Enter the Dungeon - アンヒンジド レアEnter the Dungeon (黒)(黒)
ソーサリー
プレイヤーはテーブルの下でマジックのサブゲームをプレイする。開始時のライフは5ライフで、各自のライブラリーをデッキとする。サブゲームが終了した後、勝者は自分のライブラリーから2枚のカードを探し、それらを自分の手札に加えて、その後ライブラリーを切り直す。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Enter+the+Dungeon/
《Enter the Dungeon》の効果は、新たなサブゲームをテーブルの下で行わせるものだ。ではもしそのサブゲーム中にプレイヤーがさらに《Enter the Dungeon》を唱えたらどうなるんだ? えーと、アンヒンジドのFAQTIWDAWCC(註1)によると、新たなテーブルを見つけてその下でサブゲームを始めるらしい。新しいテーブルを探し続ければいいってことさ!
(註1) アンヒンジドのFAQTIWDAWCC
FAQTIWDAWCCは「Frequently Asked Questions That If We Didn’t Answer Would Cause Chaos」の略。要するにFAQのこと。原文では以下のURLへリンクが張られている。
Unhinged FAQTIWDAWCC
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=magic/faq/unhinged
以下、日本語版へのリンク。
アンヒンジド(TM) よくある質問集大成なんだってばさ言っとかなきゃ困るだろ?
http://mjmj.info/data/obsolete/faq_unh_j.html
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
金曜日のコメントであったように今週は久しぶりに分かりやすいテーマだった。そもそもこういう「隠しテーマ」があった週自体、久しぶりな気がする。ここ数カ月は新セットのカード紹介、FAQ紹介、ギルド紹介、……という具合だったから。
それはさておき今週のテーマはおそらく「ファンタジーRPGのパーティ」。個人的には、いわゆるテーブルトークRPGの類を彷彿とさせるキーワードが並んでた。
<カード名> <キーワード>
《ピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighter》 ファイター(Fighter)
《盗賊の道/Way of the Thief》 シーフ(Thief)
《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》 メイジ(Mage)
《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》 クレリック(Cleric)
《Enter the Dungeon》 ダンジョン(Dungeon)
ちょっと面白かったのは意外とこれらのキーワードどおりのジョブ(クラス)を持つゲームが思い付かないということ。
思い出せる範囲で、例えばウィザードリィは「ファイター・シーフ・メイジ」はいるけど「クレリック」がおらず、かわりに「プリースト」がいる。
ダンジョンズアンドドラゴンズ3.5版は「ファイター・クレリック」がいるけど「シーフ」のかわりに「ローグ」、「メイジ」のかわりに「ウィザード/ソーサラー」がいる。
ソードワールドRPGは「ファイター・シーフ・クレリック」がいるけど「メイジ」がおらず「ソーサラー」がいる(響きが似ているという意味では「セージ」がいる)。
なお「ダンジョン」はいずれにも登場する(そりゃそうだ)。
余談2:月曜日 《ピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighter》
ぽるちゃ梅山先生は元気にしてらっしゃるだろうか。
余談3:火曜日 《盗賊の道/Way of the Thief》
フレイバーとカード的な強さを天秤にかけているカード。
相手の陣地に忍び込むことを考えると、能力が機能するかどうかは対戦相手側にある土地に左右されるほうが(フレイバー的には)それっぽい。
だけど対戦相手に依存する能力(例:土地渡りやリスティック)は弱いし使いづらい。弱くて使いづらい能力は、カードもプレイヤーも不幸にする。
だからこのカードはいいカード。
余談4:水曜日 《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》
今回のテーマがファンタジーRPGのパーティだとすると、カマールとヤヤ・バラードがパーティを組むわけか。すごいな。それだけでオールスター的だ。
あとはクレリックとシーフか。個人的に、マジック世界のクレリックというとオアリム様が真っ先に浮かぶ。タップだけで3点軽減できる人。まあ、世間では「対戦相手に土地しか置かせない人」というイメージのほうが強いんだろうけど。
ただ、意外とシーフは思い浮かばない。誰かいたかな、名のあるシーフ。
余談5:木曜日 《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》
訳の話。
1つ目としては「thanks to」の訳。「~のおかげで、~に感謝」というのが素直な訳だけど、今回の記事のような場合は「~のせいで」という感じになるかな。日本語で言うと皮肉的な場合の「ありがたいことに」みたいな。
2つ目としては固有名詞たち。カード名になっているものはいいとして、それ以外にもちょいちょいあった。今回は幸い公式記事に旅行記があったので助かったけど、なかったら大変だったな。
3つ目として「Vertical」。「まさか垂直じゃないだろう。南北のことかな。地形的に東西への行き来が難しいんだろう」と誤訳するところだった。ゼンディカー世界をなめてた。すいません。
余談6:金曜日 《Enter the Dungeon》
イラストでは小さくなった魔法使い同士がテーブルの下で戦ってる。なるほど、最大ライフが5しかないってのはそういうことなのか。今更気づいた。
ところで、注釈で紹介したようにアンヒンジドのFAQ(もしくはFAQTIWDAWCC)には日本語訳がある。信じられない。あれを全文日本語訳できる人間がいるなんて。
まず「公式ルールに関わる文章を訳すのは難しい」。当たり前だ。何しろマジックのルールを(FAQが書けるほどに)理解していないといけない。
それだけでも十分高いハードルなのに「ジョークを訳すのはさらに難しい」がそこに加わってる。「Gotcha」とかどないせいっちゅうねん。
正直、公式サイトの文章の中で、これより訳が難しいのは存在しないと思ってる。半端ない。
金曜日のコメントであったように今週は久しぶりに分かりやすいテーマだった。そもそもこういう「隠しテーマ」があった週自体、久しぶりな気がする。ここ数カ月は新セットのカード紹介、FAQ紹介、ギルド紹介、……という具合だったから。
それはさておき今週のテーマはおそらく「ファンタジーRPGのパーティ」。個人的には、いわゆるテーブルトークRPGの類を彷彿とさせるキーワードが並んでた。
<カード名> <キーワード>
《ピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighter》 ファイター(Fighter)
《盗賊の道/Way of the Thief》 シーフ(Thief)
《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》 メイジ(Mage)
《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》 クレリック(Cleric)
《Enter the Dungeon》 ダンジョン(Dungeon)
ちょっと面白かったのは意外とこれらのキーワードどおりのジョブ(クラス)を持つゲームが思い付かないということ。
思い出せる範囲で、例えばウィザードリィは「ファイター・シーフ・メイジ」はいるけど「クレリック」がおらず、かわりに「プリースト」がいる。
ダンジョンズアンドドラゴンズ3.5版は「ファイター・クレリック」がいるけど「シーフ」のかわりに「ローグ」、「メイジ」のかわりに「ウィザード/ソーサラー」がいる。
ソードワールドRPGは「ファイター・シーフ・クレリック」がいるけど「メイジ」がおらず「ソーサラー」がいる(響きが似ているという意味では「セージ」がいる)。
なお「ダンジョン」はいずれにも登場する(そりゃそうだ)。
余談2:月曜日 《ピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighter》
ぽるちゃ梅山先生は元気にしてらっしゃるだろうか。
余談3:火曜日 《盗賊の道/Way of the Thief》
フレイバーとカード的な強さを天秤にかけているカード。
相手の陣地に忍び込むことを考えると、能力が機能するかどうかは対戦相手側にある土地に左右されるほうが(フレイバー的には)それっぽい。
だけど対戦相手に依存する能力(例:土地渡りやリスティック)は弱いし使いづらい。弱くて使いづらい能力は、カードもプレイヤーも不幸にする。
だからこのカードはいいカード。
余談4:水曜日 《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》
今回のテーマがファンタジーRPGのパーティだとすると、カマールとヤヤ・バラードがパーティを組むわけか。すごいな。それだけでオールスター的だ。
あとはクレリックとシーフか。個人的に、マジック世界のクレリックというとオアリム様が真っ先に浮かぶ。タップだけで3点軽減できる人。まあ、世間では「対戦相手に土地しか置かせない人」というイメージのほうが強いんだろうけど。
ただ、意外とシーフは思い浮かばない。誰かいたかな、名のあるシーフ。
余談5:木曜日 《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》
訳の話。
原文:
Travel through Ondu is mostly vertical, thanks to the Makindi Trenches, the trees of Turntimber, the Crypt of Agadeem, and the Soul Stair
日本語訳:
このオンドゥを旅するときは基本的に垂直方向へ移動することになる。これは、マキンディの溝、変わり樹に生える木々、アガディームの墓所、そして魂の階段(註1)などの地形によるものだ
1つ目としては「thanks to」の訳。「~のおかげで、~に感謝」というのが素直な訳だけど、今回の記事のような場合は「~のせいで」という感じになるかな。日本語で言うと皮肉的な場合の「ありがたいことに」みたいな。
2つ目としては固有名詞たち。カード名になっているものはいいとして、それ以外にもちょいちょいあった。今回は幸い公式記事に旅行記があったので助かったけど、なかったら大変だったな。
3つ目として「Vertical」。「まさか垂直じゃないだろう。南北のことかな。地形的に東西への行き来が難しいんだろう」と誤訳するところだった。ゼンディカー世界をなめてた。すいません。
余談6:金曜日 《Enter the Dungeon》
イラストでは小さくなった魔法使い同士がテーブルの下で戦ってる。なるほど、最大ライフが5しかないってのはそういうことなのか。今更気づいた。
ところで、注釈で紹介したようにアンヒンジドのFAQ(もしくはFAQTIWDAWCC)には日本語訳がある。信じられない。あれを全文日本語訳できる人間がいるなんて。
まず「公式ルールに関わる文章を訳すのは難しい」。当たり前だ。何しろマジックのルールを(FAQが書けるほどに)理解していないといけない。
それだけでも十分高いハードルなのに「ジョークを訳すのはさらに難しい」がそこに加わってる。「Gotcha」とかどないせいっちゅうねん。
正直、公式サイトの文章の中で、これより訳が難しいのは存在しないと思ってる。半端ない。
怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged - ギルド門侵犯 神話レアBorborygmos Enraged / 怒れる腹音鳴らし (4)(赤)(赤)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — サイクロプス(Cyclops)
トランプル
怒れる腹音鳴らしがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを公開する。これにより公開された土地カードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。
土地カードを1枚捨てる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。怒れる腹音鳴らしはそれに3点のダメージを与える。
7/6
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Borborygmos+Enraged/
グルール一族には常にギルドマスターに従わない部族が存在するが、腹音鳴らしはその中でも多くの部族をまとめあげることに成功し、グルールの最も力ある部族の長として自身の地位を確立した存在である。グルール最強部族の指導者の地位を何十年にもわたって守り続け、数多くの成り上がり者を葬ってきた。(註1)
(註1) 原文について
元記事の最後の1行が公式のコラム記事と同じだったので公式訳からそのまま引用した。
(英語:公式) Planeswalker’s Guide to Gatecrash: Part 2
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/225
(日本語:公式) プレインズウォーカーのための「ギルド門侵犯」案内 その2
http://mtg-jp.com/reading/translated/004152/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
ザル=ターの豚/Zhur-Taa Swine - ギルド門侵犯 コモンZhur-Taa Swine / ザル=ターの豚 (3)(赤)(緑)
クリーチャー — 猪(Boar)
湧血 ― (1)(赤)(緑),ザル=ターの豚を捨てる:攻撃クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+5/+4の修整を受ける。
5/4
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Zhur-Taa+Swine/
「頭蓋晒し」としても知られるザル・ター族は「古の道」に従うと主張する唯一のグルール部族である。ザル・ター族は彼らが従える獣達に寄り添って生きている。そのシャーマンは獣を召喚し、戦いの相棒や乗騎として訓練する達人である。(註1)
(註1) 原文について
元記事は公式のコラムからの引用。日本語公式訳があり、上記もそこからの引用。
(英語:公式) Planeswalker’s Guide to Gatecrash: Part 2
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/225
(日本語:公式) プレインズウォーカーのための「ギルド門侵犯」案内 その2
http://mtg-jp.com/reading/translated/004152/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
腹音鳴らし/Borborygmos - ギルドパクト レアBorborygmos / 腹音鳴らし (3)(赤)(赤)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — サイクロプス(Cyclops)
トランプル
腹音鳴らしがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
6/7
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Borborygmos/
《腹音鳴らし/Borborygmos》のフレイバーテキストによると、ギルドマスターから与えられる命令は「叩き潰せ!」と「食うぞ!」の2つしかないらしい。最初の言葉は《大惨事/Wreak Havoc》に、2つ目の言葉は《変幻の大男/Protean Hulk》でそれぞれ用いられている。(註1)
(註1) それぞれ用いられている
《大惨事/Wreak Havoc》のフレイバーテキスト
原文:
"Crush them!"
—Borborygmos
日本語訳:
叩き潰せ!
――腹音鳴らし
《変幻の大男/Protean Hulk》のフレイバーテキスト
原文:
"Meat and eggs. We eat!"
—Borborygmos
日本語訳:
肉と、それから卵だ。 食うぞ!
――腹音鳴らし
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge - ギルドパクト レアGiant Solifuge / 巨大ヒヨケムシ (2)(赤/緑)(赤/緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)
((赤/緑)は(赤)でも(緑)でも支払うことができる。)
トランプル、速攻、被覆(このパーマネントは呪文や能力の対象にならない。)
4/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Giant+Solifuge/
「Solifuge(ヒヨケムシ)」は実在する生物である。また「Camel Spider(ラクダグモ)」や「Wind Scorpion」や「Sun Spider」などの名でも呼ばれている。実世界においても、どちらかというと巨大で恐ろしい生物である。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
The Lady of the Mountain - レジェンド アンコモンThe Lady of the Mountain (4)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — 巨人(Giant)
5/5
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/The+Lady+of+the+Mountain/
レジェンドに登場するカードの多くはレジェンドのデザイナーであるSteve Conardが遊んでいたD&Dのキャンペーンが元ネタとなっている。2002年にSteveが《The Lady of the Mountain》の能力データを公開している。楽しんでくれ!(註1)
(註1) 楽しんでくれ!
原文では以下のURLへのリンクが張ってある。原文にあるように、2002年のコラムで、The Lady of the MountainのD&Dルール下によるキャラクターデータが紹介されている。
Magic meets D&D(註2)
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/47
(註2) Magic meets D&D
以下、翻訳(キャラクターデータ以外の文章のみ)。
【翻訳】マジックがダンジョンズ&ドラゴンズと出会う時/Magic meets D&D【Daily MTG】
2002年3月8日
元記事:http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/47
今週はレジェンド週間とのことなので、僕のD&Dキャンペーンから登場させたレジェンドのキャラクターのデータを紹介したいと思っている。ただあらためて彼女のキャラクターデータを見た瞬間、このままじゃわけが分からないだろうな、と気付いた。
新しいD&Dルールがリリースされるまでのあいだ、僕が参加していたグループでは既存のD&Dルールを混ぜ合わせたり、改造したりして遊んでいた。僕らはそれをD&Dと呼んでいたし、それは確かにD&Dを元にしたものだったし、D&Dの用語を使ってはいた。だけどそれは実のところD&Dと呼べるものではなかった。
まあ詳細はここでは語らない。とんでもなく長い話になるからね(Primal Order(訳註)の話について聞いたことがある人なら何が言いたいのか分かるだろうね)。
(訳註) Primal Order
Wizards of the Coast社が発売したTRPGシステム。なんでも「既存のTRPGシステムと組み合わせて用いられることを想定して作られたシステム」というコンセプトらしい。
Wikipedia:The Primal Order(英語)
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Primal_Order
わざわざオリジナルルールうんぬんについて言及した理由は《The Lady of the Mountain》のデータは明らかにオーバーパワーでやり過ぎ感ただようものだからだ。
作り直したほうがいいかなとも思ったけど、皆が見たいのはそんなもんじゃないだろう、というわけで実際のデータそのままで出してみることにした。
とはいえ僕らの「独自ルール」を理解してもらうことは難しいので、僕たち(CJことCliffJoneと僕の2人)は、彼女を最新のD&Dルール(訳註)に置き換えることにした(もっともいくつかルールに「ちょっと手を加えた」けどね。高レベルキャラクターを変換するときには避けて通れないことだから)。
(訳註) 新しいD&D
D&D第3版(2000年発売)のこと。原文で紹介されているキャラクターデータもこのD&D第3版のルール準拠で作られている。
ちなみに僕らは今あらためて1から新しいD&Dで遊び始めている。素晴らしいシステムだ。わざわざ他のルールを使う必要もない。僕の中のパワーゲーム好きな部分は、エピックルールやデミゴッドルールが出るのを待ち切れずにいる。
それら新ルールのデータをちょっと覗き見してきたんだけど、ほんと、たまらないね。そうそう。以下のキャラクターデータには「見慣れないデータ」がいくつかあると思う(マジックアイテムを含めてね)。
これらは基本的に僕のキャンペーンに登場したオリジナルのデータだけど、実はいくつかまだ発売されていない追加ルールからとってきたものもある。内緒だよ!
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
今週のCard of the Day (2013年03月 第2週) とか
2013年3月10日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
グルール一族こと赤緑のカードがテーマだった1週間。一昔前……じゃないな、二昔前は赤緑と言えば「ステロイド」が代名詞だった。青白というと「パーミッション」だった。
もちろんデッキの構成にもよるけど、当時は特定の色を組み合わせたら自然とアーキタイプも限られていたもので、なんというか時代ごとの移り変わりってあるよね。
余談2:月曜日 《怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged》
あぶないところで公式訳の存在に気づけた。公式記事って意外と検索に引っ掛かりづらくて探すのが難しい。英文記事を見つけても、さらに日本語公式訳があるかどうかを探す作業がある。
それはさておき私訳と公式訳の比較。
余談3:火曜日 《ザル=ターの豚/Zhur-Taa Swine》
「Zhur-Taa」の対訳が「ザル=ター」になってる。翻訳作業の中でも、こういうのってさりげなく大変そう。発音の確認もそうだし、あいだを「・(なかぐろ)」じゃなくて「=」でつなぐかどうかとか、正解がない作業。
ところで「ザル=ター」って昔のカードに出て来たような、と思ってちょっと調べてみたけど「ザルファー(Zhalfir)」だった。《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》で有名(かもしれない)。まっさきに思い出したのは《ザルファーの騎士/Zhalfirin Knight》だけど。
さらに関係ない話。ミラージュの当時、《ザルファーの騎士/Zhalfirin Knight》などコモンやアンコモンに側面攻撃持ちの3マナ 2/2 騎士がわんさか登場していた。
白と黒に多くいたそれらの騎士たちと《宿命の戦い/Righteous War》を入れた「白黒騎士デッキ」を作って遊んでたけど、めちゃくちゃ弱かった。3マナだらけのウィニーデッキ。でも個人的にカッコいいと思ってたんだ。
余談4:水曜日 《腹音鳴らし/Borborygmos》
「腹音」の読みが「ふくおん」なのか「ふくいん」なのか調べに行ったら「はらおと」だったときの驚き。いや、そもそも「ふくいん」はないだろ。
余談5:木曜日 《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》
たまにある「実在する何か」ネタ。ヒヨケムシ自体が実在し、そもそも実在するヒヨケムシ自体がそこそこ大きい生物であるという話。
気になったので軽く調べてみた。まずヒヨケムシは(名前にムシと入ってはいるけれど)実際は蜘蛛やサソリの仲間であり、いわゆる昆虫ではないらしい。
また色々と恐ろしい言い伝えがあり、曰く人間でさえ動けなくする麻痺毒を持つとか、ラクダの腹すら食い破るあごの力を持つとか(Camel Spiderの由来の元)、時速50kmで追ってくるとか(原チャリでも逃げ切れない)。
興味ある人は以下のURLをチェックするよろし。ただし虫が苦手な人は全力で避けること。
巨大ヒヨケムシ 伝説は本当か?
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-477.html
余談6:金曜日 《The Lady of the Mountain》
記事に「明らかにオーバーパワーでやり過ぎ感ただようもの(stats on the Lady of the Mountain are pretty impressive and over-the-top)」とあるように、リンク先のキャラクターデータが半端ない。
多分、D&D3版か3.5版を遊んだことある人にしか伝わらないとは思うけど、軽く紹介しておくと以下の通り。
・レベル
72レベル(ファイター25、ソーサラー26、スペルソード20)
・HP/AC
849/59
・セーブ
頑健 +64、反射 +50、意志 +47
・攻撃
4回攻撃 +50/+45/+40/+35
・1日の呪文回数
6/8/7/7/7/7/6/6/6/6/1
グルール一族こと赤緑のカードがテーマだった1週間。一昔前……じゃないな、二昔前は赤緑と言えば「ステロイド」が代名詞だった。青白というと「パーミッション」だった。
もちろんデッキの構成にもよるけど、当時は特定の色を組み合わせたら自然とアーキタイプも限られていたもので、なんというか時代ごとの移り変わりってあるよね。
余談2:月曜日 《怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged》
あぶないところで公式訳の存在に気づけた。公式記事って意外と検索に引っ掛かりづらくて探すのが難しい。英文記事を見つけても、さらに日本語公式訳があるかどうかを探す作業がある。
それはさておき私訳と公式訳の比較。
原文:
But Borborygmos has unified most of the clans and held his position as the Gruul’s mightiest clan leader for several decades now and has killed many upstarts.
公式訳:
腹音鳴らしはグルール最強部族の指導者の地位を何十年にもわたって守り続け、数多くの成り上がり者を葬ってきた。
私訳:
腹音鳴らしはその中でも多くの部族をまとめあげることに成功し、グルールの最も力ある部族の長として自身の地位を確立した存在である。彼はすでにその地位に数十年の長きに渡って君臨し、かつその間に多くの新たに成り上がろうとする新興勢力を叩きつぶしてきた。
余談3:火曜日 《ザル=ターの豚/Zhur-Taa Swine》
「Zhur-Taa」の対訳が「ザル=ター」になってる。翻訳作業の中でも、こういうのってさりげなく大変そう。発音の確認もそうだし、あいだを「・(なかぐろ)」じゃなくて「=」でつなぐかどうかとか、正解がない作業。
ところで「ザル=ター」って昔のカードに出て来たような、と思ってちょっと調べてみたけど「ザルファー(Zhalfir)」だった。《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》で有名(かもしれない)。まっさきに思い出したのは《ザルファーの騎士/Zhalfirin Knight》だけど。
さらに関係ない話。ミラージュの当時、《ザルファーの騎士/Zhalfirin Knight》などコモンやアンコモンに側面攻撃持ちの3マナ 2/2 騎士がわんさか登場していた。
白と黒に多くいたそれらの騎士たちと《宿命の戦い/Righteous War》を入れた「白黒騎士デッキ」を作って遊んでたけど、めちゃくちゃ弱かった。3マナだらけのウィニーデッキ。でも個人的にカッコいいと思ってたんだ。
余談4:水曜日 《腹音鳴らし/Borborygmos》
「腹音」の読みが「ふくおん」なのか「ふくいん」なのか調べに行ったら「はらおと」だったときの驚き。いや、そもそも「ふくいん」はないだろ。
余談5:木曜日 《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》
たまにある「実在する何か」ネタ。ヒヨケムシ自体が実在し、そもそも実在するヒヨケムシ自体がそこそこ大きい生物であるという話。
気になったので軽く調べてみた。まずヒヨケムシは(名前にムシと入ってはいるけれど)実際は蜘蛛やサソリの仲間であり、いわゆる昆虫ではないらしい。
また色々と恐ろしい言い伝えがあり、曰く人間でさえ動けなくする麻痺毒を持つとか、ラクダの腹すら食い破るあごの力を持つとか(Camel Spiderの由来の元)、時速50kmで追ってくるとか(原チャリでも逃げ切れない)。
興味ある人は以下のURLをチェックするよろし。ただし虫が苦手な人は全力で避けること。
巨大ヒヨケムシ 伝説は本当か?
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-477.html
余談6:金曜日 《The Lady of the Mountain》
記事に「明らかにオーバーパワーでやり過ぎ感ただようもの(stats on the Lady of the Mountain are pretty impressive and over-the-top)」とあるように、リンク先のキャラクターデータが半端ない。
多分、D&D3版か3.5版を遊んだことある人にしか伝わらないとは思うけど、軽く紹介しておくと以下の通り。
・レベル
72レベル(ファイター25、ソーサラー26、スペルソード20)
・HP/AC
849/59
・セーブ
頑健 +64、反射 +50、意志 +47
・攻撃
4回攻撃 +50/+45/+40/+35
・1日の呪文回数
6/8/7/7/7/7/6/6/6/6/1
Card of the Day - 2013/03/11
2013年3月11日 Card of the Day千の針の死/Death of a Thousand Stings - 神河救済 コモンDeath of a Thousand Stings / 千の針の死 (4)(黒)
インスタント — 秘儀(Arcane)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
あなたのアップキープの開始時に、あなたの手札のカードの枚数がどの対戦相手よりも多い場合、あなたはあなたの墓地にある千の針の死をあなたの手札に戻してもよい。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Death+of+a+Thousand+Stings/
《千の針の死/Death of a Thousand Stings》が1試合で実際に1,000回使われることはないだろう。それには1,000ターンはかかるだろうし、対戦相手は20回ほど刺されたところですでに死んでいるだろうから。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
Card of the Day - 2013/03/12
2013年3月12日 Card of the Day千叩き/One Thousand Lashes - ギルド門侵犯 アンコモンOne Thousand Lashes / 千叩き (2)(白)(黒)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは攻撃したりブロックしたりできず、それの起動型能力は起動できない。
エンチャントされているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは1点のライフを失う。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/One+Thousand+Lashes/
《千叩き/One Thousand Lashes》のイラストは遠近法の持つ不思議な力を教えてくれている。鞭の先端はすぐ手前にあるが、イラスト枠の外に出たあとは遥か彼方にいるオルゾフのギルド員の手元に収まっているのだ。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
Card of the Day - 2013/03/13
2013年3月13日 Card of the Day千脚の神/Thousand-legged Kami - 神河物語 アンコモンThousand-legged Kami / 千脚の神 (6)(緑)(緑)
クリーチャー — スピリット(Spirit)
転生7(このクリーチャーが死亡したとき、あなたはあなたの墓地にある点数で見たマナ・コストが7以下のスピリット(Spirit)・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻してもよい。)
6/6
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Thousand-legged+Kami/
神河ブロックでは、物質世界と霊的世界とのあいだで戦いが繰り広げられた。
元々それぞれの神々は信仰の対象であり、彼らを崇拝し彼らに従って生きることこそが幸せであった。しかし神々が実体化し始め、破壊を繰り広げるようになったとき、物事はそれまでと同じようにはいかなくなったのだ。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
Card of the Day - 2013/03/14
2013年3月14日 Card of the Day千年霊薬/Thousand-Year Elixir - ローウィン レアThousand-Year Elixir / 千年霊薬 (3)
アーティファクト
あなたは、あなたがコントロールしているクリーチャーの起動型能力を、それらのクリーチャーが速攻を持っているかのように起動してもよい。
(1),(T):クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Thousand-Year+Elixir/
実のところ《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》は速攻(Haste)を与えるわけではない。よってこのカードの能力を使ってあげても、クリーチャーは戦場に出て来たターンに攻撃することは出来ない。もっともそれが問題になることはないだろう。多くの場合、何かしらのとんでもないコンボを回させるのがこのカードの仕事だからだ。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
Card of the Day - 2013/03/15
2013年3月15日 Card of the Day千年王国のガーゴイル/Millennial Gargoyle - ギルド門侵犯 コモンMillennial Gargoyle / 千年王国のガーゴイル (4)
アーティファクト クリーチャー — ガーゴイル(Gargoyle)
飛行
2/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Millennial+Gargoyle/
元のラヴニカブロックにいたガーゴイルたち(註1)は、どれもこれもガーゴイルであるときは飛行以外にもう1つ能力を持っていた。しかし彼らのうち、今なお生き残っているものは1匹もいない。なぜだろうか? 千年の長きに渡って生き延びられるガーゴイルを作りたければ、出来る限りシンプルな作りにすべきということなのかもしれない。
(註1) ガーゴイルたち
原文では「ラヴニカブロックでサブタイプにガーゴイル(Gargoyle)を持つカード」を検索条件にしたGathererの検索結果へのリンクが張られている。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
カード名に「1000」が関係するカードたち、という分かりやすいテーマ。何か背景があったのかな。マジック1000周年記念だけはあり得ないとして。
余談2:月曜日 《千の針の死/Death of a Thousand Stings》
これ、同じ針で何度も何度も刺してるんだよな。そんな非衛生的なことしてたら、そりゃライフも失われるよ……って、これだと、ライフ回復の説明がつかないことに気づいた。
ボツ。
……あれ? ってことは、なんでこれライフ回復するんだ?
余談3:火曜日 《千叩き/One Thousand Lashes》
このカードも月曜日と同じで、1000回叩かれるまでプレイヤーのライフがもたないよね。……って、これ、叩かれるのはプレイヤーなのか? いや、イラストを見ると違うな。
うーん。
よく考えてみたら、動けなくされたクリーチャー自体にはなんらダメージ入らないんだから……捕えたクリーチャーを縛りつけたあと、痛みだけプレイヤーに飛ばす呪文、ってところか。
つかまったクリーチャーは申し訳なさに苦しむし、プレイヤーは味方クリーチャーの死を望むようになる。いやらしい。さすがオルゾフ、いやらしい。
余談4:水曜日 《千脚の神/Thousand-legged Kami》
1000本の足というととても多いような気がするけど、10分の1だとタダのムカデか。じゃあ、1000年生きたムカデが《千脚の神/Thousand-legged Kami》になる、ということにしよう。
意味不明な戯言はさておき、訳の話。
原文にある「Divinity」は「神性」を意味する語。「神聖」ではない(むしろそっちのほうが訳しやすいんだけど)。「それぞれの神は神性だった」だと、どうしても「日本語」っぽくないので、意訳。
その続きにある「them、their」が「each of the kami」なのは分かるんだけど「honor、live」のそれぞれの動詞の主語が「人」なのか「神」なのかでちょっと迷った。文脈的に人だろう、と思って、そう訳してある。
余談5:木曜日 《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
カード名だけ見たときはなぜか神河ブロックのカードかと勘違いした。「千年」と漢字で書かれるとどうも和風なイメージがついてくる。
ところでこのカードを使ったコンボデッキって存在するんだろうか。これ自体がタップしてしまうから、無限コンボ的な使い道はイマイチ難しそうなイメージがある。
???「アンタップさせるほうじゃなくて、出たターンから能力が使えるようになる効果がコンボデッキ向けなんだよ」
ああ、なるほど。そういうことか。……誰?
余談6:金曜日 《千年王国のガーゴイル/Millennial Gargoyle》
大仰な名前だけど実体は単なるコモンの2/2飛行クリーチャー。
考えてみたら「1000年の長きに渡って存続している王国」の「ガーゴイル」であって、別にこのガーゴイルが1000年のあいだ生き延びてきたかどうかは関係ないよな。作られたのは王国の末期かもしれないし。
ところでMTG Wiki見たら、いくつかの上位互換が紹介されてた。ギルド門侵犯の時代にもなって、第4版やミラージュブロックのクリーチャーの下位互換って、逆にすごいな。
まあ《原初の土/Primal Clay》はレア(再録時にアンコモンに格下げ)で、《ブリキの翼のキマイラ/Tin-Wing Chimera》はビジョンズのアンコモン。一応、レアリティを言い訳にできなくはない。
余談7:公式記事
少し前の記事(2月21日)だけれど。
なかしゅー世界一周2013・第3回:プロツアー前夜~思考、試行または嗜好
http://mtg-jp.com/reading/worldswalk/012066/
この記事の中で、なかしゅーさんを空港まで迎えに来てくれたというプレイヤーの名前に見覚えがある気がした。プロツアー・ボストンのチーム戦で優勝経験のあるウィリアム・ジェンセン。
世界3大リミテッダーとして知られているとあるけど、そういう方面の知識にはうといはずの自分が聞いたことあるというのはどういうことだろう……と不思議に思いつつ読み進めた先の文章。
ん? 殿堂入り?
……思い出した! カイ・ブッディのインタビュー記事(註)だ。
カイ・ブッディへの質問の中に「間違いなく殿堂入りに値するのに全然注目されていないと考える人物はいますか?」というのがあって、それに対するカイ・ブッディの回答が「個人的にはWilliam Jensenはもうちょっと注目を浴びてもいいと思う」だった。
そうか。やっぱりすごい人だったのか。
ところで、読みは「ウィリアム・ヤンセン」なのかと思ってたけど、なかしゅーさんの記事では「ジェンセン」となってる。アメリカ人だから「J」の読みはそっちでいいのか。なるほど。まあ、アメリカ人でも移民系かどうかでまた変わりそうだけど。
カード名に「1000」が関係するカードたち、という分かりやすいテーマ。何か背景があったのかな。マジック1000周年記念だけはあり得ないとして。
余談2:月曜日 《千の針の死/Death of a Thousand Stings》
これ、同じ針で何度も何度も刺してるんだよな。そんな非衛生的なことしてたら、そりゃライフも失われるよ……って、これだと、ライフ回復の説明がつかないことに気づいた。
ボツ。
……あれ? ってことは、なんでこれライフ回復するんだ?
余談3:火曜日 《千叩き/One Thousand Lashes》
このカードも月曜日と同じで、1000回叩かれるまでプレイヤーのライフがもたないよね。……って、これ、叩かれるのはプレイヤーなのか? いや、イラストを見ると違うな。
うーん。
よく考えてみたら、動けなくされたクリーチャー自体にはなんらダメージ入らないんだから……捕えたクリーチャーを縛りつけたあと、痛みだけプレイヤーに飛ばす呪文、ってところか。
つかまったクリーチャーは申し訳なさに苦しむし、プレイヤーは味方クリーチャーの死を望むようになる。いやらしい。さすがオルゾフ、いやらしい。
余談4:水曜日 《千脚の神/Thousand-legged Kami》
1000本の足というととても多いような気がするけど、10分の1だとタダのムカデか。じゃあ、1000年生きたムカデが《千脚の神/Thousand-legged Kami》になる、ということにしよう。
意味不明な戯言はさておき、訳の話。
原文:
Originally, each of the kami was a divinity, and the way to happiness was to honor them and live by their ways.
拙訳:
元々それぞれの神々は信仰の対象であり、彼らを崇拝し彼らに従って生きることこそが幸せであった。
原文にある「Divinity」は「神性」を意味する語。「神聖」ではない(むしろそっちのほうが訳しやすいんだけど)。「それぞれの神は神性だった」だと、どうしても「日本語」っぽくないので、意訳。
その続きにある「them、their」が「each of the kami」なのは分かるんだけど「honor、live」のそれぞれの動詞の主語が「人」なのか「神」なのかでちょっと迷った。文脈的に人だろう、と思って、そう訳してある。
余談5:木曜日 《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
カード名だけ見たときはなぜか神河ブロックのカードかと勘違いした。「千年」と漢字で書かれるとどうも和風なイメージがついてくる。
ところでこのカードを使ったコンボデッキって存在するんだろうか。これ自体がタップしてしまうから、無限コンボ的な使い道はイマイチ難しそうなイメージがある。
???「アンタップさせるほうじゃなくて、出たターンから能力が使えるようになる効果がコンボデッキ向けなんだよ」
ああ、なるほど。そういうことか。……誰?
余談6:金曜日 《千年王国のガーゴイル/Millennial Gargoyle》
大仰な名前だけど実体は単なるコモンの2/2飛行クリーチャー。
考えてみたら「1000年の長きに渡って存続している王国」の「ガーゴイル」であって、別にこのガーゴイルが1000年のあいだ生き延びてきたかどうかは関係ないよな。作られたのは王国の末期かもしれないし。
ところでMTG Wiki見たら、いくつかの上位互換が紹介されてた。ギルド門侵犯の時代にもなって、第4版やミラージュブロックのクリーチャーの下位互換って、逆にすごいな。
まあ《原初の土/Primal Clay》はレア(再録時にアンコモンに格下げ)で、《ブリキの翼のキマイラ/Tin-Wing Chimera》はビジョンズのアンコモン。一応、レアリティを言い訳にできなくはない。
余談7:公式記事
少し前の記事(2月21日)だけれど。
なかしゅー世界一周2013・第3回:プロツアー前夜~思考、試行または嗜好
http://mtg-jp.com/reading/worldswalk/012066/
この記事の中で、なかしゅーさんを空港まで迎えに来てくれたというプレイヤーの名前に見覚えがある気がした。プロツアー・ボストンのチーム戦で優勝経験のあるウィリアム・ジェンセン。
世界3大リミテッダーとして知られているとあるけど、そういう方面の知識にはうといはずの自分が聞いたことあるというのはどういうことだろう……と不思議に思いつつ読み進めた先の文章。
私は、ちょうど彼が表舞台から姿が見えなくなった後からプロツアーに継続参戦をするようになったので、実は面識ができたのは去年の8月あたり、グランプリ・ボストンの参加登録をしていたら話しかけられてから。
なんでも殿堂をわずか0.32%差で逃したので、逆にやる気が出て復帰したとのこと。
ん? 殿堂入り?
……思い出した! カイ・ブッディのインタビュー記事(註)だ。
カイ・ブッディへの質問の中に「間違いなく殿堂入りに値するのに全然注目されていないと考える人物はいますか?」というのがあって、それに対するカイ・ブッディの回答が「個人的にはWilliam Jensenはもうちょっと注目を浴びてもいいと思う」だった。
そうか。やっぱりすごい人だったのか。
ところで、読みは「ウィリアム・ヤンセン」なのかと思ってたけど、なかしゅーさんの記事では「ジェンセン」となってる。アメリカ人だから「J」の読みはそっちでいいのか。なるほど。まあ、アメリカ人でも移民系かどうかでまた変わりそうだけど。
(註) カイ・ブッディのインタビュー記事
Paulo Vitor Damo da Rosaによるインタビュー記事
From Great to Greatest
http://www.channelfireball.com/articles/pvs-playhouse-from-great-to-greatest/
上記の記事の拙訳。
最も偉大なプレイヤーであるカイ・ブッディを
偉大なプレイヤーであるPVがインタビューしてみた
http://regiant.diarynote.jp/201109030558571439/
Card of the Day - 2013/03/18
2013年3月18日 Card of the Dayディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind - ギルド門侵犯 神話レアLazav, Dimir Mastermind / ディミーアの黒幕ラザーヴ (青)(青)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
呪禁
クリーチャー・カードが1枚いずれかの領域から対戦相手1人の墓地に置かれるたび、あなたは「ディミーアの黒幕ラザーヴは、これの名前がディミーアの黒幕ラザーヴであり、他のタイプに加えて伝説であり、呪禁とこの能力を得ることを除き、そのカードのコピーである」ことを選んでもよい。
3/3
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Lazav%2C+Dimir+Mastermind/
《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》が追放されてしまったことで、ディミーアはあらたなリーダーを必要としていた。さて、秘密のギルドを指揮するのに、ラヴニカ世界で最もスパイ活動に適した能力を持つこの多相の戦士よりも、ふさわしい人物がいるだろうか?
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
Card of the Day - 2013/03/19
2013年3月19日 Card of the Day魂の代償/Soul Ransom - ギルド門侵犯 レアSoul Ransom / 魂の代償 (2)(青)(黒)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。
カードを2枚捨てる:魂の代償のコントローラーはこれを生け贄に捧げ、その後、カードを2枚引く。いずれかの対戦相手のみがこの能力を起動できる。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Soul+Ransom/
君が貴重品リストを作るなら、自分の「魂」は最上位にくることだろうね。いや、もちろん黄金のバイオリン(註1)の代償にしちゃう人もいるみたいだけど、このカードが対戦相手にその代償として要求しているのは手札2枚に過ぎない。高すぎるってことはないだろう?
(註1) 黄金のバイオリン
おそらく元ネタは「Devil Went Down to Georgia」という歌。内容は、悪魔が黄金のバイオリンを賭けて人間の男とバイオリン勝負(男は負けたら魂を奪われる)をするというもの。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
Card of the Day - 2013/03/20
2013年3月20日 Card of the Dayディミーアの魔除け/Dimir Charm - ギルド門侵犯 アンコモンDimir Charm / ディミーアの魔除け (青)(黒)
インスタント
以下の3つから1つを選ぶ。「ソーサリー呪文1つを対象とし、それを打ち消す。」「パワーが2以下のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。」「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。その後、1枚を戻し、残りをそのプレイヤーの墓地に置く。」
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Dimir+Charm/
ラヴニカへの帰還とギルド門侵犯に登場する全ての魔除けの中で、この《ディミーアの魔除け/Dimir Charm》だけが唯一実体のない魔除けだ。景色と空間がそのかわりとなっている。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
Card of the Day - 2013/03/21
2013年3月21日 Card of the Dayディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomist - ラヴニカ:ギルドの都 レアCircu, Dimir Lobotomist / ディミーアの脳外科医、シアクー (2)(青)(黒)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたが青の呪文を唱えるたび、ライブラリー1つを対象とし、その一番上のカードを追放する。
あなたが黒の呪文を唱えるたび、ライブラリー1つを対象とし、その一番上のカードを追放する。
あなたの対戦相手は、ディミーアの脳外科医、シアクーによって追放されたカードと同じ名前の土地でないカードを唱えられない。
2/3
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Circu%2C+Dimir+Lobotomist/
《ディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomist》は元祖ラヴニカブロックのギルドの勇者(Guild Champion)サイクルの中でディミーアの勇者(Champion)だったカードだ。
《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》が失墜し、ディミーアが再建しているあいだ、彼はどうしていたのだろう。今もラヴニカにいるのだろうか。そしてもしいるのであればディミーアのどこにいるのだろうか。
いるとしてもかなりの年になっていることは間違いないが、今でもその脳手術の腕前は誰にも劣らないものだろうと私は信じているよ。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
Card of the Day - 2013/03/22
2013年3月22日 Card of the Day吐息の盗人の墓所/Breathstealer’s Crypt - ビジョンズ レアBreathstealer’s Crypt / 吐息の盗人の墓所 (2)(青)(黒)
エンチャント
プレイヤーがカードを1枚引く場合、代わりにそのプレイヤーはカードを1枚引き、それを公開する。それがクリーチャー・カードである場合、そのプレイヤーが3点のライフを支払わない限り、そのプレイヤーはそのカードを捨てる。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Breathstealer%27s+Crypt/
私たちがラブニカの地に到達し、各種ギルドについて学ぶ遥か以前に生まれたカードであるにも関わらず、この《吐息の盗人の墓所/Breathstealer’s Crypt》はまさに現在のディミーアのギルドリーダー(註1)が望む効果そのものだ。
《ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind》で統率者戦デッキを組むなら、ぜひともこのカードを使ってみて欲しい。対戦相手が山札からクリーチャーを引いたとき、その正しい使い道を決断する助けになるようにね。
(註1) 現在のディミーアのギルドリーダー
現在のディミーアのギルドリーダーの能力は以下の通り。
伝説のクリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
呪禁
クリーチャー・カードが1枚いずれかの領域から対戦相手1人の墓地に置かれるたび、あなたは「ディミーアの黒幕ラザーヴは、これの名前がディミーアの黒幕ラザーヴであり、他のタイプに加えて伝説であり、呪禁とこの能力を得ることを除き、そのカードのコピーである」ことを選んでもよい。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Lazav%2C+Dimir+Mastermind/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0313
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
ディミーア週間だったらしく、青黒のカードたちが取り上げられている。その中で、本人は取り上げられていないけど、月曜日と木曜日の記事の中に名前が登場した《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》は、元ディミーアのリーダー。
秘密の王を名乗る割に人の話に割って入って雑学ネタを自分からしゃべる癖があり、《呪われたクロウヴァクス/Crovax the Cursed》と仲が悪い、という裏設定を持っている。
Interview With Some Vampires(Mark Rosewaterのヴァンパイア週間のコラム)
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr215
ヴァンパイアに聞いてみよう!/Interview With Some Vampires(上記の拙訳)
http://regiant.diarynote.jp/201103050019455223/
余談2:月曜日 《ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind》
訳に自信がない。
多分、直訳するとすれば「秘密のギルドを指揮するのに、ラヴニカに潜入することに非常に適している多相の戦士よりもふさわしい人物がいるだろうか?」だと思って、それを意訳。
この直訳気味がすでに自信ない。
余談3:火曜日 《魂の代償/Soul Ransom》
最初、イラストの意味がよく分からなかったんだけど、これ、手前の人物が「魂を奪われてしまっている」ってことなのか。いや、奥の人物があまりに迷彩色で背景に上手く溶け込んでしまっていてよく見えなくて。
《魂の代償/Soul Ransom》のイラスト
http://magiccards.info/gtc/en/198.html
記事でネタにされている「魂を賭けたバイオリン勝負」の歌、中東にいたときも何度かラジオで聞いた記憶があった。おかげで「確かそんな歌があったな」と調べることができた。
余談4:水曜日 《ディミーアの魔除け/Dimir Charm》
今年の01月09日に一度Card of the Dayに取り上げられており、2か月ぶり2回目の登場。初登場時は単に効果について触れられていただけだった。
そのときからイラストがあまり「魔除けっぽくない」ことが気になってて、その週のまとめを書いたとき「他のギルドの魔除けは片手でも持てるサイズで、いかにも「お守り(Charm)」という感じなのに、なんで《ディミーアの魔除け/Dimir Charm》だけこんな建物みたいなイラストなんだろう」と呟いてる。
その疑問に答えるかのようなこの日の記事曰く、景色と空間(perspective and negative space)によって成っている唯一の魔除けらしい。なるほど、分からん。
さらに余談。この日の記事でちょうど600件目のCard of the Dayの翻訳。結構訳してきたな、と思ったけど、訳している文章の長さを考えるとTakuさんの翻訳記事200本目達成のほうが万倍すごい。お疲れ様です。
【翻訳】ドラゴンの迷路より独占カードプレビュー 《Sire of Insanity》 by LSV
http://misdirection.diarynote.jp/201304111416432345/
余談5:木曜日 《ディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomist》
ディミーアの当時のボスが失脚してから姿を消したみたいだけど腕のいい外科医だからきっとどこかで活躍してるよ、年はとっただろうけどね、という記事。
このボスというのが月曜日にも名前が出て来ていた《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》。さすがディミーア週間だけあって出番が多い。
ところで「かなりの年になっていることは間違いない(He’d have aged some)」で片づけられてるけど、シアクーさんの種族は普通の人間だから、さすがに死んでるんじゃないかな。
ザデックの失脚からの月日って10年や20年の話じゃないと思うんだけど。
余談6:金曜日 《吐息の盗人の墓所/Breathstealer’s Crypt》
ビジョンズのカード。懐かしいな。イラストに見覚えがある。使った記憶は全くないけど。
当時は強さが分からなかった。いや、そもそも強いカードではない(と思う)けど、「弱く見える効果をあえて生かす」ことができるほどマジックに慣れていなかった、という話。
自分にも効果があるのはデメリットにしか見えなかったし、対戦相手も必ず捨てるわけではないので不確実な効果に見えるし。
今だったら「引いたクリーチャーカードを捨てることができる」とか「対戦相手の手札内容を把握できる」とか、色々と使い道見えてくる。多分それでも使わなかった気がする、というのは言いっこなし。
ディミーア週間だったらしく、青黒のカードたちが取り上げられている。その中で、本人は取り上げられていないけど、月曜日と木曜日の記事の中に名前が登場した《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》は、元ディミーアのリーダー。
秘密の王を名乗る割に人の話に割って入って雑学ネタを自分からしゃべる癖があり、《呪われたクロウヴァクス/Crovax the Cursed》と仲が悪い、という裏設定を持っている。
Interview With Some Vampires(Mark Rosewaterのヴァンパイア週間のコラム)
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr215
ヴァンパイアに聞いてみよう!/Interview With Some Vampires(上記の拙訳)
http://regiant.diarynote.jp/201103050019455223/
余談2:月曜日 《ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind》
訳に自信がない。
原文:
Who better to lead the once secret guild than a shapeshifter perfectly suited for infiltrating Ravnica?
拙訳:
秘密のギルドを指揮するのに、ラヴニカ世界で最もスパイ活動に適した能力を持つこの多相の戦士よりも、ふさわしい人物がいるだろうか?
多分、直訳するとすれば「秘密のギルドを指揮するのに、ラヴニカに潜入することに非常に適している多相の戦士よりもふさわしい人物がいるだろうか?」だと思って、それを意訳。
この直訳気味がすでに自信ない。
余談3:火曜日 《魂の代償/Soul Ransom》
最初、イラストの意味がよく分からなかったんだけど、これ、手前の人物が「魂を奪われてしまっている」ってことなのか。いや、奥の人物があまりに迷彩色で背景に上手く溶け込んでしまっていてよく見えなくて。
《魂の代償/Soul Ransom》のイラスト
http://magiccards.info/gtc/en/198.html
記事でネタにされている「魂を賭けたバイオリン勝負」の歌、中東にいたときも何度かラジオで聞いた記憶があった。おかげで「確かそんな歌があったな」と調べることができた。
余談4:水曜日 《ディミーアの魔除け/Dimir Charm》
今年の01月09日に一度Card of the Dayに取り上げられており、2か月ぶり2回目の登場。初登場時は単に効果について触れられていただけだった。
そのときからイラストがあまり「魔除けっぽくない」ことが気になってて、その週のまとめを書いたとき「他のギルドの魔除けは片手でも持てるサイズで、いかにも「お守り(Charm)」という感じなのに、なんで《ディミーアの魔除け/Dimir Charm》だけこんな建物みたいなイラストなんだろう」と呟いてる。
その疑問に答えるかのようなこの日の記事曰く、景色と空間(perspective and negative space)によって成っている唯一の魔除けらしい。なるほど、分からん。
さらに余談。この日の記事でちょうど600件目のCard of the Dayの翻訳。結構訳してきたな、と思ったけど、訳している文章の長さを考えるとTakuさんの翻訳記事200本目達成のほうが万倍すごい。お疲れ様です。
【翻訳】ドラゴンの迷路より独占カードプレビュー 《Sire of Insanity》 by LSV
http://misdirection.diarynote.jp/201304111416432345/
余談5:木曜日 《ディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomist》
ディミーアの当時のボスが失脚してから姿を消したみたいだけど腕のいい外科医だからきっとどこかで活躍してるよ、年はとっただろうけどね、という記事。
このボスというのが月曜日にも名前が出て来ていた《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》。さすがディミーア週間だけあって出番が多い。
ところで「かなりの年になっていることは間違いない(He’d have aged some)」で片づけられてるけど、シアクーさんの種族は普通の人間だから、さすがに死んでるんじゃないかな。
ザデックの失脚からの月日って10年や20年の話じゃないと思うんだけど。
余談6:金曜日 《吐息の盗人の墓所/Breathstealer’s Crypt》
ビジョンズのカード。懐かしいな。イラストに見覚えがある。使った記憶は全くないけど。
当時は強さが分からなかった。いや、そもそも強いカードではない(と思う)けど、「弱く見える効果をあえて生かす」ことができるほどマジックに慣れていなかった、という話。
自分にも効果があるのはデメリットにしか見えなかったし、対戦相手も必ず捨てるわけではないので不確実な効果に見えるし。
今だったら「引いたクリーチャーカードを捨てることができる」とか「対戦相手の手札内容を把握できる」とか、色々と使い道見えてくる。多分それでも使わなかった気がする、というのは言いっこなし。
1 2