ラノワールのエルフ/Llanowar Elves - アルファ コモン
Llanowar Elves / ラノワールのエルフ (緑)
クリーチャー - エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
(T):あなたのマナ・プールに(緑)を加える。
1/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Llanowar+Elves/

 ようやく《大蜘蛛/Giant Spider》の基本セット皆勤賞(註1)が確定したが、しかしこの《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》は残念にもそれを逃した経緯がある。
 初心者に誤解を招きやすい複数形を名前に含むにも関わらず、最近のマジックからも締め出されずにいるほど人気のあるこのエルフたちはほぼ全ての基本セットに収録されている。たった1つの例外を除いて。
 例外とは第8版であり、公式サイトで行われた「第8版を選ぼう」(註2)において《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》は《極楽鳥/Birds of Paradise》との対決に敗れてしまったのだ。

(註1) 基本セット皆勤賞
 全ての基本セットに収録されているカードを俗にこう呼ぶ。原文の表記は Core Set Survivor で、以下のURLへのリンクが張ってある。内容は皆勤賞カードの枚数の推移。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/718

 皆勤賞カードは、もちろん一番最初の基本セットであるアルファ版に収録されていたカードのみが候補で、その後、基本セットの版数が進むに連れて該当者が減っていった。

 実は今時点の皆勤賞保持者は基本土地を除くとここで挙げられている《大蜘蛛/Giant Spider》、たった1枚を残すのみ(註3)。1つ前のセットでただ2枚残っていた皆勤賞のもう1枚の片割れである《巨大化/Giant Growth》はすでに収録されないことが決定している。

(註2) 「第8版を選ぼう」
 第8版から第10版では、2枚のカード(もしくは複数枚のカード)のどちらを次の基本セットに収録するかをユーザに投票で決めてもらうという企画が公式サイト上で開催された。

 第8版の《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》が負けた対決というのは以下の組み合わせの候補から1つ選ぶというもの。緑1マナの定番マナクリーチャー2体の1体は必ず落ちるという対決。

   候補1:
      《極楽鳥/Birds of Paradise》+《ぶどう棚/Vine Trellis》
   候補2:
      《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》+《ユートピアの木/Utopia Tree》

(註3) 《大蜘蛛/Giant Spider》
 ちなみに、皆勤賞の最後の1枚となったこの《大蜘蛛/Giant Spider》の基本セット2012でのフレイバーテキストは以下の通り。皆勤賞のことを知ってから読むと、また違った意味があるようにも見える。
原文:
 "The wild is always changing, but it does have a few constants."
 ---Garruk Wildspeaker

日本語版:
 「原野は変わり続けているが、変わらぬ物もある。」
 ---野生語りのガラク

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
正義の執政官/Archon of Justice - イーブンタイド レア
Archon of Justice / 正義の執政官 (3)(白)(白)
クリーチャー - 執政官(Archon)
飛行
正義の執政官が戦場から墓地に置かれたとき、パーマネント1つを対象とし、それを追放する。
4/4
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Archon+of+Justice/

 最初に印刷されたバージョンでは《正義の執政官/Archon of Justice》のルールテキストに含まれている単語数は18個だった。
 これが基本セット2012で帰って来る時(註1)には、新用語である「死亡する」の表現のおかげで単語数をきっかり半分になる(註2)。
 もしこのような単語数の減少が、つまり3年ごとに50%減の傾向が今後も継続したら、2020年には《正義の執政官/Archon of Justice》のルールテキストはわずか一語になっているはずだ。

(註1) 基本セット2012で帰って来る時
 原文では以下のURLへのリンクが張られている。内容は基本セット2012で登場するメカニズムについての紹介と解説。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/144

 日本語版はこちら。
 http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2012/mechanics

(註2) きっかり半分になる
 改行位置もカードの表記に合わせて書くと、以下の通り。
イーブンタイド版 (単語数:18)(註3)
   Flying
   When Archon of Justice is put into
   a graveyard from play, remove target
   permanent from the game.

 基本セット2012版 (単語数:9)
   Flying
   When Archon of Justice dies, exile
   target permanent.

 ついでなので日本語版も数えてみた(句読点もカウント)。一応こっちも減りはするけど、さすがに英語版のように半分とまでは減らない。
イーブンタイド版 (54文字)
   飛行
   正義の執政官が場からいずれかの墓地に置か
   れたとき、パーマネント1つを対象とし、そ
   れをゲームから取り除く。

 基本セット2012版 (38文字)
   飛行
   正義の執政官が死亡したとき、パーマネント
   1つを対象とし、それを追放する。

(註3) 単語数について
 イーブンタイド版のルールテキストを、基本セット2012の表記適用前である最新オラクルに従って書き表すと以下の通り。
イーブンタイド版 (単語数:16)(註4)
   Flying
   When Archon of Justice is put into
   a graveyard from the battlefield, exile target
   permanent.

 「死亡する」の表記を用いていないにも関わらず単語数が減少している。

 そう、実は、単語数が大幅に減少したのは「死亡する」の効果だけでなく「remove target ~ from the game」が「exile target ~」に変更されたのが理由の1つでもある。なお日本語版も同様。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
精神の制御/Mind Control - 基本セット2011 アンコモン
Mind Control / 精神の制御 (3)(青)(青)
エンチャント - オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Mind+Control/

 《精神の制御/Mind Control》は《説得/Persuasion》(註1)のフレイバーを変えただけのものだ。ちなみに《説得/Persuasion》は古代の《支配魔法/Control Magic》(註2)をよりバランスのとれたコストに直したものだ。
 では、少し昔の時代は(3)(青)(青)を払うとどのようなクリーチャー奪取の手段を提供してくれたのだろうか?
 《不実/Treachery》(註3)だ。
 これは、クリーチャーを奪取するだけでなく、土地もアンタップすることが出来た。実にバランスのとれたカードだね!

(註1) 《説得/Persuasion》
Persuasion / 説得 (3)(青)(青)
エンチャント - オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Persuasion/ (注釈文は省略)

(註2)《支配魔法/Control Magic》
Control Magic / 支配魔法 (2)(青)(青)
エンチャント - オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
あなたは、エンチャントされているクリーチャーをコントロールする。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Control+Magic/

(註3)《不実/Treachery》
Treachery / 不実 (3)(青)(青)
エンチャント - オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
不実が戦場に出たとき、土地を最大5つまでアンタップする。
あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Treachery/

(余談) 句読点について
 なぜか《支配魔法/Control Magic》のテキストだけ「あなたはエンチャントされている~」ではなく「あなたは、エンチャントされている~」と読点(、)が挿入されている。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
吸肉/Syphon Flesh - マジック・ザ・ギャザリング-統率者 アンコモン
Syphon Flesh / 吸肉 (4)(黒)
ソーサリー
他の各プレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。あなたはこれにより生け贄に捧げられたクリーチャー1体につき、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Syphon+Flesh/

 統率者の《吸肉/Syphon Flesh》のおかげで「命」「心」「魂」に加えて「肉」も吸い上げられるようになった(註1)。ちなみに他に吸い上げられるものは「呪文」と……えーと「リスティック」もだね(註2)。

(註1) 「生命力」「心」「魂」
 それぞれ《吸命/Syphon Life》(註3)、《吸心/Syphon Mind》、《吸魂/Syphon Soul》というカードがある。全て「相手が何かを失い、かわりに自分がそれを得る」カード。

(註2) 「呪文」と「リスティック」
 それぞれ《呪文の吸い上げ/Spell Syphon》と《リスティックの吸管/Rhystic Syphon》というカードがある。「リスティック」の方はライフを吸い上げるカードだけど、「呪文」のほうは「~を支払わない限り打ち消す」系統の不確定な打ち消しカウンター。

(註3) 《吸命/Syphon Life》
 ちなみにMTG Wikiによると、ミラディンのプレイテスト時には《Life Syphon》というカードがあったらしい。プレイテスト中のファイルを紹介しているMark Rosewater氏のコラムの中で言及されていたカード(以下のリンク先は英語)。
 参照:http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr96

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
マグマの力/Magmatic Force - マジック・ザ・ギャザリング-統率者 レア
Magmatic Force / マグマの力 (5)(赤)(赤)(赤)
クリーチャー - エレメンタル(Elemental)
各アップキープの開始時に、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。マグマの力はそれに3点のダメージを与える。
7/7
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Magmatic+Force/

 統率者のセットに収録されている《マグマの力/Magmatic Force》と《天界の魔力/Celestial Force》(註1)のコンビは、両方とも各プレイヤーのアップキープの開始時に何かをしてくれるカードだ。
 彼らは《新緑の魔力/Verdant Force》(註2)と何か関係があるんだろうか? あるのかもしれないよ!

(註1) 《天界の魔力/Celestial Force》
 本文にあるとおり《マグマの力/Magmatic Force》と対になっているクリーチャー。
Celestial Force / 天界の魔力 (5)(白)(白)(白)
クリーチャー - エレメンタル(Elemental)
各プレイヤーのアップキープの開始時に、あなたは3点のライフを得る。
7/7
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Celestial+Force/

(註2) 《新緑の魔力/Verdant Force》
 元祖「トリプルシンボルを含む8マナで各アップキープに何かする」クリーチャー。
Verdant Force / 新緑の魔力 (5)(緑)(緑)(緑)
クリーチャー - エレメンタル(Elemental)
各アップキープの開始時に、緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
7/7
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Verdant+Force/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
野生への貢ぎ物/Tribute to the Wild - マジック・ザ・ギャザリング-統率者 アンコモン
Tribute to the Wild / 野生への貢ぎ物 (1)(緑)
インスタント
各対戦相手はアーティファクト1つかエンチャント1つを生け贄に捧げる。

 マローの魔術師のうち、ムルタニとモリモについては過去にフレイバーテキスト(註1)で登場したことがあるが、今まで知られることのなかったマローの魔術師、モドルーニが姿を現したのはこのカード(註1)が初めてだ。(註2)

(註1) このカード
 《野生への貢ぎ物/Tribute to the Wild》のフレイバーテキストは以下の通り。
原文:
 "You may enter, but leave those lifeless things of your world behind."
 -Modruni, maro-sorcerer.
日本語訳:
 「入るのは構わぬが、お前の世界のその生命無き物は置いてくるがよい。」
 --マローの魔術師、モドルーニ
引用元:http://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=236998

(註2) フレイバーテキスト
 マローの魔術師、ムルタニとモリモの言葉がフレイバーテキストに載っているのはそれぞれ以下の通り。

 ムルタニは、自身である《マローの魔術師ムルタニ/Multani, Maro-Sorcerer》のフレイバーテキストに本人の言葉が載っている。
原文:
 "To make peace with the forest, make peace with me."
 -Multani, to Urza
 引用元:http://magiccards.info/ul/en/107.html

日本語訳:
 森と和平を結びたいなら、わたしと和平を結ぶことだ。
 --- ムルタニからウルザへ
 引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Multani%2C+Maro-Sorcerer/

 モリモも、自身である《マローの魔術師モリモ/Molimo, Maro-Sorcerer》のフレイバーテキスト(註3)に本人の言葉が載っている。ちなみに、初出のインベイジョンと再録されたArchenemyでそれぞれフレイバーテキストの内容は異なっている。

 また第10版Duels of the Planeswalkersで再録された際には、トランプル能力の注釈文が長々と追加されたせいでフレイバーテキストのスペースがなくなっている。

(註3) 《マローの魔術師モリモ/Molimo, Maro-Sorcerer》のフレイバーテキスト
 インベイジョンArchenemyそれぞれのフレイバーテキストは以下のとおり。なおArchenemyには日本語版がない。
【インベイジョン版】
原文:
 "The world calls and I answer."
 引用元:http://magiccards.info/in/en/199.html

日本語訳:
 世界が呼び、私が応える。
 引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/INV199/

【Archenemy版】
原文:
 "My mind is the spread of the canopy. My heart is the embrace of the roots. I am deathless Llanowar, its fury and its peace."
 引用元:http://magiccards.info/dpa/en/74.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
謎の守り手/Riddlekeeper - マジック・ザ・ギャザリング-統率者 レア
Riddlekeeper / 謎の守り手 (2)(青)
クリーチャー - ホムンクルス(Homunclus)
クリーチャーが1体あなたかあなたのコントロールするいずれかのプレインズウォーカーに攻撃するたび、そのクリーチャーのコントローラーは自分のライブラリーの一番上から2枚のカードを自分の墓地に置く。
1/4

 《謎の守り手/Riddlekeeper》は ホムンクルス/Homunclus であり、これはマジックにおいてなかなかレアなクリーチャータイプ(註1)だ。
 ところでこいつは未来予知の《結ばれた奪い取り/Bonded Fetch》(註2)となんらかの関係がありそうに見えてしょうがないんだが、君はどう思う?

(註1) レアなクリーチャータイプ
 原文では文章のこの箇所に、サブタイプが ホムンクルス/Homunculus である、という条件で検索した結果へリンクが張られている。

(註2) 《結ばれた奪い取り/Bonded Fetch》
 未来予知の「未来からやってきた」タイムシフトカード。当然のように ホムンクルス/Homunculus。その外見については以下のリンク先を参照のこと。
 参照:http://magiccards.info/fut/en/50.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
締め付け/Stranglehold - 統率者 レア
Stranglehold / 締め付け (3)(赤)
エンチャント
あなたの対戦相手はライブラリーを探せない。
いずれかの対戦相手が追加ターンを開始する場合、代わりにそのプレイヤーはそのターンを飛ばす。

 特にこのカードに関するトリビアはない。
 単に私たちは皆さんにこのカードのフレイバーテキストを楽しんで欲しいだけだ。
 蛮人の出す謎に対する正しい答えは、己の知性に喉を詰まらせて死ぬことだ。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
バザールの交易商人/Bazaar Trader - ワールドウェイク レア
Bazaar Trader / バザールの交易商人 (1)(赤)
クリーチャー - ゴブリン(Goblin)
(T):プレイヤー1人と、あなたがコントロールするアーティファクトかクリーチャーか土地を1つを対象とする。前者は後者のコントロールを得る。
1/1
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Bazaar+Trader/

 ちょっと待った! これは「交易」じゃないだろ? 何しろ「タダでものを押しつけている」だけなんだからさ! こんなおかしなバザー、あり得ないよ!

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
裏切り者の手中/Traitor’s Clutch - 時のらせん コモン
Traitor’s Clutch / 裏切り者の手中 (4)(黒)
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+1/+0の修整を受けるとともに黒になり、シャドーを得る。(それは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)
フラッシュバック(1)(黒)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Traitor%27s+Clutch/

 時のらせんのカードである《裏切り者の手中/Traitor’s Clutch》には、いかなる0/1であろうと《冥界の裏切り者/Nether Traitor》(註1)によく似た何かへと変える力がある。
 あるブロックのカードが同じブロック自身のカードを元ネタとしていることは、そう珍しい話ではないのだ!

(註1) 《冥界の裏切り者/Nether Traitor》
Nether Traitor / 冥界の裏切り者 (黒)(黒)
クリーチャー - スピリット(Spirit)
速攻
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)
他のクリーチャーが戦場からあなたの墓地に置かれるたび、あなたは(黒)を支払ってもよい。そうした場合、あなたの墓地にある冥界の裏切り者を戦場に戻す。
1/1
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Nether+Traitor/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
現し世の裏切り者、禍我/Maga, Traitor to Mortals - 神河救済 レア
Maga, Traitor to Mortals / 現し世の裏切り者、禍我 (X)(黒)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー - 人間(Human) ウィザード(Wizard)
現し世の裏切り者、禍我はその上に+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
現し世の裏切り者、禍我が戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、この上の+1/+1カウンターの数に等しい点数のライフを失う。
0/0
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Maga%2C+Traitor+to+Mortals/

 水面院(註1)を略奪したあと、禍我はさらに鬼について学ぶため、竹沼の地(註2)へと向かい、そこを放浪した。
 最終的にはその名の示すとおり、彼は人間たちよりも精霊たちに共感を抱くようになっていった。

(註1) 水面院
 読みは「みなも」。《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water’s Edge》のこと。イラストにあるように滝壺の上空に浮いている学校らしい。
 参照:http://magiccards.info/chk/jp/279.html

(註2) 竹沼
 神河における主な黒マナの生成地である沼地。人間以外の住人は、鼠人/Nezumi-bito や 大峨/O-bakemono などで、負の吹き溜まりみたいな場所。
 人間の住居は基本的に、過去には町として栄えていた 沼居/Numai と呼ばれる地に限られているらしい。

(追記) その他、参照したホームページや記事について

 MTG Wiki:背景世界
 http://mtgwiki.com/wiki/%E8%83%8C%E6%99%AF%E4%B8%96%E7%95%8C

 MTG Salvation Wiki
 http://wiki.mtgsalvation.com/article/Main_Page

 公式サイト:我らがチャンピオンだ、我が友よ
 http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/feature/227

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
裏切り者の王、セドリス/Sedris, the Traitor King - アラーラの断片 神話レア
Sedris, the Traitor King / 裏切り者の王、セドリス (3)(青)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー - ゾンビ(Zombie) 戦士(Warrior)
あなたの墓地にある各クリーチャー・カードは蘇生(2)(黒)を持つ。((2)(黒):そのカードを戦場に戻す。そのクリーチャーは速攻を得る。次のターン終了ステップの開始時か、それが戦場を離れる場合に、それを追放する。蘇生はソーサリーとてのみ行う。)
5/5
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Sedris%2C+the+Traitor+King/

 セドリスは、ヴィティア王国の最後の命ある指導者であったが、彼は自身の王国と魂をデーモン・ロードたちに捧げてしまった。
 今や力あるリッチとなった彼は、グリクシスという名で知られるようになった地(註1)を支配している。グリクシス、それはヴィティア語で「裏切り者」を意味する言葉である。

(註1) グリクシスという名で知られるようになった地
 ちなみに首都があった地は セドリス/Sedris の名にちなんで今では セドラクシス/Sedraxis と呼ばれている。この 次元/Plane における最大の 死滅都市/Necropolis らしい。
 参照:http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/5

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor - ミラディン包囲戦 神話レア
Glissa, the Traitor / 裏切り者グリッサ (黒)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー - ゾンビ(Zombie) エルフ(Elf)
先制攻撃、接死
いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャー1体が戦場から墓地に置かれるたび、あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。
3/3
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Glissa%2C+the+Traitor/

 ミラディンを支配しようとする準備が整うその瞬間まで、ファイレクシア人はグリッサを停滞の中に留めておいた。ミラディンとファイレクシアの戦争が開始されたとき、彼女の主である闇の指導者たちの意志を実現するため、グリッサは絡み森へと帰還した。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
徴用/Commandeer - コールドスナップ レア
Commandeer / 徴用 (5)(青)(青)
インスタント
あなたは、徴用のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある青のカードを2枚、追放することを選んでもよい。
クリーチャーではない呪文1つを対象とし、そのコントロールを得る。あなたはそれの新たな対象を選んでもよい。(その呪文がアーティファクトかエンチャントかプレインズウォーカーである場合、それはあなたのコントロール下で戦場に出る。)
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Commandeer/

 伝説のクリーチャーの代わりに《大鹿の一団/Gang of Elk》や《微光角の鹿/Glimmerpoint Stag》や《大貂皮鹿/Great Sable Stag》しか統率者に指定できないフォーマットがあれば、そのフォーマット名は《Commandeer》がふさわしいだろうね。(註1)

(註1) 解説
 一般にはEDH(Elder Dragon Highlander)として知られる、伝説のクリーチャーを統率者に指定するフォーマットの正式名は「統率者戦/Commander」だ。
 じゃあ《大鹿の一団/Gang of Elk》や《微光角の鹿/Glimmerpoint Stag》や《大貂皮鹿/Great Sable Stag》からしか統率者に指定できないフォーマットは「Commander」じゃなくて「Commandeer」のほうがふさわしいはず、という話。
 なんでかって? だってここで挙げたクリーチャーは全て「鹿/Deer」だから。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
呉の大都督 周瑜/Zhou Yu, Chief Commander - ポータル三国志 レア
Zhou Yu, Chief Commander / 呉の大都督 周瑜 (5)(青)(青)
伝説のクリーチャー - 人間(Human) 兵士(Soldier)
呉の大都督 周瑜は防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしていない限り、攻撃できない。
8/8
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Zhou+Yu%2C+Chief+Commander/

 周瑜の《島/Island》に対してしか攻撃できないという制限は、おそらく赤壁の戦い(註1)を元にしたものと思われる。この戦いで彼は水軍を指揮し、《魏公 曹操/Cao Cao, Lord of Wei》の率いる水軍を撃破している。

(註1) 赤壁の戦い
 原文では「Battle of Red Cliffs」と表記されており、《赤壁の無敵船団/Red Cliffs Armada》(註2)のカードデータへリンクが張ってある。

(註2) 《赤壁の無敵船団/Red Cliffs Armada》
 このクリーチャーも「防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしていない限り、攻撃できない」の能力を持っている。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
司令官グレヴェン・イル=ヴェク/Commander Greven il-Vec - テンペスト レア
Commander Greven il-Vec / 司令官グレヴェン・イル=ヴェク (3)(黒)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー - 人間(Human) 戦士(Warrior)
畏怖(このクリーチャーは、黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってはブロックされない。)
司令官グレヴェン・イル=ヴェクが戦場に出たとき、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
7/5
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Commander+Greven+il-Vec/

 グレヴェンはウェザーライト・サーガの憎まれ役の顔とも言える存在だ。彼は《旗艦プレデター/Predator, Flagship》の船長であるだけでなく、文字通りの意味で《憎悪/Hatred》の顔(註1)でもあるのだ!

(註1) 《憎悪/Hatred》の顔
 《憎悪/Hatred》のカードイラストはグレヴェンの顔のドアップ。
 参照:http://magiccards.info/ex/en/64.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
魏の大将 曹仁/Cao Ren, Wei Commander - ポータル三国志 レア
Cao Ren, Wei Commander / 魏の大将 曹仁 (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー - 人間(Human) 兵士(Soldier) 戦士(Warrior)
馬術(このクリーチャーは、馬術を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
魏の大将 曹仁が戦場に出たとき、あなたは3点のライフを失う。
3/3
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Cao+Ren%2C+Wei+Commander/

  馬術とはポータル三国志でのみ用いられている能力である(オンラインの場合は、ポータル三国志のカードが収録されているマスターズエディションのセットも含む)。
 実質的には飛行とまったく同じ働きをするものだが、何しろ三国志の物語には翼を持ち空を飛ぶキャラクターがあまりにも少なかったため、新たなフレイバーを用いることとなった。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
司令官イーシャ/Commander Eesha - ジャッジメント レア
Commander Eesha / 司令官イーシャ (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー - 鳥(Bird) 兵士(Soldier)
飛行、プロテクション(クリーチャー)
2/4
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Commander+Eesha/

 ジャッジメントの小説によれば、《ティーロ大隊長/Major Teroh》の死後に騎士団(Order)のリーダーを引き継いだのがイーシャである。
 なお、ティーロはその座を《隊長補佐カーター/Lieutenant Kirtar》から引き継いでおり、さらにカーターの前にその座についていたのは《遊牧の民の長ピアナ/Pianna, Nomad Captain》である。よってこのピアナが、最後の「エイヴンでない騎士団のリーダー」と考えられる(註1)。

(註1) エイヴンでない
 ついでなので騎士団(Order)の系譜をクリーチャータイプと一緒に書き出してみる。ちなみにこのうちピアナとイーシャが女性。

  ピアナ(人間・ノーマッド)
    ↓
  カーター(鳥・兵士)
    ↓
  ティーロ(鳥・兵士)
    ↓
  イーシャ(鳥・兵士)

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
荒廃の工作員/Blighted Agent - 新たなるファイレクシア コモン
Blighted Agent / 荒廃の工作員 (1)(青)
クリーチャー - 人間(Human) ならず者(Rogue)
感染(このクリーチャーは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
荒廃の工作員はブロックされない。
1/1
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Blighted+Agent/

 ミラディンを巡る争いがファイレクシアの勝利に終わった今、ファイレクシア人の派閥はその矛先を互いに向け始めた。
 フレイバーテキスト(註1)から判断するに《荒廃の工作員/Blighted Agent》の「ブロックされない」という能力は主にウラブラスクが立ち入りを禁じている焼却炉の地下層をスパイするために用いられているらしい。

(註1) フレイバーテキスト
原文:
 "Urabrask may suspect our surveillance, but he cannot stop it."
 -Avaricta, Gitaxian sective
 引用元:http://magiccards.info/nph/en/29.html

日本語版:
 「ウラブラスクは我々の監視を怪しむかもしれないが、止められはすまい。」
 ――ギタクシア派の学官、アヴァリクタ
 引用元:http://magiccards.info/nph/jp/29.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
戦争報告/War Report - 新たなるファイレクシア コモン
War Report / 戦争報告 (3)(白)
インスタント
あなたは、戦場に出ているクリーチャーの総数に、戦場に出ているアーティファクトの総数を足した値に等しい点数のライフを得る。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/War+Report/

 ウェザーライトサーガの当時、何か重要な出来事が起きた際にはそれは必ずどこかしらで言及されていた(例えば、タカラがヴォルラスの化けた姿だとスタークが気づいた瞬間(註1)が《血の復讐/Vendetta》のフレイバーテキスト(註2)に現れているように)。
 しかし現在もストーリーの要所がカード上に現れることはある。
 例えば《戦争報告/War Report》のフレイバーテキスト(註3)では、ミラディン=ファイレクシア戦争の終結そのものが言及されているのだ!

(註1) タカラがヴォルラスの化けた姿だとスタークが気づいた瞬間
 今日の記事にあるようにフレイバーテキストはその瞬間について言及しているが、それと同時に《血の復讐/Vendetta》のカードイラストもまたその場面を描写している。
 参照:http://magiccards.info/mm/en/170.html

(註2) 《血の復讐/Vendetta》のフレイバーテキスト
原文:
 Starke knew the voice was Takara’s, but the venom was Volrath’s.
 引用元:http://magiccards.info/mm/en/170.html

日本語版:
 スタークには、その声はタカラのものだが、彼女が発する毒気はヴォルラスのものであることがわかった。
 引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/MMQ170/

(註3) 《戦争報告/War Report》のフレイバーテキスト
原文:
 Underling Ethu’s 263rd report read simply "Yes, my lord. Overwhelmingly, my lord." This marked the end of the Mirran-Phyrexian War.
 引用元:http://magiccards.info/nph/en/26.html

日本語版:
 下僕のエトゥの二百六十三通目の報告には「確かです、陛下。圧倒的です、陛下」とだけ書かれていた。 これがミラディン=ファイレクシア戦争の終結を告げた。
 引用元:http://magiccards.info/nph/jp/26.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611

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