刻まれた大怪物/Etched Monstrosity - 新たなるファイレクシア レアEtched Monstrosity / 刻まれた大怪物 (5)
アーティファクト クリーチャー - ゴーレム(Golem)
刻まれた大怪物は、その上に-1/-1カウンターが5個置かれた状態で戦場に出る。
(白)(青)(黒)(赤)(緑),刻まれた大怪物から-1/-1カウンターを5個取り除く:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引く。
10/10
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Etched+Monstrosity/
《刻まれた勇者/Etched Champion》のイラストと名前はダークスティールの《刻まれた巫女/Etched Oracle》から受け継いだものだが、《刻まれた巫女/Etched Oracle》の烈日のメカニズムについては《刻まれた大怪物/Etched Monstrosity》に受け継がれている。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0611
Card of the Day - 2011/05/31
2011年5月31日 Card of the Day倒れし者の記憶/Remember the Fallen - 新たなるファイレクシア コモンRemember the Fallen / 倒れし者の記憶 (2)(白)
ソーサリー
以下の2つから1つまたは2つを選ぶ。「あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す」「あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す」
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Remember+the+Fallen/
ツイッターの@dailymtgからの引用:
【Kelly】倒れし者(=The Fallen)の記憶はあるかい? 倒れし者、つまり《The Fallen》のことだよ。望むなら《倒れし者の記憶/Remember the Fallen》で《The Fallen》を手札に戻してもいいんだぜ?
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Little Girl - アンヒンジド コモンLittle Girl (1/2)(註1)
クリーチャー - 人間(Human) 子供(Child)
(1/2)/(1/2)
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Little+Girl/
《Little Girl》はマジックにおける最小にしてユニークなマナコストの持ち主だ。また彼女は多くの「ゼロでない最小の~」系のトリビアの回答でもある。
(註1) マナコスト
引用元のWhisperではなぜかマナコストが(500)となっており、マジック最大のマナコストの持ち主となっている。ここでは修正済み。なお同ページのパワーとタフネスは(1/2)/(1/2)と正しく表記されている。
参照:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Little+Girl/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/26
2011年5月26日 Card of the Day戦争門/Wargate - アラーラ再誕 レアWargate / 戦争門 (X)(緑)(白)(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストがX以下のパーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Wargate/
《戦争門/Wargate》のイラストでは、切り裂かれた空間の裂け目から大渦(Maelstrom)が漏れ出してきているところが描かれている。
一見したところ分かりづらいかもしれないが、現れようとしているのはバント世界へ召喚されたエスパーのスフィンクス(註1)である。
(註1) エスパーのスフィンクス
エスパー(註2)に属するスフィンクスは何体かいるが、イラストから推測するに、おそらくここで現れようとしているのは《破片撒きのスフィンクス/Sharding Sphinx》と思われる。
参照画像1:《戦争門/Wargate》のイラスト
http://magiccards.info/arb/en/129.html
参照画像2:《破片撒きのスフィンクス/Sharding Sphinx》のイラスト
http://magiccards.info/ala/en/55.html
(註2) エスパー
蛇足ながら付け加えておくと、ここで言っている「エスパー」というのは超能力者という意味ではなく、アラーラの世界が5つに分かれた断片世界のうちの1つを指す名称。色の組み合わせは白青黒。
青を中心としており、エスパーという勢力の支配者もまた青という色を象徴するクリーチャータイプであるスフィンクスが務めている。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/25
2011年5月25日 Card of the Day火の玉/Fireball - ビートダウン コモンFireball / 火の玉 (X)(赤)
ソーサリー
好きな数のプレイヤーかクリーチャー(それらの組み合わせでもよい)を対象とする。火の玉はそれらに、Xを均等に割った点数(端数切り捨て)に等しい点数のダメージを与える。
火の玉を唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき(1)多くなる。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Fireball/
《火の玉/Fireball》には異なる文面を持つバージョンが数多くある。これはルールチームがなんとかして元のバージョン(註1)と同じ挙動しつつもきちんとルール的に機能させようと努力した結果だ。
ギフトボックスのビートダウン(註2)で印刷されたバージョンでは、なんと(X)(Y)(赤)というそれまでにないマナコストを用いてすらいる!
(註1) 元のバージョン
原文のリンク先はベータ版の《火の玉/Fireball》。なおその際の文面は以下の通り(カードに印刷されたままのテキストと改行)。
Fireball does X damage total,
divided evenly (round down)
amoung any number of targets. Pay
1 extra mana for each target
beyond the first.
参照元:http://magiccards.info/be/en/151.html
(註2) ギフトボックスのビートダウン
ギフトボックスは複数の構築済みデッキといくつかのアクセサリが専用の箱に入った商品。ビートダウンはそのギフトボックスの第3弾(註3)で、2000年10月発売。その名の通り、クリーチャー戦に主眼が置かれたデッキが入っている。
なお、ビートダウンに収録された際の《火の玉/Fireball》のカードテキストは以下の通り(カードに印刷されたままのテキストと改行)。
Fireball deals X damage divided
evenly, rounded down, among Y plus
one target creatures and/or players.
参照元:http://magiccards.info/bd/en/37.html
(註3) 第3弾
余談。
ギフトボックスとしては3つ目だが、構築済みデッキの詰め合わせ商品という意味では4つ目となる。その場合の1作目は1996年07月に発売されたRivals Quick Start Setで、4つの構築済みデッキが入っている。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
大聖堂の皮膜/Cathedral Membrane - 新たなるファイレクシア アンコモンCathedral Membrane / 大聖堂の皮膜 (1)(白/Φ)
アーティファクト クリーチャー - 壁(Wall)
((白/Φ)は(白)でも2点のライフでも支払うことができる。)
防衛
大聖堂の皮膜が戦闘中に戦場からいずれかの墓地におかれたとき、これは、この戦闘でこれがブロックしていた各クリーチャーに6点のダメージを与える。
0/3
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Cathedral+Membrane/
《大聖堂の皮膜/Cathedral Membrane》を見ることで、ファイレクシア人が木材から建築物を作らないことが分かる。
ファイレクシア化した暗い金属(註1)と磁器的な素材を組み合わせることによって白の派閥にふさわしい審美的に魅力のある金属を生み出すことが出来るのに、わざわざ木材を用いる必要がどこにあるというのだろうか。
なお金属の世界であるミラディンに一切の材木がないこともその路線を推進する一助になっている。
(註1) ファイレクシア化した暗い金属
原文では「the dark Phyrexian metal」。Phyrexian Metalの公式訳に当たる単語があるかどうか探してみたが、それらしき記事が見つからなかったので、とりあえずそのまま訳してみた。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/23
2011年5月23日 Card of the DayHazezon Tamar - レジェンド レアHazezon Tamar (4)(赤)(緑)(白)
伝説のクリーチャー - 人間(Human) 戦士(Warrior)
Hazezon Tamarが戦場に出たとき、あなたの次のアップキープの開始時に、赤と緑と白の1/1の砂漠の民(Sand)・戦士(Warrior)クリーチャー・トークンをX体戦場に出す。Xは、あなたがその時にコントロールしている土地の数である。
Hazezon Tamarが戦場を離れたとき、すべての砂漠の民・戦士を追放する。
2/4
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Hazezon+Tamar/
長い間、《Hazezon Tamar》の存在だけがSand(砂漠の民)というクリーチャータイプの存在する唯一の理由だった。ギルドパクトが発売されたとき、《砂丘生みのネフィリム/Dune-Brood Nephilim》がSand(砂漠の民)を生み出すもう1つの手段をもたらした。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/19
2011年5月20日 Card of the Dayノーンの別館/Norn’s Annex - 新たなるファイレクシア レアNorn’s Annex / ノーンの別館 (3)(白/Φ)(白/Φ)
アーティファクト
((白/Φ)は(白)でも2点のライフでも支払うことができる。)
クリーチャーは、それのコントローラーがそのクリーチャー1体につき(白/Φ)を支払わない限り、あなたやあなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃できない。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Norn%27s+Annex/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
あなたが《ノーンの別館》をコントロールする場合、対戦相手は“攻撃しなければならない”能力を持つクリーチャーで攻撃しないことを選べる。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/19
2011年5月19日 Card of the Day魂の導管/Soul Conduit - 新たなるファイレクシア レアSoul Conduit / 魂の導管 (6)
アーティファクト
(6),(T):プレイヤー2人を対象とし、それらのプレイヤーのライフの総量を交換する。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Soul+Conduit/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
プレイヤーがライフを得られない場合、そのプレイヤーのライフは、より高いライフのプレイヤーのライフに交換できない。プレイヤーがライフを失えない場合、そのプレイヤーのライフは、より低いライフのプレイヤーのライフに交換できない。いずれの場合も、どちらのプレイヤーのライフも変わらない。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/18
2011年5月18日 Card of the Day排他の儀式/Exclusion Ritual - 新たなるファイレクシア アンコモンExclusion Ritual / 排他の儀式 (4)(白)(白)
エンチャント
刻印 ― 排他の儀式が戦場に出たとき、土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する。
プレイヤーはその追放されているカードと同じ名前の呪文を唱えられない。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Exclusion+Ritual/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
追放されたカードが何らかの理由で追放領域を離れた場合(註2)、2つ目の能力は以降何の効果も持たない。
統率者戦のゲームにおいて、プレイヤーは自分の統率者を《排他の儀式》により追放し、さらにその統率者を統率領域に置くことができる。そうした場合、《排他の儀式》の2つ目の能力は以降何の効果も持たない。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
(註2) 引用
なお引用元の原文では「何らかの理由で津砲領域を離れた場合~」となっていたが、ここでは「何らかの理由で追放領域を離れた場合~」と修正してある。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/17
2011年5月17日 Card of the Dayかごの中の太陽/Caged Sun - 新たなるファイレクシア レアCaged Sun / かごの中の太陽 (6)
アーティファクト
かごの中の太陽が戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
あなたがコントロールする、その選ばれた色のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
いずれかの土地の能力によりあなたのマナ・プールにその選ばれた色のマナが1点以上加えられるたび、あなたのマナ・プールにその色のマナ1点を追加で加える。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Caged+Sun/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
《かごの中の太陽》の誘発型能力はマナ能力である。したがって、この能力はスタックを用いず、対応できない。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/16
2011年5月16日 Card of the Day内にいる獣/Beast Within - 新たなるファイレクシア アンコモンBeast Within / 内にいる獣 (2)(緑)
インスタント
パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークン1体を戦場に出す。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Beast+Within/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
《内にいる獣》の解決時に対象が不適正である場合、呪文は打ち消され、その効果は全く発生しない。そのパーマネントのコントローラーはビースト・トークンを得ない。
そのパーマネントが適正な対象だが破壊されなかった場合(再生した、破壊されない等)、それのコントローラーはそれでもビースト・トークンを得る。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/13
2011年5月13日 Card of the Day囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One - 新たなるファイレクシア 神話レアSheoldred, Whispering One / 囁く者、シェオルドレッド (5)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー - 法務官(Praetor)
沼渡り
あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
6/6
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Sheoldred%2C+Whispering+One/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
双頭巨人戦では、最後の能力は対戦相手のチームのアップキープに2回――そのチームのプレイヤー1人につき1回ずつ――誘発する。各プレイヤーは、自分がコントロールするクリーチャーのみを1体生け贄に捧げる。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した(註2)。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
(註2) 引用
なお原文では「各プレイヤーは。自分がコントロールするクリーチャーのみを~」となっていたが、ここでは「各プレイヤーは、自分がコントロールするクリーチャーのみを~」と修正してある。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/12
2011年5月12日 Card of the Day金屑の悪鬼/Slag Fiend - 新たなるファイレクシア レアSlag Fiend / 金屑の悪鬼 (赤)
クリーチャー - 構築物(Construct)
金屑の悪鬼のパワーとタフネスはそれぞれ、すべての墓地にあるアーティファクト・カードの数に等しい。
*/*
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Slag+Fiend/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
《金屑の悪鬼》のパワーやタフネスを決定する能力はあらゆる領域で機能する。戦場に限らない。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur - 新たなるファイレクシア 神話レアJin-Gitaxias, Core Augur / 核の占い師、ジン=ギタクシアス (8)(青)(青)
伝説のクリーチャー - 法務官(Praetor)
瞬速
あなたの終了ステップの開始時に、カードを7枚引く。
各対戦相手の手札の最大枚数は7少なくなる。
5/4
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Jin-Gitaxias%2C+Core+Augur/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
いずれかのプレイヤーが、そのプレイヤーの(終了ステップの後の)クリンナップ・ステップ中に自分の手札の最大枚数よりも多くのカードを手札に持っている場合、そのプレイヤーは余分な枚数のカードを捨てなければならない(註2)。自分のクリンナップ・ステップ以外では、手札の最大枚数はチェックされない。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
(註2) 余分な枚数のカードを捨てなければならない
なんか遠まわしな書き方をしているけど、要するに《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》の効果で引いたカードもターン終了時の最大手札枚数チェックに引っかかるよ、という話。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
Card of the Day - 2011/05/10
2011年5月10日 Card of the Day新鮮な肉/Fresh Meat - 新たなるファイレクシア レアFresh Meat / 新鮮な肉 (3)(緑)
インスタント
このターン、戦場からあなたの墓地に置かれたクリーチャー1体につき、緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークン1体を戦場に出す。
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Fresh+Meat/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
《新鮮な肉》は、このターンにあなたの墓地に置かれた、あなたがオーナーであるすべてのクリーチャーを数える。これには、あなたのコントロール下で戦場に出たトークンや、あなたがオーナーだがコントロールしていなかったトークンでないクリーチャーが含まれる。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite - 新たなるファイレクシア 神話レアElesh Norn, Grand Cenobite / 大修道士、エリシュ・ノーン (5)(白)(白)
伝説のクリーチャー - 法務官(Praetor)
警戒
あなたがコントロールする他のクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは-2/-2の修整を受ける。
4/7
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Elesh+Norn,+Grand+Cenobite/
新たなるファイレクシアのFAQから引用(註1):
戦場に複数の《大修道士、エリシュ・ノーン》が存在する場合、それらの常在型能力は一時的に適用される。タフネスが0以下のクリーチャーや致死ダメージを負っている状態になったクリーチャーは、「レジェンド・ルール」により《大修道士、エリシュ・ノーン》が墓地に置かれるのと同時に墓地に置かれる。
(註1) 新たなるファイレクシアのFAQから引用
上記の日本語版FAQは以下の「新たなるファイレクシア よくある質問集」から引用した。
http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGNPH_FAQ_JP_20110425.rtf
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
【翻訳】Caw-Bladeとそのお仲間、そして新しいスタンダードについて/PV’s Playhouse - Caw and Friends in the New Standard【CFB】
2011年5月7日 Card of the Day コメント (4)【翻訳】Caw-Bladeとそのお仲間、そして新しいスタンダードについて/PV’s Playhouse - Caw and Friends in the New Standard【Channel Fireball】
Paulo Vitor Damo da Rosa
元記事:http://www.channelfireball.com/articles/pvs-playhouse-caw-and-friends-in-the-new-standard
やあ。この記事はCawbladeと現在のスタンダードについてだ(うわああああ)。あとGrixis Twinに関する新しい情報もいくつか。俺が試した失敗作も含めてだ(いやっほぅ)。それからレーティング関する話を最後にちょっとする。
CawBlade
まずはCawBladeからだ。
多分、みんなもうCawBaldeには飽き飽きしてる頃だろう。俺もだ。
とはいえ問題は、CawBladeはいまだにスタンダードのメタゲームの重要な一部を占めていて、無視したかといって消えうせてくれるわけじゃないということだ。
新しいセットがリリースされると、俺たちはまず新しいカードを試してみたいと考える(そうじゃないとすれば、血道をあげて新しいコンボを探そうとするMagic-Leagueみたいなトーナメントは開かれないだろうし、Mindcrankみたいなカードをデッキに入れようと四苦八苦するプレイヤーがいる理由が説明できない)。
しかし、どこかで俺たちは既存のデッキに新セットが与える影響についても考え始めないといけなくなる。少なくとも新しいデッキをプレイテストする際に仮想敵となる既存デッキだって改良しないといけないからね。
最初に話したいのはギデオンについてだ。
SCG 5Kのカバレージを読んで思わず口にしてたドリンクを吹き出しそうになったのは、みんながデッキからギデオンを抜いたのを知ったときだ(ああ、吹き出しそうになった、は嘘。いかに驚いたかを知って欲しくて付け加えてみた)。
さらにひどいのは、ギデオンがデッキから抜かれた理由がミラーマッチで弱いからだそうで、俺にはまったく理解できない。
俺が青白デッキのミラーマッチをプレイするとき、もしくは観戦しているとき、ギデオンはいつだって場に影響力を持たらすカードだ。
ジェイスと五分に渡り合う可能性のある剣持ちのクリーチャーを上手いこと挑発してくれる。
ギデオンのコストが5点と高いこと、そのせいでSpell Pierceに弱いことは認める。だけど利点がそんな欠点を補って余りあるから、俺は最終的にデッキに入れることにしているし、2枚以上入れないなんて気が狂ってるとしか思えない。
さらにアグロなデッキに対して狂気じみた強さを発揮するという事実を忘れちゃいけない。そういったデッキに対するベストなカードだ。そうでないとしても、ほぼベストなカードだ。
同じ状況でギデオン以外のカードだったら負けてた試合なんていくらでもある。
ボロスデッキをプレイしているときに一番みたくないカードはなんといってもこいつだった。あまりにキツすぎるので、ついにはこっちもギデオンを入れざるをえなかったほどだ。
要するにギデオンは2つのデッキタイプに対して最優先と言える選択肢であり、その他のデッキに対しては優良なカードであり……それをデッキから抜くだって?
最悪なことに、彼のかわりにデッキに入れられているのはCondemnだったりする。ミラーマッチでギデオンに劣ること限りなしなカードだ。
そしてミラーマッチこそもっとも対策しないといけないデッキタイプだってのに!
今現在、ギデオンを入れないといけない理由がまた1つ増えている。彼はSplinter Twinデッキに対しても有効だ。少なくとも何もしないよりはましだ。
新しいセットで絶対に加えたいカードがあるとすれば、Batterskull、Sword of War and Peaceがあげられる。
Sword of War and Peaceを入れるのは簡単だ。Sword of Feast and Famineを抜けばいい。世間の評価とは逆に、俺はSword of Feast and Famineがミラーで役に立つと思えたことが一度もない。
もしデッキにSword of Body and Mindが入ってるならそっちから優先して出してたね。
Sword of Feast and Famineのメリットがフルに生かされない理由を説明すると、もし君が戦闘前にフルタップしてからアタックに行くとすれば、対戦相手は単にそのアタッカーをブロック(もしくは除去するかバウンス)して、次ターンにその行動をとった報いを君に与えるだろう。
攻撃によって得られたのは相手の手札が1枚減ったことくらいだ。
さらにこの剣の価値が落ちてきたのは、みんなが徐々に気づき始めたからだ。Sword of Feast and Famineを持ったクリーチャーの攻撃をあえて受けるという選択肢もあるということにね。
プロツアーパリでのことだ。俺はミラーマッチの対戦中で、対戦相手には剣持ちのStoneforge Mysticがいて、俺の元にはSquadron Hawkがいた。
俺はStoneforge Mysticのアタックを3回受けて、カードを3枚捨てた。その後、Squadron Hawkをなんとか4枚とも戦場に出し終えて、Stoneforge Mysticを4体でブロックし、そしてその試合に勝った。
もしこれがSword of Body and Mindだったら俺は負けてただろう。
要するに、ミラーマッチに置いては、Sword of Feast and Famineの1発よりSword of Body and Mindの1発のほうがずっとキツいって話だ。
このデッキに入っている2種類のプレインズウォーカーに対しても、Sword of Body and Mindのほうが効果的だ。
というわけで、正直、Sword of Body and Mindのほうがずっと強いと思っている。この剣を入れるスペースなんてない、という大方の意見には懐疑的だ。
ミラーマッチで用いる際、Sword of War and Peaceはいかなる場合においてもSword of Feast and Famineの上位互換だ。
デッキに考えなしに剣を放り込む前にすべきことがある。それは、デッキにいれるその剣が他のカードに与える影響についてだ。
まず1つ目として、白の除去、特にCondemnに対して強いということ。
俺はもともとミラーにおけるこのカードがあまり好きじゃなかった。厄介払いするいい機会だ。それでも赤単色やボロスといったアグロなデッキに対してはCondemnを入れておくべきだ。
なぜなら君がCondemnを唱えたいのは大体1ターン目から3ターン目にかけてであり、そうすると剣を持ってくる暇なんてありはしない。例えStoneforge Mysticがいたとしてもね。
しかしミラーマッチで君がCondemnを撃ちこみたいのは剣を手にしたクリーチャー相手であり、そして今やそれを対象にとることが出来なくなるというわけだ。
2つ目として、白のクリーチャーが相対的に弱くなるということ。
Squadron Hawkに関しては残念ながら代替案がない。他のカードに代えることも考えたが(Spellskitesとか)、鷹はこのデッキにあまりに重要すぎるように思われる。
ブロッカーとしてもそうだし、装備できる飛行持ちとしてもそうだし、なんといってもジェイスにプレッシャーをかけられる。
じゃあ何が抜けるかというと、Emeria Angelだね。はっきり言って、前からこの天使のことは好きじゃなかった。タフネスが3点しかないこととデッキに入っているフェッチランドの枚数がそれほどでもないことが理由だ。
そして天使は剣に対して実に相性が悪い。その理由の1つ目は、剣持ちに対してこの天使のトークンがブロッカーに使えないこと。2つ目の理由は、ライフを回復できるという能力がライフレースを不可能にすること。
以前であれば、剣を持ったクリーチャーが相手にいてもEmeria Angelと何体のトークンがいればライフレースをしかけることができた。
しかし今では相手は単に君をSword fo War and Peaceで殴りつけ、君がいくつトークンを繰り出そうがヒットポイントを25点程度に維持したままゲームに勝つだろう。
Batterskullは明らかに強い。デッキに加えるべきだ。しかし代わりに何を抜くかというと、少々難しい。
ギデオンに対する賞賛の言葉を並べてはきたけど、ここで代わりに抜けるべきは彼だろうね(これによって君のデッキにはギデオンが2枚しか残らないはずだ。それより少なくなることはない)。
それは、デッキ内での役割が似ているからだ。
両方とも5マナ域のカードであり、戦場にあれば敵のいかなる攻撃をも止めつつ同時に対戦相手のプレインズウォーカーとライフを攻めることができる。
ただこっちのほうが少し対処しやすいカードかもしれない。
次に考えないといけないのは、新しいカードの参加によってどんなデッキやコンボが生み出されるかだ。
最初に注目すべきは明らかにSplinter Twinだ。ただ、これに対処するためにデッキを多少いじくることに反対するわけじゃないが、流行るかどうか分からないデッキのために自分のデッキを必要以上に歪めてしまうことには慎重にならざるをえない。
とりあえず今の時点では、それに対処できるカードは入れるにしても、他にも使える汎用性の高いカードを入れたいと思う。
幸いなことに、Splinter Twinに対処できるカードの大半は、他にも使い道があるものだ。
メインデッキに入れるカード(というと、もちろんInto the RoilとDismemberのことだが)これらはどちらも相手がSplinter Twinでない場合でも役に立ってくれるだろう。
サイドボードに入れる第一候補として思い浮かぶのはCelestial Purgeだ。コンボ対策にもなり、かつSpellskiteにも邪魔されない。
問題はSplinter Twin対策になるカードは往々にしてDeceiver Exarchに対処できるカードに比べて3つの点で劣る。
1つ目。1マナ余計にかかる。なぜなら奴らは君のエンド時に土地を1枚タップしてくる。
2つ目。Splinter TwinをどうにかできたとしてもDeceiver Exarchは場に残る。
3つ目。ブロッカーを取り除くために単にDeceiver Exarchを除去したいときもある。
いずれの場合も、Celestial Purge(もしくは優先順位は下がるがFlashfreeze)はよい選択肢だと思う。
なぜなら相手の二の矢三の矢(Koth of the Hammer、Pyromancer、Inferno Titan、Moltensteel Dragon)をつぶすことができるし同時に赤単色に対してもよく効く(俺は今後ボロスよりこっちが流行ることになると思っている)。
Celestial Purgeの問題点を挙げるとすればImmolating Souleaterを除去できないことくらいか。こいつがデッキに入るだけのクリーチャーになるかどうかは分からないが。
大半のデッキには効かない用途の狭いカードだが、こいつで対処できるカードたちは要注意人物だらけだ。
Divine Offeringで対処可能なもの、それはSpellskite、Sword of War and Peace、Batterskull、Immolating Souleater、Shrine of Burning Rage、Moltensteel Dragon、Precursor Golem、Birthing Pod ……
4枚いれようとは思わないが、試しに2枚入れてみてもいいかもしれないし、1枚は間違いなく投入する価値がある。Disenchantを入れてよいならそれが最高なんだけどね。
もし本当にSplinter Twinが心配ならSpellkitesを自分でデッキに入れてみてもいいかもしれないが、用途が狭すぎてあまりオススメはしない(Splinter Twin以外では赤系のデッキにしか役に立たないだろうし、それらに対してもそこまで効果的というわけでもない)。
次に挙がる候補はおそらくDismemberだろう。これはずっと広い汎用性を持っている。
あと、これを書くのは少々心が痛むんだが(君がもしシンガポールに行くつもりならここから先は読まないこと!)君のデッキに鷹が入っていないとすればSplinter Twinに対する最も効果的な装備品はBatterskullだろうね。
世間一般の常識として、こいつがコンボデッキに対してそれほどよいとは思えないであろうことは分かっている。
しかし剣を装備させたStoneforge MysticではSpellskiteもDeceiver Exarchも突破できない。Batterskullなら少なくともプレッシャーをかけることはできる。
他に必要と思われるカードがあるとすればDay of Judgmentだ。
正直、俺はこれが入っていないデッキを使うとどうにも落ち着かない(よって、俺はこいつが入ってないデッキは絶対にプレイしない)。
しかしここでは緑の復権に目を向けないといけないだろう。
非常に多くの人たちが「デッキにDay of Judgmentを入れる必要はないよ、ほら、Fauna Shamanだろ、Vengevineだろ、Lotus Cobraだろ、Joraga TreespeakerとMyr Superionのコンビだろ、あとほらあの6マナ5/5トランプルのあれだろ、他にも……」と俺に教えてくれるわけだ。
分かったよ、じゃあ2枚にしておこう。
もしそういった意見が正しいと分かれば、Baneslayer Angelがサイドボードに加わる第一候補となるだろう。
最後に挙げるのはGitaxian Probeだ。
衝撃的というには程遠いが、それでも加える候補に入れても良いように思われる。
手札に入れる装備品を判断する助けになるし、カウンターされるカードを選べるし、いつタップアウトしてもよいのかが分かるし、そして何より重要なのはいつならSword of Feast and Famineでアタックしても大丈夫かを知ることが出来る。
4枚デッキに入れることは絶対にないが、俺が考えるに「26枚の土地 + 1枚のPeek」は「27枚の土地」よりもいいものだ。
俺が今すぐトーナメントに出ろと言われた際に使うであろうデッキは以下の通りだ。
OustとCondemnは入れ替え可能だ。Oustは緑に有効で、Condemnは赤と白に有効だ。
もしかしたらCelestial Purgeを1枚抜いて、それぞれ2枚ずつにするかもしれない。
DismemberはLotus CobraデッキにもFauna Shamanデッキにも有効なカードだが、非常にアグレッシブなデッキには相性が悪い。
Into the Roilは2枚にしてもいいかもしれない。その場合、抜くのはGitaxian ProbeかDismemberだろう。俺と違う意見を持ってるならDay of Judgmentでもいい。
最後に言っておく。
いかなるマッチであろうと、どんな状況だろうと、絶対に後攻はとるな。
Splintertwin
次は、Grixis Twinデッキのリストの最新情報についてだ。
さらにテストプレイを繰り返し、1人で考えてみたりPatrick Chapinに相談してみたりした結果、以前よりももっとSpellskiteが好きになった。
これは非常に多くのものを君にもたらしてくれる。ブロッカーになってくれたり、ジェイスとDeceiver Exarchの両方を除去から守ってくれたり、対戦相手の使うSplinter Twinデッキの邪魔をしてくれたり……
これは軽くてエレガントな解答であり、どのデッキに対しても役に立たずで終わるようなことはない。4枚入れたいね。おそらく抜けるのは土地とJace Belerenだろう。
またプレイしてみた結果、何らかの打ち消し呪文も加えたいと考えるようになった。少なくとも相手に警戒させるためだけにも。
例えば2枚のMana Leakを対戦相手に好き勝手させないためだけに入れたい、と言われても反対はしない。ただ問題はそのかわりに抜くカードが思いつかない。
Mana LeakよりNegateのほうがいい、という可能性もある。しかし今この瞬間に選ぶとしたら俺はMana Leakを選ぶ。
俺がNegateがDispelよりも優れていると思う理由はプレインズウォーカーを打ち消せるからだ。
そして、念のためにもう一度言っておくと、そもそも打ち消し呪文を入れたい理由は、対戦相手の目の前にいるのが決して相手の邪魔をしないサンドバックではないと知らしめるためだ。
Dispelは君のコンボを守ってくれるだろう。しかし俺が打ち消し呪文を入れたい理由はそれじゃない。
Grixis Twinデッキで遊んでる最中、違う色の組み合わせでExarch/Splinter Twinデッキを作ってみた。
あまり気に入ってはいないが、もし興味のある人がいたときのためにリストを挙げておく。さっきも言ったが、これは非常に荒削りな試作品だ。ここに出す前に十分にプレイしたとは言えない。
このデッキの問題点を挙げるとすれば、焦点がぶれているという点だ。
Stoneforge Mysticでゲームを支配するのに必要な防御力に欠けている。最後には、相手に止められる前にコンボを完成させるのを目指すことになるだろうが、それだったらもっと手札補充と妨害手段を入れたほうがよいということになってしまう。
ところで俺はSpellskiteはWall of Omensに勝っていると思う。
Splinter Twinとの相性という点では劣っているかもしれないが、コンボを完成させる際の防壁になるし、さらに重要なこととして、こいつは装備品を持って攻撃に出ることができる。
またこいつは君のBatterskullや剣に飛んでくる除去呪文をそらすこともできる。目立たないかもしれないがこれも重要なことだ。
Inferno TitanをFrost Titanに入れ替えるのは難しくない(もしくは他の何かをFrost Titanに替えてもいい)。
このタイプの問題点はコンボが対して役に立っていないように見えることだ。
もちろんいくつかの試合には勝てるだろう。君のFauna ShamanをDeceiver Exarchでアンタップするのだってそれなりに役に立つだろう。
しかしそれでもこのタイプを選ぶくらいなら普通にもっといいカードでデッキを埋めたほうがいいように思われる。
例えば赤青緑か青緑タッチ赤のVengevineデッキを組んで、2枚組み合わさらないと働いてくれない8枚のカードを抜くとかだ。ただでさえこのデッキは、デッキ操作の手段に欠けている上にコンボを妨害から守る手段にも欠けているのだから。
覚書がてら書いておくと、今ならどんなFauna ShamanデッキにもSpellskiteは入ると思う。
何にせよ、とりあえず今は上記に挙げたグリクシスタイプのデッキで行こうと思っている。もし君がこのバージョンを好きになれないようなら、おそらく上記に挙げた2つの派生バージョンよりは普通の青赤を試すのをオススメするよ。
レーティングについて
最近、ツイッターでレーティングシステムに関する議論が起きてた。この議論が巻き起こることとなった原因は、俺の知っている限りではNationalsでレーティングによる足切りを行うという発表があったためだ。
俺がこれに関してどう考えているか聞いてみたいという声があったので、ここに書いてみる。
見たところ、現在のレーティングシステムには2つの問題点がある。
1.「プレイしたくない」を助長させる
もちろんこういう人がいるだろう「プレイする/しないを決めるのはプレイヤーだ」と。俺自身、レーティングを理由にプレイしなかったことは一度もない。俺にとってのレーティングとはトーナメントでプレイしたことによる「結果」であって、トーナメントでプレイする「理由」じゃない。
しかし考慮にいれないといけないのは、俺は今まで一度も、Qualifiedしつつ、かつ15ptを失うのは絶対に避けないといけないという事態に陥ったことがない。ここに理由があるのかもしれない。2勝2敗の成績以下をとったらNationalsへの招待権を失うとあれば、俺は絶対にGPTには参加しないだろう。
この問題を解決する簡単な方法は……ないと思う。
一部の人が提案したのは、一定ラインを決めていずれかの月末に一度でもそのラインを超えていれば、予選突破もしくは3BYEを獲得する、というものだ。
俺はこれが悪い案だとしか思えない。1つ目に、このシステムの対象になるプレイヤーが何人くらいになるのか予想がつかないということ、
2つ目にこの方法はプレイヤーたちにイカサマを推奨するようなものだからだ。一度でも閾値を超えたなら、友人たち相手に投了し放題ということだ。
また皆は他のゲームのレーティングシステムを提案してきた。
しかし俺はそれらについてあまりよく知らない。
間違っているかもしれないが、確かブリッジのレーティングシステムは時間で管理されているシステムだったはずだ。君のポイントは時間の経過とともに減っていく(例えば、今日100pt持っている。6ヵ月後、君はそのうち75pt持っている。1年後には50pt、3年後には0だ)。
俺は、これをマジックに持ち込むのに絶対反対、というわけではない。
なぜならこうすれば君はただ黙って座ってレーティングを保持することができなくなるからだ(実際にプレイしなければならなくなる)。
しかしレーティングが下がる可能性のあるシステムでこれを行うのは不可能に近いだろう。総ポイントのうち、明日にでも50ptを失ったとしたら、年度の終わりには何ポイント残ってるんだ? 110pt失ったとしたら?
大体からして特定のイベントでどのポイントを失ったかを把握することなんて出来やしないだろう。失ったのは今得た100ptなのか、それとも先週得た100ptなのか?
どちらにせよ、この方法では特定のイベントの直前に「あえてプレイしない」をやめさせることはできない。
他に見受けられた提案の中には、いくつかのトーナメント(例えばフライデーナイトマジック)をレーティング非対象とする、というものもあったが、個人的にこれは馬鹿げた案だと思う。
もちろんレーティングを下げたくないという理由でこれらのトーナメントに参加しないプレイヤーもいるだろう。
だが、賭けてもいいが、レーティングが変化するから参加しているというプレイヤーの人数はそれを上回っているはずだ。
だからフライデーナイトマジックや他の小さなトーナメントからレーティングを取り除くことによってプレイ意欲が増す人よりも、プレイ意欲を失う人のほうが多いと俺は考えている。
2.レーティングが何も反映していない
俺個人にとって一番大きな問題なのはレーティングというものに全く意味がないということだ(俺は予選突破にレーティングを必要としない)。
俺はそのことに気づいているし、高いレベルでプレイする多くの人々もそのことに気づいている。だけどそれ以外の人々はそのことを知らないんだ。
例えば、先週、俺が昔の同級生に会ったときの話だ。
彼は俺にこう尋ねてきた。まだ遊んでるのか、と。俺が、遊んでるよ、と答えたら、世界ランキングで言うとどのあたりにいるんだい、と聞いてきた。
俺が、大体30位くらいかな、と言うとそれに対する彼の返答は「そりゃひどいな、前に聞いたときは2位だったじゃないか」だ。まるでその順位自体に何か意味があるみたいだ!
マジックのランキングは、単に直近の1つか2つの大規模な大会の結果を反映しているに過ぎない。それ以上の何もでもない。プロツアーに勝てば1位に「なってしまう」だろうし、その次のトーナメントが 6-6 の成績なら50位程度まで下がるだろう。
これは世界で一番強かったプレイヤーが50番目の強さに落ちたことを意味しているのか? 49人のプレイヤーが突然彼よりも上手くなったのか? もちろん違う。このランキングが測っているのはそういうものじゃない。
さて、何も測れないランキングに何の意味があるんだろう?
意味があればいいのに、と俺は思う。「俺はランキングで×位にいるんだぜ」と言えれば、と。
単に前回のプロツアーの成績がどうだったかが分かるだけではなく、俺がいくつの試合で勝利を収めてきたのかを実際に反映してくれるランキングならばそれができる。
まあ、そんなわけで最初の方にも言ったけど、俺に解決案はない。
俺の知っている限り、チェスではハイレベルなイベントではより少ないK値が設定されており、それによってレーティングの乱高下を防いでいる。だけどそれをどうマジックに適用させればよいのか、俺にはわからない。
基本的に、俺は今のレーティングの方法に内包された問題点については認識しているし、誰かがこれを改善してくれるなら大喜びだ。
だけど俺自身にはどうすればいいのか何ら妙案はない。
そんなわけで、とりあえず今時点は現状維持でいいんじゃないかなと思っている。どの代替案も現状よりマシとは思えない。
さて、楽しんでくれたかな。また来週!
追伸:
俺は記事に対する提案や意見に飢えてるので、もし何か言いたいことがあれば教えてくれ。ここでも、フェイスブックでも、ツイッターでもいい(ツイッターのIDは@PVDDRだ)。
Paulo Vitor Damo da Rosa
元記事:http://www.channelfireball.com/articles/pvs-playhouse-caw-and-friends-in-the-new-standard
やあ。この記事はCawbladeと現在のスタンダードについてだ(うわああああ)。あとGrixis Twinに関する新しい情報もいくつか。俺が試した失敗作も含めてだ(いやっほぅ)。それからレーティング関する話を最後にちょっとする。
CawBlade
まずはCawBladeからだ。
多分、みんなもうCawBaldeには飽き飽きしてる頃だろう。俺もだ。
とはいえ問題は、CawBladeはいまだにスタンダードのメタゲームの重要な一部を占めていて、無視したかといって消えうせてくれるわけじゃないということだ。
新しいセットがリリースされると、俺たちはまず新しいカードを試してみたいと考える(そうじゃないとすれば、血道をあげて新しいコンボを探そうとするMagic-Leagueみたいなトーナメントは開かれないだろうし、Mindcrankみたいなカードをデッキに入れようと四苦八苦するプレイヤーがいる理由が説明できない)。
しかし、どこかで俺たちは既存のデッキに新セットが与える影響についても考え始めないといけなくなる。少なくとも新しいデッキをプレイテストする際に仮想敵となる既存デッキだって改良しないといけないからね。
最初に話したいのはギデオンについてだ。
SCG 5Kのカバレージを読んで思わず口にしてたドリンクを吹き出しそうになったのは、みんながデッキからギデオンを抜いたのを知ったときだ(ああ、吹き出しそうになった、は嘘。いかに驚いたかを知って欲しくて付け加えてみた)。
さらにひどいのは、ギデオンがデッキから抜かれた理由がミラーマッチで弱いからだそうで、俺にはまったく理解できない。
俺が青白デッキのミラーマッチをプレイするとき、もしくは観戦しているとき、ギデオンはいつだって場に影響力を持たらすカードだ。
ジェイスと五分に渡り合う可能性のある剣持ちのクリーチャーを上手いこと挑発してくれる。
ギデオンのコストが5点と高いこと、そのせいでSpell Pierceに弱いことは認める。だけど利点がそんな欠点を補って余りあるから、俺は最終的にデッキに入れることにしているし、2枚以上入れないなんて気が狂ってるとしか思えない。
さらにアグロなデッキに対して狂気じみた強さを発揮するという事実を忘れちゃいけない。そういったデッキに対するベストなカードだ。そうでないとしても、ほぼベストなカードだ。
同じ状況でギデオン以外のカードだったら負けてた試合なんていくらでもある。
ボロスデッキをプレイしているときに一番みたくないカードはなんといってもこいつだった。あまりにキツすぎるので、ついにはこっちもギデオンを入れざるをえなかったほどだ。
要するにギデオンは2つのデッキタイプに対して最優先と言える選択肢であり、その他のデッキに対しては優良なカードであり……それをデッキから抜くだって?
最悪なことに、彼のかわりにデッキに入れられているのはCondemnだったりする。ミラーマッチでギデオンに劣ること限りなしなカードだ。
そしてミラーマッチこそもっとも対策しないといけないデッキタイプだってのに!
今現在、ギデオンを入れないといけない理由がまた1つ増えている。彼はSplinter Twinデッキに対しても有効だ。少なくとも何もしないよりはましだ。
新しいセットで絶対に加えたいカードがあるとすれば、Batterskull、Sword of War and Peaceがあげられる。
Sword of War and Peaceを入れるのは簡単だ。Sword of Feast and Famineを抜けばいい。世間の評価とは逆に、俺はSword of Feast and Famineがミラーで役に立つと思えたことが一度もない。
もしデッキにSword of Body and Mindが入ってるならそっちから優先して出してたね。
Sword of Feast and Famineのメリットがフルに生かされない理由を説明すると、もし君が戦闘前にフルタップしてからアタックに行くとすれば、対戦相手は単にそのアタッカーをブロック(もしくは除去するかバウンス)して、次ターンにその行動をとった報いを君に与えるだろう。
攻撃によって得られたのは相手の手札が1枚減ったことくらいだ。
さらにこの剣の価値が落ちてきたのは、みんなが徐々に気づき始めたからだ。Sword of Feast and Famineを持ったクリーチャーの攻撃をあえて受けるという選択肢もあるということにね。
プロツアーパリでのことだ。俺はミラーマッチの対戦中で、対戦相手には剣持ちのStoneforge Mysticがいて、俺の元にはSquadron Hawkがいた。
俺はStoneforge Mysticのアタックを3回受けて、カードを3枚捨てた。その後、Squadron Hawkをなんとか4枚とも戦場に出し終えて、Stoneforge Mysticを4体でブロックし、そしてその試合に勝った。
もしこれがSword of Body and Mindだったら俺は負けてただろう。
要するに、ミラーマッチに置いては、Sword of Feast and Famineの1発よりSword of Body and Mindの1発のほうがずっとキツいって話だ。
このデッキに入っている2種類のプレインズウォーカーに対しても、Sword of Body and Mindのほうが効果的だ。
というわけで、正直、Sword of Body and Mindのほうがずっと強いと思っている。この剣を入れるスペースなんてない、という大方の意見には懐疑的だ。
ミラーマッチで用いる際、Sword of War and Peaceはいかなる場合においてもSword of Feast and Famineの上位互換だ。
デッキに考えなしに剣を放り込む前にすべきことがある。それは、デッキにいれるその剣が他のカードに与える影響についてだ。
まず1つ目として、白の除去、特にCondemnに対して強いということ。
俺はもともとミラーにおけるこのカードがあまり好きじゃなかった。厄介払いするいい機会だ。それでも赤単色やボロスといったアグロなデッキに対してはCondemnを入れておくべきだ。
なぜなら君がCondemnを唱えたいのは大体1ターン目から3ターン目にかけてであり、そうすると剣を持ってくる暇なんてありはしない。例えStoneforge Mysticがいたとしてもね。
しかしミラーマッチで君がCondemnを撃ちこみたいのは剣を手にしたクリーチャー相手であり、そして今やそれを対象にとることが出来なくなるというわけだ。
2つ目として、白のクリーチャーが相対的に弱くなるということ。
Squadron Hawkに関しては残念ながら代替案がない。他のカードに代えることも考えたが(Spellskitesとか)、鷹はこのデッキにあまりに重要すぎるように思われる。
ブロッカーとしてもそうだし、装備できる飛行持ちとしてもそうだし、なんといってもジェイスにプレッシャーをかけられる。
じゃあ何が抜けるかというと、Emeria Angelだね。はっきり言って、前からこの天使のことは好きじゃなかった。タフネスが3点しかないこととデッキに入っているフェッチランドの枚数がそれほどでもないことが理由だ。
そして天使は剣に対して実に相性が悪い。その理由の1つ目は、剣持ちに対してこの天使のトークンがブロッカーに使えないこと。2つ目の理由は、ライフを回復できるという能力がライフレースを不可能にすること。
以前であれば、剣を持ったクリーチャーが相手にいてもEmeria Angelと何体のトークンがいればライフレースをしかけることができた。
しかし今では相手は単に君をSword fo War and Peaceで殴りつけ、君がいくつトークンを繰り出そうがヒットポイントを25点程度に維持したままゲームに勝つだろう。
Batterskullは明らかに強い。デッキに加えるべきだ。しかし代わりに何を抜くかというと、少々難しい。
ギデオンに対する賞賛の言葉を並べてはきたけど、ここで代わりに抜けるべきは彼だろうね(これによって君のデッキにはギデオンが2枚しか残らないはずだ。それより少なくなることはない)。
それは、デッキ内での役割が似ているからだ。
両方とも5マナ域のカードであり、戦場にあれば敵のいかなる攻撃をも止めつつ同時に対戦相手のプレインズウォーカーとライフを攻めることができる。
ただこっちのほうが少し対処しやすいカードかもしれない。
次に考えないといけないのは、新しいカードの参加によってどんなデッキやコンボが生み出されるかだ。
最初に注目すべきは明らかにSplinter Twinだ。ただ、これに対処するためにデッキを多少いじくることに反対するわけじゃないが、流行るかどうか分からないデッキのために自分のデッキを必要以上に歪めてしまうことには慎重にならざるをえない。
とりあえず今の時点では、それに対処できるカードは入れるにしても、他にも使える汎用性の高いカードを入れたいと思う。
幸いなことに、Splinter Twinに対処できるカードの大半は、他にも使い道があるものだ。
メインデッキに入れるカード(というと、もちろんInto the RoilとDismemberのことだが)これらはどちらも相手がSplinter Twinでない場合でも役に立ってくれるだろう。
サイドボードに入れる第一候補として思い浮かぶのはCelestial Purgeだ。コンボ対策にもなり、かつSpellskiteにも邪魔されない。
問題はSplinter Twin対策になるカードは往々にしてDeceiver Exarchに対処できるカードに比べて3つの点で劣る。
1つ目。1マナ余計にかかる。なぜなら奴らは君のエンド時に土地を1枚タップしてくる。
2つ目。Splinter TwinをどうにかできたとしてもDeceiver Exarchは場に残る。
3つ目。ブロッカーを取り除くために単にDeceiver Exarchを除去したいときもある。
いずれの場合も、Celestial Purge(もしくは優先順位は下がるがFlashfreeze)はよい選択肢だと思う。
なぜなら相手の二の矢三の矢(Koth of the Hammer、Pyromancer、Inferno Titan、Moltensteel Dragon)をつぶすことができるし同時に赤単色に対してもよく効く(俺は今後ボロスよりこっちが流行ることになると思っている)。
Celestial Purgeの問題点を挙げるとすればImmolating Souleaterを除去できないことくらいか。こいつがデッキに入るだけのクリーチャーになるかどうかは分からないが。
大半のデッキには効かない用途の狭いカードだが、こいつで対処できるカードたちは要注意人物だらけだ。
Divine Offeringで対処可能なもの、それはSpellskite、Sword of War and Peace、Batterskull、Immolating Souleater、Shrine of Burning Rage、Moltensteel Dragon、Precursor Golem、Birthing Pod ……
4枚いれようとは思わないが、試しに2枚入れてみてもいいかもしれないし、1枚は間違いなく投入する価値がある。Disenchantを入れてよいならそれが最高なんだけどね。
もし本当にSplinter Twinが心配ならSpellkitesを自分でデッキに入れてみてもいいかもしれないが、用途が狭すぎてあまりオススメはしない(Splinter Twin以外では赤系のデッキにしか役に立たないだろうし、それらに対してもそこまで効果的というわけでもない)。
次に挙がる候補はおそらくDismemberだろう。これはずっと広い汎用性を持っている。
あと、これを書くのは少々心が痛むんだが(君がもしシンガポールに行くつもりならここから先は読まないこと!)君のデッキに鷹が入っていないとすればSplinter Twinに対する最も効果的な装備品はBatterskullだろうね。
世間一般の常識として、こいつがコンボデッキに対してそれほどよいとは思えないであろうことは分かっている。
しかし剣を装備させたStoneforge MysticではSpellskiteもDeceiver Exarchも突破できない。Batterskullなら少なくともプレッシャーをかけることはできる。
他に必要と思われるカードがあるとすればDay of Judgmentだ。
正直、俺はこれが入っていないデッキを使うとどうにも落ち着かない(よって、俺はこいつが入ってないデッキは絶対にプレイしない)。
しかしここでは緑の復権に目を向けないといけないだろう。
非常に多くの人たちが「デッキにDay of Judgmentを入れる必要はないよ、ほら、Fauna Shamanだろ、Vengevineだろ、Lotus Cobraだろ、Joraga TreespeakerとMyr Superionのコンビだろ、あとほらあの6マナ5/5トランプルのあれだろ、他にも……」と俺に教えてくれるわけだ。
分かったよ、じゃあ2枚にしておこう。
もしそういった意見が正しいと分かれば、Baneslayer Angelがサイドボードに加わる第一候補となるだろう。
最後に挙げるのはGitaxian Probeだ。
衝撃的というには程遠いが、それでも加える候補に入れても良いように思われる。
手札に入れる装備品を判断する助けになるし、カウンターされるカードを選べるし、いつタップアウトしてもよいのかが分かるし、そして何より重要なのはいつならSword of Feast and Famineでアタックしても大丈夫かを知ることが出来る。
4枚デッキに入れることは絶対にないが、俺が考えるに「26枚の土地 + 1枚のPeek」は「27枚の土地」よりもいいものだ。
俺が今すぐトーナメントに出ろと言われた際に使うであろうデッキは以下の通りだ。
3 Glacial Fortress
4 Tectonic Edge
4 Island
4 Plains
1 Scalding Tarn
2 Inkmoth Nexus
4 Seachrome Coast
4 Celestial Colonnade
1 Sun Titan
4 Stoneforge Mystic
4 Squadron Hawk
2 Day of Judgment
3 Mana Leak
1 Sword of Feast and Famine
1 Sword of War and Peace
1 Batterskull
2 Gideon Jura
4 Jace、the Mind Sculptor
3 Spell Pierce
2 Dismember
4 Preordain
1 Into the Roil
1 Gitaxian Probe
Sideboard
2 Baneslayer Angel
3 Celestial Purge
2 Divine Offering
3 Flashfreeze
1 Jace Beleren
1 Sun Titan
3 Condemn
OustとCondemnは入れ替え可能だ。Oustは緑に有効で、Condemnは赤と白に有効だ。
もしかしたらCelestial Purgeを1枚抜いて、それぞれ2枚ずつにするかもしれない。
DismemberはLotus CobraデッキにもFauna Shamanデッキにも有効なカードだが、非常にアグレッシブなデッキには相性が悪い。
Into the Roilは2枚にしてもいいかもしれない。その場合、抜くのはGitaxian ProbeかDismemberだろう。俺と違う意見を持ってるならDay of Judgmentでもいい。
最後に言っておく。
いかなるマッチであろうと、どんな状況だろうと、絶対に後攻はとるな。
Splintertwin
次は、Grixis Twinデッキのリストの最新情報についてだ。
さらにテストプレイを繰り返し、1人で考えてみたりPatrick Chapinに相談してみたりした結果、以前よりももっとSpellskiteが好きになった。
これは非常に多くのものを君にもたらしてくれる。ブロッカーになってくれたり、ジェイスとDeceiver Exarchの両方を除去から守ってくれたり、対戦相手の使うSplinter Twinデッキの邪魔をしてくれたり……
これは軽くてエレガントな解答であり、どのデッキに対しても役に立たずで終わるようなことはない。4枚入れたいね。おそらく抜けるのは土地とJace Belerenだろう。
またプレイしてみた結果、何らかの打ち消し呪文も加えたいと考えるようになった。少なくとも相手に警戒させるためだけにも。
例えば2枚のMana Leakを対戦相手に好き勝手させないためだけに入れたい、と言われても反対はしない。ただ問題はそのかわりに抜くカードが思いつかない。
Mana LeakよりNegateのほうがいい、という可能性もある。しかし今この瞬間に選ぶとしたら俺はMana Leakを選ぶ。
俺がNegateがDispelよりも優れていると思う理由はプレインズウォーカーを打ち消せるからだ。
そして、念のためにもう一度言っておくと、そもそも打ち消し呪文を入れたい理由は、対戦相手の目の前にいるのが決して相手の邪魔をしないサンドバックではないと知らしめるためだ。
Dispelは君のコンボを守ってくれるだろう。しかし俺が打ち消し呪文を入れたい理由はそれじゃない。
Grixis Twinデッキで遊んでる最中、違う色の組み合わせでExarch/Splinter Twinデッキを作ってみた。
あまり気に入ってはいないが、もし興味のある人がいたときのためにリストを挙げておく。さっきも言ったが、これは非常に荒削りな試作品だ。ここに出す前に十分にプレイしたとは言えない。
4 Arid Mesa
4 Scalding Tarn
4 Seachrome Coast
1 Plains
3 Mountain
3 Island
2 Terramorphic Expanse
4 Glacial Fortress
4 Deceiver Exarch
4 Stoneforge Mystic
4 Spellskite
4 Splinter Twin
1 Sword of Feast and Famine
1 Batterskull
4 Jace、the Mind Sculptor
4 Preordain
4 Gitaxian Probe
2 Into the Roil
3 Mana Leak
このデッキの問題点を挙げるとすれば、焦点がぶれているという点だ。
Stoneforge Mysticでゲームを支配するのに必要な防御力に欠けている。最後には、相手に止められる前にコンボを完成させるのを目指すことになるだろうが、それだったらもっと手札補充と妨害手段を入れたほうがよいということになってしまう。
ところで俺はSpellskiteはWall of Omensに勝っていると思う。
Splinter Twinとの相性という点では劣っているかもしれないが、コンボを完成させる際の防壁になるし、さらに重要なこととして、こいつは装備品を持って攻撃に出ることができる。
またこいつは君のBatterskullや剣に飛んでくる除去呪文をそらすこともできる。目立たないかもしれないがこれも重要なことだ。
3 Raging Ravine
4 Forest
4 Island
4 Scalding Tarn
4 Misty Rainforest
2 Mountain
4 Copperline Gorge
4 Vengevine
1 Inferno Titan
4 Lotus Cobra
1 Acidic Slime
1 Spellskite
4 Deceiver Exarch
4 Fauna Shaman
4 Birds of Paradise
4 Preordain
4 Jace、the Mind Sculptor
4 Splinter Twin
Inferno TitanをFrost Titanに入れ替えるのは難しくない(もしくは他の何かをFrost Titanに替えてもいい)。
このタイプの問題点はコンボが対して役に立っていないように見えることだ。
もちろんいくつかの試合には勝てるだろう。君のFauna ShamanをDeceiver Exarchでアンタップするのだってそれなりに役に立つだろう。
しかしそれでもこのタイプを選ぶくらいなら普通にもっといいカードでデッキを埋めたほうがいいように思われる。
例えば赤青緑か青緑タッチ赤のVengevineデッキを組んで、2枚組み合わさらないと働いてくれない8枚のカードを抜くとかだ。ただでさえこのデッキは、デッキ操作の手段に欠けている上にコンボを妨害から守る手段にも欠けているのだから。
覚書がてら書いておくと、今ならどんなFauna ShamanデッキにもSpellskiteは入ると思う。
何にせよ、とりあえず今は上記に挙げたグリクシスタイプのデッキで行こうと思っている。もし君がこのバージョンを好きになれないようなら、おそらく上記に挙げた2つの派生バージョンよりは普通の青赤を試すのをオススメするよ。
レーティングについて
最近、ツイッターでレーティングシステムに関する議論が起きてた。この議論が巻き起こることとなった原因は、俺の知っている限りではNationalsでレーティングによる足切りを行うという発表があったためだ。
俺がこれに関してどう考えているか聞いてみたいという声があったので、ここに書いてみる。
見たところ、現在のレーティングシステムには2つの問題点がある。
1.「プレイしたくない」を助長させる
もちろんこういう人がいるだろう「プレイする/しないを決めるのはプレイヤーだ」と。俺自身、レーティングを理由にプレイしなかったことは一度もない。俺にとってのレーティングとはトーナメントでプレイしたことによる「結果」であって、トーナメントでプレイする「理由」じゃない。
しかし考慮にいれないといけないのは、俺は今まで一度も、Qualifiedしつつ、かつ15ptを失うのは絶対に避けないといけないという事態に陥ったことがない。ここに理由があるのかもしれない。2勝2敗の成績以下をとったらNationalsへの招待権を失うとあれば、俺は絶対にGPTには参加しないだろう。
この問題を解決する簡単な方法は……ないと思う。
一部の人が提案したのは、一定ラインを決めていずれかの月末に一度でもそのラインを超えていれば、予選突破もしくは3BYEを獲得する、というものだ。
俺はこれが悪い案だとしか思えない。1つ目に、このシステムの対象になるプレイヤーが何人くらいになるのか予想がつかないということ、
2つ目にこの方法はプレイヤーたちにイカサマを推奨するようなものだからだ。一度でも閾値を超えたなら、友人たち相手に投了し放題ということだ。
また皆は他のゲームのレーティングシステムを提案してきた。
しかし俺はそれらについてあまりよく知らない。
間違っているかもしれないが、確かブリッジのレーティングシステムは時間で管理されているシステムだったはずだ。君のポイントは時間の経過とともに減っていく(例えば、今日100pt持っている。6ヵ月後、君はそのうち75pt持っている。1年後には50pt、3年後には0だ)。
俺は、これをマジックに持ち込むのに絶対反対、というわけではない。
なぜならこうすれば君はただ黙って座ってレーティングを保持することができなくなるからだ(実際にプレイしなければならなくなる)。
しかしレーティングが下がる可能性のあるシステムでこれを行うのは不可能に近いだろう。総ポイントのうち、明日にでも50ptを失ったとしたら、年度の終わりには何ポイント残ってるんだ? 110pt失ったとしたら?
大体からして特定のイベントでどのポイントを失ったかを把握することなんて出来やしないだろう。失ったのは今得た100ptなのか、それとも先週得た100ptなのか?
どちらにせよ、この方法では特定のイベントの直前に「あえてプレイしない」をやめさせることはできない。
他に見受けられた提案の中には、いくつかのトーナメント(例えばフライデーナイトマジック)をレーティング非対象とする、というものもあったが、個人的にこれは馬鹿げた案だと思う。
もちろんレーティングを下げたくないという理由でこれらのトーナメントに参加しないプレイヤーもいるだろう。
だが、賭けてもいいが、レーティングが変化するから参加しているというプレイヤーの人数はそれを上回っているはずだ。
だからフライデーナイトマジックや他の小さなトーナメントからレーティングを取り除くことによってプレイ意欲が増す人よりも、プレイ意欲を失う人のほうが多いと俺は考えている。
2.レーティングが何も反映していない
俺個人にとって一番大きな問題なのはレーティングというものに全く意味がないということだ(俺は予選突破にレーティングを必要としない)。
俺はそのことに気づいているし、高いレベルでプレイする多くの人々もそのことに気づいている。だけどそれ以外の人々はそのことを知らないんだ。
例えば、先週、俺が昔の同級生に会ったときの話だ。
彼は俺にこう尋ねてきた。まだ遊んでるのか、と。俺が、遊んでるよ、と答えたら、世界ランキングで言うとどのあたりにいるんだい、と聞いてきた。
俺が、大体30位くらいかな、と言うとそれに対する彼の返答は「そりゃひどいな、前に聞いたときは2位だったじゃないか」だ。まるでその順位自体に何か意味があるみたいだ!
マジックのランキングは、単に直近の1つか2つの大規模な大会の結果を反映しているに過ぎない。それ以上の何もでもない。プロツアーに勝てば1位に「なってしまう」だろうし、その次のトーナメントが 6-6 の成績なら50位程度まで下がるだろう。
これは世界で一番強かったプレイヤーが50番目の強さに落ちたことを意味しているのか? 49人のプレイヤーが突然彼よりも上手くなったのか? もちろん違う。このランキングが測っているのはそういうものじゃない。
さて、何も測れないランキングに何の意味があるんだろう?
意味があればいいのに、と俺は思う。「俺はランキングで×位にいるんだぜ」と言えれば、と。
単に前回のプロツアーの成績がどうだったかが分かるだけではなく、俺がいくつの試合で勝利を収めてきたのかを実際に反映してくれるランキングならばそれができる。
まあ、そんなわけで最初の方にも言ったけど、俺に解決案はない。
俺の知っている限り、チェスではハイレベルなイベントではより少ないK値が設定されており、それによってレーティングの乱高下を防いでいる。だけどそれをどうマジックに適用させればよいのか、俺にはわからない。
基本的に、俺は今のレーティングの方法に内包された問題点については認識しているし、誰かがこれを改善してくれるなら大喜びだ。
だけど俺自身にはどうすればいいのか何ら妙案はない。
そんなわけで、とりあえず今時点は現状維持でいいんじゃないかなと思っている。どの代替案も現状よりマシとは思えない。
さて、楽しんでくれたかな。また来週!
追伸:
俺は記事に対する提案や意見に飢えてるので、もし何か言いたいことがあれば教えてくれ。ここでも、フェイスブックでも、ツイッターでもいい(ツイッターのIDは@PVDDRだ)。
シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast - 新たなるファイレクシア レアMelira, Sylvok Outcast / シルヴォクののけ者、メリーラ (1)(緑)
伝説のクリーチャー - 人間(Human) スカウト(Scout)
あなたは毒(poison)カウンターを得られない。
あなたがコントロールするクリーチャーは、その上に-1/-1カウンターを配置できない。
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは感染を失う。
2/2
参照元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Melira%2C+Sylvok+Outcast/
「プレインズウォーカーのための新たなるファイレクシア案内 その4」のコラム(註1)から、皆の興味をそそるであろうネタを紹介しよう。
メリーラは「肉の子」と呼ばれている、ミラディンに生きる他の全ての生命と違い、彼女は金属組織を全く持たずに生まれてきた。彼女はもう一つの点で特殊である。ファイレクシアの汚染に免疫を持っているのだ。(註2)
(註1) 「プレインズウォーカーのための新たなるファイレクシア案内 その4」のコラム
原文では以下の「A Planeswalker’s Guide to New Phyrexia: The Vicious Swarm」のコラムへリンクが張られている。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/140
この記事は日本語の公式サイトに日本語訳が掲載されている。
http://mtg-jp.com/reading/translated/001474/
(註2) メリーラは ~ 免疫を持っているのだ。
原文のこの箇所は元コラムからの引用のため、今日の日本語訳も日本語の公式サイトの翻訳記事からの引用。
引用元:http://mtg-jp.com/reading/translated/001474/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511
磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire - 新たなるファイレクシア コモンPorcelain Legionnaire / 磁器の軍団兵 (2)(白/Φ)
アーティファクト・クリーチャー ― - 兵士
((白/Φ)は(白)でも2点のライフでも支払うことができる。)
先制攻撃
3/1
参照元:http://magiccards.info/nph/jp/19.html
《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire》の肉体は本当に磁器で形成されているわけではない。
実際のそれは、鉄のように固くしかし柔軟性を持つ骨に似た白い金属である。
この磁器のような外皮の下には、骨、金属製の内骨格構造、有機体の腱などが隠されており、ときにはそれらに加えて目や耳などの感覚器官に相当する装置が内蔵されていることもある。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0511