余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
緑と青のシミック週間。シミック関係ないけど、この色の組み合わせというと真っ先に思い出すのがカバ。なおカバはカバでも《Phelddagrif》じゃなくて《コビトカバ/Pygmy Hippo》。
2マナで2/2、マナ加速も可能という緑の特長を持ちつつ、相手のマナを吸い取るかわりに戦闘ダメージは与えられないという青っぽいトリッキーな能力も併せ持つ変なクリーチャー。使われると妙に強く見えた。
ところでシミックギルドと言えば、清水直樹さんが有名だけど、「しみず」さんだから「しみっく」好きというわけではないよな……そんなまさか。
余談2:月曜日 《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》
戦場に出るとき、自軍の中でもっとも高いパワーと同じ数の+1/+1カウンターが乗るクリーチャー。さらに自分のパワー分のカードが引ける。
自身の力は非常に弱いけれど、他人の力を利用しながら場にいる自軍の誰よりも強い存在になる。いかにも「権謀術数に秀でた人物」というフレイバーを感じる。知力、体力、時の運の中の「知力」しか信用しないタイプ。
あと英語の勉強として、「Speaker」は単にしゃべる人を指すのではなく「議長」を意味する。覚えておこう。仕事でも出てきそうだし。
余談3:火曜日 《深みのマーフォーク/Merfolk of the Depths》
6マナ 4/2 瞬速。フレンチバニラだ(キーワード能力しか持っていない「準バニラ」的クリーチャーの俗称。あまり広まってない)。6マナで4/2か。6マナで4/4+能力1個でも厳しい時代なのにね。しかもアンコモン。
フレイバーテキストがちょっと意味深。「絶滅したと思われていたマーフォークだが、実はまだ存在してた」というこの内容は、ラヴニカ世界に限った話ではなくて、マジック世界全体で起きたことでもある。
オデッセイブロックを最後にマーフォークは一時「絶滅」していた。「魔道士が地上で魔法を撃ちあう世界なのに水棲生物を召喚するのはおかしい」とか不思議なことを誰かが言って、しかもその意見が通ったかららしい(いや、だって、それで取り除かれた《珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk》の同型再販が《珊瑚ウツボ/Coral Eel》? ウツボの方が地上で困るだろうに)。
その後、ファンの嘆願やら何やらで無事マーフォークは復活し、いまでは首席議長を務めるまでになったというお話だったのさ。どっとはらい。
余談4:水曜日 《シミックの幻想家、モミール・ヴィグ/Momir Vig, Simic Visionary》
水曜日から木曜日は比較的珍しい続き物となっている。
それはさておき、モミールと言えばやはりなんと言っても浮かぶのはモミール・ベーシック。フォーマットのルールを知ったときは、こんなん何をどうしようが運ゲーじゃないか、と思ったものだ。
実際は、デッキに入れる基本地形の配分、何マナのときに起動するかしないか、などなど、努力と工夫の及ぶ範囲が残されているらしい。人とは諦めない生き物だな。
余談5:木曜日 《クラージ実験体/Experiment Kraj》
モミールさんが精魂込めて作ってた実験体がこれらしい。ありとあらゆる能力を取り込み、永遠に成長と巨大化を続けるクリーチャー。
大抵こういう実験体の末路は、創造主にすら制御できなくなって暴走する、というのがパターンだけど、フレイバーテキストを見ると、そもそも創造主本人がそれを望んでるふしが。
余談6:金曜日 《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》
指輪物語のせいか、エルフというと高貴なイメージがあるので、スパイという職業はちょっと意外。でも考えてみたら「エルフ・ローグ」はダンジョンズアンドドラゴンズだと基本アーキタイプだな。
フレイバーテキストの難易度が高い。原文を読んでもよく分からず、諦めて日本語訳を読んでもイマイチよく分からなかった。どういう状況なんだ、これ。そして彼の能力とどう関連しているんだ。
緑と青のシミック週間。シミック関係ないけど、この色の組み合わせというと真っ先に思い出すのがカバ。なおカバはカバでも《Phelddagrif》じゃなくて《コビトカバ/Pygmy Hippo》。
2マナで2/2、マナ加速も可能という緑の特長を持ちつつ、相手のマナを吸い取るかわりに戦闘ダメージは与えられないという青っぽいトリッキーな能力も併せ持つ変なクリーチャー。使われると妙に強く見えた。
ところでシミックギルドと言えば、清水直樹さんが有名だけど、「しみず」さんだから「しみっく」好きというわけではないよな……そんなまさか。
余談2:月曜日 《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》
戦場に出るとき、自軍の中でもっとも高いパワーと同じ数の+1/+1カウンターが乗るクリーチャー。さらに自分のパワー分のカードが引ける。
自身の力は非常に弱いけれど、他人の力を利用しながら場にいる自軍の誰よりも強い存在になる。いかにも「権謀術数に秀でた人物」というフレイバーを感じる。知力、体力、時の運の中の「知力」しか信用しないタイプ。
あと英語の勉強として、「Speaker」は単にしゃべる人を指すのではなく「議長」を意味する。覚えておこう。仕事でも出てきそうだし。
余談3:火曜日 《深みのマーフォーク/Merfolk of the Depths》
6マナ 4/2 瞬速。フレンチバニラだ(キーワード能力しか持っていない「準バニラ」的クリーチャーの俗称。あまり広まってない)。6マナで4/2か。6マナで4/4+能力1個でも厳しい時代なのにね。しかもアンコモン。
フレイバーテキストがちょっと意味深。「絶滅したと思われていたマーフォークだが、実はまだ存在してた」というこの内容は、ラヴニカ世界に限った話ではなくて、マジック世界全体で起きたことでもある。
オデッセイブロックを最後にマーフォークは一時「絶滅」していた。「魔道士が地上で魔法を撃ちあう世界なのに水棲生物を召喚するのはおかしい」とか不思議なことを誰かが言って、しかもその意見が通ったかららしい(いや、だって、それで取り除かれた《珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk》の同型再販が《珊瑚ウツボ/Coral Eel》? ウツボの方が地上で困るだろうに)。
その後、ファンの嘆願やら何やらで無事マーフォークは復活し、いまでは首席議長を務めるまでになったというお話だったのさ。どっとはらい。
余談4:水曜日 《シミックの幻想家、モミール・ヴィグ/Momir Vig, Simic Visionary》
水曜日から木曜日は比較的珍しい続き物となっている。
それはさておき、モミールと言えばやはりなんと言っても浮かぶのはモミール・ベーシック。フォーマットのルールを知ったときは、こんなん何をどうしようが運ゲーじゃないか、と思ったものだ。
実際は、デッキに入れる基本地形の配分、何マナのときに起動するかしないか、などなど、努力と工夫の及ぶ範囲が残されているらしい。人とは諦めない生き物だな。
余談5:木曜日 《クラージ実験体/Experiment Kraj》
モミールさんが精魂込めて作ってた実験体がこれらしい。ありとあらゆる能力を取り込み、永遠に成長と巨大化を続けるクリーチャー。
大抵こういう実験体の末路は、創造主にすら制御できなくなって暴走する、というのがパターンだけど、フレイバーテキストを見ると、そもそも創造主本人がそれを望んでるふしが。
原文:
"Of course it will grow beyond control—it was designed to choose its own evolution."
—Momir Vig
日本語訳:
当然、手に負えないところまで成長するだろう――これは自身の進化を自身で選ぶよう設計されているのだ。
――モミール・ヴィグ
余談6:金曜日 《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》
指輪物語のせいか、エルフというと高貴なイメージがあるので、スパイという職業はちょっと意外。でも考えてみたら「エルフ・ローグ」はダンジョンズアンドドラゴンズだと基本アーキタイプだな。
フレイバーテキストの難易度が高い。原文を読んでもよく分からず、諦めて日本語訳を読んでもイマイチよく分からなかった。どういう状況なんだ、これ。そして彼の能力とどう関連しているんだ。
原文:
"I am not at liberty to reveal my sources, but I can assure you, the price on your head is high."
日本語訳:
「情報元を明かすわけにはいかないが、お前の首の値段が高いのだけは保証する。」
Card of the Day - 2013/02/25
2013年2月25日 Card of the Dayピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighter - オデッセイ レアKamahl, Pit Fighter / ピット・ファイター、カマール (4)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) バーバリアン(Barbarian)
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下で戦場に出てすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
(T):クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ピット・ファイター、カマールはそれに3点のダメージを与える。
6/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Kamahl%2C+Pit+Fighter/
カマールは初めカバルシティのピット・ファイターの1人という存在でしかなかった。彼がオンスロートブロックの重要人物としてその存在感を強めていったのは、彼の妹である《熟達の戦士ジェスカ/Jeska, Warrior Adept》が《触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable》へと変身させられてからだ。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
Card of the Day - 2013/02/26
2013年2月26日 Card of the Day盗賊の道/Way of the Thief - ギルド門侵犯 コモンWay of the Thief / 盗賊の道 (3)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
エンチャントされているクリーチャーは、あなたが門(Gate)をコントロールしているかぎりブロックされない。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Way+of+the+Thief/
ラヴニカ世界の盗賊たちの侵入を防ぐのは実に難しい。そうは思わないかい? オルゾフがどんなに警備の配置に気を遣っても、ディミーアときたら苦も無く壁を通り抜けてしまうんだ。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
Card of the Day - 2013/02/27
2013年2月27日 Card of the Day特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage - 時のらせん レアJaya Ballard, Task Mage / 特務魔道士ヤヤ・バラード (1)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) スペルシェイパー(Spellshaper)
(赤),(T),カードを1枚捨てる:青のパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
(1)(赤),(T),カードを1枚捨てる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。特務魔道士ヤヤ・バラードはそれに3点のダメージを与える。これによりダメージを与えられたクリーチャーは、このターン再生できない。
(5)(赤)(赤),(T),カードを1枚捨てる:特務魔道士ヤヤ・バラードは、各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ6点のダメージを与える。
2/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Jaya+Ballard%2C+Task+Mage/
《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》は、実質的に3つの呪文を唱えられる。《紅蓮破/Pyroblast》、《火葬/Incinerate》、そして《インフェルノ/Inferno》だ。そして驚くべき偶然だが、これら3枚のカードは全てヤヤ・バラードの言葉がフレイバーテキスト(註1)として載っているのだ!
(註1) フレイバーテキスト
《紅蓮破/Pyroblast》
原文:
"Just the thing for those pesky water mages."
—Jaya Ballard, task mage
日本語訳:
こいつなら、こうるさい水の魔道師どもにうってつけだ。
――― 特務魔道師、ヤヤ・バラード
《火葬/Incinerate》
原文:
"Yes, I think ‘toast’ is an appropriate description."
—Jaya Ballard, Task Mage
日本語訳:
ええ、「こんがり焼けた」って言いえて妙だと思うわよ。
――特務魔道士、ヤヤ・バラード
《インフェルノ/Inferno》
原文:
"Some have said there is no subtlety to destruction. You know what? They’re dead."
—Jaya Ballard, task mage
日本語訳:
そのむかし、破壊するだけじゃ能がないとぬかす連中に会ったことがある。やつらはどうなったと思う? 残らず死んだよ。
――― 特務魔道師、ヤヤ・バラード
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
Card of the Day - 2013/02/28
2013年2月28日 Card of the Dayオンドゥの僧侶/Ondu Cleric - ゼンディカー コモンOndu Cleric / オンドゥの僧侶 (1)(白)
クリーチャー — コー(Kor) クレリック(Cleric) 同盟者(Ally)
オンドゥの僧侶か他の同盟者(Ally)があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはあなたがコントロールする同盟者の数に等しい点数のライフを得てもよい。
1/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Ondu+Cleric/
オンドゥとはゼンディカー世界の南西に位置する大陸の名前だ。このオンドゥを旅するときは基本的に垂直方向へ移動することになる。これは、マキンディの溝、変わり樹に生える木々、アガディームの墓所、そして魂の階段(註1)などの地形によるものだ。そしてゼンディカー世界の常として、ただ歩くだけでも危険極まりない。
(註1) 魂の階段
原文では《魂の階段の探検/Soul Stair Expedition》のカードデータへリンクが張られている
(参照)
訳す際に、以下の公式記事を参照にした。
日本語公式:ゼンディカーの次元渡り方
http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/001067/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0213
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