようなものにする呪文だ。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
終止/Terminate - プレーンシフト コモン
Terminate / 終止 (黒)(赤)
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Terminate/

 フレイバーテキスト(註1)によるとプレーンシフト版の《終止/Terminate》のイラスト(註2)は《点火するものデアリガズ/Darigaaz, the Igniter》の死を描いているらしい。この死は、飛翔艦ウェザーライトの乗組員を救うために自らを捧げたものだ。デアリガズのストーリーについてより詳しく知りたい人はここを参照(註3)してくれ。

(註1) フレイバーテキスト
原文:
 Like his mother before him, Darigaaz gave his life defending Dominaria from the tyranny of self-styled "gods."
 引用元:http://magiccards.info/ps/en/128.html

日本語訳:
 デアリガズは彼の母親もそうしたように、“神”と自称している者たちの暴政からドミナリアを守るために命を捧げた。
 引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/PLS128/

(註2) イラスト
 プレーンシフト版の《終止/Terminate》のイラストは以下のリンク先を参照のこと。
 http://magiccards.info/ps/en/128.html

(註3) ここを参照
 原文では以下のURLへリンクが張られている。デアリガズが死ぬまでの物語(註4)。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/1335

(註4) デアリガズが死ぬまでの物語
 MTG Wikiの《終止/Terminate》の項目にもデアリガズの物語が簡単に書かれている。
 http://mtgwiki.com/wiki/%E7%B5%82%E6%AD%A2/Terminate

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
疾風衣の走り手/Gustcloak Runner - オンスロート コモン
Gustcloak Runner / 疾風衣の走り手 (白)
クリーチャー - 人間(Human) 兵士(Soldier)
疾風衣の走り手がブロックされるたび、あなたは疾風衣の走り手をアンタップし、戦闘から取り除いてもよい。
1/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Gustcloak+Runner/

 Jay Moldenhauerがオンスロート時代にチェスをテーマとしたファンデッキをDaily MTGで紹介したとき(註1)、彼はこの《疾風衣の走り手/Gustcloak Runner》および《栄光の探索者/Glory Seeker》を、彼らが兵士(Soldier)だからという理由でポーンとして投入した。

(註1) Daily MTGで紹介したとき
 原文では以下のURLへリンクが張られている。チェスをテーマとしたファンデッキの紹介。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/jm48

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
マルフェルドの双子/Maalfeld Twins - アヴァシンの帰還 アンコモン
Maalfeld Twins / マルフェルドの双子 (5)(黒)
クリーチャー - ゾンビ(Zombie)
マルフェルドの双子が死亡したとき、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。
4/4
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Maalfeld+Twins/

 《マルフェルドの双子/Maalfeld Twins》のフレイバーテキスト(註1)でその言葉が引用されている屍術士"狂人のギサ"は、彼女と同じくらい狂っている屍術士ゲラルフの双子の姉だ。ゲラルフの名は《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》や《ゲラルフの精神壊し/Geralf’s Mindcrusher》などのカード名に見ることができる。

(註1) フレイバーテキスト
原文:
 "Who am I to break up a family?"
 -Gisa the Mad
 引用元:http://magiccards.info/avr/en/112.html

日本語訳:
 「あたしに家族をバラバラにする権利なんてないじゃないか。」
 ――狂人ギサ
 引用元:http://magiccards.info/avr/jp/112.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 火曜日にしてコメント欄で看破されていたようにシュワルツネッガー主演映画のタイトルが名前の一部になっているカードたち(だと思われる)。

   <カード名>                <映画タイトル>
 《捕食者の計略/Predator’s Gambit》   プレデター (原題:Predator)
 《猛士の襲撃/Commando Raid》      コマンドー (原題:Commando)
 《終止/Terminate》               ターミネーター (原題:The Terminator)
 《疾風衣の走り手/Gustcloak Runner》  バトルランナー (原題:The Running Man)
 《マルフェルドの双子/Maalfeld Twins》  ツインズ (原題:Twins)

 ほとんど今週のコメント欄で解説済みだけど、一応書いといた。

余談2:月曜日 《捕食者の計略/Predator’s Gambit》

 ちょっと訳に困った箇所があったので、紹介しておく。
原文:
 because the vampire is getting mad!

拙訳:
 なにしろこの吸血鬼の怒りは頂点に近づいているのだから!

 今はまだ本気では怒っていないけど怒り始めている、という状態らしい。「ブチ切れそう」とか「吸血鬼の怒りが有頂天」とか「怒り狂う寸前」とか、色々考えてるうちに、ああ、もういいや、無難にいこう、ということで上記の通り。

 「mad」なんだから「狂う」的な何かはあったほうが良かったかなあ。

余談3:火曜日 《猛士の襲撃/Commando Raid》

 ちょっと訳に困った箇所があったので、紹介しておく。以下、全文引用。
原文:
 Onslaught’s Commando Raid essentially turns creatures into versions of Skirk Commando from the same set.

拙訳:
 はっきり言ってしまえば、オンスロートの《猛士の襲撃/Commando Raid》は対象のクリーチャーを同じセットに収録されている《スカークの猛士/Skirk Commando》のようなものにする呪文だ。

 先に言っておくと「essentially」が「はっきり言ってしまえば」としてあるのは意図的な意訳。「本質的に」としても良かったんだけど、なんかイマイチ「日本語」じゃないなあ、と思って。

 悩んだのは「into versions of」という箇所。同じセットにある《スカークの猛士/Skirk Commando》の Versions にするらしい。なんだよ、Versions って。「別バージョン」「似て非なるもの」「別版」などなど考えて、結局、上記の訳に。

余談4:水曜日 《終止/Terminate》

 Card of the Dayからリンクが張られている先のコラム(デアリガズの物語)を和訳してくださった親切な方がいらっしゃるので紹介しておく。

  【翻訳】デアリガズの物語
   http://aisha.blog.so-net.ne.jp/2012-05-10

 以下、カードの話。

 伝説のドラゴンが火口に飛び込もうとしているイラストという解説記事を読んだとき「そんなイラストだっけ? なんかドラゴンっぽくない生き物なんだけど……前足って言うより前腕が生えてるし」と思った。そしてあらためてデアリガズのイラスト見たら、確かに四足歩行じゃなくて二足歩行な体形してるのね、このドラゴン。

 ちなみに名前は「デアリガズ」。「デアリガス」でも「デアリカズ」でもない。わたしの名前は「デアリガズ」だ! 二度と間違えるな! ってよく怒ってそう。

余談5:木曜日 《疾風衣の走り手/Gustcloak Runner》

 このカードが対応しているのは本当にバトルランナーでいいのかな。原題もバトルランナーなら不思議はないんだけど、コメントにもあったように原題は「The Running Man」なんだよな。

 まあ、いいや。そもそもシュワルツネッガーネタかどうかすら分からんのだし。

 この日のCard of the Dayの話をしてみる。
原文:
 he used Gustcloak Runner and Glory Seeker to represent the pawns on the grounds that they’re Soldiers

拙訳:
 彼はこの《疾風衣の走り手/Gustcloak Runner》および《栄光の探索者/Glory Seeker》を、彼らが兵士(Soldier)だからという理由でポーンとして投入した。

 日本語訳が読みづらいとかそういう悲しい話ではなくて(いや、ちょっと読みづらいかな、とは思ってるけど)、「on the grounds that」という成句について。

 最初読んだときは「地面を歩く歩兵」という意味なのかと思ったけど「on ground that」で「~を論拠として、~という理由で」という意味になるらしい。勉強になった。

余談6:金曜日 《マルフェルドの双子/Maalfeld Twins》

 このカードのフレイバーテキストにあるギサの極悪なまでの狂人っぷりがたまらない。こんな短いセリフで、この魔女が人の命なんて毛ほどにも感じていないことが気持ち悪くなるほどに伝わってくる、ってのは本当にすごい。
銅の蹄のヴォラック/Copperhoof Vorrac - ミラディン レア
Copperhoof Vorrac / 銅の蹄のヴォラック (3)(緑)(緑)
クリーチャー - 猪(Boar) ビースト(Beast)
銅の蹄のヴォラックは、あなたの対戦相手がコントロールするアンタップ状態のパーマネント1つにつき+1/+1の修整を受ける。
2/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Copperhoof+Vorrac/

 《銅の蹄のヴォラック/Copperhoof Vorrac》の牙は、ミラディンの傷跡にて《銅角笛の斥候/Copperhorn Scout》の持つ角笛として再登場している。

(余談)
 《銅の蹄のヴォラック/Copperhoof Vorrac》の牙は以下のリンク先のイラストを参照。
 参照:http://magiccards.info/mi/en/116.html

 《銅角笛の斥候/Copperhorn Scout》の持つ角笛は以下のリンク先のイラストを参照。
 参照:http://magiccards.info/som/jp/116.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
月銀の槍/Moonsilver Spear - アヴァシンの帰還 レア
Moonsilver Spear / 月銀の槍 (4)
アーティファクト - 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは先制攻撃を持つ。
装備しているクリーチャーが攻撃するたび、飛行を持つ白の4/4の天使(Angel)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
装備(4)
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Moonsilver+Spear/

 《月銀の槍/Moonsilver Spear》は《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》その人が自身のイラスト(註1)で誇示している槍だ。そのことを考えればその効果でどこからともなく突然に天使たちが現れることも説明がつくというものだ。

(註1) イラスト
 《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》のイラストは以下のリンク先を参照のこと。
 参照:http://magiccards.info/avr/en/6.html

 ついでに《月銀の槍/Moonsilver Spear》のイラストへのリンクも紹介しておく。
 参照:http://magiccards.info/avr/en/217.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
電解/Electrolyze - ギルドパクト アンコモン
Electrolyze / 電解 (1)(青)(赤)
インスタント
1つか2つのクリーチャーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。電解は、それらに2点のダメージを望むように割り振って与える。
カードを1枚引く。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Electrolyze/

 もし君が、街角で集団に襲われているキャラのイラストが描かれた《電解/Electrolyze》を見つけたとすれば、それはコミックの第3巻についてきた特別なプロモーション版に違いない。もっと詳しく知りたければこの記事(註1)を読んでくれ!

(註1) この記事
 原文では以下のURLへのリンクが張られている。漫画とそれに付属するプロモ版の話。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/906

 短かったので訳してみた。

【翻訳】漫画とカード/Comic Book Cards【Daily MTG】
Monty Ashley
2012年2月13日

 今日は2つのニュースがある。どちらもIDW(註2)から発売されるマジックザギャザリングのコミック版(註3)に関する話題だ。最初のニュースは実に分かりやすい。そう、ついに第1巻が発売されたのだ! 手に取って触れる本物だ! ちなみに見た目はこんな感じだ(註4)。
(註2) IDW
 アメリカの出版会社(元はデザイン会社)。名称は「Idea and Design Works」の略
 公式サイトは http://idwpublishing.com/

(註3) コミック版
 原文では以下のURLへリンクが張られている。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/829

(註4) 見た目
 画像は以下のURL。内容は《宝物探し/Treasure Hunt》のプロモ版とコミックの写真。
 http://media.wizards.com/images/magic/daily/arcana/906_comicbook.jpg

 普通の記事ならこれだけで十分すぎるニュースで、読み終えたらすぐに最寄りの本屋さんへ走りだせばいいだけの話だ。しかし今日は特別な日だ! なぜなら第3巻に付属するプロモ版カードのプレビューもやっちまうからさ!(註5)
(註5)
 今日のCard of the Dayで言及されていたプロモ版の《電解/Electrolyze》のカードイラスト画像(街中で襲われているキャラが《電解/Electrolyze》を撃っている)

イラストの左側にいるのはコミック版の主役であるDack Faydenだ。彼は多元宇宙でもっとも優秀な盗賊でもある! もし彼の活躍が見たいのなら、そうだね、ぜひコミックを手に取ってもらうか、もしくはもうちょっとスクロールして第4巻のプロモカードを見るか、だね!(註6)
(註6) 第4巻のプロモカード
 プロモ版の《血の饗宴/Feast of Blood》のカードイラストが置いてある。ちなみにフレイバーテキストも特別で、前述のDark Faydenが登場している。以下、そのフレイバーテキストの原文と私訳。

(原文)
 Imbued in the Ancient Fang were spells far darker than any Dack Fayden would cast.
 引用元:http://magiccards.info/mbp/en/43.html

(私訳)
 エンシェント・ファングがその内に秘めている呪文は、ダック・フェイデンの唱えることのできるいかなる呪文よりもなお暗きものだった。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
黄金夜の刃、ギセラ/Gisela, Blade of Goldnight - アヴァシンの帰還 神話レア
Gisela, Blade of Goldnight / 黄金夜の刃、ギセラ (4)(赤)(白)(白)
伝説のクリーチャー - 天使(Angel)
飛行、先制攻撃
いずれかの発生源がいずれかの対戦相手かいずれかの対戦相手がコントロールするパーマネントにダメージを与える場合、代わりにその発生源はそのプレイヤーやパーマネントにその2倍のダメージを与える。
いずれかの発生源があなたかあなたがコントロールするパーマネントにダメージを与える場合、そのダメージの半分(端数切り上げ)を軽減する。
5/5
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Gisela%2C+Blade+of+Goldnight/

 空翔ける黄金夜(註1)のリーダーであるギセラは、アヴァシンとグリセルブランドの戦いを目撃していた数少ない証人の1人だ。アヴァシンが獄庫に囚われるのを見たときの彼女の絶望は、アヴァシンが帰還するそのときまで去ることはなかった。

(註1) 空翔ける黄金夜
 原文では「Flight Goldnight」。アヴァシンに付き従う天使たちを分ける階級の1つ。
 参照:MTG Wiki アヴァシン教会/The Church of Avacyn の項目
 http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%83%B3%E6%95%99%E4%BC%9A/The_Church_of_Avacyn

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
白金の帝像/Platinum Emperion - ミラディンの傷跡 神話レア
Platinum Emperion / 白金の帝像 (8)
アーティファクト クリーチャー - ゴーレム(Golem)
あなたのライフの総量は変化しない。(あなたはライフを得ることも失うこともできない。あなたはライフを0点以外支払うことができない。)
8/8
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Platinum+Emperion/

 《白金の天使/Platinum Angel》が初めて登場したのはミラディンのときで、カードテキストには「あなたはゲームに敗北することはなく、あなたの対戦相手はゲームに勝利することはない」と書かれていた。ミラディンの傷跡にてマジックがミラディンの次元へと戻った際、新たな「白金の」クリーチャーが求められた。そしてこの《白金の帝像/Platinum Emperion》こそはまさに望まれたものだったというわけだ!

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 Copper、Silver、Gold、Platinumと来たので貨幣かなと思ったけどElectrolyzeが分からなかった。金属類と電気ということで冶金(やきん)に関する何かかなとも考えたけど、すべて不正解だった。

 正解がTwitterの公式アカウント(@dailymtg)でつぶやかれていたので紹介。
原文:
 This week’s Card of the Day cycle references the old D&D coins.
 Remember "Electrum"?

拙訳:
 今週のCard of the Dayのテーマは旧ダンジョンズアンドドラゴンズのコインだ。
 エレクトラム貨を覚えてるかな?

 覚えてないよ……というかエレクトラム貨があるのって初代なのか。それじゃ無理だ。

 ダンジョンズアンドドラゴンズはほぼ3版と3.5版しか遊んだことなくて、これには「銅貨(Copper)、銀貨(Silver)、金貨(Gold)、白金貨(Platinum)」しかないんだよな。

 エレクトラム貨の変換レートはどうなんだろう。金貨以上で白金貨以下なのかな……って、そういえば初代ダンジョンズアンドドラゴンズは遊んだことはないけど一応手元に実物(英語版)があるんだった。最初からちゃんと調べれば良かった。

 さて、今調べたところによると……
1 pp = 5 gp = 10 ep = 50 sp = 500 cp

  pp: platinum pieces
  gp: gold pieces
  ep: electrum pieces
  sp: silver pieces
  cp: copper pieces

 ……ということらしい。金貨以下で銀貨以上の価値。

 面白かったのはルールブックの変換レート表のすぐ次に「冒険中は一番価値の高いやつを持ち帰れ。すでに重量制限いっぱいまで持ってしまっていたらもちろんまず銅貨を捨てろ」というアドバイスがあったこと。親切だ。

余談2:月曜日 《銅の蹄のヴォラック/Copperhoof Vorrac》

 気になったのは、Card of the Dayの記事内では「The tusks of Copperhoof Vorrac(銅の蹄のヴォラックの牙は)」とあったのに対して、フレイバーテキストでは「the horn of the vorrac creates a truer(ヴォラックの角の方がより正確で)」となっていたこと。

 Tusk/牙 と Horn/角 って違うよなあ……。

余談3:火曜日 《月銀の槍/Moonsilver Spear》

 訳すのにちょっと悩んだ箇所あり。
原文:
 The Moonsilver Spear is prominently held in the art of Avacyn

 ポイントは「Prominently」という単語。「アヴァシンその人が自身のイラストで誇示している槍」と訳したけど他にも色々と試してはみた。

  ・一目見れば気付くだろうがこの槍は ~
  ・これでもかと目立つように手にしている槍 ~

 ちょっとこりすぎたかもしれないけど、それほど悪い訳でもなかった気がする。

余談4:水曜日 《電解/Electrolyze》

 それまでの金属路線をいきなりくつがえした(ように思われた)カード。

 ちなみにこのカードで表されていた Electrum Pieces/エレクトラム貨 というのは日本語でエレクトロン貨とも呼ばれている金と銀の合金で出来た貨幣であり、世界最古の金属貨幣らしい。

 参照:Wikipedia エレクトロン貨
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E8%B2%A8

余談5:木曜日 《黄金夜の刃、ギセラ/Gisela, Blade of Goldnight》

 Gold/金 を名に含むカードは多くあるので、どうせなら最新セットから選ぼう、という理由でギセラさんが選ばれたものと想像してみる。

 最初に記事を訳そうとしたとき「Her despair at seeing Avacyn trapped in the Helvault would not go away until Avacyn’s return.」という文章を「アヴァシンが去ったときはあまりの悲しみにその場を離れ、アヴァシンが再び解き放たれるまでどっかに行ってた」と誤読してしまい「おいおい、ちゃんと働こうよ、ギセラさん」と思ってしまった。

 ごめんなさい、ギセラさん。

 あと、カード化されたキャラクターがたくさん登場する記事だったのにカードデータへのリンクが1つもなかった。いつもだったら代名詞であってもリンクを張ったりするのに……不思議。

余談6:金曜日 《白金の帝像/Platinum Emperion》

 「ライフ量が変化しない = ライフをコストとして支払うことができない」という理屈がいまだに腑に落ちないけどそれがルールならそれに従うまでなので、大丈夫だ、問題ない。

 しかし《白金の天使/Platinum Angel》を初めて見たときは衝撃だった。確かにマジックのカードの多くはそれ自体が基本ルールを破壊するものではあったけれど、まさかこんなカードがありえるとは、って感じだった。

 それに比べると《白金の帝像/Platinum Emperion》は「ふーん。重いなあ」という感じ。
真鍮爪のオーク/Brassclaw Orcs - 第5版 コモン
Brassclaw Orcs / 真鍮爪のオーク (2)(赤)
クリーチャー - オーク(Orc)
真鍮爪のオークはパワーが2以上のクリーチャーをブロックできない。
3/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Brassclaw+Orcs/

 第5版の《真鍮爪のオーク/Brassclaw Orcs》はそのフレイバーテキスト(註1)でサーペイディアについて言及している。これには理由がある。元々、初出となったフォールンエンパイアでは、このカードにはイラストが異なる4種類のバージョンあった。そのうちの3種類(これとこれとこれ(註2))は全てフレイバーテキストが「サーペイディア諸帝国史、第4巻」からの引用となっている。その中で唯一サーペイディアについて言及がなかった4種類目のイラストが第5版に収録されたというわけだ。

(註1) 第5版の《真鍮爪のオーク/Brassclaw Orcs》のフレイバーテキスト
原文:
 "Modern Sarpadia’s swarming with thrulls. It’s a testament to the orcs that they’ve survived there so long."
 -Elbieta, Argivian scholar
 引用元:http://magiccards.info/fe/en/100.html

日本語訳:
 現代のサーペイディアはスラルであふれ返っています。そこでこれほど長い間生き延びてきたのですから、オークというのは大したものでしょう。
 ――― アーギヴィーアの学者、エルビーイタ
 引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Brassclaw+Orcs/

(註2) これとこれとこれ
 原文ではそれぞれの代名詞からイラスト違いの《真鍮爪のオーク/Brassclaw Orcs》のカードデータへとリンクが張られている。それぞれのイラストとフレイバーテキストについては以下を参照のこと。

  1つ目:Dan Frazier版    - http://magiccards.info/fe/en/101.html
  2つ目:Heather Hudson版 - http://magiccards.info/fe/en/103.html
  3つ目:Rob Alexander    - http://magiccards.info/fe/en/102.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
黄金夜の指揮官/Goldnight Commander - アヴァシンの帰還 アンコモン
Goldnight Commander / 黄金夜の指揮官 (3)(白)
クリーチャー - 人間(Human) クレリック(Cleric) 兵士(Soldier)
他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
2/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Goldnight+Commander/

 Making Magic(註1)のコラムの中で、Mark Rosewaterは「赤白デッキに少し活力を与えたかった」という理由から《黄金夜の指揮官/Goldnight Commander》を作ったと言っている(註2)。

(註1) Making Magic
 公式サイトでMark Rosewaterが担当している週刊コラムの1つ。今年の1月から日本語公式サイトでも翻訳されるようになったので、みんな読みに行くこと。

 日本語公式サイト:Making Magic記事一覧
 http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/

(註2) と言っている
 原文では「said that」という箇所に以下のURLへのリンクが張られている。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/mm/193

 日本語公式サイトに翻訳記事あり。
 http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/003207/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512
King Suleiman - アラビアンナイト レア
King Suleiman (1)(白)
クリーチャー - 人間(Human)
(T):ジン(Djinn)1つかイフリート(Efreet)1つを対象とし、それを破壊する。
1/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/King+Suleiman/

 アラビアンナイトにはジン(Djinn)とイフリート(Efreet)のサイクルがあり、いずれも4枚ずつのサイクルだった(註1)。それはどちらにも白いカードが含まれていなかったためだが、これはおそらく白に彼らを支配する存在としての《King Suleiman》がいたからだろう。
 今なおジン(Djinn)かイフリート(Efreet)で白いカードというのはたった1枚、インベイジョンの《ルーアム・ジン/Ruham Djinn》しかいない(もちろん多相(Changelings)(註2)を数えなければの話だ)。

(註1) いずれも4枚ずつのサイクルだった
 アラビアンナイトのジン(Djinn)とイフリート(Efreet)のサイクルは以下の4枚ずつ。

 <ジン(Djinn)>

   ・ 《Serendib Djinn》
   ・ 《Juzam Djinn》
   ・ 《Mijae Djinn》
   ・ 《アーナム・ジン/Erhnam Djinn》

 <イフリート(Efreet)>

   ・ 《Serendib Efreet》
   ・ 《ジュナン・イフリート/Junun Efreet》
   ・ 《Ydwen Efreet》
   ・ 《Ifh-Biff Efreet》

(註2) 多相(Changelings)
 原文ではタイプかテキストに多相(Changeling)が含まれるカードを検索条件にしたGathererの検索結果へのリンクが張られている。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0512

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