頭蓋割り/Skullcrack - ギルド門侵犯 アンコモン
Skullcrack / 頭蓋割り (1)(赤)
インスタント
このターン、プレイヤーはライフを得られない。このターン、ダメージは軽減できない。プレイヤー1人を対象とする。頭蓋割りはそのプレイヤーに3点のダメージを与える。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Skullcrack/

「ギルド門侵犯 よくある質問集」(註1)から引用:
 プレイヤーがライフを獲得することは不可能なため、ライフ獲得を別の効果によって置き換える効果は適用されない。
 何らかの効果によってプレイヤーのライフの総量が特定の点数になる場合、その点数がプレイヤーの現在のライフの総量よりも多ければ、効果のその部分は何もしない。(その点数がプレイヤーの現在のライフの総量よりも少なければ、効果は通常通りに作用する。)

(註1) ギルド門侵犯 よくある質問集
 原文では以下のURLへリンクが張られている。ギルド門侵犯のFAQのサイト。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/faq/gtc

 日本語版は以下で参照できる。
 http://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/gtc/JA_MTGGTC_FAQ.doc

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 新セット恒例のFAQ紹介。恒例と言いつつ紹介のパターンは過去に色々あって、具体的な事例を挙げつつの記事だったり、ネタ込みの記事だったり、今回のようにFAQの文章をベタ貼りだったり。

 何にせよ、分かったつもりでいる人ほど意外な発見があるもの(鏡を見ながら)。一度は目を通してみることをおススメしたい。せっかく日本語版も用意してもらえているんだし。

  ギルド門侵犯のFAQ:まとめページ
  http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/faq/gtc

  ギルド門侵犯のFAQ:日本語版
  http://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/gtc/JA_MTGGTC_FAQ.doc


余談2:月曜日 《夜翼の呼び声/Call of the Nightwing》

 黒かったり、飛んでたり、さらに「1匹見たら100匹いると思え」と言いたくなるようなその効果も相まって、どうしても黒いあの生き物を連想してしまう。

 ところでどうしても「暗号」をフレイバー的にイメージできない。「暗号化した呪文」をクリーチャーに編み込んで敵陣を突破させるとマナ不要で呪文を唱えられるらしい。うーん?

 「暗号を持った味方が敵陣を抜けることが出来た = 敵に暗号が内容がバレなかった = 作戦成功(呪文発動)」という流れかな。それでもやっぱりイメージしづらい。

余談3:火曜日 《無限への突入/Enter the Infinite》

 効果もマナもド派手ということで、その昔にプロフェシーで登場した9マナの「風」シリーズを思い出した。とことん使われなかったな、あれ……まあ、そもそもプロフェシーはセットごと使われなかったけど。

 FAQの内容は「デッキを全部手札に入れるという効果ではあるけど、あくまで1枚1枚引いていくということを忘れないでね」ということらしい。《地獄界の夢/Underworld Dreams》を張られてたら大変なことになるな。

余談4:水曜日 《贖罪の高僧/High Priest of Penance》

 01月07日に続いて2回目の登場。FAQの内容は「3点のダメージをくらっても3回誘発するわけではないよ」という話。あくまでダメージをくらった回数が重要。

 つまり巨大化させた《贖罪の高僧/High Priest of Penance》を鞭で打ちすえると、なぜか敵陣がどんどん壊滅していくという現象が起きる、ということらしい。……天罰ってことでいいのかな、これ?

余談5:木曜日 《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council》

 このカード名を暗記している人って意外と少ないんじゃないだろうか、と思った。具体的には「濁点が入るところと入らないところ」が分かりづらいというか……ずっと「オブセダート」だと思ってた。

 FAQの「プレイヤーが後になって速攻を与えない呪文や能力を使ってそのコントロールを得た場合に関係することがある」という一文は必要だったのかな。永続的に速攻を得る、だけでいいような気がした。

 対戦相手の手に渡ったときに重要になるという点についてはもっと具体的な例を挙げたほうがよいのではないかと。

余談6:金曜日 《頭蓋割り/Skullcrack》

 どうやら頭蓋骨を叩き割られるとしばらくのあいだライフを得られなくなるらしい。

 というか、普通は死ぬ。
鍵達人のならず者/Keymaster Rogue - ギルド門侵犯 コモン
Keymaster Rogue / 鍵達人のならず者 (3)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
鍵達人のならず者はブロックされない。
鍵達人のならず者が戦場に出たとき、あなたがコントロールするクリーチャーを1体、オーナーの手札に戻す。
3/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Keymaster+Rogue/

 フレイバーテキスト(註1)を読む限り、《鍵達人のならず者/Keymaster Rogue》がブロックされずにすむのは、必要になるであろう鍵すべてをカバンの中にそろえているかららしい。ならず者が持ち歩くものとしては実に役立ちそうな品じゃないか?

(註1) フレイバーテキスト
 《鍵達人のならず者/Keymaster Rogue》のフレイバーテキストは以下の通り。
原文:
 "This one opens the grate outside Zelzo Base. This one is for Ismeri Library. This one is for an invisible door . . . No, I’ve said too much."

日本語訳:
 「これはゼルゾー基地の鉄格子を開くやつ、これはイスメーリ図書館。これはあの見えない扉を……っと、喋りすぎたな。」

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
ロクソドンの門番/Loxodon Gatekeeper - ラヴニカ:ギルドの都 レア
Loxodon Gatekeeper / ロクソドンの門番 (2)(白)(白)
クリーチャー — 象(Elephant) 兵士(Soldier)
あなたの対戦相手がコントロールするアーティファクト、クリーチャー、土地はタップ状態で戦場に出る。
2/3
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Loxodon+Gatekeeper/

 元祖ラヴニカブロックに存在していたロクソドンたちは、私たちが再びラヴニカの次元に戻ったことを考えると現役と呼べるはずだ。しかし彼らはもう門を守ってくれてはいない。考えてみると不思議な話だ。
 もしこの象の戦士たちが今も任務についてくれていたら、ギルド門が侵犯されるようなことはなかったかもしれない。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
暴食するスライム/Gluttonous Slime - コンフラックス アンコモン
Gluttonous Slime / 暴食するスライム (2)(緑)
クリーチャー — ウーズ(Ooze)
瞬速
貪食1(これが戦場に出るに際し、あなたは望む数のクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。このクリーチャーはその数に等しい+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。)
2/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Gluttonous+Slime/

 《暴食するスライム/Gluttonous Slime》のイラストをよく見れば、このウーズが2体のクリーチャーを喰らったところだと分かるはずだ。すでに消化されてしまっているのかもしれないが、まだその姿形を見ることが出来る……逆光のおかげでね!

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
崖の暴君、カズール/Kazuul, Tyrant of the Cliffs - ワールドウェイク レア
Kazuul, Tyrant of the Cliffs / 崖の暴君、カズール (3)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — オーガ(Ogre) 戦士(Warrior)
いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャーが攻撃するたび、あなたが防御プレイヤーである場合、そのクリーチャーのコントローラーが(3)を支払わない限り、赤の3/3のオーガ(Ogre)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
5/4
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Kazuul%2C+Tyrant+of+the+Cliffs/

 《崖の暴君、カズール/Kazuul, Tyrant of the Cliffs》については2010年の Savor the Flavorの記事(註1)であますところなく語られている。カズールの支配する地を通り抜けたい対戦相手は貢ぎ物を要求されるのだ!

(註1) 2010年の Savor the Flavorの記事
 原文では以下のURLへリンクが張られている。ワールドウェイクの世界説明コラム(英語)。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/75

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
霊の罠師/Geist Trappers - アヴァシンの帰還 コモン
Geist Trappers / 霊の罠師 (4)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールしているかぎり組である。)
霊の罠師が他のクリーチャーと組になっているかぎり、両方のクリーチャーは到達を持つ。
3/5
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Geist+Trappers/

 イニストラードにおいて生き物が死んだあとに生まれる実体を持たない精神体は「霊(Geist)」と呼ばれており、これは多種多様な形態をとる。
 彼らは無害な場合もあるというだけでなく、ときには命あるものを守ってくれることもある。その理由は使命感、忠誠心、責任感、愛など様々だ。
 しかしまた復讐心や残忍性そのものである死霊(Specter)もおり、彼らは生きているものの命を奪うことにしか興味を持たない。こういった奴らを相手にするときは、さて誰を呼べばいいんだろうね。(註1)

(註1) 誰を呼べばいいんだろうね
 原文は「guess who you should call」。1984年の映画「ゴーストバスターズ」のファンにはお馴染みのフレーズでもあり、この歌詞の直後には「Ghost Busters!」という合いの手が入る。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
 振り返ってみると色々訳してきたのでちょっとここらで1回まとめてみようかと思った。1回目は以下のカテゴリに分けられるものを選んでみた。第2回は Latest Development をまとめたものになるはず。

  ■その1:種族ネタ
  ■その2:リチャード・ガーフィールド博士
  ■その3:強豪プレイヤー関連
  ■その4:シャッフルやイカサマや失格に関する記事
  ■その他:各種統計

 最後のは、今まで訳してきた記事について色々と統計をとってみたのをまとめたもの(著者別、サイト別、コメント数、など)。個人的に興味があったから調べてみたという意味合いが強い。


■その1:種族ネタ

 クリーチャータイプをテーマにしたコラムは基本的にMark Rosewaterの担当。そもそもMark Rosewaterのコラムという時点で面白さは保障されているんだけど、種族ネタについてはご本人も非常に楽しんで書いている節があり、非常に質が高い。個人的にはゾンビの回が一番気に入ってる。

 【翻訳】アレに見えるはセファリッドじゃなイカ?/Here’s Looking at You, Squid【Daily MTG】
  著者:Mark Rosewater/2002年02月04日
  http://regiant.diarynote.jp/201702181523581859/

 【翻訳】ゴブリンが私にさせたこと/Mons Made Me Do It【Daily MTG】
  著者:Mark Rosewater/2002年10月07日
  http://regiant.diarynote.jp/201107092116576676/

 【翻訳】このカードはゾンビですか?/I cc: Dead People【Daily MTG】
  著者:Mark Rosewater/2003年03月03日
  http://regiant.diarynote.jp/201102260801103424/

 【翻訳】ケセラセラの天使週間へようこそ/Que Serra, Serra【Daily MTG】
  著者:Mark Rosewater/2004年06月21日
  http://regiant.diarynote.jp/201408011546238418/

 【翻訳】ドワーフに関する32の小コラム/
  Thirty-Two Short Columns About Dwarves【Daily MTG】

  著者:Mark Rosewater/2005年11月21日
  http://regiant.diarynote.jp/201305061531295027/

 【翻訳】ヴァンパイアに聞いてみよう!/Interview With Some Vampires【Daily MTG】
  著者:Mark Rosewater/2006年02月13日
  http://regiant.diarynote.jp/201103050019455223/

 【翻訳】マーフォークの物語/A Merfolk’s Tale【Daily MTG】
  著者:Mark Rosewater/2008年06月23日
  http://regiant.diarynote.jp/201204141127188562/

 【翻訳】エルフ週間に君を迎えるふ/To Thine Own Elf Be True【Daily MTG】
  著者:Mark Rosewater/2008年08月18日
  http://regiant.diarynote.jp/201407110154273319/

 【翻訳】吸血いっとく?/Care for a Bite?【Daily MTG】
  著者:Mark Rosewater/2009年10月19日
  http://regiant.diarynote.jp/201105011719012769/


■その2:リチャード・ガーフィールド博士

 マジックの生みの親、リチャード・ガーフィールド博士その人によるコラムの翻訳。元々は、トレーディングカードゲーム黎明期に存在していたTCG専門誌「The Duelist」に連載されていた「Lost in the Shuffle」というコラムがあって、そこからいくつか代表的なものが現在の公式サイトに転載されたもの。

 【翻訳】史上初の大乱闘戦について/Lost in the Shuffle: Grand Melee【Daily MTG】
  著者:Richard Garfield/1994年
  http://regiant.diarynote.jp/201103220228564336/

 【翻訳】リチャード・ガーフィールド博士によるメタゲーム考察/the metagame【Daily MTG】
  著者:Richard Garfield/1995年
  http://regiant.diarynote.jp/201102050434584649/


■その3:強豪プレイヤー関連

 強いプレイヤーの記事はそのネームバリューのおかげで注目を集めやすい。もちろん看板だけじゃなくて、やっぱりマジックに関して抜きん出ているプレイヤーであることは間違いないわけで、内容も面白いことが多い。

 【翻訳】最も偉大なプレイヤーであるカイ・ブッディを偉大なプレイヤーであるPVが
  インタビューしてみた/From Great to Greatest【Channel Fireball】

  著者:Paulo Vitor Damo da Rosa/2011年02月02日
  http://regiant.diarynote.jp/201109030558571439/

 【翻訳】ブライアン・キブラーが語るプレインズウォーカーポイントシステムの
  問題点について/The Problem With Planeswalker Points【SCG】

  著者:Brian Kibler/2011年12月12日
  http://regiant.diarynote.jp/201112132332409749/

 【翻訳】殿堂入りプレイヤー中村修平のインタビュー(動画)【Daily MTG】
  2011年11月19日
  http://regiant.diarynote.jp/201111190526336846/

 【翻訳】PVによる2013年度マジック殿堂入り候補者
  ギョーム・ワフォ・タパへのインタビュー【CFB】

  2013年07月11日
  http://regiant.diarynote.jp/201308301513225447/

■その4:シャッフルやイカサマや失格に関する記事

 ここらへんのテーマはセットのローテーションとか関係なく普遍的に人の興味を引く内容らしく、2001年や2002年の記事も含めて多くのコメントがついた。

 【翻訳】シャッフルとイカサマと無作為化について
  /Shuffles, Cheating, and Randomization【SCG】

  著者:Michael A. Rutter/2001年06月06日
  http://regiant.diarynote.jp/201202051837001308/

 【翻訳】僕のシャッフルはデッキを十分に無作為化できてるんだろうか?
  /Am I Shuffling Enough - Or Correctly, For That Matter?【SCG】

  著者:Michael A. Rutter/2002年11月08日
  http://regiant.diarynote.jp/201201202104281778/

 【翻訳】小さなイカサマ、大きな代償/The Danger of Small Cheats【SCG】
  著者:Sam Stoddard/2010年11月19日
  http://regiant.diarynote.jp/201202200952336086/

 【翻訳】ラヴニカへの回帰のプロツアーで失格処分を受けた私について/
  Life Totals, Disqualification, and You (and Me)【TCG Player】

  著者:Jackie Lee/2012年10月24日
  http://regiant.diarynote.jp/201301030009163753/


■その他:各種統計

 まずは訳した記事の著者たち。頭の数が訳した記事の数。

  15 Tom LaPille
  12 Mark Rosewater
  03 Zac Hill
  02 Brian David-Marshall
  02 Michael A. Rutter
  02 Mike Flores
  02 Monty Ashley
  02 Richard Garfield
  01 Aaron Forsythe
  01 Brian Kibler
  01 Caleb Durward
  01 Cassidy McAuliffe
  01 Doug Beyer
  01 Marc Calderaro
  01 Mark Gottlieb
  01 Paulo Vitor Damo da Rosa
  01 Sam Stoddard
  01 Steve Sadin

 予想通り、Tom LaPilleの記事が一番多い。彼のLatest Developmentの記事を定期的に訳していた時期があった。次に多いのがMark Rosewaterなのも予想通り。彼のコラムは「面白いけど長い」という特徴があるので「面白かったから訳してみよう」と始めてみて「訳しても訳しても終わらない……」と後悔することになる。

 次に訳した記事の掲載されていたサイト。

  53 Daily MTG
  06 Star City Games
  03 Channel Fire Ball

 統計取るまでもなかったかもしれない。それでも思ったよりかは Star City Games の記事を訳してるんだな、という印象がある。

 次にコメント数が多かった順。4つ以上のコメントがついたもの限定。タイトルが長過ぎるものは1行に収めるために後半をちょっと省略している。

  16 ブライアン・キブラーが語るプレインズウォーカーポイントシステム(以下略)
  12 最も偉大なプレイヤーであるカイ・ブッディを偉大なプレイヤーであるPV(以下略)
  11 僕のシャッフルはデッキを十分に無作為化できてるんだろうか?
  09 このカードはゾンビですか?/I cc: Dead People
  08 Tom LaPilleのプロツアー名古屋旅行記/Magical Mystery Tour
  08 シャッフルとイカサマと無作為化について/Shuffles, Cheating, and Randomization
  04 アラーラ再誕デザイン秘話:黄金を混成する/Hybridizing Gold
  04 ガンスリンガーじゃない、スペルスリンガーさ/Spellslinging
  04 グランプリ・コスタリカの決勝戦カバレージ 中村修平 vs デビッド・シャーフマン
  04 ゴブリンが私にさせたこと/Mons Made Me Do It
  04 プレビューカード:偉大となるべく運命づけられた《Angelic Destiny》について
  04 マーフォークの物語/A Merfolk’s Tale
  04 エルフ週間に君を迎えるふ/To Thine Own Elf Be True

 コメント数が多い理由も記事によりけりで、感想を多く寄せられたというだけでなくて、訳や内容の誤りを指摘するコメントをもらったのが理由の場合もある。
余談0:更新まとめ

 1月があまりに忙しかったので滞らせてものを色々とまとめて更新。今までの翻訳記事をまとめた「翻訳のまとめ」は、自分で過去の翻訳記事を読みたくなったときに探しやすくするためでもある。

  今週のCard of the Day (2013年01月 第1週) とか
  http://regiant.diarynote.jp/201302020738025843/

  今週のCard of the Day (2013年01月 第2週) とか
  http://regiant.diarynote.jp/201302101355422157/

  今週のCard of the Day (2013年01月 第3週) とか
  http://regiant.diarynote.jp/201302111557598899/

  今週のCard of the Day (2013年01月 第4週) とか
  http://regiant.diarynote.jp/201302111720071427/

  今週のCard of the Day (2013年01月 第5週) とか
  http://regiant.diarynote.jp/201302112147178778/

  翻訳のまとめ:第1回 カテゴリ別と各種統計
  http://regiant.diarynote.jp/201302111802299147/


余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 金曜日に「who you should call」とあって、水曜日には「緑のスライム」がいたので、もしかしたら「ゴーストバスターズ」がテーマだったのかな。いや、他の曜日が関係なさすぎるか。

 関連付けようと思えばできるけど、直観的ではないことは確か。うーん、なんか隠されたテーマがありそうに見えるんだけどな。一応、カード名とクリーチャータイプをリスト化しておくので、推理したい人はどうぞ。

 <カード名>                         <クリーチャータイプ>
 《鍵達人のならず者/Keymaster Rogue》         人間・ならず者
 《ロクソドンの門番/Loxodon Gatekeeper》        象・兵士
 《暴食するスライム/Gluttonous Slime》          ウーズ
 《崖の暴君、カズール/Kazuul, Tyrant of the Cliffs》 オーガ・戦士
 《霊の罠師/Geist Trappers》                人間・戦士

余談2:月曜日 《鍵達人のならず者/Keymaster Rogue》

 最初に見たとき「強いな。《大クラゲ/Man-o’-War》から1マナ増えると、パワーが上がった上にアンブロッカブルにまでなるのか」と思ったけど、そんなことなかった。ネット見てると同じ勘違いした人が他にもいるらしいことに安心した。

 訳の話。
原文:
  it carries a bag with every key it could ever need. That sounds like a helpful sort of thing for a Rogue to have around, doesn’t it?

拙訳:
 必要になるであろう鍵すべてをカバンの中にそろえているかららしい。ならず者が持ち歩くものとしては実に役立ちそうな品じゃないか?

 苦労したのは「every key it could ever need」と「a helpful sort of thing」の2箇所。言いたいことは分かるんだけど、自然な日本語に見せかけるのが大変だった。

 そもそも成功しているかどうか……「every key」だけでも「鍵全部・すべての鍵・ありとあらゆる鍵」とか色々思い付いて大変だった。

余談3:火曜日 《ロクソドンの門番/Loxodon Gatekeeper》

 宿命的な象の兵士。この記事も訳すのが難しかった。
原文:
 The Loxodon from the original Ravnica block are still around now that we’ve returned to the plane.

拙訳:
 元祖ラヴニカブロックに存在していたロクソドンたちは、私たちが再びラヴニカの次元に戻ったことを考えると現役と呼べるはずだ。

 あらためて見て思うけど、本当にこの訳で合ってるんだろうか……「ラヴニカの次元がまた舞台になったということはロクソドンという種族は今またその辺にいるはずだ」ってことだと思って、それに沿うように、かつ原文を尊重しつつ訳してみた。

余談4:水曜日 《暴食するスライム/Gluttonous Slime》

 2/2の貪食1が2体喰らってるってことは4/4になってるわけか。シルエットから察するに、食べられてるのはゴブリンかな。しかし食べれば食べるほど大きくなる、というフレイバーとスライムは非常に相性がいいな。

 個人的には、こいつが瞬速を持っているのは「素早いから」ではなくて「壁にひっついたり背景に溶け込むことで相手の不意をつけるから」だと思ってる。基本的にスライム系は動きが緩慢なかわりに発見しづらい、というイメージが強い。

余談5:木曜日 《崖の暴君、カズール/Kazuul, Tyrant of the Cliffs》

 能力は機能的にプロパガンダ系で現在では白に属する効果だけど、フレイバー的には確かに赤で問題ない。マナを支払うかどうかだけではなく、力で押し通る相手(4/4以上)には一方的に負けてしまうところがオーガっぽい気がする。

 なお、記事からリンクが張られている2010年のSavor the Flavorの記事、どこかに公式の日本語訳がないかと思って探してみたけど見つからなかった。どこかにありそうな気がする。

余談6:金曜日 《霊の罠師/Geist Trappers》

 誰かと力を合わせることで初めて浮遊する霊をとらえられるようになる戦士たち。彼らからすると、空を飛んでいるものは全て「霊」扱いらしい。

 しかし彼らだけでは捕まえられず、誰かに手伝ってもらうことでしか捕獲できないというのは、どういうことなんだろう。誰かがいれば高い所に手が届くようになる……肩車?

余談7:【翻訳】ラヴニカへの回帰のプロツアーで失格処分を受けた私について【TCG Player】

 高潮のさんのブログで紹介されていた、失格処分に関する記事。内容もさることながら、訳そうと決意させてくれたのは、ラストで登場したまさかの須藤元気。

 訳し始めたら色々と大変だった。まずは単純に長いこと。次にルール関連の文章について公式文書を調べるのが手間だったこと。以下にあげるのはそれら以外で苦労した箇所。

原文:
 He struck me as a bit bashful, and I wondered if it was his first Pro Tour.

拙訳:
 私から見ると彼はけっこう内気な感じがして、もしかしたら初のプロツアー参戦なのかな、と思った。

 「Bashful」という単語を最初「攻撃的」という意味かと勘違いした。いや、アリアンロッドだと攻撃力を高める技能が「バッシュ」だし……実際は恥ずかしがり屋とか内気って意味だった。

原文:
 "Yes", I said slowly. I knew this wasn’t what the judge wanted to hear, but it was the truth.

拙訳:
 私はゆっくりと「はい、見ました」と答えた。そう答えてはいけないと何かが告げていたけど、これは真実だ。

 対戦相手がライフの総計をメモするところを見たかどうかとジャッジに聞かれた際の返事。最初は「ジャッジに言うべきはこれじゃないと思った」と訳したけど、日本語的な自然さを優先してこうなった。

原文:
 We were in a strange, grey area of the new rules, and we’d sunken into it like it were Takenuma. (Anyone? Anyone?)

日本語訳:
 私たちは奇妙なルールのグレーゾーンに踏み込み、そこはまるで竹沼みたいに私たちを呑みこんでしまった(上手いこと言った!)

 正直、ここでものすごい悩んで、訳が止まってしまった。十中八九、括弧部分の訳は間違ってると思うんだけど、じゃあ正解は何なのかというと……うーん? 最後は目をつぶって引き金を引いたような感じ。すいません。

原文:
 First, I was incentivized to lie to a judge about my own perceptions.

拙訳:
 1つ目として、このルールは自身の認識について嘘をつくことを奨励している。

 日本語っぽさがイマイチ薄いというか、訳が固い。ここは訳し間違えてはいけない重要な箇所なので、原文を極力尊重した結果そうなった。……言い訳っぽいな。とりあえず訳としては間違っていないとは思う。

原文:
 However, they are very much in Flux, as there is no easy and clear-cut way to deal with the ubiquity of mandatory triggers.

拙訳:
 しかし強制的な誘発能力は様々な状況に起きうるもので、単純に「こうすればよい」とひとくくりに決められるものではなく、そのためルールも流動的だ。

 「ubiquity」は「そこかしこに存在する、偏在する、普遍的である」という意味。発音は「ユーベクイティ」という感じらしい。

原文:
 You’re a stain on the Magic Online Community Cup.

拙訳:
 お前はマジックオンラインコミュニティ杯に泥を塗った

 「stain」は「汚れ、シミ」という意味で、「stain on ~」となることで「~についた汚点、~の名誉を汚す」という意味になる。

原文:
 He’s a renaissance man after my own heart and a practicing Buddhist.

拙訳:
 彼は私の理想であり、敬虔な仏教徒でもある。

 ラストの須藤元気について言及している箇所。「after one’s own heart」で「探し求めていた理想の人物」という意味らしい。
円環の賢者/Gyre Sage - ギルド門侵犯 レア
Gyre Sage / 円環の賢者 (1)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
進化(いずれかのクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、そのクリーチャーのパワーかタフネスがこのクリーチャーよりも大きい場合、このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
(T):あなたのマナ・プールに、円環の賢者の上に置かれている+1/+1カウンター1個につき(緑)を加える。
1/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Gyre+Sage/

 《円環の賢者/Gyre Sage》は、誰もがシミックっぽいカードと感じるであろうカードだ。進化(Evolve)という能力を持っているから、というだけでなく、イラストに描かれているドルイドがマナから生み出している模様がシミックギルドのシンボル(註1)だからだ!

(註1) シミックギルドのシンボル
 以下のリンク先を参照のこと。イラストのシンボルはドルイドから見て正面らしい。

 《円環の賢者/Gyre Sage》のイラスト
 http://magiccards.info/gtc/en/123.html

 シミック連合(リンク先の右側にあるのがシミックギルドのシンボル)
 http://www.wizards.com/magic/tcg/productarticle.aspx?x=mtg/tcg/guilds/simic

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
電結スリス/Arcbound Slith - ダークスティール アンコモン
Arcbound Slith / 電結スリス (2)
アーティファクト クリーチャー — スリス(Slith)
電結スリスがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、その上に+1/+1カウンターを1個置く。
接合1(これはその上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。それが死亡したとき、アーティファクト・クリーチャー1体を対象とする。あなたは「その上にそれらの+1/+1カウンターを置く」ことを選んでもよい。)
0/0
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Arcbound+Slith/

 ミラディンには各色に1体ずつ、合計5体のスリス(Slith)がいる。このクリーチャータイプはダークスティールで再登場した。アーティファクトクリーチャーの《電結スリス/Arcbound Slith》がそれだ。それを最後に、スリスっぽいクリーチャーは登場していない。変わり身(Changeling)以外には。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
ラースの猿人/Apes of Rath - テンペスト アンコモン
Apes of Rath / ラースの猿人 (2)(緑)(緑)
クリーチャー — 類人猿(Ape)
ラースの猿人が攻撃するたび、それはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
5/4
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Apes+of+Rath/

 《ラースの猿人/Apes of Rath》に秘められたダジャレのうち、分かりやすいところではまずその名前だ。「Grapes of Wrath」(註1)と聞き間違えてしまいそうだが、実際は「Grape」ではなく「Ape」だ。「Rath」の地に生息する「Ape」だ。さらにフレイバーテキストにも1つある。「Monkey see, monkey do」(註2)ではなくて「Monkeys three, Monkeys through」(註3)なのだ。

(註1) Grapes of Wrath
 邦題「怒りの葡萄」。ジョン・スタインベックの小説で映画化もされている。

(註2) Monkeys see, monkey do
 見た動作をそのまま真似する猿の習性を指す言い回し。猿真似。

(註3) 《ラースの猿人/Apes of Rath》のフレイバーテキスト
原文:
 Monkeys three, Monkeys through.

日本語訳:
 3匹の猿、猿の中の猿。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows - 未来予知 レア
Grove of the Burnwillows / 燃え柳の木立ち
土地
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(T):あなたのマナ・プールに(赤)か(緑)を加える。各対戦相手は1点のライフを得る。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Grove+of+the+Burnwillows/

 未来予知の「フューチャーシフト」カード(註1)の全部が全部、はるか未来から訪れたものというわけでもない。さらに言うと「フューチャーシフト」カードの中には通常枠で再版されることなく終わるものもある。《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》は「未来枠」から「Vault枠」へと寄り道することなく移動して「From the Vault:Realms」で再登場したカードだ。

(註1) フューチャーシフト
 タイムシフトカードの一種。異なる時間軸から訪れたタイムシフトカードの中でも、特に未来から訪れたもの。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
赤子捕らえ/Kindercatch - イニストラード コモン
Kindercatch / 赤子捕らえ (3)(緑)(緑)(緑)
クリーチャー — スピリット(Spirit)
6/6
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Kindercatch/

 《赤子捕らえ/Kindercatch》のイラストは良く見るとなかなか楽しい。その引きずっている袋の中身が気になるなら、こちらの記事(註1)をチェックしてみるといい。

(註1) こちらの記事
 原文では以下のURLへリンクが張られている。《赤子捕らえ/Kindercatch》のイラストの記事。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/822

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 月曜日こそ最新セットからの紹介だったけれど、それ以降はセットもカードタイプもバラバラだった。何かテーマが隠されていそうな気はする。

 水曜日に「Grapes of Wrath」と映画名が出て来たので、過去にも何度かあった「映画タイトル」というネタからも思ったけど、他のカード名を見る限りそれは無さそう(《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》には「ウィロー」が含まれてるけど)。

余談2:月曜日 《円環の賢者/Gyre Sage》

 「Gyreってなんて読むんだ? ガイルかな?」と思って調べてみたら「ジャイロ効果」の「ジャイロ」だった。なるほど。だから「円環」なのか。納得した。

 訳の話。
原文:
 Gyre Sage is about as Simic a card as you’re likely to find.

拙訳:
 《円環の賢者/Gyre Sage》は、誰もがシミックっぽいカードと感じるであろうカードだ。

 原文の言いたいことはすぐに分かるんだけど日本語にするとなると難易度が高い、というタイプの文章。上記の訳に辿りつくまで「《円環の賢者/Gyre Sage》は、君がシミックギルドのカードとして想像するであろうカードそのものだろう」とか「《円環の賢者/Gyre Sage》は、おそらく君がシミックギルドのカードこうあるべきと思うカードだろう」とか、色々と没案が浮かんでは消えて行った。

余談3:火曜日 《電結スリス/Arcbound Slith》

 攻撃が通るたびに+1/+1カウンターが置かれると聞いて何を思い浮かべるかでマジックの世代が分かる気がする。第4版から始めた身としては「スリス」より「デルヴィッシュ」が浮かぶ。ミラディンブロック以降にマジックを始めた人は何が思い浮かぶんだろう。

余談4:水曜日 《ラースの猿人/Apes of Rath》

 かけ言葉というかダジャレというかなネタ。どう訳そうか迷って、結局は訳すのを諦めた。言葉遊びを訳すのは並大抵の技量では無理。プロはすごいな、と思う瞬間。

 ところでこの《ラースの猿人/Apes of Rath》の日本語版フレイバーテキストが面白い。ヘンテコで意味はよく分からないのに語呂が妙に良いところが好きだ。
原文:
 原文:
 Monkeys three, Monkeys through.

日本語訳:
 3匹の猿、猿の中の猿。

余談5:木曜日 《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》

 テンプレートどおりの訳かもしれないけど、抒情的でファンタジーを感じさせるその日本語カード名がとても良い。幻想的なカードイラストともマッチしてる。

 ただフレイバー的な観点からすると、なんで燃え盛る炎の樹木がライフ回復につながるんだろう、という気はしないでもない。ダメージが入るならよく分かるんだけど。

余談6:金曜日 《赤子捕らえ/Kindercatch》

 《赤子捕らえ/Kindercatch》のイラストに関する記事で、リンクは張られているコラムは「《赤子捕らえ/Kindercatch》のイラストに《不気味な人形/Creepy Doll》が登場しているよ」というネタ。

 ちなみに2011年12月02日の Card of the Day が《不気味な人形/Creepy Doll》で、その際に「カードイラストの背景にいる人形は《赤子捕らえ/Kindercatch》のカードイラストにも登場している」とネタにされており、そのときも当該のコラムにリンクが張られている。

余談7:検索ワード

2013年2月12日 08:13 冥界の裏切り者が複数墓地にいる場合

 複数いるときに墓地に新たにクリーチャーが置かれたらそれぞれの能力は別個に誘発する、というような当たり前の状況と回答が聞きたいわけじゃないんだろうな、と思った。

2013年2月12日 16:37 盗みは許せ騙しは

 《報復の矢/Avenging Arrow》のフレイバーテキストの一部。このフレイバーテキストが何かの言い回しの一部から来ているのもしれない、と好奇心にかられた人が検索したっぽい。どうでもいいけど、この検索ワードでサーチすると妙にネガティブなページばかりがヒットして気分が落ち込む。

2013年2月12日 23:26 インドリク 動物 伝説

 インドリクはマジック世界のオリジナル生物だと思ってたけど、どうやらインドリクという伝説上の生物が別途存在するらしい。ただこの幻獣の特徴は角が生えていることらしいので、マジック世界のインドリクとは全然関係ないみたい。

2013年2月13日 01:58 アラビア湾が見えるよ

 このブログの旧名。1年前に日本に帰任したことで、もうアラビア湾は見えなくなってしまったので改名した。そういえばちょうど1年前だな、日本に帰って来たの。過ぎてしまうとあっという間だ。

2013年2月14日 14:56 ヴォーパルス

 ドラフト系カードゲーム。ノリと勢いで二次創作を書き上げたくらい好き。最近のマジックと同じくらいフレイバーに富んでいるところが魅力。同人ゲームだけど一応Amazonから購入可能。

  Vorpals 【ゲームマーケット2011秋 出展作品】
  http://www.amazon.co.jp/dp/B0083WKM0K/

 なお以下のリンク先で、ブラウザ版をプレイ可能。ヴォーパルス作者も存在は知ってるらしいので、無許可で公開しているわけではないみたい。

  ほぼヴォーパルス
  http://taa764.web.fc2.com/vorpals_on.html

  ほぼヴォーパルスを作った方のブログ
  http://nanamb.blog25.fc2.com/
首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana - ギルド門侵犯 神話レア
Prime Speaker Zegana / 首席議長ゼガーナ (2)(緑)(緑)(青)(青)
伝説のクリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
首席議長ゼガーナは+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。Xは、あなたがコントロールする他のクリーチャーの中の最大のパワーである。
首席議長ゼガーナが戦場に出たとき、これのパワーに等しい枚数のカードを引く。
1/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Prime+Speaker+Zegana/

 ゼガーナは第一ゾノットの議長であり、また「水深の布告」(註1)をもたらした者でもある。この布告は新たなシミック連合の始まりを宣言するものだった。
 ゼガーナ曰く、議会はいつでも彼女をギルドマスターの座から降ろし他の誰かに変更することが出来るらしい。しかし誰もがその言葉を信じているというわけではない。

(註1) 水深の布告
 原文では以下のURLへリンクが張られている。「水深の布告」に関するコラム。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/ur/229

 上記記事には日本語版も存在する。
 http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/004194/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
深みのマーフォーク/Merfolk of the Depths - ギルド門侵犯 アンコモン
Merfolk of the Depths / 深みのマーフォーク (4)(緑/青)(緑/青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) 兵士(Soldier)
瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えてよい。)
4/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Merfolk+of+the+Depths/

 元祖ラヴニカブロックには1体のマーフォークもいなかったが、その次元自体にはずっと存在していた。《深みのマーフォーク/Merfolk of the Depths》のフレイバーテキスト(註1)にあるように、街の真下に存在していた古代の地底の海に潜んでいたのだ。

(註1) フレイバーテキスト
原文:
 When giant sinkholes opened across Ravnica, they revealed buried oceans and the merfolk, once thought to be extinct.

日本語訳:
 ラヴニカの全土で巨大な陥没孔が開いたことで、海と、一時は絶滅したかと思われていたマーフォークの存在が明らかになった。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
シミックの幻想家、モミール・ヴィグ/Momir Vig, Simic Visionary - ディセンション レア
Momir Vig, Simic Visionary / シミックの幻想家、モミール・ヴィグ (3)(緑)(青)
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) ウィザード(Wizard)
あなたが緑のクリーチャー呪文を唱えるたび、あなたは自分のライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探し、それを公開してもよい。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直し、そのカードを一番上に置く。
あなたが青のクリーチャー呪文を唱えるたび、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。それがクリーチャー・カードである場合、そのカードをあなたの手札に加える。
2/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Momir+Vig%2C+Simic+Visionary/

 《シミックの幻想家、モミール・ヴィグ/Momir Vig, Simic Visionary》は元祖ラヴニカブロックでシミック連合のリーダーだった存在だ。エルフの生術師として、彼はシミックの科学者たちの執り行う実験全てを監督し、また全体的な方向性を決定していた。
 しかし彼には彼個人の研究がまた別にあった。細胞質の技術によって作り出した、獰猛かつ本能にのみ従う存在がそれだ。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
クラージ実験体/Experiment Kraj - ディセンション レア
Experiment Kraj / クラージ実験体 (2)(緑)(緑)(青)(青)
伝説のクリーチャー — ウーズ(Ooze) ミュータント(Mutant)
クラージ実験体は、その上に+1/+1カウンターが置かれている他の各クリーチャーの全ての起動型能力を持つ。
(T):クリーチャー1体を対象とし、その上に+1/+1カウンターを1個置く。
4/6
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Experiment+Kraj/

 私たちは昨日の Card of the Day で、モミール・ヴィグが「細胞質の技術によって、獰猛かつ本能にのみ従う存在を作りだした」と書いた。これがそれだ!

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest - 統率者 レア
Edric, Spymaster of Trest / トレストの密偵長、エドリック (1)(緑)(青)
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) ならず者(Rogue)
いずれかのクリーチャーがあなたの対戦相手の1人に戦闘ダメージを与えるたび、それのコントローラーはカードを1枚引いてもよい。
2/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Edric%2C+Spymaster+of+Trest/

 港町トレストでは、誰もエドリックの密偵や思考の急使や使い魔の網を逃れられない。キネスタの女帝ですら、岸辺で演習を行う際は、エドリックの意見を請う。世間が言うには、四世紀も前の若き日から、彼にはたった一つだけ手に入らない秘密が残っているそうだ。(註1)

(註1)
 原文は公式コラム「Fifteen Commanders, Fifteen Tales」にある《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》の紹介文そのまま。このコラムには公式の日本語訳があるため、今日の Card of thd Day の日本語訳も公式からの引用。

 公式サイト: Fifteen Commanders, Fifteen Tales (英語)
 http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/148

 公式サイト:15の統率者、15の物語 (上記コラムの和訳)
 http://mtg-jp.com/reading/translated/001736/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213

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