_____ - アンヒンジド アンコモン

 名前のないカードにどれほど使い道があるだろうか?
 まあ、大したことは出来ないだろう。しかし、自身の名前をどんなカード名にも変えられるカードの使い道なら? マーク・ゴットリーブがその疑問に対する回答(註1)を詳細に述べてくれた……その答えは「とてもたくさん」だ。
 そこの君、《不思議のバザール/Bazaar of Wonders》は思いつかなかっただろう?

(註1) 疑問に対する回答
 リンク先は以下のURL。《     》について書かれたコラム(註2)。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/mg153

(註2) コラム
 面白かったので訳してみた。
 http://regiant.diarynote.jp/201101130407484233/

<カードデータ>
_____ (1)(青)
クリーチャー - 多相の戦士(Shapeshifter)
(1):このカードのカード名は、あなたが選んだ名前になる。この能力はいつでも、どこでも使用できる。
1/1

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/+_____/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0111
Cyclopean Tomb - マスターズエディションIV レア

 アルファ版の《Cyclopean Tomb》にはエラーでマナコストが記載されていなかった。このエラーはベータ版で訂正された(ちなみにマナコストは(4)だ)。土地でなくマナコストのないカードはこれ以降存在しなかった……《常在精神/Evermind》が現れるまでは。

<カードデータ>
Cyclopean Tomb (4)
アーティファクト
(2),(T):沼(Swamp)でない土地1つを対象とする。その上に湿地(mire)カウンターを1個置く。その土地は、その上に湿地カウンターが置かれている限り沼である。この能力は、あなたのアップキープの間にのみ起動できる。
Cyclopean Tombが戦場から墓地に置かれたとき、ゲームの残りの間、あなたの各アップキープの開始時に、いずれかの土地からCyclopean Tombによって置かれ、Cyclopean Tombによって取り除かれたことがない湿地カウンターをすべて取り除く。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Cyclopean+Tomb/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0111
Nameless Race - レア

 2007年に行われた「大規模クリーチャータイプ更新」(註1)以降、マジックにおいて全てのクリーチャーには最低1つのクリーチャータイプが割り当てられている……ただ1枚の例外を除いて。その例外とは《Nameless Race》であり、理由は、まあ、奴の名前(註2)を見てくれれば分かるよね!

(註1) 大規模クリーチャータイプ更新
原文では「Grand Creature Type Update」。以下のURLへリンクが張ってある。種族をテーマにしたローウィンが発売される直前におこなわれた種族の大整理であり、多くの種族が絶滅したことで有名。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/feature/424a3

(註2) 名前
「Nameless Race」とは、そのまま「名も無き種族」を意味する。現在のオラクルでは本当にクリーチャータイプを一切持っていない。

<カードデータ>
Nameless Race (3)(黒)
クリーチャー
トランプル
Nameless Raceが戦場に出るに際し、好きな量のライフを支払う。あなたが支払うライフの量は、あなたの対戦相手がコントロールする白のカードの枚数足すそれらの墓地にある白のカードの枚数の点数を超えることはできない。
Nameless Raceのパワーとタフネスはそれぞれ、それが戦場に出る際に支払われたライフの点数に等しい。
*/*

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Nameless+Race/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0111
創造の標/Beacon of Creation - フィフス・ドーン レア

 フィフス・ドーンの標(Beacon)サイクルの5枚のうち、3枚は第10版に再録されたが《創造の標/Beacon of Creation》と《明日の標/Beacon of Tomorrows》は落選してしまった。理由についてはアーロン・フォーサイスが数年前に説明している(註1)が、要するにこれは緑という色の特徴を1枚で多く持ち過ぎてしまっているのだ。

(註1) 数年前に説明している
 リンク先は以下のURLで、2007年09月の「Ask Wizards」。09月13日の質問に《創造の標/Beacon of Creation》がなぜ再録されなかったかについて質問が来ている。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/askwizards/0907#0913
2007年09月13日
質問:
 初めに、素晴らしい第10版の出来に感謝! ただ1つだけ気になってることがあるんです。どうして《創造の標/Beacon of Creation》と《明日の標/Beacon of Tomorrows》は第10版からもれてしまったんですか?
(質問者:アレックス、アメリカのコロラド州フォートコリンズから)

回答:
 我々は標(Beacon)サイクルの5枚全てを収録する予定だったが《創造の標/Beacon of Creation》はいくつか問題を生じさせた。

 1つ目として、我々は《創造の標/Beacon of Creation》よりも《ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armor》と《新緑の魔力/Verdant Force》を収録したかった。これらはそれぞれ「森の枚数を参照する」と「1/1のトークンを生み出す」という点で印象がかぶってしまう。

 2つ目として、テストプレイしたところスタンダードでは《創造の標/Beacon of Creation》が強すぎることが分かった。ただでさえ緑にはすでに強いカードたち、《極楽鳥/Birds of Paradise》や《樹上の村/Treetop Village》や《トロールの苦行者/Troll Ascetic》の収録が決まっており、さらにそこへ《創造の標/Beacon of Creation》を追加するのは避けたかった。

 これらの理由により我々は《創造の標/Beacon of Creation》の収録を断念し、さらにもう1枚をサイクルから抜くことにした。その理由はサイクルの5枚のうち4枚だけを再録するということに抵抗感があったからだ。やはり違和感がある。《明日の標/Beacon of Tomorrows》はちょうどよい代替カードが存在したため、収録からもれることとなった。その代替カードとは《時間の伸長/Time Stretch》だ。
(回答者:アーロン・フォーサイス、研究開発部ディレクター)

<カードデータ>
Beacon of Creation / 創造の標 (3)(緑)
ソーサリー
あなたがコントロールする森(Forest)1つにつき緑の1/1の昆虫(Insect)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。創造の標をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Beacon+of+Creation/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0111
起源の波/Genesis Wave - ミラディンの傷跡 レア

 《起源の波/Genesis Wave》はデビット・ウィリアムスが2010年度の世界選手権で用いたデッキのキーカードだった。そのデッキのカードリストと彼によるデッキのビデオ解説については、2010年12月17日のDaily Deck(註1)を参照してくれ。

(註1) Daily Deck
 リンク先は以下のURL。それとリンク先の文章の和訳。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/deck/605
 プロプレイヤーのデビッド・ウィリアムスがトーナメントに持ち込んでくるデッキはいつも予想の斜め上をいってくれる。千葉で開催された2010年度の世界選手権では、彼は緑青の《起源の波/Genesis Wave》デッキで参戦した。
 どんなデッキかだって?
 大量マナで何度も何度も《起源の波/Genesis Wave》をぶっ放し、大量のデカブツと大量のカードアドバンテージで対戦相手を圧殺するデッキさ。デビッドは世界選手権という忙しい時間の合間を縫って彼の作品をビデオで解説してくれた。なお、世界選手権についてより詳しく知りたい人はアーカイブ(註2)を参照してくれ。

(註2) アーカイブ
 リンク先は以下のURL。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/worlds10/welcome

<カードデータ>
Genesis Wave / 起源の波 (X)(緑)(緑)(緑)
ソーサリー
あなたのライブラリーのカードを一番上からX枚公開する。あなたはそれらの中から点数で見たマナ・コストがX以下のパーマネント・カードを望む枚数戦場に出してもよい。その後、これにより公開されて戦場に出されなかったすべてのカードをあなたの墓地に置く。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Genesis+Wave/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0111
First Come, First Served - アンヒンジド アンコモン

 聞かれる前に答えておくと、トークンにはコレクター番号が存在しない。そうアンヒンジドFAQ(註1)に書かれている。ただこれはパックにトークンカードが封入される前の回答であり、昨今のトークンカードたちにはちゃんとコレクター番号が振られている。いや、実のところアンヒンジドのパック自体にコレクター番号の振られたトークンカードが封入されてはいたんだが、当時はまだマイナーな存在だったんだ。

(註1) アンヒンジドFAQ
 文中のリンク先は以下のURL。
 http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=magic/faq/unhinged

 日本語訳版へのリンクも張っておく。ナモナモ。
 http://mjmj.info/data/obsolete/faq_unh_j.html

<カードデータ>
First Come, First Served (1)(白)
エンチャント
攻撃しているクリーチャーかブロックしているクリーチャーのうち、最もコレクター番号が低いものは先制攻撃を持つ。複数のクリーチャーが同じ番号で最も番号が低い場合、それらはすべて先制攻撃を持つ。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/First+Come%2C+First+Served/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0111
開闢の巻物/Scroll of Origins(註1) - 神河救済 レア

 正式な決まり事ではなくあくまでおおざっぱな経験則上のルールではあるが、マジックのカードデザインでは、バランスのとれた土地はそのままバランスのとれた2マナのアーティファクトにすることができる、と言われている。例えば《シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge》と《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》は両方ともバランスのとれたカードだ。
 《開闢の巻物/Scroll of Origins》は《Library of Alexandria》を元にしている。ただし1マナを生み出す能力は削られ、また能力の起動にコストを追加されている。《Library of Alexandria》をそのまま2マナのアーティファクトにしたら強すぎる、という事実はとりもなおさず《Library of Alexandria》がバランスのとれていないカードであることを示している……いや、とっくのとうに分かっていたことではあるが。

(註1) 開闢の巻物/Scroll of Origins
 読み方は「かいびゃくのまきもの」。

<カードデータ>
Scroll of Origins / 開闢の巻物 (2)
アーティファクト
(2),(T):あなたの手札にカードが7枚以上ある場合、カードを1枚引く。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Scroll+of+Origins/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0111
再誕のパターン/Pattern of Rebirth - ウルザズ・デスティニー レア

 《ファイレクシアの食屍鬼/Phyrexian Ghoul》と《アカデミーの学長/Academy Rector》と《再誕のパターン/Pattern of Rebirth》と《はじける子嚢/Saproling Burst》を組み合わせたちょっと複雑なコンボが存在するが、ここで説明するには余白が足りない。
 詳細は2002年のBen Bleiweissの記事(註1)に記されている。

(註1) Ben Bleiweissの記事
 リンク先は以下のURL。記事の題名は「Nature and Nurture」で、内容は緑が特に強かったエキスパンションのランキング(註2)が1位~5位まで紹介されている。今回の《再誕のパターン/Pattern of Rebirth》に関するコンボ(註3)は第5位のウルザズ・デスティニーに関する段落に載っている。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/bb43

(註2) ランキング
 ちなみにランキングは以下の通り。記事にも明記されているけど、あくまでBen Bleiweissの主観に基づいたもの(かつ2002年時点のもの)。英語が読めなくても、リンク先の記事に紹介されている各エキスパンションごとの主要な緑のカードを見るだけで楽しいはず。

 第1位 オデッセイ
 第2位 テンペスト
 第3位 ウルザズ・サーガ
 第4位 ビジョンズ
 第5位 ウルザズ・デスティニー

(註3) コンボ
 コンボ内容としては以下の通り。
1ターン目
 《極楽鳥/Birds of Paradise》を召喚。
2ターン目
 《ファイレクシアの食屍鬼/Phyrexian Ghoul》を召喚。
3ターン目
 《アカデミーの学長/Academy Rector》を召喚し、グールで生贄に捧げ《再誕のパターン/Pattern of Rebirth》を極楽鳥につける。極楽鳥をグールで生贄に捧げて、学長をもう1人場に出す。2人目の学長をグールで生贄に捧げ《はじける子嚢/Saproling Burst》を場に出し、トークンを全てグールで食べると、グールが20/20になる。

<カードデータ>
Pattern of Rebirth / 再誕のパターン (3)(緑)
エンチャント - オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが戦場から墓地に置かれたとき、そのクリーチャーのコントローラーは、自分のライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探し、そのカードを戦場に出してもよい。そのプレイヤーがそうした場合、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Pattern+of+Rebirth/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0111
The Ultimate Nightmare of Wizards of the CoastR Customer Service - アングルード アンコモン

 《The Ultimate Nightmare of Wizards of the CoastR Customer Service》のフレイバーテキスト(註1)に書かれている電話番号はすでに使われていない。アメリカとカナダであれば今は (800) 324-6496 で通じる。これら以外の国であれば (425) 204-8069 を使うか、wizards.custhelp.com へ行ってくれ。

(註1) フレイバーテキスト
ウィザーズオブザコースト社の当時のカスタマーサポートの受付時間と電話番号が載っている。原文はこんな感じ。
Mon.-Fri. 9:00 A.M.-8:00 P.M. Pacific
(206) 624-0933

<カードデータ>
The Ultimate Nightmare of Wizards of the Coast Customer Service (X)(Y)(Z)(赤)(赤)
ソーサリー
Y体のクリーチャーとZ人のプレイヤーを対象とする。The Ultimate Nightmare of Wizards of the Coast Customer ServiceはそれらにX点のダメージを与える。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/The+Ultimate+Nightmare+of+Wizards+of+the+Coast+Customer+Service/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210
焦熱の結末/Fiery Conclusion - ラヴニカ:ギルドの都 コモン

 ラヴニカに収録されているいくつかのカードは単色であるにも関わらず、明確に特定のギルドに属している。しかしそうでないものもあり、例えば《焦熱の結末/Fiery Conclusion》などは複数のギルドに属しているカードだ。そのフレーバーテキスト(註1)は、赤の属性を含むギルド3つ(註2)がこの魔法を見た際の捉え方を示している。どうやらグルール(註3)は、こんなどうでもいいことに目を向けるほど暇ではないらしい。

(註1) フレーバーテキスト
ボロスの軍団の兵が見たのは尊い自己犠牲だったし、ラクドスのごろつきが見たのは焼身自殺だったし、イゼットの錬金術師が見たのは失敗した実験だった。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Fiery+Conclusion/

(註2) ギルド3つ
狂信的なほどの秩序と統制に属するボロス(赤)(白)、暴力と殺戮を好むラクドス(黒)(赤)、移り気な科学者集団であるイゼット(赤)(青)。

(註3) グルール
野生と本能と復讐に生きるギルド。色は(赤)(緑)。

<カードデータ>
Fiery Conclusion / 焦熱の結末 (1)(赤)
インスタント
焦熱の結末を唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
クリーチャー1体を対象とする。焦熱の結末はそれに5点のダメージを与える。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Fiery+Conclusion/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210
堆石堤/Terminal Moraine - プレーンシフト アンコモン

 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》および非常によく似た《進化する未開地/Evolving Wilds》の2枚が出る以前に《堆石堤/Terminal Moraine》というカードがあった。これは、自らマナを生み出そうとする、という失敗を犯している。

<カードデータ>
Terminal Moraine / 堆石堤
土地
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(2),(T),堆石堤を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Terminal+Moraine/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210
最後のチャンス/Last Chance - Masters Edition 4 レア

 《最後のチャンス/Last Chance》はインスタントの代わりにソーサリーであることを除けば《最後の賭け/Final Fortune》とまったく同じだ。この違いは《最後のチャンス/Last Chance》の初出がインスタントの存在しないポータルであるためだ。

<カードデータ>
Last Chance / 最後のチャンス (赤)(赤)
ソーサリー
このターンに続いて追加の1ターンを行う。そのターンの終了ステップの開始時に、あなたはゲームに敗北する。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Last+Chance/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210
最後のお祭り騒ぎ/Final Revels - ローウィン アンコモン

 《最後のお祭り騒ぎ/Final Revels》のイラストの中に頭蓋骨が隠れていることに気づいたかな? この記事(註1)が教えてくれるよ!

(註1) この記事
リンク先は以下のURL。記事の題名は「The Last Reveler」で、内容はまさにこのカードのイラストについての解説。短い記事なのでついでに訳しておく。ちなみに記事の一番最後についている「Click here」をクリックすれば答えが表示されるようになっている。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/573

ローウィンの《最後のお祭り騒ぎ/Final Revels》のイラストには、キスキンとボガートが得体の知れない植物の効果で踊っているところが描かれている。

フレーバーテキストによると「One whiff of the sweet, pungent scent leads to euphoria?or to an early grave(甘く、ツンとくる香りを嗅いだものは、幸福へと導かれる ─ さもなくば、早すぎる墓穴へと)」とある。踊っている彼らはかなり楽しそうに見えるから、おそらく一時的な +2/+0 の幸福感を味わっているのだろう。しかし、それでは +0/-2 については? どこかに死について言及している何かがあるはずだ! よくイラストを見て欲しい。その何かを見つけられるかもしれない。

<カードデータ>
Final Revels / 最後のお祭り騒ぎ (4)(黒)
ソーサリー
以下の2つから1つを選ぶ。「すべてのクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+0の修整を受ける。」「すべてのクリーチャーは、ターン終了時まで-0/-2の修整を受ける。」

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Final+Revels/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210
1996 World Champion - この世にただ1枚の レア

 Gatherer(註1)では見つけられないが、《1996 World Champion》と言う名のカードは確かに存在する。その年の優勝者であるトム・チャンフェンに贈られたもので、被覆と対戦相手の総ライフに等しいパワーとタフネスを持つ。唱えるのに(白)(青)(黒)(赤)(緑)が必要だが、手札を捨てることによってマナを使わずにインスタント速度でライブラリーから手札に持ってくることができる。

(註1) Gatherer
 ウィザーズの公式サイトにあるカード検索機能付きのページ。最新版のオラクルを確認したり、版別のイラストやフレーバーテキスト(註2)を見たりできる。

・URL:http://gatherer.wizards.com/Pages/Default.aspx

(註2) フレーバーテキスト
 このカードのフレーバーテキストは以下の通り。これは素直に読むと「頂点(Top)に立つためには大きな犠牲を必要とする」となるが、決勝戦で何が起きたかを伝え聞いたことがある人は「欲しいものをてっぺん(Top)に置くために多大なる犠牲を払う必要がある」とも読めるかもしれない。
It takes great sacrifice to make it to the top.

<カードデータ>
1996 World Champion (白)(青)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー
1996 World Championが戦場に出るに際し、対戦相手1人を対象とする。
1996 World Championは呪文や能力の対象にならない。
1996 World Championのパワーとタフネスはそれぞれ、選ばれたプレイヤーの総ライフに等しい。
あなたの手札を捨てる:あなたのライブラリーから名前が「1996 World Champion」であるカードを1枚探し、そのカードを公開する。あなたのライブラリーを切り直し、その上に1996 World Championを置く。この能力はあなたのアップキープの開始時にしかプレイできず、1996 World Championがあなたのライブラリーの中にある場合にのみプレイできる。
*/*

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/1996+World+Champion/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210
タールルームの勇者/Talruum Champion - ビジョンズ コモン

 マジックに関する話題がインターネット上で行われるようになってから、そこには長いこと、Firstest Strikeという能力をを持つと言われている《Throat Wolf》(註1)に関する噂があった。もしこのクリーチャーが実在したとすれば、それはおそらく《タールルームの勇者/Talruum Champion》のようなものになっていたことだろう。
 もっとも《タールルームの勇者/Talruum Champion》の能力は二段攻撃には効果がないが。

(註1) Throat Wolf
 噂の出所はさだかではないが、アメリカではそこそこ有名な架空のカードらしい。その証拠にTCG専門誌であるDuelistでは、1996年2月に発行された第9号で対象の噂を元にして作った《Throat Wolf》を掲載している。詳細は以下のリンク先を参照のこと。

 ・公式サイト(註2)
  http://www.magiclibrarities.net/rarities-duelist-fantasy.html
 ・カードイラスト
  http://www.magiclibrarities.net/rarities-duelist-fantasy-other.html

(註2) 公式サイト
 リンク先の上段の文章でThroat Wolfについて言及されていたので、以下に関係する部分のみ和訳しておく。ちなみにここでも《タールルームの勇者/Talruum Champion》の名前が挙がっている。
 良くも悪くも広く知られているネタにThroat Wolfというカードに関する作り話がある。これは、どうやらFirstest Strikeとかいう怪しげな能力を持ったウルトラ・レアのThroat Wolfがどっかに実在するらしい、というものだ。そのカードを元に書かれたネタ記事で紹介されたのが《Throat Wolf》だ。
 ちなみに《Throat Wolf》という名前のプレイテスト用のカードがミラージュセットで作られている。のちにそれはビジョンズの《タールルームの勇者/Talruum Champion》として印刷された。

<カードデータ>
Talruum Champion / タールルームの勇者 (4)(赤)
クリーチャー - ミノタウルス(Minotaur)
先制攻撃
タールルームの勇者がクリーチャーをブロックするかクリーチャーにブロックされた状態になるたび、そのクリーチャーはターン終了時まで先制攻撃を失う。
3/3

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Talruum+Champion/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210
Champion Lancer - Masters Edition 4 レア

 《Champion Lancer》の初出は初心者用のセットであるスターター(1999年)だが、マジックオンラインのMasters Edition 4(註1)において再び姿を現すこととなった。長いときを経ての復活にも関わらず、そのテキストには一切の変更なしだ!

(註1) Masters Edition 4
Masters Editionはマジックオンライン専用のセット。今現在はMasters Edition 3まで出ており、来年の1月10日に最新のMasters Edition 4が発売される。公式サイトの製品情報は以下のリンク先を参照のこと。
http://www.wizards.com/magic/tcg/productarticle.aspx?x=mtg/tcg/mastersed4/productinfo

<カードデータ>
Champion Lancer (4)(白)(白)
クリーチャー - 人間(Human) 騎士(Knight)
クリーチャーからChampion Lancerに与えられるすべてのダメージを軽減する。
3/3

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Champion+Lancer/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210
世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon - ジャッジメント レア

 《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger》の種族はナイトメア(悪夢)とドラゴンだ。ナイトメアである理由は、《顔なしの解体者/Faceless Butcher》や他のナイトメアと同様に戦場に出た際に何かを取り除き、戦場を離れた際にその何かを戻す動きをするから、であって、間違っても《動く死体/Animate Dead》と組み合わせることで悪夢のごときコンボ(註1)を生み出せるから、ではない。

(註1) 悪夢のごときコンボ
《動く死体/Animate Dead》で墓地にある《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》を釣り上げると無限ループが発生する。その際に同時に場から追放されたり戻ってきたりする土地は、戻ってくる際にアンタップ状態なので無限マナを生み出せる。詳細はMTG Wikiの「ワールドゴージャー」の項目を参照のこと。

<カードデータ>
Worldgorger Dragon / 世界喰らいのドラゴン (3)(赤)(赤)(赤)
クリーチャー - ナイトメア(Nightmare) ドラゴン(Dragon)
飛行、トランプル
世界喰らいのドラゴンが戦場に出たとき、あなたがコントロールする他のパーマネントをすべて追放する。
世界喰らいのドラゴンが戦場を離れたとき、世界喰らいのドラゴンが追放したカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
7/7

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Worldgorger+Dragon/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210
世界のるつぼ/Crucible of Worlds - フィフス・ドーン レア

 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》は、マーク・ローズウォーターのガイドの下、2003年に行われた第2回目の「カードを作るのは君だ」内で magicthegathering.com の読者たちによってデザインされたカードだ。

<カードデータ>
Crucible of Worlds / 世界のるつぼ (3)
アーティファクト
あなたは、あなたの墓地にある土地カードをプレイしてもよい。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Crucible+of+Worlds

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210
Imprison - レジェンド レア

 《Imprison》の印刷されたバージョンではルールテキストに29個の単語が使われていた。オラクルのバージョン(現代風に言い回しが書き換えられ、ルール上は公式なバージョンと見なされているもの)では79個の単語が使われている。いずれのバージョンも、なぜ《Imprison》がこんなイラストなのかの説明にはなっていない。

<カードデータ>
Imprison (黒)
エンチャント - オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
プレイヤーが、エンチャントされているクリーチャーの、その起動コストに(T)を含むマナ能力でない能力を起動するたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうした場合、その能力を打ち消す。そうしなかった場合、Imprisonを破壊する。
エンチャントされているクリーチャーが攻撃かブロックするたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうした場合、そのクリーチャーをタップし戦闘から取り除く。この戦闘でそれによってのみブロックされていた、それがブロックしていたクリーチャーはブロックされていない状態になる。あなたが(1)を支払わなかった場合、Imprisonを破壊する。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Imprison

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210
雄鹿の蹄の跡/Hoofprints of the Stag - ローウィン レア

 この《雄鹿の蹄の跡/Hoofprints of the Stag》が戦場に出すクリーチャーの種族は残念なことにエレメンタルだ。つまり場に出るクリーチャーが表しているのは《微光角の鹿/Glimmerpoint Stag》ではないし、《大貂皮鹿/Great Sable Stag》でもない。ああ、そうそう、もちろん《雄鹿クワガタ/Stag Beetle》でもない。

<カードデータ>
Hoofprints of the Stag / 雄鹿の蹄の跡 (1)(白)
部族 エンチャント - エレメンタル(Elemental)
あなたがカードを引くたび、あなたは雄鹿の蹄の跡の上に蹄跡(hoofprint)カウンターを1個置いてもよい。
(2)(白),雄鹿の蹄の跡から蹄跡カウンターを4個取り除く:飛行を持つ白の4/4のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。この能力は、あなたのターンの間にのみ起動できる。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Hoofprints+of+the+Stag

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1210

< 81 82 83 84 85 86 87 88

 

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索