ファイレクシアの歩行機械/Phyrexian Walker - ビジョンズ コモン
Phyrexian Walker / ファイレクシアの歩行機械 (0)
アーティファクト クリーチャー - 構築物(Construct)
0/3
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Phyrexian+Dreadnought/

 《ファイレクシアの歩行機械/Phyrexian Walker》はマジックの歴史の中で、6枚目のコストが0マナのクリーチャーだった。その先輩には《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》、《Crimson Kobolds》、《Crookshank Kobold》、《Kobolds of Kher Keep》、そして《Shield Sphere》がいる。
 これ以降には《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》と《メムナイト/Memnite》が新たにリストへ名を連ねている。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0411
ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought - ミラージュ レア
Phyrexian Dreadnought / ファイレクシアン・ドレッドノート (1)
アーティファクト クリーチャー - ドレッドノート(Dreadnought)
トランプル
ファイレクシアン・ドレッドノートが戦場に出たとき、パワーの合計が12以上になるように好きな数のクリーチャーを生け贄に捧げない限り、これを生け贄に捧げる。
12/12
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Phyrexian+Dreadnought/

 《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》のイラストをよく目をこらして見れば、右下の隅にとても小さな魔法使いがいるのを見つけられるはずだ。
 だけど、どうしてわざわざ目をこらす必要があるんだい?
 2003年のこの記事(註1)を見れば済む話じゃないか!

(註1) この記事
 2003年04月14日のArcanaへのリンクが張ってある。
 以下にその記事の和訳。
イラスト解析:ファイレクシアンドレッドノート/Art Close-Up:Phyrexian Dreadnought
2003年04月14日/Monday, April 14, 2003
元記事:http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/327

 マジックのイラストが君たちの見慣れている小さな長方形に縮められたとき、細部に宿る巧妙なネタのいくつかは失われ、そうでない場合もほとんどはプレイヤーが気づかないレベルにまで縮小されてしまう。

 ミラージュの《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》に描かれている小さな人物もその1つだ。

 長年この仕事に携わっているPete Ventersによって描かれたこのドレッドノートは、当時のマジックにおいて最大のサイズを誇るクリーチャーだった。いかに大きいかを表現するためにVentersは、その超弩級の巨大生物へ向かって呪文を唱える魔法使いを右下の隅に描いた。

 その隠れた小さな人物を見やすくするためにほぼ最大サイズまで拡大したイラストがこれだ。
元記事はここに《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》の拡大イラスト
http://www.wizards.com/global/images/mtgcom_arcana_327_pic1_en.jpg

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0411
Gate to Phyrexia - アンティキティー アンコモン
Gate to Phyrexia (黒)(黒)
エンチャント
クリーチャーを1体、生け贄に捧げる:アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。この能力はあなたのアップキープの間にしかプレイできず、各ターンに1回のみ起動できる。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Gate+to+Phyrexia/

 アンティキティーで初めてファイレクシアが世に出たとき、それは2枚のカード、《Gate to Phyrexia》と《Phyrexian Gremlins》という姿で登場した(註1)。1994年という昔でさえ、ファイレクシア人はアーティファクトに敵対する工作を行っていたんだ!(註2)

(註1)《Gate to Phyrexia》と《Phyrexian Gremlins》
 これら2枚のカードは2011年02月28日のCard of the Dayにもペアで登場している。
 http://regiant.diarynote.jp/?day=20110228

(註2) アーティファクトに敵対する工作
 《Gate to Phyrexia》だけでなく《Phyrexian Gremlins》もアンチ・アーティファクトカード。
Phyrexian Gremlins (2)(黒)
クリーチャー - グレムリン(Gremlin)
あなたは、あなたのアンタップ・ステップにPhyrexian Gremlinsをアンタップしないことを選んでもよい。
(T):アーティファクト1つを対象とし、それをタップする。それは、Phyrexian Gremlinsがタップ状態である限り、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
1/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Phyrexian+Gremlins/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0411
カードの毎日/Card of the Day - グレゴリオ暦 コモン
April 1st 2011, Friday / 2011年04月01日 (1)
 毎日って素晴らしいね。大体24時間ずつの長さで変わることなく、いきなり全部がいっぺんに訪れたりすることなく順番に来てくれるというその信頼性。日々について歌ったものには例えば「イエスタディ/Yesterday」、「トゥモロー/Tomorrow」、そして「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?/Do They Know It’s Christmas?」などがある。
引用元:http://media.wizards.com/images/magic/daily/arcana/0401cardoftheday.jpg

 この日は三船敏郎の91回目の誕生日に当たる。この日は通常では1年の91日目に当たるが、うるう年の場合は92日目となる。
 2011年のこの日は金曜日であり、その確率は7分の1だ。
 この日の天気は世界のどこかでは快晴だが、その他のどこかではそうでもない。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0411
ピスタスの一撃/Pistus Strike - ミラディン包囲戦 コモン
Pistus Strike / ピスタスの一撃 (2)(緑)
インスタント
飛行を持つクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは毒(poison)カウンターを1個得る。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Pistus+Strike/

 2007年にDoug Beyerは《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》のイラストに何体のクリーチャーがいるか数えてみて、725匹(註1)という結論に達した。
 《ピスタスの一撃/Pistus Strike》にはそれより多い数のクリーチャーがいるようにも見えるが、どちらにせよこのカードではアンヒンジドの例のカード(註2)をブロックすることはできないので、確認する必要は無い。

(註1) 725匹
 リンク先は、2007年05月のAsk Wizards。質問は、《Our Market Research Shows That Players Like Really Long Card Names So We Made this Card to Have the Absolute Longest Card Name Ever Elemental》(註2)が1体のクリーチャーにブロックされたとき最大でいくつになるのか、というもの(註3)。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/askwizards/0507#052507

(註2) アンヒンジドの例のカード
 《Our Market Research Shows That Players Like Really Long Card Names So We Made this Card to Have the Absolute Longest Card Name Ever Elemental》のこと。略称は《OMRSTPLRLCNSWMTCTHTALCNEE》。以下にカードテキストを引用しておく。
Our Market Research Shows That Players Like Really Long Card Names So We Made this Card to Have the Absolute Longest Card Name Ever Elemental (1)(緑)(緑)
クリーチャー - エレメンタル(Elemental)
イラストランページ2(これがいずれかのクリーチャーによってブロックされるたび、ブロックしているクリーチャーの絵の中の2体目以降のクリーチャー1体につき+2/+2の修整を受ける。)
2/2
引用元:http://mtgwiki.com/wiki/Our_Market_Research_Shows_That_Players_Like_Really_Long_Card_Names_So_We_Made_this_Card_to_Have_the_Absolute_Longest_Card_Name_Ever_Elemental

(註3) ~が1体のクリーチャーにブロックされたとき最大でいくつになるのか
 以下、リンク先の記事(の中で今日のCard of the Dayで話題にされていたQ&A)の和訳。
Ask Wizards - May, 2007
2007年05月01日25日の質問
元記事:http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/askwizards/0507#052507
質問:
   アンヒンジドの《OMRSTPLRLCNSWMTCTHTALCNEE》は、単体の
  クリーチャーにブロックされたとき最大でどれくらい大きくなるの?
                         ジャスティンより(アメリカ、ミネソタ州)


回答者:Doug Beyer(マジック・クリエイティブチーム)

 とても、とっても、とーっても大きくなるよ。

 うん、これは、あれだね。

 完璧に正しい回答をするには、あいまい検索機能と柔軟なファジー思考回路を持った近未来的マジックイラスト専用人工知能システム(写真記憶付き)が必要となるタイプの質問だね。アンヒンジドのカードだし。

 残念ながらそのマシンは商品として店頭に置いてあって今は使わせてもらえない。そんなわけで、かわりに私が駆り出されてきたわけさ。

(そでをまくりあげる)

 状況をおさらいしよう。

 《OMRSTPLRLCNSWMTCTHTALCNEE》は「イラストランページ2」を持ってる。だから「これがいずれかのクリーチャーによってブロックされるたび、ブロックしているクリーチャーの絵の中の2体目以降のクリーチャー1体につき+2/+2の修整を受ける」。

 つまりこの問題を解くには、そのイラストにもっとも多くクリーチャーが描かれているクリーチャーを見つける必要があるってことだね。

 まずルールを決めようか。このカードの意図するところ(だと私が思っている)がブレないようにね。

 まず1つ目、クリーチャーは実際にイラストに描かれているもののみ数える。示唆しているだけではダメだ。何らかの手段でクリーチャー化した《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》(註)に描かれている建物の中には数千の兵士がいるかもしれないけど、そんなんは数えないってこと。

 見えなきゃダメ。
(註) 《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》
 イラストは以下のリンク先参照のこと。
 http://magiccards.info/pch/en/131.html

 2つ目としては、個別に数えられるクリーチャーのみだ。

 《ウンヤロ蜂/Unyaro Bees》(註)にはすんごい数の蜂が描かれているけど、背景に描かれている蜂はひとかたまりの雲みたいな感じにモヤモヤッとしてる。

 もしも私が対戦相手の《OMRSTPLRLCNSWMTCTHTALCNEE》を《ウンヤロ蜂/Unyaro Bees》でブロックすることがあったら、蜂の形がよく分からなくなってきたあたりで数えるのをやめるね。そして悟った顔でうなずいて「あ、うん、致死ダメージだね」とか言いながら《ウンヤロ蜂/Unyaro Bees》を墓地に置くと思う。

 私はジャッジではないけど、もし《OMRSTPLRLCNSWMTCTHTALCNEE》がなんらかの手段でトランプルを得た場合でも、単体として判別可能な蜂の数までの+2/+2しか認めないと思うよ。
(註) 《ウンヤロ蜂/Unyaro Bees》
 イラストは以下のリンク先参照のこと。
 http://magiccards.info/ts/en/231.html

 じゃあ、先に進むことにしようか。

 マジックのクリーチャーの大半はイラストに1体しかクリーチャーが描かれていないので、《OMRSTPLRLCNSWMTCTHTALCNEE》は基本的にボーナスを得られない。

 ってことで、質問に答えるために、私は何かのグループが描かれているイラストをまず探すことにした。兵士とか、群集とか、暴徒の群れとかどうかな。

 いやいや、それより昆虫の群れだな。

 《ウンヤロ蜂/Unyaro Bees》は、アイデアとしては悪くなかったんだ。ただ、ぼやけてしまって数えられないのが問題だっただけで。

 《ファイレクシアの戦闘バエ/Phyrexian Battleflies》は良い例だね。これには間違いなく個別に数えられるハエが16匹もイラストにいるから。

 《針蟻/Fire Ants》はもっとすごい。なにせ34匹もの蟻がいるから《OMRSTPLRLCNSWMTCTHTALCNEE》にターン終了時まで+66/+66の修整を与えられるんだ。

 いやいや、ところがどっこい、34匹なんて序の口だってことが判明した。

 もうこれ以上探す必要はなくなったな、って思ったのは、《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》を見つけたときだ。0/1でしかないにも関わらず、そのイラストにはとーーーーーーーーーーーんでもない数の虫が数えられる状態で詰め込まれてたんだ。
(註) 《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》
 イラストは以下のリンク先参照のこと。
 http://magiccards.info/sc/en/135.html

 いや、本当だって。通常サイズのカードイメージじゃ分からないだけだ。大き目のイラストを見てくれ。
 特大サイズの《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》のイラスト
 http://www.wizards.com/magic/images/mtgcom/arcana1000/ask0525_XantidSwarm_uncounted.jpg

 なんだこりゃ!? これまた1枚のイラストにクリーチャーをわんさかと詰め込んだもんだね。一体全体、何匹いるんだろう? え? なんだい? おいおい、まさか勤務時間内にこのイラストの点を数えろって?

 ……本当に?

 マジで?

 まさか、ここに座って、1匹1匹余すところなく印を付けろって? David Martinの絵筆がはじき出した、魔法使いをいらつかせるためだけに生まれた虫どもに?

 ああ、分かったよ。

 725匹だ。多分ね。

 本当に数えたのか、って? 本当に数えたのか、って!?
 特大サイズの《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》のイラスト(印付き)
 http://www.wizards.com/magic/images/mtgcom/arcana1000/ask0525_XantidSwarm_counted.jpg

 ああ、そのとおり。本当に印をつけたのさ。

 というわけで、《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》にブロックされた《OMRSTPLRLCNSWMTCTHTALCNEE》はターン終了時まで+1448/+1448されるから、1450/1450になるよ! やったね! 

 はてさて、1枚のイラストにこれを超える数のクリーチャーが描かれているカードがあるかどうか。どうだろうね。私はいないと思ってる。

 お便りありがとう、ジャスティン。

 医者からの請求書は君に送っとくよ。725匹のザンティッドどもをクリックしたせいで腱鞘炎になってしまったからね。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
ファイレクシア化/Phyresis - ミラディン包囲戦 コモン
Phyresis / ファイレクシア化 (1)(黒)
エンチャント - オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは感染を持つ。(それは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Phyresis/

 《ファイレクシア化/Phyresis》のフレイバーテキストに出てくる「compleat」という単語について補足しておく。
 これは「complete」の誤植ではない。「compleat」は古風だが実在する単語であるというだけでなく、ファイレクシアにとっては特別な意味を持つ言葉だ。
 ダグ・ベイヤーが最近書いたSavor the Flavorの記事(註1)の中で説明していたように、これはファイレクシアによって何かが「完璧」な状態へと変わったことを示す言葉なのだ。

(註1) Savor the Flavor
 リンク先は以下のURL。タイトルは"A Linguistic Look at Besieged"(註2)。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/128

(註2) "A Linguistic Look at Besieged"
 日本語公式サイトに日本語訳がある。タイトルは"言語学から見るミラディン包囲戦"(註3)。言語とか語源とかが好きな人にオススメ。
 http://mtg-jp.com/reading/translated/001124/

(註3) "言語学から見るミラディン包囲戦"
 まさに「compleat」という言葉についての説明がなされている箇所がある。
 以下、引用。
 マジックにおいては、"Compleat"はまた動詞でもある―快い意味ではない。それは誰かがファイレクシア人となる過程を意味するか、もしくはファイレクシアによって「完璧となった」状態を指す。
引用元:http://mtg-jp.com/reading/translated/001124/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
天啓/Revelation - クロニクル レア
Revelation / 天啓 (緑)
ワールド・エンチャント
すべてのプレイヤーは、それぞれの手札を公開した状態でプレイする。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Revelation/

 《天啓/Revelation》はワールド・エンチャント(元々はエンチャント・ワールドと呼ばれていたもの)だ。これは特殊なパーマネントで、次元カードのように働く。
 ワールド・エンチャントの働きの全てを知りたいなら、この記事(註1)を参照してくれ。

(註1) この記事
 リンク先は以下のURLで「ワールド・エンチャント」に関する記事。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/1365
【翻訳】ワールド・エンチャントについて/World Enchantments【Daily MTG】

2007年06月28日
元記事:http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/1365

 《法の定め/Rule of Law》は1ターンに唱えられる呪文数のルールを変更する。
 《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》は呪文が与えるダメージのルールを変更する。
 《栄華の儀式/Rites of Flourishing》はプレイヤーが土地をプレイできる枚数と毎ターン引くカードの枚数のルールを変更する。

 ポイントは、新たなルールをもたらすエンチャントがマジックには大量にあるということだ。
原文ではここに《絶望の荒野/Forsaken Wastes》のカードが表示されている。

 ある特殊タイプの全体エンチャントは、最後に定められたルールを新たなルールで上書きする。
 主にレジェンドミラージュで登場し、ビジョンズホームランドアライアンスでも少し顔を出したその「エンチャント(ワールド)」は、その場に新たなルールをもたらすというフレイバーを持った全体エンチャントで、場に1枚しか存在できないという特別なルールを持っていた。

 今では「ワールド・エンチャント」(=特殊タイプ「ワールド」を持つエンチャント)と呼ばれているこれらは「レジェンド/Legend」ルールに似た「ワールド/World」というルール(註)の影響下にあった。

 例えば、《The Abyss》が卓に出された瞬間、それは単にクリーチャーを苦しめる空間を生み出すだけでなく、《調和の中心/Concordant Crossroads》や《Gravity Sphere》などすでにその場に影響を及ぼしていた既存の「ワールド・エンチャント」と置き換えられる。

 イメージ的には「皆のもの、それらは古いルールだ。今ここに従うべき新たなルールがもたらされたのだ」という感じだ。
原文ではここに《調和の中心/Concordant Crossroads》と《The Abyss》のカードが、以下のキャプションとともに表示されている。

キャプション:
 新たなワールド・エンチャントが、喜びの声をもって迎えられることもある。
 うめき声(黒のノンクリーチャーデッキ使い以外の)をもって迎えられることもある

 「ワールド」の特殊タイプが廃止された主な理由は、それがもたらすルールの複雑性に見合うだけの価値をゲーム環境にもたらしてくれなかったためだ。

 エンチャントが、自身を破壊するルールを内包しているというのは多くの場合単なる欠陥に過ぎなかったし、大半の「ワールド・エンチャント」が表現したかったことというのは単純な全体エンチャントで実現可能だったのだ。

 付記しておくと、ゲーム内の扱いという意味においては「ワールド・エンチャント」と大して変わらない「伝説の・エンチャント」が神河ブロックで登場している。

 神河の世界にある強い力を持ったいくつかのエンチャント(例えば《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》や本殿/Hondenサイクル)は戦場に複数枚出されることを防ぐために「伝説の」特性を得た。

 またフレイバー的な理由から「伝説の」特性を得たエンチャント・カードも何枚かある。例えば、5枚の基本土地のスピリットを代表する最上位の神《世界の源獣/Genju of the Realm》だ。

(註) 「ワールド/World」というルール
 原文では「ワールド/World」について、公式ルールの文面(420.5i)が丸ごと引用されている。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
稲妻のドラゴン/Lightning Dragon - ウルザズ・サーガ レア
Lightning Dragon / 稲妻のドラゴン (2)(赤)(赤)
クリーチャー - ドラゴン(Dragon)
飛行
エコー(2)(赤)(赤)(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、そのエコー・コストを支払わない限りそれを生け贄に捧げる。)
(赤):稲妻のドラゴンはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
4/4
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Lightning+Dragon/

 初めてプレミアムフォイル(註1)がブースターパックにランダムに封入されたセットはウルザズ・レガシーだ。
 しかし、その1つ前のセット(註2)のプレリリースカードは《稲妻のドラゴン/Lightning Dragon》で、これがマジック史上初のプレミアムフォイル仕様のカードであった。

(註1) プレミアムフォイル
 箔押しされたカード。原文の記事では Premium Foil 。日本語ではプレミアムカードやフォイルなど様々な名前で呼ばれている。

(註2) 1つ前のセット
 ウルザズ・サーガのこと。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
災難の塔/Tower of Calamities - ミラディンの傷跡 レア
Tower of Calamities / 災難の塔 (4)
アーティファクト
(8),(T):クリーチャー1体を対象とする。災難の塔はそれに12点のダメージを与える。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Tower+of+Calamities/

 昔、ミラディンには「塔」のカードが4枚あった(註1)。多少時間はかかったが、ミラディンの傷跡が《災難の塔/Tower of Calamities》でサイクルを完成させた。

(註1) 「塔」のカード
 ミラディンに収録されていたのは以下の4枚。全て《災難の塔/Tower of Calamities》と同じく、出すのに4マナかかり、8マナ+タップで起動する。
《王者の塔/Tower of Champions》
  ライフを10点回復。

《永劫の塔/Tower of Eons》
  対象のクリーチャーを+6/+6する。

《運命の塔/Tower of Fortunes》
  カードを4枚引く。

《つぶやきの塔/Tower of Murmurs》
  対象のライブラリーを8枚削る。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
後陣のマイア/Omega Myr - ミラディン コモン
Omega Myr / 後陣のマイア (2)
アーティファクト クリーチャー - マイア(Myr)
1/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Omega+Myr/

 《先陣のマイア/Alpha Myr》は2/1であり、《後陣のマイア/Omega Myr》は1/2である。
 もし《Beta Myr》から《Psi Myr》までが実在したとしても(註1)、残念ながら彼らのパワーとタフネスを表すのに必要な数字はマジックでは用いることができない。(註2)

(註1) 《Beta Myr》から《Psi Myr》
 「Alpha/アルファ」と「Omega/オメガ」というのはギリシャ文字の最初と最後の文字であり、それぞれ英語で言うところの「A/エー」と「Z/ゼット」、日本語で言うところの「あ」と「ん」。
 同様に「Beta/ベータ」はギリシャ文字の2文字目、「Psi/プサイ」は最後から2番目の文字。

(註2) マジックでは用いることができない
 マジックはゲーム内で整数しか用いないという原則がある。
 しかし銀枠の世界では分母が2の分数のみ認めるということになっている(アンヒンジドのFAQを参照のこと(註3))。つまり、ちょうど真ん中の文字のパワーとタフネスは「1.5/1.5」になるはずなので銀枠の世界でなら存在できる……かというと、残念ながらこれまた無理。
 ギリシャ文字は24個、つまり偶数個なのでちょうど真ん中に当たる文字が存在しない。

(註3) アンヒンジドのFAQ
 邦訳版は以下のリンク先を参照のこと。なもなも。
 http://mjmj.info/data/obsolete/faq_unh_j.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
電位式キー/Galvanic Key - ミラディン コモン
Galvanic Key / 電位式キー (2)
アーティファクト
瞬速
(3),(T):アーティファクト1つを対象とし、それをアンタップする。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Galvanic+Key/

  その名称がアレッサンドロ・ヴォルタ(註1)ではなくルイージ・ガルヴァーニ(註2)にちなんでいることを除けば、《電位式キー/Galvanic Key》は《通電式キー/Voltaic Key》のリメイクと言える。
 それとも、もしかしたら18世紀頃のイタリアにいた物理学者たちの名前は関係なく、単に電気に関係した単語(註3)を用いているだけに過ぎないのかもしれない。
 そのほうがあり得そうな話ではある。

(註1) アレッサンドロ・ヴォルタ
 記事にあるように18世紀のイタリアにいた物理学者。電気に関する研究を行った。電圧の単位がボルトなのは彼の功績を賞してのこと。
 参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%82%BF

(註2) ルイージ・ガルヴァーニ
 記事にあるように18世紀のイタリアにいた物理学者。電気に関する研究を行った。彼の研究内容を元にアレッサンドロ・ヴォルタが作ったのが今の電池の祖となる存在である、ガルヴァーニ電池。
 参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%8B

(註3) 電気に関係した単語
 以下、余談。
 「Galvanic」を名前に含むカードは3枚で「感電」や「電位式」などと訳されている。またGalvanizerという単語もあり、これは「感電者」と訳されている。
 「Voltaic」を名前に含むカードは2枚でそれぞれ「通電式」と訳されている。またHypervoltという単語もあり、これは「超電撃」と訳されている。さらに非英語のカードも見ると「Arc」のスペイン語訳が「Voltaico」となっている(例:《Arc Mage》が《Mago Voltaico》)。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
金属モックス/Chrome Mox - ミラディン レア
Chrome Mox / 金属モックス (0)
アーティファクト
刻印 ― 金属モックスが戦場に出たとき、あなたの手札にあるアーティファクトでも土地でもないカードを1枚、追放してもよい。
(T):その追放されたカードと共通する好きな色のマナ1点をあなたのマナ・プールに加える。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Chrome+Mox/

 2004年のこのArcanaの記事(註1)によると《金属モックス/Chrome Mox》の光沢にはカーン(註2)が映り込んでいるらしい。
 しかし、同じ記事に《Black Lotus》のイラストにブリトニー・スピアーズを見つけることが出来るとも書かれており、かつ記事の掲載は4月1日であったことも考えると、これは嘘かもしれない。

(註1) Arcanaの記事
 リンク先は以下のURLで「Artist "Easter eggs"」(註3)という記事。何枚かのアーティファクトのイラストに関する記事。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/536

(註2) カーン
 銀のゴーレムで、飛翔艦ウェザーライトの元乗組員。ウェザーライトサーガだけでなくミラディンの世界にも深い関わりがあるため、マジックの歴史への出現頻度は高く、登場しているエキスパンション数も非常に多い。

(註3) Artist "Easter eggs"
 ついでなので翻訳しといた。イラストに関しては元記事を参照のこと。
 内容が本当かどうかの判断は各人に任せる。
イラストレーターからの「イースターの卵」/Artist "Easter eggs"
2004年04月01日
元記事:http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/536

 マジックのイラストレーターたちはどうやらそれなりに時間があるらしい。

 過去にMagic Arcanaの記事で見てきたように、イラストレーターの方々はときにマジックのイラストに小さなネタ(たまに「イースターの卵」とも呼ばれる)を仕込むことを楽しんでいる。それが2インチ(5cm)サイズの画像に縮められた際にはかなり見つけづらいと知りつつ、だ。

 例を挙げると、《金属モックス/Chrome Mox》にあるDonato Giancolra氏のイラストを注意深く眺めれば、モックスの金属の光沢に小さな人影が映り込んでいるのを見つけられるはずだ。
 拡大図の下でなら、君にもその人影が実はウルザズサーガの有名な伝説のアーティファクトである《銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem》であることが分かるだろう。
      ここに、《金属モックス/Chrome Mox》の拡大されたイラスト。
    《銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem》が映り込んでいるのが見える。

 また《起源室/Genesis Chamber》のイラストにはマイアが巨大な構築物から撃ち出される様子が描かれている。描いた本人であるMark Tedin氏(およびこの記事を読んでいる君たち)を除くと構築物のふちに小さなルーンで「COMBO WITH SKULLCLAMP」と書かれていることを知っている人はあまりいない。
        ここに、《起源室/Genesis Chamber》の拡大されたイラスト。
       小さな文字が構築物のふちに彫りこまれているのが見える。

 より興味深いことに、なんと《Black Lotus》のイラストを拡大するとポップ歌手の代表であるブリトニー・スピアーズの顔を見つけることが出来る!
 さらに驚くべきことは、このカードが描かれたときスピアーズ女史はまだ12歳に過ぎなかったにも関わらず、イラストレーターのChristopher Rush氏は21世紀に見られるであろう外見で彼女を描いているのだ。これは凄い!
         ここに、《Black Lotus》の拡大されたイラスト。
         花びらにブリトニー・スピアーズの顔が見える。

 ネタに協力してくれたJen Pageに感謝。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
虚空の杯/Chalice of the Void - ミラディン レア
Chalice of the Void / 虚空の杯 (X)(X)
アーティファクト
虚空の杯はその上にX個の蓄積(charge)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
いずれかのプレイヤーが、この上に置かれている蓄積カウンターに等しい、点数で見たマナ・コストを持つ呪文を唱えるたび、その呪文を打ち消す。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Chalice+of+the+Void/

 2001年に南アフリカのケープタウンで行われたインビテーショナル(註1)で、Gary Wiseは優勝したときに作って欲しいカードとして《Artifact of Doom》(註2)を提出した。
 彼は優勝できなかったがR&Dはそのカードが気に入ったため、それを《虚空の杯/Chalice of the Void》として作り直した。Gary Wiseのオリジナル版ではコストは(X)(X)ではなく(2)であったが、それが今の形に変更されるのに大した時間はかからなかった。

(註1) インビテーショナル
 リンク先は以下のURL。2001年に行われたインビテーショナルの英語版カバレージ。
 インビテーショナルは、その年のトッププレイヤーたちを招待して行われる大会で、優勝者は自身のデザインしたカードを実際に製品化してもらえる(とはいえ当然調整されるため、希望したそのままの形でカード化されたことは滅多に無い)。
 http://www.wizards.com/sideboard/event.asp?event=mi01

(註2) 《Artifact of Doom》
 リンク先は上記のカバレージにあるInformationメニューの「Players’ Card Submissions」。当時のインビテーショナルで各プレイヤーがデザインを希望したカードの情報が載っている。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
ドワーフ戦士団/Dwarven Warriors - 第5版 コモン
Dwarven Warriors / ドワーフ戦士団 (2)(赤)
クリーチャー - ドワーフ(Dwarf) 戦士(Warrior)
(T):パワーが2以下のクリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。
1/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Dwarven+Warriors/

  《ドワーフ戦士団/Dwarven Warriors》の元々のコンセプトでは、彼らはトンネルを掘ることで小さなクリーチャーに敵の防衛線を突破させることが出来る《ドワーフ鉱夫/Dwarven Miner》(註1)になるはずだった。
 しかしイラストには普通の鉱夫が身に付けるにしては少々いかめしすぎる鎧が描かれていたため、昇進することとなった。

(註1) ドワーフ鉱夫/Dwarven Miner
 文中ではあくまで仮の名前として書かれているが、その後、ミラージュで本当に登場している。3マナ+タップで特殊地形を破壊できる。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
Rashka the Slayer - ホームランド アンコモン
Rashka the Slayer (3)(白)(白)
伝説のクリーチャー - 人間(Human) 射手(Archer)
到達(このクリーチャーは飛行を持つクリーチャーをブロックできる。)
Rashka the Slayerが1体以上の黒のクリーチャーをブロックするたび、Rashka the Slayerはターン終了時まで+1/+2の修整を受ける。
3/3
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Urza%27s+Bauble/

 イラストレーターのクリストファー・ラッシュは、《Rashka the Slayer》のイラストの担当を希望した。「私は《Baron Sengir》が良かったんだけど、すでに彼はとられてしまっていたので、彼を殺そうとしているキャラクターを描くことにしたんだ」とDuelist7号で説明している。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble - アイスエイジ アンコモン
Urza’s Bauble / ウルザのガラクタ (0)
アーティファクト
(T),ウルザのガラクタを生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの手札を無作為に1枚選んで見る。次のターンのアップキープの開始時に、あなたはカードを1枚引く。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Urza%27s+Bauble/

  《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》の元々のフレイバーテキストは「この余白の広さでは、この独創的なガラクタを表現し尽くすことは出来ない」というものだった。
 しかし結果としてそれはあまりに正確でありすぎた。
 カードに収まりきらなかったのだ。(註1)

(註1) 収まりきらなかった
 そのようなわけで、実際の《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》にはフレイバーテキストが無い。以下、参照のこと。
 http://magiccards.info/ia/en/318.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold - ストロングホールド レア
Volrath’s Stronghold / ヴォルラスの要塞
伝説の土地
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(1)(黒),(T):あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番上に置く。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Volrath%27s+Stronghold/

 Duelist 23号(註1)によると《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》は「《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》の値と同じだけの数、つまり1ダースの《Polar Kraken》(註2)を収納しつつもサッカーをするのに十分なだけのスペースを確保できる」ほどの大きさがあるらしい。居住区だけに限った話でこれなのだ!

(註1) Duelist
 マジックを主に扱ったトレーディングカードゲーム専門誌 (1994年 創刊 ~ 1999年 41号)。
 創刊時の名前は、The Duelist。

(註2) 《Polar Kraken》
 とても大きい。その大きさを表しているフレイバーテキスト(註3)が一部で有名。

(註3) フレイバーテキスト
原文:
 "It was big. Really, really, big. No, bigger than that. It was big!"
 -Arna Kennerud, Skyknight

 拙訳:
 「それは大きかったわ。本当に、本当に、大きかった。違うわ、そんな程度じゃないの。
  それは大きかったのよ!」(註4)
 -飛空騎士、アーナ・ケネルッド

(註4) 大きかったのよ!
 フレイバーテキストの字体は基本的に斜体だけど、元のカードテキストでは最後の「big!」だけ斜体じゃない。おそらく強調のため。
 参考:http://magiccards.info/ia/en/89.html

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
魂の悲鳴/Soulshriek - ミラージュ コモン
Soulshriek / 魂の悲鳴 (黒)
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+X/+0の修整を受ける。Xは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの枚数である。次の終了ステップの開始時に、そのクリーチャーを生け贄に捧げる。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Soulshriek/

 《魂の悲鳴/Soulshriek》の元々のカード名は《ダミアンの叫び/Damien’s Cry》であり、これはBill Rose(註1)の鳴きわめく猫が元ネタ(註2)だ。

(註1) Bill Rose
 開発部担当副社長であり、ミラージュのデザインチームのリーダー。

(註2) 猫
 ちょっと調べてみたけどよく分からない。Bill Rose氏の飼い猫の話?

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311
生きている鎧/Living Armor - クロニクルIV コモン
Living Armor / 生きている鎧 (4)
アーティファクト
(T),生きている鎧を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。その上に+0/+1カウンターをX個置く。Xは、そのクリーチャーの点数で見たマナ・コストの点数である。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Living+Armor/

  今週は「生体武器/Living Weapon」週間だから《生きている鎧/Living Armor》をCard of the Dayとして取り上げるのは自然なことと思われる。
 このカードについては語ることがあまりないが「《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》の入ったデッキと相性が良さそう」くらいは言える。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311

追記
 日本で大地震があったというニュースを知りました。
 幸い家族とは連絡がとれました。
 皆様も同様に無事であるよう、祈っています。
動く秘宝/Animate Artifact - マスターズエディションIV アンコモン
Animate Artifact / 動く秘宝 (3)(青)
エンチャント - オーラ(Aura)
エンチャント(アーティファクト)
エンチャントされているアーティファクトがクリーチャーでない限り、それはそれの点数で見たマナ・コストに等しいパワーとタフネスを持つアーティファクト・クリーチャーである。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Animate+Artifact/

 元々の《動く秘宝/Animate Artifact》はすでにクリーチャーであるアーティファクトにも効果があったが(註1)、リバイズドに再録された際に「Has no effect on artifact creatures (註2)(アーティファクト・クリーチャーには効果がない)(註3)」という一文を得た。

(註1) 元々の《動く秘宝/Animate Artifact》
 以下のリンク先から当時のカードテキストを確認することが出来る。
 http://magiccards.info/be/en/49.html

(註2) Has no effect on artifact creatures
 ちなみに現在のカードテキストは「As long as enchanted artifact isn’t a creature(エンチャントされているアーティファクトがクリーチャーでない限り)」となっている。

(註3) 日本語訳について
 公式訳ではなく、あくまで私訳。いや、第4版のカードテキストも記事にあるものと同じなので、公式の日本語訳が確かに存在するはずなんだけど、ギャザラーにもどこにも「第4版《動く秘宝/Animate Artifact》の日本語版」を見つけられなかった。すいません。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0311

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