余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今回のテーマは(主に新たなるファイレクシアに関連した?)再録カードたちの話かな。一部、ファイレクシアに関連のないカード(木曜日の《森/Forest》)や、再録されたけどファイレクシアの力でちょっと変貌してしまったカード(金曜日の《ファイレクシアの核/Phyrexia’s Core》)などもあるけど、気にしない気にしない。
余談2:月曜日 《邪悪の気配/Evil Presence》
第5版で姿を消していたこれが再録されるらしい。いや、なんだろう、第5版以降、姿を消してしまった理由、ってのがやっぱりちゃんとあるような気がするんだけど、これ。
《広がりゆく海/Spreading Seas》のことを考えるとキャントリップ版を作ってもよかったのではなかろうか、と考えてしまうのは余計なお世話なんだろうか。沼のほうが広がりやすそうな気もするし。
余談3:火曜日 《隷属/Enslave》
この火曜日の記事なんだけど、要するに2007年の次元の混乱のときにすでに赤白のミラディン軍と黒緑のファイレクシア軍の争いが未来に起きることが想定済みだった、ってことなんだろうか……まさかね。
余談4:金曜日 《ファイレクシアの核/Phyrexia’s Core》
そういえばファイレクシア化する前の《ファイレクシアの核/Phyrexia’s Core》である《ミラディンの核/Mirrodin’s Core》も前にCard of the Dayに出てきてたな、ってことを書き忘れてた。
ちなみに今まで2回取り上げられている。2009年11月18日と2011年01月20日のそれぞれ。まあ、別にどうでもいい、と言われると返す言葉もないんだけど。
余談5:吸血いっとく?/Care for a Bite?
タイトルは置いといて、今回もMark Rosewaterな記事にふさわしく、記事内のサブタイトルの元ネタが映画だらけ。それだけならまだしも、サブタイトルと段落の内容が一致してるんだかしてないんだか分からない。難しい。
そんな中、文中の表現で「よく分からなかったけど調べたらなんとなく分かって嬉しかった」ポイントがあったので紹介してみる。
2つの異なるアイデアが混ざり合ってしまった、ということを表現するのに「ピーナッツバターとチョコレート」の例え話(?)が用いられている。
何か元ネタがあるのかなと思って調べてみたところ、どうやらこれが元ネタらしい。
アメリカのチョコレート菓子 Reese’s Peanut Butter Cups
http://www.hersheys.com/reeses.aspx
Reese’sというのはチョコレートの中にピーナッツバタークリームの入ったお菓子。最初に発売されたのが1928年というなかなかの歴史を持っているらしい。
長い歴史を誇るだけあってテレビコマーシャルの種類もなかなか豊富。そのコマーシャル、年代ごとに1つのパターンがあるようで、70年代頃に流れたCMは基本的に「チョコレートとピーナッツバターが出合った!」的な宣伝文句が使われていた。
テレビコマーシャルの一例
http://www.youtube.com/watch?v=QfGQmotCIN0
このCMは「チョコレートうめえ」と歩きながらチョコレートバーを食べてる少年と「ピーナッツバターうめえ」と歩きながらピーナッツバターをビンから食べてる少年が、美女に見とれてしまい街角でぶつかってしまう、というもの。
少年の1人は「うわ! 君のピーナッツバターが僕のチョコレートにかかったじゃないか!」となじり、もう1人も「おい、僕のピーナッツバターに君のチョコレートが入っちゃったよ!」と怒る。しかし2人とも試しにそれらを口に運んでみると「美味しい!」とうなる。
ちなみにこの動画につけられたコメントには「Who walk’s around eating peanut butter?(歩きながらピーナッツバター食うやついねえよ)」と書かれてた。至極もっともだ。
70年代のコマーシャルは他にも「2人の少年がTVゲームを遊んでいる。互いにそれぞれチョコレートとピーナッツバターを操作しているが、操作を誤って衝突してしまう」とか、不思議な世界観が妙に面白いのでオススメ。ちなみに80年代頃のコマーシャルでは「~は、Reese’sをこうやって食べます」という「食べ方シリーズ」だったみたい。
もうマジック全然関係ないな。
今回のテーマは(主に新たなるファイレクシアに関連した?)再録カードたちの話かな。一部、ファイレクシアに関連のないカード(木曜日の《森/Forest》)や、再録されたけどファイレクシアの力でちょっと変貌してしまったカード(金曜日の《ファイレクシアの核/Phyrexia’s Core》)などもあるけど、気にしない気にしない。
余談2:月曜日 《邪悪の気配/Evil Presence》
第5版で姿を消していたこれが再録されるらしい。いや、なんだろう、第5版以降、姿を消してしまった理由、ってのがやっぱりちゃんとあるような気がするんだけど、これ。
《広がりゆく海/Spreading Seas》のことを考えるとキャントリップ版を作ってもよかったのではなかろうか、と考えてしまうのは余計なお世話なんだろうか。沼のほうが広がりやすそうな気もするし。
余談3:火曜日 《隷属/Enslave》
この火曜日の記事なんだけど、要するに2007年の次元の混乱のときにすでに赤白のミラディン軍と黒緑のファイレクシア軍の争いが未来に起きることが想定済みだった、ってことなんだろうか……まさかね。
余談4:金曜日 《ファイレクシアの核/Phyrexia’s Core》
そういえばファイレクシア化する前の《ファイレクシアの核/Phyrexia’s Core》である《ミラディンの核/Mirrodin’s Core》も前にCard of the Dayに出てきてたな、ってことを書き忘れてた。
ちなみに今まで2回取り上げられている。2009年11月18日と2011年01月20日のそれぞれ。まあ、別にどうでもいい、と言われると返す言葉もないんだけど。
余談5:吸血いっとく?/Care for a Bite?
タイトルは置いといて、今回もMark Rosewaterな記事にふさわしく、記事内のサブタイトルの元ネタが映画だらけ。それだけならまだしも、サブタイトルと段落の内容が一致してるんだかしてないんだか分からない。難しい。
そんな中、文中の表現で「よく分からなかったけど調べたらなんとなく分かって嬉しかった」ポイントがあったので紹介してみる。
拙訳:
私自身はこのチームに参加していなかったので、この2つのアイデアがどのようにして混ざり合ったのかは分からないけど、とにかくこれらは混ざり合って1つのアイデアとなったようだ。
原文:
I was not on the team, so I’m not sure how exactly the chocolate ended up in the peanut butter, but the two ideas merged.
2つの異なるアイデアが混ざり合ってしまった、ということを表現するのに「ピーナッツバターとチョコレート」の例え話(?)が用いられている。
何か元ネタがあるのかなと思って調べてみたところ、どうやらこれが元ネタらしい。
アメリカのチョコレート菓子 Reese’s Peanut Butter Cups
http://www.hersheys.com/reeses.aspx
Reese’sというのはチョコレートの中にピーナッツバタークリームの入ったお菓子。最初に発売されたのが1928年というなかなかの歴史を持っているらしい。
長い歴史を誇るだけあってテレビコマーシャルの種類もなかなか豊富。そのコマーシャル、年代ごとに1つのパターンがあるようで、70年代頃に流れたCMは基本的に「チョコレートとピーナッツバターが出合った!」的な宣伝文句が使われていた。
テレビコマーシャルの一例
http://www.youtube.com/watch?v=QfGQmotCIN0
このCMは「チョコレートうめえ」と歩きながらチョコレートバーを食べてる少年と「ピーナッツバターうめえ」と歩きながらピーナッツバターをビンから食べてる少年が、美女に見とれてしまい街角でぶつかってしまう、というもの。
少年の1人は「うわ! 君のピーナッツバターが僕のチョコレートにかかったじゃないか!」となじり、もう1人も「おい、僕のピーナッツバターに君のチョコレートが入っちゃったよ!」と怒る。しかし2人とも試しにそれらを口に運んでみると「美味しい!」とうなる。
ちなみにこの動画につけられたコメントには「Who walk’s around eating peanut butter?(歩きながらピーナッツバター食うやついねえよ)」と書かれてた。至極もっともだ。
70年代のコマーシャルは他にも「2人の少年がTVゲームを遊んでいる。互いにそれぞれチョコレートとピーナッツバターを操作しているが、操作を誤って衝突してしまう」とか、不思議な世界観が妙に面白いのでオススメ。ちなみに80年代頃のコマーシャルでは「~は、Reese’sをこうやって食べます」という「食べ方シリーズ」だったみたい。
もうマジック全然関係ないな。
心理の障壁/Psychic Barrier 新たなるファイレクシア コモンPsychic Barrier / 心理の障壁 (青)(青)
インスタント
クリーチャー呪文1つを対象とし、それを打ち消す。 それのコントローラーは1点のライフを失う。
参照元:http://magiccards.info/nph/jp/43.html
《心理の障壁/Psychic Barrier》のイラストは心理描写的な電撃によって粉々に砕かれようとしている金属製の仮面であり、その面はファイレクシア人の外科医(註1)のものだ。
浮かべている笑みから判断するに、彼はこの電撃にも何ら気分を害されていないようである。
(註1) ファイレクシア人の外科医
原文では「Phyrexian Surgeon」。今のところ《ファイレクシアの外科医》というカードは存在しないが、かわりに新たなるファイレクシアには《心理的手術/Psychic Surgery》というカードがあり、そのイラストには「手術/Surgery」を行っているとおぼしきファイレクシア人が描かれている。多分、これがファイレクシア人の外科医と思われる。
参照:http://magiccards.info/nph/jp/44.html
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
うねりの結節/Surge Node - 新たなるファイレクシア アンコモンSurge Node / うねりの結節 (1)
アーティファクト
うねりの結節は、蓄積カウンターが6個置かれた状態で戦場に出る。
(1),(T),うねりの結節から蓄積カウンターを1個取り除く:アーティファクト1つを対象とし、それの上に蓄積カウンターを1個置く。
参照元:http://magiccards.info/nph/jp/160.html
《うねりの結節/Surge Node》のフレイバーテキスト(註1)の中で言及されている機械の僧侶(Machine Priest)とは修道士(Cenobite)(註2)のことであり、修道士(Cenobite)とは非ファイレクシアな生命に対する審問を司る僧侶たちの呼称である。
(註1) フレイバーテキスト
《うねりの結節/Surge Node》のフレイバーテキストは以下の通り。
原文:
Without a foe to focus on, the machine priests had time to indulge in new sciences.
引用元:http://magiccards.info/nph/en/160.html
日本語訳:
狙いをつける敵がいなくなった機械の僧侶には、新しい科学に浸る時間が生まれた。
引用元:http://magiccards.info/nph/jp/160.html
(註2) 修道士(Cenobite)
有名どころでは《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》がいる。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
異種移植/Xenograft - 新たなるファイレクシア レアXenograft / 異種移植 (4)(青)
エンチャント
異種移植が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。
あなたがコントロールするクリーチャーは、それの他のタイプに加えてその選ばれたタイプでもある。
参照元:http://magiccards.info/nph/jp/51.html
今やファイレクシア陣営はミラディンを覆いつくすに至ったが、戦いはまだ終わっていない。ファイレクシア陣営は5つの派閥(註1)に分裂し、互いに相手を支配するべく策動を続けているのだ。《異種移植/Xenograft》のフレイバーテキスト(註2)でもその対立が強く示されている。
フレイバーテキストでは、ジン=ギタクシアス(註3)が自身とヴォリンクレックス(註4)との基本哲学の違いについて述べている。
(註1) 5つの派閥
青の派閥、緑の派閥、とそれぞれ5色に分かれた派閥が存在している。各派閥のトップは「法務官/Praetor」と呼ばれており、新たなるファイレクシアの神話レアとしてそれぞれ収録されている。
ちなみに昨日のCard of the Dayの注釈に出てきた《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》は白の派閥の法務官。
(註2) フレイバーテキスト
《異種移植/Xenograft》のフレイバーテキストは以下の通り。
原文:
"I despise Vorinclex and his slobberings about ’evolution.’ Only I know true progress."
-Jin-Gitaxias, Core Augur
引用元:http://magiccards.info/nph/en/51.html
日本語訳:
「ヴォリンクレックスの口から出る『進化』ほどくだらぬ言葉は無い。真の進歩を知るのは我だけだ。」
――核の占い師、ジン=ギタクシアス
引用元:http://magiccards.info/nph/jp/51.html
(註3) ジン=ギタクシアス
ファイレクシア陣営の5つの派閥のうち、青の派閥の法務官。原文ではこの名前に《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》のカード情報へリンクが張られている。
(註4) ヴォリンクレックス
ファイレクシア陣営の5つの派閥のうち、緑の派閥の法務官。原文ではこの名前に《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》のカード情報へリンクが張られている。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire - 新たなるファイレクシア コモンPorcelain Legionnaire / 磁器の軍団兵 (2)(白/Φ)
アーティファクト・クリーチャー ― - 兵士
((白/Φ)は(白)でも2点のライフでも支払うことができる。)
先制攻撃
3/1
参照元:http://magiccards.info/nph/jp/19.html
《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire》の肉体は本当に磁器で形成されているわけではない。
実際のそれは、鉄のように固くしかし柔軟性を持つ骨に似た白い金属である。
この磁器のような外皮の下には、骨、金属製の内骨格構造、有機体の腱などが隠されており、ときにはそれらに加えて目や耳などの感覚器官に相当する装置が内蔵されていることもある。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast - 新たなるファイレクシア レアMelira, Sylvok Outcast / シルヴォクののけ者、メリーラ (1)(緑)
伝説のクリーチャー - 人間(Human) スカウト(Scout)
あなたは毒(poison)カウンターを得られない。
あなたがコントロールするクリーチャーは、その上に-1/-1カウンターを配置できない。
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは感染を失う。
2/2
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Melira%2C+Sylvok+Outcast/
「プレインズウォーカーのための新たなるファイレクシア案内 その4」のコラム(註1)から、皆の興味をそそるであろうネタを紹介しよう。
メリーラは「肉の子」と呼ばれている、ミラディンに生きる他の全ての生命と違い、彼女は金属組織を全く持たずに生まれてきた。彼女はもう一つの点で特殊である。ファイレクシアの汚染に免疫を持っているのだ。(註2)
(註1) 「プレインズウォーカーのための新たなるファイレクシア案内 その4」のコラム
原文では以下の「A Planeswalker’s Guide to New Phyrexia: The Vicious Swarm」のコラムへリンクが張られている。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/140
この記事は日本語の公式サイトに日本語訳が掲載されている。
http://mtg-jp.com/reading/translated/001474/
(註2) メリーラは ~ 免疫を持っているのだ。
原文のこの箇所は元コラムからの引用のため、今日の日本語訳も日本語の公式サイトの翻訳記事からの引用。
引用元:http://mtg-jp.com/reading/translated/001474/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
【翻訳】Caw-Bladeとそのお仲間、そして新しいスタンダードについて/PV’s Playhouse - Caw and Friends in the New Standard【CFB】
2011年5月7日 Card of the Day コメント (4)【翻訳】Caw-Bladeとそのお仲間、そして新しいスタンダードについて/PV’s Playhouse - Caw and Friends in the New Standard【Channel Fireball】
Paulo Vitor Damo da Rosa
元記事:http://www.channelfireball.com/articles/pvs-playhouse-caw-and-friends-in-the-new-standard
やあ。この記事はCawbladeと現在のスタンダードについてだ(うわああああ)。あとGrixis Twinに関する新しい情報もいくつか。俺が試した失敗作も含めてだ(いやっほぅ)。それからレーティング関する話を最後にちょっとする。
CawBlade
まずはCawBladeからだ。
多分、みんなもうCawBaldeには飽き飽きしてる頃だろう。俺もだ。
とはいえ問題は、CawBladeはいまだにスタンダードのメタゲームの重要な一部を占めていて、無視したかといって消えうせてくれるわけじゃないということだ。
新しいセットがリリースされると、俺たちはまず新しいカードを試してみたいと考える(そうじゃないとすれば、血道をあげて新しいコンボを探そうとするMagic-Leagueみたいなトーナメントは開かれないだろうし、Mindcrankみたいなカードをデッキに入れようと四苦八苦するプレイヤーがいる理由が説明できない)。
しかし、どこかで俺たちは既存のデッキに新セットが与える影響についても考え始めないといけなくなる。少なくとも新しいデッキをプレイテストする際に仮想敵となる既存デッキだって改良しないといけないからね。
最初に話したいのはギデオンについてだ。
SCG 5Kのカバレージを読んで思わず口にしてたドリンクを吹き出しそうになったのは、みんながデッキからギデオンを抜いたのを知ったときだ(ああ、吹き出しそうになった、は嘘。いかに驚いたかを知って欲しくて付け加えてみた)。
さらにひどいのは、ギデオンがデッキから抜かれた理由がミラーマッチで弱いからだそうで、俺にはまったく理解できない。
俺が青白デッキのミラーマッチをプレイするとき、もしくは観戦しているとき、ギデオンはいつだって場に影響力を持たらすカードだ。
ジェイスと五分に渡り合う可能性のある剣持ちのクリーチャーを上手いこと挑発してくれる。
ギデオンのコストが5点と高いこと、そのせいでSpell Pierceに弱いことは認める。だけど利点がそんな欠点を補って余りあるから、俺は最終的にデッキに入れることにしているし、2枚以上入れないなんて気が狂ってるとしか思えない。
さらにアグロなデッキに対して狂気じみた強さを発揮するという事実を忘れちゃいけない。そういったデッキに対するベストなカードだ。そうでないとしても、ほぼベストなカードだ。
同じ状況でギデオン以外のカードだったら負けてた試合なんていくらでもある。
ボロスデッキをプレイしているときに一番みたくないカードはなんといってもこいつだった。あまりにキツすぎるので、ついにはこっちもギデオンを入れざるをえなかったほどだ。
要するにギデオンは2つのデッキタイプに対して最優先と言える選択肢であり、その他のデッキに対しては優良なカードであり……それをデッキから抜くだって?
最悪なことに、彼のかわりにデッキに入れられているのはCondemnだったりする。ミラーマッチでギデオンに劣ること限りなしなカードだ。
そしてミラーマッチこそもっとも対策しないといけないデッキタイプだってのに!
今現在、ギデオンを入れないといけない理由がまた1つ増えている。彼はSplinter Twinデッキに対しても有効だ。少なくとも何もしないよりはましだ。
新しいセットで絶対に加えたいカードがあるとすれば、Batterskull、Sword of War and Peaceがあげられる。
Sword of War and Peaceを入れるのは簡単だ。Sword of Feast and Famineを抜けばいい。世間の評価とは逆に、俺はSword of Feast and Famineがミラーで役に立つと思えたことが一度もない。
もしデッキにSword of Body and Mindが入ってるならそっちから優先して出してたね。
Sword of Feast and Famineのメリットがフルに生かされない理由を説明すると、もし君が戦闘前にフルタップしてからアタックに行くとすれば、対戦相手は単にそのアタッカーをブロック(もしくは除去するかバウンス)して、次ターンにその行動をとった報いを君に与えるだろう。
攻撃によって得られたのは相手の手札が1枚減ったことくらいだ。
さらにこの剣の価値が落ちてきたのは、みんなが徐々に気づき始めたからだ。Sword of Feast and Famineを持ったクリーチャーの攻撃をあえて受けるという選択肢もあるということにね。
プロツアーパリでのことだ。俺はミラーマッチの対戦中で、対戦相手には剣持ちのStoneforge Mysticがいて、俺の元にはSquadron Hawkがいた。
俺はStoneforge Mysticのアタックを3回受けて、カードを3枚捨てた。その後、Squadron Hawkをなんとか4枚とも戦場に出し終えて、Stoneforge Mysticを4体でブロックし、そしてその試合に勝った。
もしこれがSword of Body and Mindだったら俺は負けてただろう。
要するに、ミラーマッチに置いては、Sword of Feast and Famineの1発よりSword of Body and Mindの1発のほうがずっとキツいって話だ。
このデッキに入っている2種類のプレインズウォーカーに対しても、Sword of Body and Mindのほうが効果的だ。
というわけで、正直、Sword of Body and Mindのほうがずっと強いと思っている。この剣を入れるスペースなんてない、という大方の意見には懐疑的だ。
ミラーマッチで用いる際、Sword of War and Peaceはいかなる場合においてもSword of Feast and Famineの上位互換だ。
デッキに考えなしに剣を放り込む前にすべきことがある。それは、デッキにいれるその剣が他のカードに与える影響についてだ。
まず1つ目として、白の除去、特にCondemnに対して強いということ。
俺はもともとミラーにおけるこのカードがあまり好きじゃなかった。厄介払いするいい機会だ。それでも赤単色やボロスといったアグロなデッキに対してはCondemnを入れておくべきだ。
なぜなら君がCondemnを唱えたいのは大体1ターン目から3ターン目にかけてであり、そうすると剣を持ってくる暇なんてありはしない。例えStoneforge Mysticがいたとしてもね。
しかしミラーマッチで君がCondemnを撃ちこみたいのは剣を手にしたクリーチャー相手であり、そして今やそれを対象にとることが出来なくなるというわけだ。
2つ目として、白のクリーチャーが相対的に弱くなるということ。
Squadron Hawkに関しては残念ながら代替案がない。他のカードに代えることも考えたが(Spellskitesとか)、鷹はこのデッキにあまりに重要すぎるように思われる。
ブロッカーとしてもそうだし、装備できる飛行持ちとしてもそうだし、なんといってもジェイスにプレッシャーをかけられる。
じゃあ何が抜けるかというと、Emeria Angelだね。はっきり言って、前からこの天使のことは好きじゃなかった。タフネスが3点しかないこととデッキに入っているフェッチランドの枚数がそれほどでもないことが理由だ。
そして天使は剣に対して実に相性が悪い。その理由の1つ目は、剣持ちに対してこの天使のトークンがブロッカーに使えないこと。2つ目の理由は、ライフを回復できるという能力がライフレースを不可能にすること。
以前であれば、剣を持ったクリーチャーが相手にいてもEmeria Angelと何体のトークンがいればライフレースをしかけることができた。
しかし今では相手は単に君をSword fo War and Peaceで殴りつけ、君がいくつトークンを繰り出そうがヒットポイントを25点程度に維持したままゲームに勝つだろう。
Batterskullは明らかに強い。デッキに加えるべきだ。しかし代わりに何を抜くかというと、少々難しい。
ギデオンに対する賞賛の言葉を並べてはきたけど、ここで代わりに抜けるべきは彼だろうね(これによって君のデッキにはギデオンが2枚しか残らないはずだ。それより少なくなることはない)。
それは、デッキ内での役割が似ているからだ。
両方とも5マナ域のカードであり、戦場にあれば敵のいかなる攻撃をも止めつつ同時に対戦相手のプレインズウォーカーとライフを攻めることができる。
ただこっちのほうが少し対処しやすいカードかもしれない。
次に考えないといけないのは、新しいカードの参加によってどんなデッキやコンボが生み出されるかだ。
最初に注目すべきは明らかにSplinter Twinだ。ただ、これに対処するためにデッキを多少いじくることに反対するわけじゃないが、流行るかどうか分からないデッキのために自分のデッキを必要以上に歪めてしまうことには慎重にならざるをえない。
とりあえず今の時点では、それに対処できるカードは入れるにしても、他にも使える汎用性の高いカードを入れたいと思う。
幸いなことに、Splinter Twinに対処できるカードの大半は、他にも使い道があるものだ。
メインデッキに入れるカード(というと、もちろんInto the RoilとDismemberのことだが)これらはどちらも相手がSplinter Twinでない場合でも役に立ってくれるだろう。
サイドボードに入れる第一候補として思い浮かぶのはCelestial Purgeだ。コンボ対策にもなり、かつSpellskiteにも邪魔されない。
問題はSplinter Twin対策になるカードは往々にしてDeceiver Exarchに対処できるカードに比べて3つの点で劣る。
1つ目。1マナ余計にかかる。なぜなら奴らは君のエンド時に土地を1枚タップしてくる。
2つ目。Splinter TwinをどうにかできたとしてもDeceiver Exarchは場に残る。
3つ目。ブロッカーを取り除くために単にDeceiver Exarchを除去したいときもある。
いずれの場合も、Celestial Purge(もしくは優先順位は下がるがFlashfreeze)はよい選択肢だと思う。
なぜなら相手の二の矢三の矢(Koth of the Hammer、Pyromancer、Inferno Titan、Moltensteel Dragon)をつぶすことができるし同時に赤単色に対してもよく効く(俺は今後ボロスよりこっちが流行ることになると思っている)。
Celestial Purgeの問題点を挙げるとすればImmolating Souleaterを除去できないことくらいか。こいつがデッキに入るだけのクリーチャーになるかどうかは分からないが。
大半のデッキには効かない用途の狭いカードだが、こいつで対処できるカードたちは要注意人物だらけだ。
Divine Offeringで対処可能なもの、それはSpellskite、Sword of War and Peace、Batterskull、Immolating Souleater、Shrine of Burning Rage、Moltensteel Dragon、Precursor Golem、Birthing Pod ……
4枚いれようとは思わないが、試しに2枚入れてみてもいいかもしれないし、1枚は間違いなく投入する価値がある。Disenchantを入れてよいならそれが最高なんだけどね。
もし本当にSplinter Twinが心配ならSpellkitesを自分でデッキに入れてみてもいいかもしれないが、用途が狭すぎてあまりオススメはしない(Splinter Twin以外では赤系のデッキにしか役に立たないだろうし、それらに対してもそこまで効果的というわけでもない)。
次に挙がる候補はおそらくDismemberだろう。これはずっと広い汎用性を持っている。
あと、これを書くのは少々心が痛むんだが(君がもしシンガポールに行くつもりならここから先は読まないこと!)君のデッキに鷹が入っていないとすればSplinter Twinに対する最も効果的な装備品はBatterskullだろうね。
世間一般の常識として、こいつがコンボデッキに対してそれほどよいとは思えないであろうことは分かっている。
しかし剣を装備させたStoneforge MysticではSpellskiteもDeceiver Exarchも突破できない。Batterskullなら少なくともプレッシャーをかけることはできる。
他に必要と思われるカードがあるとすればDay of Judgmentだ。
正直、俺はこれが入っていないデッキを使うとどうにも落ち着かない(よって、俺はこいつが入ってないデッキは絶対にプレイしない)。
しかしここでは緑の復権に目を向けないといけないだろう。
非常に多くの人たちが「デッキにDay of Judgmentを入れる必要はないよ、ほら、Fauna Shamanだろ、Vengevineだろ、Lotus Cobraだろ、Joraga TreespeakerとMyr Superionのコンビだろ、あとほらあの6マナ5/5トランプルのあれだろ、他にも……」と俺に教えてくれるわけだ。
分かったよ、じゃあ2枚にしておこう。
もしそういった意見が正しいと分かれば、Baneslayer Angelがサイドボードに加わる第一候補となるだろう。
最後に挙げるのはGitaxian Probeだ。
衝撃的というには程遠いが、それでも加える候補に入れても良いように思われる。
手札に入れる装備品を判断する助けになるし、カウンターされるカードを選べるし、いつタップアウトしてもよいのかが分かるし、そして何より重要なのはいつならSword of Feast and Famineでアタックしても大丈夫かを知ることが出来る。
4枚デッキに入れることは絶対にないが、俺が考えるに「26枚の土地 + 1枚のPeek」は「27枚の土地」よりもいいものだ。
俺が今すぐトーナメントに出ろと言われた際に使うであろうデッキは以下の通りだ。
OustとCondemnは入れ替え可能だ。Oustは緑に有効で、Condemnは赤と白に有効だ。
もしかしたらCelestial Purgeを1枚抜いて、それぞれ2枚ずつにするかもしれない。
DismemberはLotus CobraデッキにもFauna Shamanデッキにも有効なカードだが、非常にアグレッシブなデッキには相性が悪い。
Into the Roilは2枚にしてもいいかもしれない。その場合、抜くのはGitaxian ProbeかDismemberだろう。俺と違う意見を持ってるならDay of Judgmentでもいい。
最後に言っておく。
いかなるマッチであろうと、どんな状況だろうと、絶対に後攻はとるな。
Splintertwin
次は、Grixis Twinデッキのリストの最新情報についてだ。
さらにテストプレイを繰り返し、1人で考えてみたりPatrick Chapinに相談してみたりした結果、以前よりももっとSpellskiteが好きになった。
これは非常に多くのものを君にもたらしてくれる。ブロッカーになってくれたり、ジェイスとDeceiver Exarchの両方を除去から守ってくれたり、対戦相手の使うSplinter Twinデッキの邪魔をしてくれたり……
これは軽くてエレガントな解答であり、どのデッキに対しても役に立たずで終わるようなことはない。4枚入れたいね。おそらく抜けるのは土地とJace Belerenだろう。
またプレイしてみた結果、何らかの打ち消し呪文も加えたいと考えるようになった。少なくとも相手に警戒させるためだけにも。
例えば2枚のMana Leakを対戦相手に好き勝手させないためだけに入れたい、と言われても反対はしない。ただ問題はそのかわりに抜くカードが思いつかない。
Mana LeakよりNegateのほうがいい、という可能性もある。しかし今この瞬間に選ぶとしたら俺はMana Leakを選ぶ。
俺がNegateがDispelよりも優れていると思う理由はプレインズウォーカーを打ち消せるからだ。
そして、念のためにもう一度言っておくと、そもそも打ち消し呪文を入れたい理由は、対戦相手の目の前にいるのが決して相手の邪魔をしないサンドバックではないと知らしめるためだ。
Dispelは君のコンボを守ってくれるだろう。しかし俺が打ち消し呪文を入れたい理由はそれじゃない。
Grixis Twinデッキで遊んでる最中、違う色の組み合わせでExarch/Splinter Twinデッキを作ってみた。
あまり気に入ってはいないが、もし興味のある人がいたときのためにリストを挙げておく。さっきも言ったが、これは非常に荒削りな試作品だ。ここに出す前に十分にプレイしたとは言えない。
このデッキの問題点を挙げるとすれば、焦点がぶれているという点だ。
Stoneforge Mysticでゲームを支配するのに必要な防御力に欠けている。最後には、相手に止められる前にコンボを完成させるのを目指すことになるだろうが、それだったらもっと手札補充と妨害手段を入れたほうがよいということになってしまう。
ところで俺はSpellskiteはWall of Omensに勝っていると思う。
Splinter Twinとの相性という点では劣っているかもしれないが、コンボを完成させる際の防壁になるし、さらに重要なこととして、こいつは装備品を持って攻撃に出ることができる。
またこいつは君のBatterskullや剣に飛んでくる除去呪文をそらすこともできる。目立たないかもしれないがこれも重要なことだ。
Inferno TitanをFrost Titanに入れ替えるのは難しくない(もしくは他の何かをFrost Titanに替えてもいい)。
このタイプの問題点はコンボが対して役に立っていないように見えることだ。
もちろんいくつかの試合には勝てるだろう。君のFauna ShamanをDeceiver Exarchでアンタップするのだってそれなりに役に立つだろう。
しかしそれでもこのタイプを選ぶくらいなら普通にもっといいカードでデッキを埋めたほうがいいように思われる。
例えば赤青緑か青緑タッチ赤のVengevineデッキを組んで、2枚組み合わさらないと働いてくれない8枚のカードを抜くとかだ。ただでさえこのデッキは、デッキ操作の手段に欠けている上にコンボを妨害から守る手段にも欠けているのだから。
覚書がてら書いておくと、今ならどんなFauna ShamanデッキにもSpellskiteは入ると思う。
何にせよ、とりあえず今は上記に挙げたグリクシスタイプのデッキで行こうと思っている。もし君がこのバージョンを好きになれないようなら、おそらく上記に挙げた2つの派生バージョンよりは普通の青赤を試すのをオススメするよ。
レーティングについて
最近、ツイッターでレーティングシステムに関する議論が起きてた。この議論が巻き起こることとなった原因は、俺の知っている限りではNationalsでレーティングによる足切りを行うという発表があったためだ。
俺がこれに関してどう考えているか聞いてみたいという声があったので、ここに書いてみる。
見たところ、現在のレーティングシステムには2つの問題点がある。
1.「プレイしたくない」を助長させる
もちろんこういう人がいるだろう「プレイする/しないを決めるのはプレイヤーだ」と。俺自身、レーティングを理由にプレイしなかったことは一度もない。俺にとってのレーティングとはトーナメントでプレイしたことによる「結果」であって、トーナメントでプレイする「理由」じゃない。
しかし考慮にいれないといけないのは、俺は今まで一度も、Qualifiedしつつ、かつ15ptを失うのは絶対に避けないといけないという事態に陥ったことがない。ここに理由があるのかもしれない。2勝2敗の成績以下をとったらNationalsへの招待権を失うとあれば、俺は絶対にGPTには参加しないだろう。
この問題を解決する簡単な方法は……ないと思う。
一部の人が提案したのは、一定ラインを決めていずれかの月末に一度でもそのラインを超えていれば、予選突破もしくは3BYEを獲得する、というものだ。
俺はこれが悪い案だとしか思えない。1つ目に、このシステムの対象になるプレイヤーが何人くらいになるのか予想がつかないということ、
2つ目にこの方法はプレイヤーたちにイカサマを推奨するようなものだからだ。一度でも閾値を超えたなら、友人たち相手に投了し放題ということだ。
また皆は他のゲームのレーティングシステムを提案してきた。
しかし俺はそれらについてあまりよく知らない。
間違っているかもしれないが、確かブリッジのレーティングシステムは時間で管理されているシステムだったはずだ。君のポイントは時間の経過とともに減っていく(例えば、今日100pt持っている。6ヵ月後、君はそのうち75pt持っている。1年後には50pt、3年後には0だ)。
俺は、これをマジックに持ち込むのに絶対反対、というわけではない。
なぜならこうすれば君はただ黙って座ってレーティングを保持することができなくなるからだ(実際にプレイしなければならなくなる)。
しかしレーティングが下がる可能性のあるシステムでこれを行うのは不可能に近いだろう。総ポイントのうち、明日にでも50ptを失ったとしたら、年度の終わりには何ポイント残ってるんだ? 110pt失ったとしたら?
大体からして特定のイベントでどのポイントを失ったかを把握することなんて出来やしないだろう。失ったのは今得た100ptなのか、それとも先週得た100ptなのか?
どちらにせよ、この方法では特定のイベントの直前に「あえてプレイしない」をやめさせることはできない。
他に見受けられた提案の中には、いくつかのトーナメント(例えばフライデーナイトマジック)をレーティング非対象とする、というものもあったが、個人的にこれは馬鹿げた案だと思う。
もちろんレーティングを下げたくないという理由でこれらのトーナメントに参加しないプレイヤーもいるだろう。
だが、賭けてもいいが、レーティングが変化するから参加しているというプレイヤーの人数はそれを上回っているはずだ。
だからフライデーナイトマジックや他の小さなトーナメントからレーティングを取り除くことによってプレイ意欲が増す人よりも、プレイ意欲を失う人のほうが多いと俺は考えている。
2.レーティングが何も反映していない
俺個人にとって一番大きな問題なのはレーティングというものに全く意味がないということだ(俺は予選突破にレーティングを必要としない)。
俺はそのことに気づいているし、高いレベルでプレイする多くの人々もそのことに気づいている。だけどそれ以外の人々はそのことを知らないんだ。
例えば、先週、俺が昔の同級生に会ったときの話だ。
彼は俺にこう尋ねてきた。まだ遊んでるのか、と。俺が、遊んでるよ、と答えたら、世界ランキングで言うとどのあたりにいるんだい、と聞いてきた。
俺が、大体30位くらいかな、と言うとそれに対する彼の返答は「そりゃひどいな、前に聞いたときは2位だったじゃないか」だ。まるでその順位自体に何か意味があるみたいだ!
マジックのランキングは、単に直近の1つか2つの大規模な大会の結果を反映しているに過ぎない。それ以上の何もでもない。プロツアーに勝てば1位に「なってしまう」だろうし、その次のトーナメントが 6-6 の成績なら50位程度まで下がるだろう。
これは世界で一番強かったプレイヤーが50番目の強さに落ちたことを意味しているのか? 49人のプレイヤーが突然彼よりも上手くなったのか? もちろん違う。このランキングが測っているのはそういうものじゃない。
さて、何も測れないランキングに何の意味があるんだろう?
意味があればいいのに、と俺は思う。「俺はランキングで×位にいるんだぜ」と言えれば、と。
単に前回のプロツアーの成績がどうだったかが分かるだけではなく、俺がいくつの試合で勝利を収めてきたのかを実際に反映してくれるランキングならばそれができる。
まあ、そんなわけで最初の方にも言ったけど、俺に解決案はない。
俺の知っている限り、チェスではハイレベルなイベントではより少ないK値が設定されており、それによってレーティングの乱高下を防いでいる。だけどそれをどうマジックに適用させればよいのか、俺にはわからない。
基本的に、俺は今のレーティングの方法に内包された問題点については認識しているし、誰かがこれを改善してくれるなら大喜びだ。
だけど俺自身にはどうすればいいのか何ら妙案はない。
そんなわけで、とりあえず今時点は現状維持でいいんじゃないかなと思っている。どの代替案も現状よりマシとは思えない。
さて、楽しんでくれたかな。また来週!
追伸:
俺は記事に対する提案や意見に飢えてるので、もし何か言いたいことがあれば教えてくれ。ここでも、フェイスブックでも、ツイッターでもいい(ツイッターのIDは@PVDDRだ)。
Paulo Vitor Damo da Rosa
元記事:http://www.channelfireball.com/articles/pvs-playhouse-caw-and-friends-in-the-new-standard
やあ。この記事はCawbladeと現在のスタンダードについてだ(うわああああ)。あとGrixis Twinに関する新しい情報もいくつか。俺が試した失敗作も含めてだ(いやっほぅ)。それからレーティング関する話を最後にちょっとする。
CawBlade
まずはCawBladeからだ。
多分、みんなもうCawBaldeには飽き飽きしてる頃だろう。俺もだ。
とはいえ問題は、CawBladeはいまだにスタンダードのメタゲームの重要な一部を占めていて、無視したかといって消えうせてくれるわけじゃないということだ。
新しいセットがリリースされると、俺たちはまず新しいカードを試してみたいと考える(そうじゃないとすれば、血道をあげて新しいコンボを探そうとするMagic-Leagueみたいなトーナメントは開かれないだろうし、Mindcrankみたいなカードをデッキに入れようと四苦八苦するプレイヤーがいる理由が説明できない)。
しかし、どこかで俺たちは既存のデッキに新セットが与える影響についても考え始めないといけなくなる。少なくとも新しいデッキをプレイテストする際に仮想敵となる既存デッキだって改良しないといけないからね。
最初に話したいのはギデオンについてだ。
SCG 5Kのカバレージを読んで思わず口にしてたドリンクを吹き出しそうになったのは、みんながデッキからギデオンを抜いたのを知ったときだ(ああ、吹き出しそうになった、は嘘。いかに驚いたかを知って欲しくて付け加えてみた)。
さらにひどいのは、ギデオンがデッキから抜かれた理由がミラーマッチで弱いからだそうで、俺にはまったく理解できない。
俺が青白デッキのミラーマッチをプレイするとき、もしくは観戦しているとき、ギデオンはいつだって場に影響力を持たらすカードだ。
ジェイスと五分に渡り合う可能性のある剣持ちのクリーチャーを上手いこと挑発してくれる。
ギデオンのコストが5点と高いこと、そのせいでSpell Pierceに弱いことは認める。だけど利点がそんな欠点を補って余りあるから、俺は最終的にデッキに入れることにしているし、2枚以上入れないなんて気が狂ってるとしか思えない。
さらにアグロなデッキに対して狂気じみた強さを発揮するという事実を忘れちゃいけない。そういったデッキに対するベストなカードだ。そうでないとしても、ほぼベストなカードだ。
同じ状況でギデオン以外のカードだったら負けてた試合なんていくらでもある。
ボロスデッキをプレイしているときに一番みたくないカードはなんといってもこいつだった。あまりにキツすぎるので、ついにはこっちもギデオンを入れざるをえなかったほどだ。
要するにギデオンは2つのデッキタイプに対して最優先と言える選択肢であり、その他のデッキに対しては優良なカードであり……それをデッキから抜くだって?
最悪なことに、彼のかわりにデッキに入れられているのはCondemnだったりする。ミラーマッチでギデオンに劣ること限りなしなカードだ。
そしてミラーマッチこそもっとも対策しないといけないデッキタイプだってのに!
今現在、ギデオンを入れないといけない理由がまた1つ増えている。彼はSplinter Twinデッキに対しても有効だ。少なくとも何もしないよりはましだ。
新しいセットで絶対に加えたいカードがあるとすれば、Batterskull、Sword of War and Peaceがあげられる。
Sword of War and Peaceを入れるのは簡単だ。Sword of Feast and Famineを抜けばいい。世間の評価とは逆に、俺はSword of Feast and Famineがミラーで役に立つと思えたことが一度もない。
もしデッキにSword of Body and Mindが入ってるならそっちから優先して出してたね。
Sword of Feast and Famineのメリットがフルに生かされない理由を説明すると、もし君が戦闘前にフルタップしてからアタックに行くとすれば、対戦相手は単にそのアタッカーをブロック(もしくは除去するかバウンス)して、次ターンにその行動をとった報いを君に与えるだろう。
攻撃によって得られたのは相手の手札が1枚減ったことくらいだ。
さらにこの剣の価値が落ちてきたのは、みんなが徐々に気づき始めたからだ。Sword of Feast and Famineを持ったクリーチャーの攻撃をあえて受けるという選択肢もあるということにね。
プロツアーパリでのことだ。俺はミラーマッチの対戦中で、対戦相手には剣持ちのStoneforge Mysticがいて、俺の元にはSquadron Hawkがいた。
俺はStoneforge Mysticのアタックを3回受けて、カードを3枚捨てた。その後、Squadron Hawkをなんとか4枚とも戦場に出し終えて、Stoneforge Mysticを4体でブロックし、そしてその試合に勝った。
もしこれがSword of Body and Mindだったら俺は負けてただろう。
要するに、ミラーマッチに置いては、Sword of Feast and Famineの1発よりSword of Body and Mindの1発のほうがずっとキツいって話だ。
このデッキに入っている2種類のプレインズウォーカーに対しても、Sword of Body and Mindのほうが効果的だ。
というわけで、正直、Sword of Body and Mindのほうがずっと強いと思っている。この剣を入れるスペースなんてない、という大方の意見には懐疑的だ。
ミラーマッチで用いる際、Sword of War and Peaceはいかなる場合においてもSword of Feast and Famineの上位互換だ。
デッキに考えなしに剣を放り込む前にすべきことがある。それは、デッキにいれるその剣が他のカードに与える影響についてだ。
まず1つ目として、白の除去、特にCondemnに対して強いということ。
俺はもともとミラーにおけるこのカードがあまり好きじゃなかった。厄介払いするいい機会だ。それでも赤単色やボロスといったアグロなデッキに対してはCondemnを入れておくべきだ。
なぜなら君がCondemnを唱えたいのは大体1ターン目から3ターン目にかけてであり、そうすると剣を持ってくる暇なんてありはしない。例えStoneforge Mysticがいたとしてもね。
しかしミラーマッチで君がCondemnを撃ちこみたいのは剣を手にしたクリーチャー相手であり、そして今やそれを対象にとることが出来なくなるというわけだ。
2つ目として、白のクリーチャーが相対的に弱くなるということ。
Squadron Hawkに関しては残念ながら代替案がない。他のカードに代えることも考えたが(Spellskitesとか)、鷹はこのデッキにあまりに重要すぎるように思われる。
ブロッカーとしてもそうだし、装備できる飛行持ちとしてもそうだし、なんといってもジェイスにプレッシャーをかけられる。
じゃあ何が抜けるかというと、Emeria Angelだね。はっきり言って、前からこの天使のことは好きじゃなかった。タフネスが3点しかないこととデッキに入っているフェッチランドの枚数がそれほどでもないことが理由だ。
そして天使は剣に対して実に相性が悪い。その理由の1つ目は、剣持ちに対してこの天使のトークンがブロッカーに使えないこと。2つ目の理由は、ライフを回復できるという能力がライフレースを不可能にすること。
以前であれば、剣を持ったクリーチャーが相手にいてもEmeria Angelと何体のトークンがいればライフレースをしかけることができた。
しかし今では相手は単に君をSword fo War and Peaceで殴りつけ、君がいくつトークンを繰り出そうがヒットポイントを25点程度に維持したままゲームに勝つだろう。
Batterskullは明らかに強い。デッキに加えるべきだ。しかし代わりに何を抜くかというと、少々難しい。
ギデオンに対する賞賛の言葉を並べてはきたけど、ここで代わりに抜けるべきは彼だろうね(これによって君のデッキにはギデオンが2枚しか残らないはずだ。それより少なくなることはない)。
それは、デッキ内での役割が似ているからだ。
両方とも5マナ域のカードであり、戦場にあれば敵のいかなる攻撃をも止めつつ同時に対戦相手のプレインズウォーカーとライフを攻めることができる。
ただこっちのほうが少し対処しやすいカードかもしれない。
次に考えないといけないのは、新しいカードの参加によってどんなデッキやコンボが生み出されるかだ。
最初に注目すべきは明らかにSplinter Twinだ。ただ、これに対処するためにデッキを多少いじくることに反対するわけじゃないが、流行るかどうか分からないデッキのために自分のデッキを必要以上に歪めてしまうことには慎重にならざるをえない。
とりあえず今の時点では、それに対処できるカードは入れるにしても、他にも使える汎用性の高いカードを入れたいと思う。
幸いなことに、Splinter Twinに対処できるカードの大半は、他にも使い道があるものだ。
メインデッキに入れるカード(というと、もちろんInto the RoilとDismemberのことだが)これらはどちらも相手がSplinter Twinでない場合でも役に立ってくれるだろう。
サイドボードに入れる第一候補として思い浮かぶのはCelestial Purgeだ。コンボ対策にもなり、かつSpellskiteにも邪魔されない。
問題はSplinter Twin対策になるカードは往々にしてDeceiver Exarchに対処できるカードに比べて3つの点で劣る。
1つ目。1マナ余計にかかる。なぜなら奴らは君のエンド時に土地を1枚タップしてくる。
2つ目。Splinter TwinをどうにかできたとしてもDeceiver Exarchは場に残る。
3つ目。ブロッカーを取り除くために単にDeceiver Exarchを除去したいときもある。
いずれの場合も、Celestial Purge(もしくは優先順位は下がるがFlashfreeze)はよい選択肢だと思う。
なぜなら相手の二の矢三の矢(Koth of the Hammer、Pyromancer、Inferno Titan、Moltensteel Dragon)をつぶすことができるし同時に赤単色に対してもよく効く(俺は今後ボロスよりこっちが流行ることになると思っている)。
Celestial Purgeの問題点を挙げるとすればImmolating Souleaterを除去できないことくらいか。こいつがデッキに入るだけのクリーチャーになるかどうかは分からないが。
大半のデッキには効かない用途の狭いカードだが、こいつで対処できるカードたちは要注意人物だらけだ。
Divine Offeringで対処可能なもの、それはSpellskite、Sword of War and Peace、Batterskull、Immolating Souleater、Shrine of Burning Rage、Moltensteel Dragon、Precursor Golem、Birthing Pod ……
4枚いれようとは思わないが、試しに2枚入れてみてもいいかもしれないし、1枚は間違いなく投入する価値がある。Disenchantを入れてよいならそれが最高なんだけどね。
もし本当にSplinter Twinが心配ならSpellkitesを自分でデッキに入れてみてもいいかもしれないが、用途が狭すぎてあまりオススメはしない(Splinter Twin以外では赤系のデッキにしか役に立たないだろうし、それらに対してもそこまで効果的というわけでもない)。
次に挙がる候補はおそらくDismemberだろう。これはずっと広い汎用性を持っている。
あと、これを書くのは少々心が痛むんだが(君がもしシンガポールに行くつもりならここから先は読まないこと!)君のデッキに鷹が入っていないとすればSplinter Twinに対する最も効果的な装備品はBatterskullだろうね。
世間一般の常識として、こいつがコンボデッキに対してそれほどよいとは思えないであろうことは分かっている。
しかし剣を装備させたStoneforge MysticではSpellskiteもDeceiver Exarchも突破できない。Batterskullなら少なくともプレッシャーをかけることはできる。
他に必要と思われるカードがあるとすればDay of Judgmentだ。
正直、俺はこれが入っていないデッキを使うとどうにも落ち着かない(よって、俺はこいつが入ってないデッキは絶対にプレイしない)。
しかしここでは緑の復権に目を向けないといけないだろう。
非常に多くの人たちが「デッキにDay of Judgmentを入れる必要はないよ、ほら、Fauna Shamanだろ、Vengevineだろ、Lotus Cobraだろ、Joraga TreespeakerとMyr Superionのコンビだろ、あとほらあの6マナ5/5トランプルのあれだろ、他にも……」と俺に教えてくれるわけだ。
分かったよ、じゃあ2枚にしておこう。
もしそういった意見が正しいと分かれば、Baneslayer Angelがサイドボードに加わる第一候補となるだろう。
最後に挙げるのはGitaxian Probeだ。
衝撃的というには程遠いが、それでも加える候補に入れても良いように思われる。
手札に入れる装備品を判断する助けになるし、カウンターされるカードを選べるし、いつタップアウトしてもよいのかが分かるし、そして何より重要なのはいつならSword of Feast and Famineでアタックしても大丈夫かを知ることが出来る。
4枚デッキに入れることは絶対にないが、俺が考えるに「26枚の土地 + 1枚のPeek」は「27枚の土地」よりもいいものだ。
俺が今すぐトーナメントに出ろと言われた際に使うであろうデッキは以下の通りだ。
3 Glacial Fortress
4 Tectonic Edge
4 Island
4 Plains
1 Scalding Tarn
2 Inkmoth Nexus
4 Seachrome Coast
4 Celestial Colonnade
1 Sun Titan
4 Stoneforge Mystic
4 Squadron Hawk
2 Day of Judgment
3 Mana Leak
1 Sword of Feast and Famine
1 Sword of War and Peace
1 Batterskull
2 Gideon Jura
4 Jace、the Mind Sculptor
3 Spell Pierce
2 Dismember
4 Preordain
1 Into the Roil
1 Gitaxian Probe
Sideboard
2 Baneslayer Angel
3 Celestial Purge
2 Divine Offering
3 Flashfreeze
1 Jace Beleren
1 Sun Titan
3 Condemn
OustとCondemnは入れ替え可能だ。Oustは緑に有効で、Condemnは赤と白に有効だ。
もしかしたらCelestial Purgeを1枚抜いて、それぞれ2枚ずつにするかもしれない。
DismemberはLotus CobraデッキにもFauna Shamanデッキにも有効なカードだが、非常にアグレッシブなデッキには相性が悪い。
Into the Roilは2枚にしてもいいかもしれない。その場合、抜くのはGitaxian ProbeかDismemberだろう。俺と違う意見を持ってるならDay of Judgmentでもいい。
最後に言っておく。
いかなるマッチであろうと、どんな状況だろうと、絶対に後攻はとるな。
Splintertwin
次は、Grixis Twinデッキのリストの最新情報についてだ。
さらにテストプレイを繰り返し、1人で考えてみたりPatrick Chapinに相談してみたりした結果、以前よりももっとSpellskiteが好きになった。
これは非常に多くのものを君にもたらしてくれる。ブロッカーになってくれたり、ジェイスとDeceiver Exarchの両方を除去から守ってくれたり、対戦相手の使うSplinter Twinデッキの邪魔をしてくれたり……
これは軽くてエレガントな解答であり、どのデッキに対しても役に立たずで終わるようなことはない。4枚入れたいね。おそらく抜けるのは土地とJace Belerenだろう。
またプレイしてみた結果、何らかの打ち消し呪文も加えたいと考えるようになった。少なくとも相手に警戒させるためだけにも。
例えば2枚のMana Leakを対戦相手に好き勝手させないためだけに入れたい、と言われても反対はしない。ただ問題はそのかわりに抜くカードが思いつかない。
Mana LeakよりNegateのほうがいい、という可能性もある。しかし今この瞬間に選ぶとしたら俺はMana Leakを選ぶ。
俺がNegateがDispelよりも優れていると思う理由はプレインズウォーカーを打ち消せるからだ。
そして、念のためにもう一度言っておくと、そもそも打ち消し呪文を入れたい理由は、対戦相手の目の前にいるのが決して相手の邪魔をしないサンドバックではないと知らしめるためだ。
Dispelは君のコンボを守ってくれるだろう。しかし俺が打ち消し呪文を入れたい理由はそれじゃない。
Grixis Twinデッキで遊んでる最中、違う色の組み合わせでExarch/Splinter Twinデッキを作ってみた。
あまり気に入ってはいないが、もし興味のある人がいたときのためにリストを挙げておく。さっきも言ったが、これは非常に荒削りな試作品だ。ここに出す前に十分にプレイしたとは言えない。
4 Arid Mesa
4 Scalding Tarn
4 Seachrome Coast
1 Plains
3 Mountain
3 Island
2 Terramorphic Expanse
4 Glacial Fortress
4 Deceiver Exarch
4 Stoneforge Mystic
4 Spellskite
4 Splinter Twin
1 Sword of Feast and Famine
1 Batterskull
4 Jace、the Mind Sculptor
4 Preordain
4 Gitaxian Probe
2 Into the Roil
3 Mana Leak
このデッキの問題点を挙げるとすれば、焦点がぶれているという点だ。
Stoneforge Mysticでゲームを支配するのに必要な防御力に欠けている。最後には、相手に止められる前にコンボを完成させるのを目指すことになるだろうが、それだったらもっと手札補充と妨害手段を入れたほうがよいということになってしまう。
ところで俺はSpellskiteはWall of Omensに勝っていると思う。
Splinter Twinとの相性という点では劣っているかもしれないが、コンボを完成させる際の防壁になるし、さらに重要なこととして、こいつは装備品を持って攻撃に出ることができる。
またこいつは君のBatterskullや剣に飛んでくる除去呪文をそらすこともできる。目立たないかもしれないがこれも重要なことだ。
3 Raging Ravine
4 Forest
4 Island
4 Scalding Tarn
4 Misty Rainforest
2 Mountain
4 Copperline Gorge
4 Vengevine
1 Inferno Titan
4 Lotus Cobra
1 Acidic Slime
1 Spellskite
4 Deceiver Exarch
4 Fauna Shaman
4 Birds of Paradise
4 Preordain
4 Jace、the Mind Sculptor
4 Splinter Twin
Inferno TitanをFrost Titanに入れ替えるのは難しくない(もしくは他の何かをFrost Titanに替えてもいい)。
このタイプの問題点はコンボが対して役に立っていないように見えることだ。
もちろんいくつかの試合には勝てるだろう。君のFauna ShamanをDeceiver Exarchでアンタップするのだってそれなりに役に立つだろう。
しかしそれでもこのタイプを選ぶくらいなら普通にもっといいカードでデッキを埋めたほうがいいように思われる。
例えば赤青緑か青緑タッチ赤のVengevineデッキを組んで、2枚組み合わさらないと働いてくれない8枚のカードを抜くとかだ。ただでさえこのデッキは、デッキ操作の手段に欠けている上にコンボを妨害から守る手段にも欠けているのだから。
覚書がてら書いておくと、今ならどんなFauna ShamanデッキにもSpellskiteは入ると思う。
何にせよ、とりあえず今は上記に挙げたグリクシスタイプのデッキで行こうと思っている。もし君がこのバージョンを好きになれないようなら、おそらく上記に挙げた2つの派生バージョンよりは普通の青赤を試すのをオススメするよ。
レーティングについて
最近、ツイッターでレーティングシステムに関する議論が起きてた。この議論が巻き起こることとなった原因は、俺の知っている限りではNationalsでレーティングによる足切りを行うという発表があったためだ。
俺がこれに関してどう考えているか聞いてみたいという声があったので、ここに書いてみる。
見たところ、現在のレーティングシステムには2つの問題点がある。
1.「プレイしたくない」を助長させる
もちろんこういう人がいるだろう「プレイする/しないを決めるのはプレイヤーだ」と。俺自身、レーティングを理由にプレイしなかったことは一度もない。俺にとってのレーティングとはトーナメントでプレイしたことによる「結果」であって、トーナメントでプレイする「理由」じゃない。
しかし考慮にいれないといけないのは、俺は今まで一度も、Qualifiedしつつ、かつ15ptを失うのは絶対に避けないといけないという事態に陥ったことがない。ここに理由があるのかもしれない。2勝2敗の成績以下をとったらNationalsへの招待権を失うとあれば、俺は絶対にGPTには参加しないだろう。
この問題を解決する簡単な方法は……ないと思う。
一部の人が提案したのは、一定ラインを決めていずれかの月末に一度でもそのラインを超えていれば、予選突破もしくは3BYEを獲得する、というものだ。
俺はこれが悪い案だとしか思えない。1つ目に、このシステムの対象になるプレイヤーが何人くらいになるのか予想がつかないということ、
2つ目にこの方法はプレイヤーたちにイカサマを推奨するようなものだからだ。一度でも閾値を超えたなら、友人たち相手に投了し放題ということだ。
また皆は他のゲームのレーティングシステムを提案してきた。
しかし俺はそれらについてあまりよく知らない。
間違っているかもしれないが、確かブリッジのレーティングシステムは時間で管理されているシステムだったはずだ。君のポイントは時間の経過とともに減っていく(例えば、今日100pt持っている。6ヵ月後、君はそのうち75pt持っている。1年後には50pt、3年後には0だ)。
俺は、これをマジックに持ち込むのに絶対反対、というわけではない。
なぜならこうすれば君はただ黙って座ってレーティングを保持することができなくなるからだ(実際にプレイしなければならなくなる)。
しかしレーティングが下がる可能性のあるシステムでこれを行うのは不可能に近いだろう。総ポイントのうち、明日にでも50ptを失ったとしたら、年度の終わりには何ポイント残ってるんだ? 110pt失ったとしたら?
大体からして特定のイベントでどのポイントを失ったかを把握することなんて出来やしないだろう。失ったのは今得た100ptなのか、それとも先週得た100ptなのか?
どちらにせよ、この方法では特定のイベントの直前に「あえてプレイしない」をやめさせることはできない。
他に見受けられた提案の中には、いくつかのトーナメント(例えばフライデーナイトマジック)をレーティング非対象とする、というものもあったが、個人的にこれは馬鹿げた案だと思う。
もちろんレーティングを下げたくないという理由でこれらのトーナメントに参加しないプレイヤーもいるだろう。
だが、賭けてもいいが、レーティングが変化するから参加しているというプレイヤーの人数はそれを上回っているはずだ。
だからフライデーナイトマジックや他の小さなトーナメントからレーティングを取り除くことによってプレイ意欲が増す人よりも、プレイ意欲を失う人のほうが多いと俺は考えている。
2.レーティングが何も反映していない
俺個人にとって一番大きな問題なのはレーティングというものに全く意味がないということだ(俺は予選突破にレーティングを必要としない)。
俺はそのことに気づいているし、高いレベルでプレイする多くの人々もそのことに気づいている。だけどそれ以外の人々はそのことを知らないんだ。
例えば、先週、俺が昔の同級生に会ったときの話だ。
彼は俺にこう尋ねてきた。まだ遊んでるのか、と。俺が、遊んでるよ、と答えたら、世界ランキングで言うとどのあたりにいるんだい、と聞いてきた。
俺が、大体30位くらいかな、と言うとそれに対する彼の返答は「そりゃひどいな、前に聞いたときは2位だったじゃないか」だ。まるでその順位自体に何か意味があるみたいだ!
マジックのランキングは、単に直近の1つか2つの大規模な大会の結果を反映しているに過ぎない。それ以上の何もでもない。プロツアーに勝てば1位に「なってしまう」だろうし、その次のトーナメントが 6-6 の成績なら50位程度まで下がるだろう。
これは世界で一番強かったプレイヤーが50番目の強さに落ちたことを意味しているのか? 49人のプレイヤーが突然彼よりも上手くなったのか? もちろん違う。このランキングが測っているのはそういうものじゃない。
さて、何も測れないランキングに何の意味があるんだろう?
意味があればいいのに、と俺は思う。「俺はランキングで×位にいるんだぜ」と言えれば、と。
単に前回のプロツアーの成績がどうだったかが分かるだけではなく、俺がいくつの試合で勝利を収めてきたのかを実際に反映してくれるランキングならばそれができる。
まあ、そんなわけで最初の方にも言ったけど、俺に解決案はない。
俺の知っている限り、チェスではハイレベルなイベントではより少ないK値が設定されており、それによってレーティングの乱高下を防いでいる。だけどそれをどうマジックに適用させればよいのか、俺にはわからない。
基本的に、俺は今のレーティングの方法に内包された問題点については認識しているし、誰かがこれを改善してくれるなら大喜びだ。
だけど俺自身にはどうすればいいのか何ら妙案はない。
そんなわけで、とりあえず今時点は現状維持でいいんじゃないかなと思っている。どの代替案も現状よりマシとは思えない。
さて、楽しんでくれたかな。また来週!
追伸:
俺は記事に対する提案や意見に飢えてるので、もし何か言いたいことがあれば教えてくれ。ここでも、フェイスブックでも、ツイッターでもいい(ツイッターのIDは@PVDDRだ)。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
テーマというか、新たなるファイレクシアの新カードを世界観の紹介に絡めて書かれた記事。主な登場人物たちやファイレクシア側の勢力や職種など、背景ストーリー好きなプレイヤー向けの内容になっている……と言うべきなのか、そういった人たちには、すでに常識でしかない内容なのか。
余談2:月曜日 《心理の障壁/Psychic Barrier》
《霊魂放逐/Remove Soul》や《本質の散乱/Essence Scatter》はまだしも、《対抗呪文/Counter Spell》のことは思い出しちゃいけない。いけないんだ。
余談3:火曜日 《うねりの結節/Surge Node》
「蓄積カウンターを増やす」という行動は、第4版の頃にいた《機械仕掛けの~/Cockwork ~》シリーズのせいで「機械のネジを巻く」ようなイメージがある。少なくとも「機械にエネルギーを供給する」イメージ。いまいち「僧侶」という存在としっくりこない。
でも「僧侶」と言いつつもフレイバーテキストに言及されているとおり、どちらかというと科学者のような存在らしい。それならまだ分からんでもないかなあ。
余談4:水曜日 《異種移植/Xenograft》
この記事でジン=ギタクシアスにちょっと馬鹿にされてしまっているヴォリンクレックスさん。どんな人かというと、《襞金屑ワーム/Quilled Slagwurm》の歯を取り除いた人。詳しくは以下の過去日記の記事を参照のこと。
http://regiant.diarynote.jp/201102070407222993
余談5:木曜日 《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire》
この日に取り上げられていた《磁器の軍団兵》というのは「2マナ 3/1 先制攻撃。場に出たとき2点のライフを失う」みたいなアーティファクトクリーチャーで、白マナを追加で払うとライフの喪失を無視できる、というメリットつき(正しくは白いファイレクシアマナが1点、マナコストに含まれている)。
最初見たときは「強いな、これ」と思ったけど、2マナで2/1 バニラの《先陣のマイア/Alpha Myr》を思い出した。それに「2点ライフ喪失のデメリット」がついたかわりに「+1/+0、先制攻撃」を得たと考えれば……やっぱり強い気がする。
余談6:金曜日 《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast 》
某所でもちょっと書いたけど、個人的に気になったのはメリーラが神話レアではないこと。
神話レアとレアの境目が「汎用度や効果でなくストーリー上で重要な位置を占めているかどうかで決まっている」というのが絶対不変の真理だと信じているわけではないけれど、それにしたってメリーラが神話レアじゃないのはちょっとかわいそうな気がする。そのうえ、育ての親らしいスラーンは神話レアだし。
んで、神話レアにならなかった理由をつらつらと考えてみた。実際どうかは分からないけれど、とりあえず今時点でたどり着いた結論は以下のような感じ。
メリーラ「ねえ、スラーン」
スラーン「なんじゃい」
メ「なんでスラーンは神話レアなのに、あたしはただのレアなの?」
ス「……」
メ「なんでなの? あたし、主役じゃないの?」
ス「そりゃ、あれじゃ、レアの方が安い……」
メ「……」(じー)
ス「……じゃなくて出現頻度が高いじゃろ?」
メ「スラーンなんか大嫌い。《ゲスの評決》で死んじゃえばいいんだ」
ス「話を最後まで聞け。つまりそれだけ多くの人と出会えるということじゃろ」
メ「そうなの?」
ス「そりゃそうじゃよ。レアが目に触れる人の数は、神話レアの倍以上じゃ」
メ「へー」
ス「わしのような世を捨てたトロールは1人ひっそりと消えてもよいが、お前は違う」
メ「……」
ス「もっと多くの人と出会って欲しい。もっと友達を作って欲しい」
メ「……」
ス「お前のレアリティにはそんな開発部の願いが詰まっておるんじゃよ」
メ「……そっか。ありがとう、スラーン」
ス「分かればよい、それでよい」
メ「でもね、スラーン」
ス「なんじゃい」
メ「ひっそりと消えてなんてよくないよ。あたし、スラーンに会えて良かった」
ス「……」
メ「じゃ、そろそろ出かけるね」
ス「うむ、世のプレイヤーを、感染から、そして毒から守ってやれ」
メ「行ってきます!」
とりあえず個人的に納得できたから、これでいいか。
テーマというか、新たなるファイレクシアの新カードを世界観の紹介に絡めて書かれた記事。主な登場人物たちやファイレクシア側の勢力や職種など、背景ストーリー好きなプレイヤー向けの内容になっている……と言うべきなのか、そういった人たちには、すでに常識でしかない内容なのか。
余談2:月曜日 《心理の障壁/Psychic Barrier》
《霊魂放逐/Remove Soul》や《本質の散乱/Essence Scatter》はまだしも、《対抗呪文/Counter Spell》のことは思い出しちゃいけない。いけないんだ。
余談3:火曜日 《うねりの結節/Surge Node》
「蓄積カウンターを増やす」という行動は、第4版の頃にいた《機械仕掛けの~/Cockwork ~》シリーズのせいで「機械のネジを巻く」ようなイメージがある。少なくとも「機械にエネルギーを供給する」イメージ。いまいち「僧侶」という存在としっくりこない。
でも「僧侶」と言いつつもフレイバーテキストに言及されているとおり、どちらかというと科学者のような存在らしい。それならまだ分からんでもないかなあ。
余談4:水曜日 《異種移植/Xenograft》
この記事でジン=ギタクシアスにちょっと馬鹿にされてしまっているヴォリンクレックスさん。どんな人かというと、《襞金屑ワーム/Quilled Slagwurm》の歯を取り除いた人。詳しくは以下の過去日記の記事を参照のこと。
http://regiant.diarynote.jp/201102070407222993
余談5:木曜日 《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire》
この日に取り上げられていた《磁器の軍団兵》というのは「2マナ 3/1 先制攻撃。場に出たとき2点のライフを失う」みたいなアーティファクトクリーチャーで、白マナを追加で払うとライフの喪失を無視できる、というメリットつき(正しくは白いファイレクシアマナが1点、マナコストに含まれている)。
最初見たときは「強いな、これ」と思ったけど、2マナで2/1 バニラの《先陣のマイア/Alpha Myr》を思い出した。それに「2点ライフ喪失のデメリット」がついたかわりに「+1/+0、先制攻撃」を得たと考えれば……やっぱり強い気がする。
余談6:金曜日 《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast 》
某所でもちょっと書いたけど、個人的に気になったのはメリーラが神話レアではないこと。
神話レアとレアの境目が「汎用度や効果でなくストーリー上で重要な位置を占めているかどうかで決まっている」というのが絶対不変の真理だと信じているわけではないけれど、それにしたってメリーラが神話レアじゃないのはちょっとかわいそうな気がする。そのうえ、育ての親らしいスラーンは神話レアだし。
んで、神話レアにならなかった理由をつらつらと考えてみた。実際どうかは分からないけれど、とりあえず今時点でたどり着いた結論は以下のような感じ。
メリーラ「ねえ、スラーン」
スラーン「なんじゃい」
メ「なんでスラーンは神話レアなのに、あたしはただのレアなの?」
ス「……」
メ「なんでなの? あたし、主役じゃないの?」
ス「そりゃ、あれじゃ、レアの方が安い……」
メ「……」(じー)
ス「……じゃなくて出現頻度が高いじゃろ?」
メ「スラーンなんか大嫌い。《ゲスの評決》で死んじゃえばいいんだ」
ス「話を最後まで聞け。つまりそれだけ多くの人と出会えるということじゃろ」
メ「そうなの?」
ス「そりゃそうじゃよ。レアが目に触れる人の数は、神話レアの倍以上じゃ」
メ「へー」
ス「わしのような世を捨てたトロールは1人ひっそりと消えてもよいが、お前は違う」
メ「……」
ス「もっと多くの人と出会って欲しい。もっと友達を作って欲しい」
メ「……」
ス「お前のレアリティにはそんな開発部の願いが詰まっておるんじゃよ」
メ「……そっか。ありがとう、スラーン」
ス「分かればよい、それでよい」
メ「でもね、スラーン」
ス「なんじゃい」
メ「ひっそりと消えてなんてよくないよ。あたし、スラーンに会えて良かった」
ス「……」
メ「じゃ、そろそろ出かけるね」
ス「うむ、世のプレイヤーを、感染から、そして毒から守ってやれ」
メ「行ってきます!」
とりあえず個人的に納得できたから、これでいいか。
大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite - 新たなるファイレクシア 神話レアElesh Norn, Grand Cenobite / 大修道士、エリシュ・ノーン (5)(白)(白)
伝説のクリーチャー - 法務官(Praetor)
警戒
あなたがコントロールする他のクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは-2/-2の修整を受ける。
4/7
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Elesh+Norn,+Grand+Cenobite/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
戦場に複数の《大修道士、エリシュ・ノーン》が存在する場合、それらの常在型能力は一時的に適用される。タフネスが0以下のクリーチャーや致死ダメージを負っている状態になったクリーチャーは、「レジェンド・ルール」により《大修道士、エリシュ・ノーン》が墓地に置かれるのと同時に墓地に置かれる。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/10
2011年5月10日 Card of the Day新鮮な肉/Fresh Meat - 新たなるファイレクシア レアFresh Meat / 新鮮な肉 (3)(緑)
インスタント
このターン、戦場からあなたの墓地に置かれたクリーチャー1体につき、緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークン1体を戦場に出す。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Fresh+Meat/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
《新鮮な肉》は、このターンにあなたの墓地に置かれた、あなたがオーナーであるすべてのクリーチャーを数える。これには、あなたのコントロール下で戦場に出たトークンや、あなたがオーナーだがコントロールしていなかったトークンでないクリーチャーが含まれる。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur - 新たなるファイレクシア 神話レアJin-Gitaxias, Core Augur / 核の占い師、ジン=ギタクシアス (8)(青)(青)
伝説のクリーチャー - 法務官(Praetor)
瞬速
あなたの終了ステップの開始時に、カードを7枚引く。
各対戦相手の手札の最大枚数は7少なくなる。
5/4
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Jin-Gitaxias%2C+Core+Augur/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
いずれかのプレイヤーが、そのプレイヤーの(終了ステップの後の)クリンナップ・ステップ中に自分の手札の最大枚数よりも多くのカードを手札に持っている場合、そのプレイヤーは余分な枚数のカードを捨てなければならない(註2)。自分のクリンナップ・ステップ以外では、手札の最大枚数はチェックされない。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
(註2) 余分な枚数のカードを捨てなければならない
なんか遠まわしな書き方をしているけど、要するに《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》の効果で引いたカードもターン終了時の最大手札枚数チェックに引っかかるよ、という話。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/12
2011年5月12日 Card of the Day金屑の悪鬼/Slag Fiend - 新たなるファイレクシア レアSlag Fiend / 金屑の悪鬼 (赤)
クリーチャー - 構築物(Construct)
金屑の悪鬼のパワーとタフネスはそれぞれ、すべての墓地にあるアーティファクト・カードの数に等しい。
*/*
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Slag+Fiend/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
《金屑の悪鬼》のパワーやタフネスを決定する能力はあらゆる領域で機能する。戦場に限らない。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/13
2011年5月13日 Card of the Day囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One - 新たなるファイレクシア 神話レアSheoldred, Whispering One / 囁く者、シェオルドレッド (5)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー - 法務官(Praetor)
沼渡り
あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
6/6
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Sheoldred%2C+Whispering+One/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
双頭巨人戦では、最後の能力は対戦相手のチームのアップキープに2回――そのチームのプレイヤー1人につき1回ずつ――誘発する。各プレイヤーは、自分がコントロールするクリーチャーのみを1体生け贄に捧げる。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した(註2)。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
(註2) 引用
なお原文では「各プレイヤーは。自分がコントロールするクリーチャーのみを~」となっていたが、ここでは「各プレイヤーは、自分がコントロールするクリーチャーのみを~」と修正してある。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
【翻訳】マイク・フローレスのカード4段階評価
2011年5月14日 翻訳 マイク・フローレスの記事によく登場する「4段階評価」を訳してみた。今後もたまに使いそうなので専用に記事を1つ立ち上げておく。ちなみに実際に用いられる場合は括弧つきで微調整が入ることもある。例えば「Playable - Role Player」が「Playable - Role Player (quintessentially so) 」と書かれたりする。
参照:
Guildpact Constructed Set Review Part II: Blue
http://www.starcitygames.com/magic/standard/11199_Guildpact_Constructed_Set_Review_Part_II_Blue.html
Guildpact Constructed Set Review Part III: Black
http://www.starcitygames.com/magic/standard/11210_Guildpact_Constructed_Set_Review_Part_III_Black.html
構築での出番なし (Constructed Unplayable)
通常の構築で使われるべきじゃないし、競技フォーマットの構築デッキで姿を見かけることもないであろうカードたち。(例:《虚ろの犬/Hollow Dogs》、《海スニッド/Sea Snidd》)
This card should not be played in Constructed under any normal circumstances, and will never generally be found in a competitive Constructed deck.
出番あり - ときどき (Playable - Role Player)
似たような効果をもっと効率よく実現できるカードが他にあったり、一部のデッキにしか居場所を見つけられないようなカードたち。
デッキにその効果を8枚入れたいときや他に選択肢がないときなど、何らかの理由により構築デッキに入れられることもあるだろう。(例:《恐怖/Terror》、《まごつき/Discombobulate》)
This card is either competing with cards that do the same thing more efficiently, or useful in only a limited number of decks. For whatever reason (redundancy, lack of better alternatives), the card is good enough to fill a role in a reasonable Constructed deck.
出番あり - 頻繁に (Playable - Staple)
デッキや戦略の方向性に合致するなら疑問の余地なく必ずや使われるカード。むしろデッキに入っていないと「なんで入っていないんだ?」と聞かれてしまうカード。(例:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》、《対抗呪文/Counterspell》)
This card is played in any decks and strategies where it would be appropriate, almost without question. When the card is absent, we start asking questions.
出番あり - 中心的に (Playable - Flagship)
あまりに強力すぎるか効果が特殊すぎるため、既存のデッキに足すのではなくそれを中心に新しいデッキを生み出してしまうようなカード。多くの場合、このカードの存在によって新たなアーキタイプが模索される。
そのアーキタイプが必ずしも圧倒的な強さを見せるわけではないが、そもそもその新たなアーキタイプが世に出ないことには強いも弱いも分からない。(例:《ネクロポーテンス/Necropotence》、《時のらせん/Time Spiral》)
This card has a powerful or unique effect, so much so that we build decks around it rather than fitting it into existing builds. Quite often, the presence of this card allows for new archetypes to be explored. In some cases, those archetypes are not very good (but without their flagships, we would never even ask the question).
参照:
Guildpact Constructed Set Review Part II: Blue
http://www.starcitygames.com/magic/standard/11199_Guildpact_Constructed_Set_Review_Part_II_Blue.html
Guildpact Constructed Set Review Part III: Black
http://www.starcitygames.com/magic/standard/11210_Guildpact_Constructed_Set_Review_Part_III_Black.html
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週は新たなるファイレクシアのFAQ。すでに訳が用意されている意味では非常に楽……というか訳す必要が一切ない。さみしい。
余談2:月曜日 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
同じレジェンドが2体存在することによる状況起因効果によって墓地に置かれる前に、一時的とはいえ2体が場に出ている瞬間はある、という話。神河物語の《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》と同じ。
+2/+2の修整についても同じことが起きるはずだから、2体目のエリシュ・ノーンが出る前にパワーが5~6点ある《Phyrexian Devourer》がいたら、2体目が出たとき生け贄に捧げられるはず(=生け贄に捧げる効果がスタックに詰まれるはず)。
余談3:火曜日 《新鮮な肉/Fresh Meat》
死骸が大量に生まれたあとにそれを目当ての3/3がほぼ同数現れる、という《新鮮な肉/Fresh Meat》はフレイバー的に分かりやすくていい感じ。
ただフレイバーテキストを見ると、カード名は「新鮮な肉」なのに実際に食べられているのは「腐肉」らしい。腐るまで待ってるのかな。まあ、それ以前に3/3という立派なスペック持ってるんだから自分で狩れ、と思わないでもない。
余談4:水曜日 《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》
某所で「デュエルファイター・ジン=ギタクシアス」というネタがあって笑った。ギタクシアスの前に現れたコスが場をまっさらにしたあと「仕切り直しや、ジンくん」と不敵に微笑むシーンが浮かぶ。
余談5:金曜日 《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One》
回避能力が「畏怖」(もしくは「威嚇」)ではなく、「沼渡り」なところを見ると、外見ほど怖い人でもないのかもしれない。皆の前では気丈に振舞ってるけど、誰にも邪魔されず1人になれる沼ではたまに1人で泣いてるのかもしれない。
とはいえ、とりあえず1日1回は自軍の墓地へ出向き、死体をかついで家に帰ってきて、頑張って(ゾンビとしてではなく)生身で生き返らせてあげてるくらいだから、部下の信頼は厚いんじゃないかな。
もう片方の対になっている能力がなかなかイメージしづらい。
なんで敵対勢力の兵士が毎日1人ずつ死んでいくんだろう。シェオル姉さんが対象を選べるわけじゃないから呪殺とかじゃないよな。
ゲーム的に考えると当然一番弱いクリーチャーから生け贄に捧げられていくはずだから……彼女の圧倒的な存在感によるプレッシャーが敵軍陣地まで波及し、それに押し潰されて最も弱い者から耐え切れずに死んでいく、みたいな?
それだと上のイメージと合わないな(当たり前だ)。
ああ、分かった分かった。
敵軍の一番弱いクリーチャーってことは多分いじめられてるだろうから、ちょっと敷地から離れたところで1人になろうとするんじゃないかな。そこで、同じく1人になろうと出歩いてたシェオル姉さんに真夜中にいきなり遭遇。姉さんが声をかける間もなく、その外見のインパクトのあまりに心臓麻痺で死亡。
これだ。
余談6:Caw-Bladeとそのお仲間、そして新しいスタンダードについて
原文のタイトルは「PV’s Playhouse - Caw and Friends in the New Standard」だから本当は「新しいスタンダードにおけるCaw-Bladeとそのお仲間について」が正解。
やっぱり自分でデッキを回したことがないせいで、ところどころ分からない箇所があった。そのまま訳す分には問題ないんだけど、原文で省略されているであろう部分々々が脳内で補えない。
原文にある「go for Sword of Body and Mind if I had one」ってのが「持ってたらデッキに入れる」なのか「ミラーマッチ中に石鍛冶で引いてくるとき、あればこっちから」という意味なのか「手札に両方あればこっちから出す」なのか、もしくは全部ひっくるめた言い方なのか。
最後の「so all you got from the hit was a discard」ってのは、普通に考えれば剣の効果によるDiscardなんだろうけど、直前に「ブロック(もしくは除去するかバウンス)」された場合の話をしているから、ここでは「ダメージも通らない、山札も削れない、相手の手札は1枚削れたけど、それはリアクションをとったことによって1枚減ったから」という意味にとった。
シンガポールがGPシンガポールを指していることは分かるんだけど、それとBatterskullをオススメすることの関連性が分からなかった。訳としては間違ってないと思うけど。
SBが分からないという話をしようと思ってたんだけど、たった今気づいた。
SBってのは「サイドボード(Side Board)」の略か。
ってことは、やっぱり訳は間違ってるな。正しくは「もしそういった意見が正しいと分かれば、Baneslayer Angelがサイドボードに入れる第一候補となるだろう」になるっぽい。後で直しておこう。
余談7:テーマ
今まではこの週ごとのまとめも「翻訳」のテーマに分類していたけど、翻訳の話の占める割合がそれほど大きくないので別テーマとして分けてみた。
これで「翻訳」のテーマを選べば、翻訳記事だけをまとめて見られるようになった。多少は利便性が上がったかな。
余談8:*追記
05月07日の翻訳記事にレーティングに関する文章の訳を追加。
今週は新たなるファイレクシアのFAQ。すでに訳が用意されている意味では非常に楽……というか訳す必要が一切ない。さみしい。
余談2:月曜日 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
同じレジェンドが2体存在することによる状況起因効果によって墓地に置かれる前に、一時的とはいえ2体が場に出ている瞬間はある、という話。神河物語の《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》と同じ。
+2/+2の修整についても同じことが起きるはずだから、2体目のエリシュ・ノーンが出る前にパワーが5~6点ある《Phyrexian Devourer》がいたら、2体目が出たとき生け贄に捧げられるはず(=生け贄に捧げる効果がスタックに詰まれるはず)。
Phyrexian Devourer (6)
アーティファクト クリーチャー - 構築物(Construct)
Phyrexian Devourerのパワーが7以上になったとき、それを生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する:Phyrexian Devourerの上に+1/+1カウンターをX個置く。Xはその追放されたカードの点数で見たマナ・コストである。Phyrexian Devourerのパワーが7以上である場合、それを生け贄に捧げる。
1/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Phyrexian+Devourer/
余談3:火曜日 《新鮮な肉/Fresh Meat》
死骸が大量に生まれたあとにそれを目当ての3/3がほぼ同数現れる、という《新鮮な肉/Fresh Meat》はフレイバー的に分かりやすくていい感じ。
ただフレイバーテキストを見ると、カード名は「新鮮な肉」なのに実際に食べられているのは「腐肉」らしい。腐るまで待ってるのかな。まあ、それ以前に3/3という立派なスペック持ってるんだから自分で狩れ、と思わないでもない。
原文
A scavenger’s favorite appetizer is death.
http://magiccards.info/nph/en/109.html
日本語訳
腐肉漁りの好む前菜は死だ。
http://magiccards.info/nph/jp/109.html
余談4:水曜日 《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》
某所で「デュエルファイター・ジン=ギタクシアス」というネタがあって笑った。ギタクシアスの前に現れたコスが場をまっさらにしたあと「仕切り直しや、ジンくん」と不敵に微笑むシーンが浮かぶ。
余談5:金曜日 《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One》
回避能力が「畏怖」(もしくは「威嚇」)ではなく、「沼渡り」なところを見ると、外見ほど怖い人でもないのかもしれない。皆の前では気丈に振舞ってるけど、誰にも邪魔されず1人になれる沼ではたまに1人で泣いてるのかもしれない。
とはいえ、とりあえず1日1回は自軍の墓地へ出向き、死体をかついで家に帰ってきて、頑張って(ゾンビとしてではなく)生身で生き返らせてあげてるくらいだから、部下の信頼は厚いんじゃないかな。
もう片方の対になっている能力がなかなかイメージしづらい。
なんで敵対勢力の兵士が毎日1人ずつ死んでいくんだろう。シェオル姉さんが対象を選べるわけじゃないから呪殺とかじゃないよな。
ゲーム的に考えると当然一番弱いクリーチャーから生け贄に捧げられていくはずだから……彼女の圧倒的な存在感によるプレッシャーが敵軍陣地まで波及し、それに押し潰されて最も弱い者から耐え切れずに死んでいく、みたいな?
それだと上のイメージと合わないな(当たり前だ)。
ああ、分かった分かった。
敵軍の一番弱いクリーチャーってことは多分いじめられてるだろうから、ちょっと敷地から離れたところで1人になろうとするんじゃないかな。そこで、同じく1人になろうと出歩いてたシェオル姉さんに真夜中にいきなり遭遇。姉さんが声をかける間もなく、その外見のインパクトのあまりに心臓麻痺で死亡。
これだ。
余談6:Caw-Bladeとそのお仲間、そして新しいスタンダードについて
原文のタイトルは「PV’s Playhouse - Caw and Friends in the New Standard」だから本当は「新しいスタンダードにおけるCaw-Bladeとそのお仲間について」が正解。
やっぱり自分でデッキを回したことがないせいで、ところどころ分からない箇所があった。そのまま訳す分には問題ないんだけど、原文で省略されているであろう部分々々が脳内で補えない。
原文:
Contrary to conventional wisdom, I’ve never liked Sword of Feast and Famine much in the mirror, and I would always go for Sword of Body and Mind if I had one.
拙訳:
世間の評価とは逆に、俺はSword of Feast and Famineがミラーで役に立つと思えたことが一度もない。もしデッキにSword of Body and Mindが入ってるならそっちから優先して出してたね。
原文にある「go for Sword of Body and Mind if I had one」ってのが「持ってたらデッキに入れる」なのか「ミラーマッチ中に石鍛冶で引いてくるとき、あればこっちから」という意味なのか「手札に両方あればこっちから出す」なのか、もしくは全部ひっくるめた言い方なのか。
原文:
if you tapped out pre combat, they would simply block (or kill/bounce your guy) and then punish you for it the following turn, so all you got from the hit was a discard.
拙訳:
もし君が戦闘前にフルタップしてからアタックに行くとすれば、対戦相手は単にそのアタッカーをブロック(もしくは除去するかバウンス)して、次ターンにその行動をとった報いを君に与えるだろうね。攻撃によって得られたのは相手の手札が1枚減ったことくらいだ。
最後の「so all you got from the hit was a discard」ってのは、普通に考えれば剣の効果によるDiscardなんだろうけど、直前に「ブロック(もしくは除去するかバウンス)」された場合の話をしているから、ここでは「ダメージも通らない、山札も削れない、相手の手札は1枚削れたけど、それはリアクションをとったことによって1枚減ったから」という意味にとった。
原文:
Also, it pains me a little to write this (and if you’re going to Singapore, don’t read this!), but I think that the better equipment to get against Splintertwin if you don’t have Hawk, is Batterskull.
拙訳:
あと、これを書くのは少々心が痛むんだが(君がもしシンガポールに行くつもりならここから先は読まないこと!)君のデッキに鷹が入っていないとすればSplinter Twinに対する最も効果的な装備品はBatterskullだろうね。
シンガポールがGPシンガポールを指していることは分かるんだけど、それとBatterskullをオススメすることの関連性が分からなかった。訳としては間違ってないと思うけど。
原文:
If that turns out to be true, then Baneslayer Angel is an excellent choice for the SB.
拙訳:
もしそういった意見が正しいと分かれば、SB対策としてはBaneslayer Angelが最良の選択肢になるだろう。
SBが分からないという話をしようと思ってたんだけど、たった今気づいた。
SBってのは「サイドボード(Side Board)」の略か。
ってことは、やっぱり訳は間違ってるな。正しくは「もしそういった意見が正しいと分かれば、Baneslayer Angelがサイドボードに入れる第一候補となるだろう」になるっぽい。後で直しておこう。
余談7:テーマ
今まではこの週ごとのまとめも「翻訳」のテーマに分類していたけど、翻訳の話の占める割合がそれほど大きくないので別テーマとして分けてみた。
これで「翻訳」のテーマを選べば、翻訳記事だけをまとめて見られるようになった。多少は利便性が上がったかな。
余談8:*追記
05月07日の翻訳記事にレーティングに関する文章の訳を追加。
Card of the Day - 2011/05/16
2011年5月16日 Card of the Day内にいる獣/Beast Within - 新たなるファイレクシア アンコモンBeast Within / 内にいる獣 (2)(緑)
インスタント
パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークン1体を戦場に出す。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Beast+Within/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
《内にいる獣》の解決時に対象が不適正である場合、呪文は打ち消され、その効果は全く発生しない。そのパーマネントのコントローラーはビースト・トークンを得ない。
そのパーマネントが適正な対象だが破壊されなかった場合(再生した、破壊されない等)、それのコントローラーはそれでもビースト・トークンを得る。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/17
2011年5月17日 Card of the Dayかごの中の太陽/Caged Sun - 新たなるファイレクシア レアCaged Sun / かごの中の太陽 (6)
アーティファクト
かごの中の太陽が戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
あなたがコントロールする、その選ばれた色のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
いずれかの土地の能力によりあなたのマナ・プールにその選ばれた色のマナが1点以上加えられるたび、あなたのマナ・プールにその色のマナ1点を追加で加える。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Caged+Sun/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
《かごの中の太陽》の誘発型能力はマナ能力である。したがって、この能力はスタックを用いず、対応できない。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/18
2011年5月18日 Card of the Day排他の儀式/Exclusion Ritual - 新たなるファイレクシア アンコモンExclusion Ritual / 排他の儀式 (4)(白)(白)
エンチャント
刻印 ― 排他の儀式が戦場に出たとき、土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する。
プレイヤーはその追放されているカードと同じ名前の呪文を唱えられない。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Exclusion+Ritual/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
追放されたカードが何らかの理由で追放領域を離れた場合(註2)、2つ目の能力は以降何の効果も持たない。
統率者戦のゲームにおいて、プレイヤーは自分の統率者を《排他の儀式》により追放し、さらにその統率者を統率領域に置くことができる。そうした場合、《排他の儀式》の2つ目の能力は以降何の効果も持たない。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
(註2) 引用
なお引用元の原文では「何らかの理由で津砲領域を離れた場合~」となっていたが、ここでは「何らかの理由で追放領域を離れた場合~」と修正してある。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/19
2011年5月19日 Card of the Day魂の導管/Soul Conduit - 新たなるファイレクシア レアSoul Conduit / 魂の導管 (6)
アーティファクト
(6),(T):プレイヤー2人を対象とし、それらのプレイヤーのライフの総量を交換する。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Soul+Conduit/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
プレイヤーがライフを得られない場合、そのプレイヤーのライフは、より高いライフのプレイヤーのライフに交換できない。プレイヤーがライフを失えない場合、そのプレイヤーのライフは、より低いライフのプレイヤーのライフに交換できない。いずれの場合も、どちらのプレイヤーのライフも変わらない。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/19
2011年5月20日 Card of the Dayノーンの別館/Norn’s Annex - 新たなるファイレクシア レアNorn’s Annex / ノーンの別館 (3)(白/Φ)(白/Φ)
アーティファクト
((白/Φ)は(白)でも2点のライフでも支払うことができる。)
クリーチャーは、それのコントローラーがそのクリーチャー1体につき(白/Φ)を支払わない限り、あなたやあなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃できない。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Norn%27s+Annex/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
あなたが《ノーンの別館》をコントロールする場合、対戦相手は“攻撃しなければならない”能力を持つクリーチャーで攻撃しないことを選べる。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
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