今週のCard of the Day (2012年07月 第3週) とか
2012年7月22日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週はカード名に特徴があったので何かテーマがあるんだろうな、とは思ってたけど、自力で見つける前に、ツイッターで正解を見てしまった。ただどちらにせよテーマとなった元ネタのゲームをよく知らないので自力で見つけることは無理だったろうな、とは思う。
ツイッター:公式アカウント @dailymtg
(Monty) The theme to this week’s Card of the Day cycle is Colossal Cave,
the original text adventure. http://bit.ly/OJfrqF
なお上記ツイートにあるリンクは Card of the Day のページであって、元ネタゲームとは関係ないので注意。ツイートにあげられている「Colossal Cave」というのは以下のゲームのことらしい。
Wikipedia:コロッサル・ケーブ・アドベンチャーの項目
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC
世界初のアドベンチャーゲームとのこと。最近見なくなったな、アドベンチャーゲーム。ファミコン時代もメジャーなジャンルではなかったけれど「新・鬼ヶ島」とか「タイムツイスト」とか名作がちらほら。
話がズレた。
とりあえず上記のWikipediaからリンクを辿って元ネタとおぼしきゲームを遊んでみた。
iFiction - Game - Adventure
http://www.ifiction.org/games/playz.php
森を抜けて、谷を下り、地下を潜って、ドワーフを倒して、とりあえずスコアが61点になるまで進めてみたけど、今週のカードに関連するとおぼしきキャラや場所を見かけられなかった。マジックのカードっぽい何かという意味では「Hall of Mists」という地名があった(ただしマジックのカードでは《Halls of Mist》)。
もしかしたら違うゲームなのかもしれない。まあ、どちらにせよ、上記で紹介したリンク先のゲームを遊ぼうと思った人のためにヒント(というか操作説明的な何か)を書き記しておく。
操作説明
基本は「go north/go south/go east/go west」で移動できる。また足元に穴があったり、上に伸びる階段があったりした場合は「down/climb」などと入力すれば移動可能。画面内の何かが気になるときは「check [対象物]」といれると説明が出ることもある。
アイテムを拾うときは「take [アイテム名]」と入れればとれる。例えば「There is a large sparkling nugget of gold here」というメッセージが出たあとに「take gold」と入れれば、金を獲得できる。
アイテムを使うときが難しい。基本的に「use [アイテム名]」では受け付けてくれない。例えば敵のドワーフを手持ちの斧で攻撃したいときは「use axe」も「attack dwarf with axe」もダメで「throw axe at dwarf」でようやく「You killed a little dwarf!」と返ってきた。
持ち運べるアイテム数には限りがあるらしく、新しいアイテムを拾おうとしたとき、すでにアイテムを持ち過ぎていますとなってしまうことがある。
アイテムを捨てるには「put [アイテム名] on floor」か「throw [アイテム名]」で捨てられる。なお同じ場所に戻ってくれば「take [アイテム名]」で再度取得可能。
そんな感じ。グッドラック!
余談2:月曜日 《機知の終わり/Wit’s End》
どっからどう見ても弱そうな上にレアというどうしようもないカード。もっともそれも仕方ないとは思う。マナコストが軽すぎたら強すぎるし、コモンの効果ではないし、カードの効果はこれ以上いじりようがないし。
基本セットの業を一身に背負ってるカードかもしれない。なお、絵はカッコいい。
余談3:火曜日 《惑いの迷路/Mystifying Maze》
いくつか訳に困った。
まずなんと言っても「out-mystified」という単語。こういう英単語が辞書に載っているわけではなく、日本語でいう「超~」「反~」みたいに接頭辞が一般名詞についている英単語。
「out-」とつけると「並み外れて」とか「の外」とか、そんな感じになる。さて、それがじゃあ「mystified(迷わされた)」につくとどんな意味になるのか。
という点で困ったというのがまず1つ。
次に、カード名との絡み。英語名の《Mystifying Maze》の場合、「人を惑わせる迷路」という意味にも「迷路自身が惑っている」という意味にもとれるけど、日本語から《惑いの迷路》に後者のニュアンスが感じ取れるかというと怪しい。
色々考えて、結局ああいう訳にしてみた。
余談4:水曜日 《チドリの騎士/Plover Knights》
お酒を飲んだりしたときにふらつくことを「千鳥足」というけど、チドリってそんなに歩くのが下手な鳥なんだろうか。
余談5:木曜日 《やせた原野/Barren Moor》
サイクリングコストを(2)以外にした話についてマーク・ローズウォーターが書いたコラムがある。前に訳したのでリンクを張っておく。
2人でサイクリング週間の旅に出よう/A Cycling Built For Two
http://regiant.diarynote.jp/201203102223182661/
サイクリングを最初に思い付いたのはリチャード・ガーフィールドだった、とか、最初はスローキャントリップ(次のターンのアップキープ時にカードを1枚引く)だった、とか、サイクリングに関するあれやこれや。
余談6:金曜日 《巨大カキ/Giant Oyster》
懐かしい。使ってたことがある。まだデッキを80枚以上で組むことに疑問を感じていなかった頃、青白パーミッションデッキに入れてた記憶がある。
フレイバーを大事にしだした最初のセットとも言われるホームランドだけあって、このカードも非常にフレイバーに富んでいる。だから今でも覚えてるのかもしれない。
どんな巨大な生物でもその中に閉じ込めて、時間をかけて消化してしまう。だけど消化しきってしまう前に仲間に助けてもらえれば、元の体力まで回復できる。
ところでセット名の「ホームランド」って、英語だと「Homeland」じゃなくて「Homelands」なのね。ちょっと意外。
余談7:公式サイト動画 目指せ日本代表決定戦!
公式サイトのコンテンツの1つに「マジック:ザ・ギャザリング ステップアップマニュアル 目指せ日本選手権!」という動画がある、という話は前にもした気がする。
公式サイトに更新の情報が載っていたので喜び勇んで見に行ったら最終回だった。残念。
目指せ日本代表決定戦! 第7話:いよいよ大会!
http://mtg-jp.com/mtgch/003569/
マジックを遊んだことない人でも楽しめる気がするし、マジックに慣れた人でも面白いと思うので、未見の方はぜひ。なお、次の企画も進行中らしいので、楽しみに待つことにする。
今週はカード名に特徴があったので何かテーマがあるんだろうな、とは思ってたけど、自力で見つける前に、ツイッターで正解を見てしまった。ただどちらにせよテーマとなった元ネタのゲームをよく知らないので自力で見つけることは無理だったろうな、とは思う。
ツイッター:公式アカウント @dailymtg
(Monty) The theme to this week’s Card of the Day cycle is Colossal Cave,
the original text adventure. http://bit.ly/OJfrqF
なお上記ツイートにあるリンクは Card of the Day のページであって、元ネタゲームとは関係ないので注意。ツイートにあげられている「Colossal Cave」というのは以下のゲームのことらしい。
Wikipedia:コロッサル・ケーブ・アドベンチャーの項目
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC
世界初のアドベンチャーゲームとのこと。最近見なくなったな、アドベンチャーゲーム。ファミコン時代もメジャーなジャンルではなかったけれど「新・鬼ヶ島」とか「タイムツイスト」とか名作がちらほら。
話がズレた。
とりあえず上記のWikipediaからリンクを辿って元ネタとおぼしきゲームを遊んでみた。
iFiction - Game - Adventure
http://www.ifiction.org/games/playz.php
森を抜けて、谷を下り、地下を潜って、ドワーフを倒して、とりあえずスコアが61点になるまで進めてみたけど、今週のカードに関連するとおぼしきキャラや場所を見かけられなかった。マジックのカードっぽい何かという意味では「Hall of Mists」という地名があった(ただしマジックのカードでは《Halls of Mist》)。
もしかしたら違うゲームなのかもしれない。まあ、どちらにせよ、上記で紹介したリンク先のゲームを遊ぼうと思った人のためにヒント(というか操作説明的な何か)を書き記しておく。
操作説明
基本は「go north/go south/go east/go west」で移動できる。また足元に穴があったり、上に伸びる階段があったりした場合は「down/climb」などと入力すれば移動可能。画面内の何かが気になるときは「check [対象物]」といれると説明が出ることもある。
アイテムを拾うときは「take [アイテム名]」と入れればとれる。例えば「There is a large sparkling nugget of gold here」というメッセージが出たあとに「take gold」と入れれば、金を獲得できる。
アイテムを使うときが難しい。基本的に「use [アイテム名]」では受け付けてくれない。例えば敵のドワーフを手持ちの斧で攻撃したいときは「use axe」も「attack dwarf with axe」もダメで「throw axe at dwarf」でようやく「You killed a little dwarf!」と返ってきた。
持ち運べるアイテム数には限りがあるらしく、新しいアイテムを拾おうとしたとき、すでにアイテムを持ち過ぎていますとなってしまうことがある。
アイテムを捨てるには「put [アイテム名] on floor」か「throw [アイテム名]」で捨てられる。なお同じ場所に戻ってくれば「take [アイテム名]」で再度取得可能。
そんな感じ。グッドラック!
余談2:月曜日 《機知の終わり/Wit’s End》
どっからどう見ても弱そうな上にレアというどうしようもないカード。もっともそれも仕方ないとは思う。マナコストが軽すぎたら強すぎるし、コモンの効果ではないし、カードの効果はこれ以上いじりようがないし。
基本セットの業を一身に背負ってるカードかもしれない。なお、絵はカッコいい。
余談3:火曜日 《惑いの迷路/Mystifying Maze》
いくつか訳に困った。
原文:
It’s unknown how Ith feels about
his maze being out-mystified.
拙訳:
自分の作った迷路をネタにされていることに対して
イス/Ithがどんな戸惑いを感じているかは誰にも分からない。
まずなんと言っても「out-mystified」という単語。こういう英単語が辞書に載っているわけではなく、日本語でいう「超~」「反~」みたいに接頭辞が一般名詞についている英単語。
「out-」とつけると「並み外れて」とか「の外」とか、そんな感じになる。さて、それがじゃあ「mystified(迷わされた)」につくとどんな意味になるのか。
という点で困ったというのがまず1つ。
次に、カード名との絡み。英語名の《Mystifying Maze》の場合、「人を惑わせる迷路」という意味にも「迷路自身が惑っている」という意味にもとれるけど、日本語から《惑いの迷路》に後者のニュアンスが感じ取れるかというと怪しい。
色々考えて、結局ああいう訳にしてみた。
余談4:水曜日 《チドリの騎士/Plover Knights》
お酒を飲んだりしたときにふらつくことを「千鳥足」というけど、チドリってそんなに歩くのが下手な鳥なんだろうか。
余談5:木曜日 《やせた原野/Barren Moor》
サイクリングコストを(2)以外にした話についてマーク・ローズウォーターが書いたコラムがある。前に訳したのでリンクを張っておく。
2人でサイクリング週間の旅に出よう/A Cycling Built For Two
http://regiant.diarynote.jp/201203102223182661/
サイクリングを最初に思い付いたのはリチャード・ガーフィールドだった、とか、最初はスローキャントリップ(次のターンのアップキープ時にカードを1枚引く)だった、とか、サイクリングに関するあれやこれや。
余談6:金曜日 《巨大カキ/Giant Oyster》
懐かしい。使ってたことがある。まだデッキを80枚以上で組むことに疑問を感じていなかった頃、青白パーミッションデッキに入れてた記憶がある。
フレイバーを大事にしだした最初のセットとも言われるホームランドだけあって、このカードも非常にフレイバーに富んでいる。だから今でも覚えてるのかもしれない。
どんな巨大な生物でもその中に閉じ込めて、時間をかけて消化してしまう。だけど消化しきってしまう前に仲間に助けてもらえれば、元の体力まで回復できる。
ところでセット名の「ホームランド」って、英語だと「Homeland」じゃなくて「Homelands」なのね。ちょっと意外。
余談7:公式サイト動画 目指せ日本代表決定戦!
公式サイトのコンテンツの1つに「マジック:ザ・ギャザリング ステップアップマニュアル 目指せ日本選手権!」という動画がある、という話は前にもした気がする。
公式サイトに更新の情報が載っていたので喜び勇んで見に行ったら最終回だった。残念。
目指せ日本代表決定戦! 第7話:いよいよ大会!
http://mtg-jp.com/mtgch/003569/
マジックを遊んだことない人でも楽しめる気がするし、マジックに慣れた人でも面白いと思うので、未見の方はぜひ。なお、次の企画も進行中らしいので、楽しみに待つことにする。
今週のCard of the Day (2012年07月 第2週) とか
2012年7月15日 週のまとめ余談0:先週のCard of the Dayのテーマ
アップし忘れていた先週のまとめを今更ながら更新。
今週のCard of the Day (2012年07月 第1週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201207162039085178/
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新セット恒例のFAQの紹介。月曜日がちょっとひねりのはいった紹介だったけど、火曜日以降はいつもどおり。とはいえ、取り上げられているのは実に基本的なポイントなので、知っておいて無駄はない。
余談2:月曜日 《イーヴォ島の指輪/Ring of Evos Isle》
基本セットの指輪サイクルの紹介。そういう意味では、厳密に言うと「FAQ(Frequently Asked Question)」とはちょっと違うカテゴリなのかもしれない。
《テューンの指輪/Ring of Thune》
《イーヴォ島の指輪/Ring of Evos Isle》
《ザスリッドの指輪/Ring of Xathrid》
《ヴァルカスの指輪/Ring of Valkas》
《カロニアの指輪/Ring of Kalonia》
ザスリッドは聞いたことあるな。なんか虫が住んでる場所。他の地名(?)はいまいち聞き覚えがない。既存カードがあるのかな。
・テューン
《テューンの戦僧/War Priest of Thune》
・イーヴォ
(特になし)
・ザスリッド
《ザスリッドのゴルゴン/Xathrid Gorgon》
《ザスリッドの悪魔/Xathrid Demon》
《ザスリッドの見習い僧/Acolyte of Xathrid》
・ヴァルカス
(特になし)
・カロニア
《カロニアのビヒモス/Kalonian Behemoth》
勘違いしてた。虫の大群がいるのはザスリッドじゃなくて「ザンティッド/Xantid」だった。ちなみにこの中で基本セット2013が初出のカードは《ザスリッドのゴルゴン/Xathrid Gorgon》のみ。
余談3:火曜日 《全知/Omniscience》
全知全能の存在は、X火力を唱えられないらしい。かわいそうに。
あ、でも《Force of Will》は手札を切らずに唱えられるんだ。すごいな。(すごいか?)
余談4:水曜日 《公開処刑/Public Execution》
カード名のインパクトが強い。ちなみに中東ではいまだに公開処刑が本当に行われている。執行される曜日も決まってるらしい。
それはさておきカードの話。
仲間の1人が公開処刑されるのを見てしまったクリーチャーたちはそのターンだけ士気が落ちる、というカード。精神的な同様なので、肉体的ダメージが入って死ぬ(タフネスが下がる)わけではなくて、あくまで相手への攻撃の手が鈍る(パワーが下がる)。なるほど。納得した。
余談5:木曜日 《セラのアバター/Serra Avatar》
神話レアか。申し訳ないけど、引いたらがっかりするよ。
まあ、そういう悲しい話は置いといて、アバターの話。アバターというのは「化身」であり、プレイヤーの「分身」としてマジックだと扱われてるイメージ。
《セラのアバター/Serra Avatar》はプレイヤー本人と命を共有しているし、初代の白のアバターである《現し身/Personal Incarnation》もプレイヤーの半身だった(能力に「~が死亡したとき、オーナーは自分のライフの半分(端数切り上げ)を失う」とあった)。
さらに言うと《セラのアバター/Serra Avatar》は除去されても墓地に落ちることなくライブラリーに戻るので、プレイヤーが生きている限り死ぬこと(墓地に落ちること)がない。やっぱり命をともにしているんだな。
余談6:金曜日 《どんでん返し/Switcheroo》
うーん。クリーチャーが交換されるのって(あくまで主観的な話だけど)いまいち「どんでん返し」って感じがしないんだよなあ。互いのライフが交換される、とか、いっそ互いのクリーチャーが全部交換されるくらいでないと。
いや、本当に個人的なイメージの話なんだけど。
余談7:検索ワード
とある方がDiary Noteに書いた名言の1つが以下。
というわけで(?)、久しぶりにアクセス解析から検索ワードネタ。
2012年7月11日 12:40 エレクトロン貨の作り方
2012年7月11日 11:09 エレクトラム貨幣 作り方
同じ人っぽい。このブログからWikipediaへのリンクも張ってあるし、大丈夫だろう。
2012年7月11日 17:12 ガ・アーク
ガ・アークは、マジックのクリーチャータイプの1つであるゾンビたちの組合「ゾンビーズ」のリーダー。マーク・ローズウォーターのお気に入りらしく、種族ネタになると、彼の名前がときどき顔を出す。
2012年7月10日 18:10 対戦前にデッキを故意に並べ替えてはいけない
デッキをのカードを並べ替えてはいけないかどうか、って話? 故意に並べ替える、という行為が何を指すのか良く分からないけど、とりあえずシャッフルはしないとまずいんじゃないかな。
2012年7月10日 0:16 blankety blankの和訳
アンヒンジドに収録されていた《_____》というカードをとりあげた公式サイトのコラムに「Blankety-Blank」というタイトルの記事あり、それを訳したことがある。
《 》の話。いや、だから《 》の話だよ。ほら、アンヒンジドのあいつ/Blankety-Blank
http://regiant.diarynote.jp/201101130407484233/
ちなみに英語で blankety blank というのは、単語の一部を伏せ字にするということであり、転じて悪口になるらしい。
2012年7月8日 13:55 ヴォーパルス 攻略
攻略記事はないなあ。二次創作の短編はあるけど。
2012年7月8日 13:28 質問 熟練の戦術家、オドリック
質問の内容が分からないと答えようがない。とりあえずFAQへのリンクは張っておく。
基本セット2013のFAQ
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/faq/m13
2012年7月8日 13:22 七人の女房が、七つのリンゴを
ああ、《野リンゴの群勢/Crabapple Cohort》のフレイバーテキストか。読み方次第でリンゴの個数が変わる、ってネタでCard of the Dayで取り上げられたな。2012年03月15日のネタなので、気になる方はご確認あれ。
2012年7月6日 16:35 あなたは最善を尽くしました。もうお休みになって結構です。
《解放の天使/Emancipation Angel》のフレイバーテキスト。カードの効果とも相まって、とてもよいフレイバーを生み出している。2012年04月第3週のまとめで少し語ってる。
2012年7月5日 13:25 mtg 美しいカード 騎士
個人的な好きな騎士のイラストというとフォールンエンパイアの2マナパンプの騎士たちかな。黒に4種類、白に4種類。どれも好きだった。最近のはとっさに浮かばないので何も紹介できない。
アップし忘れていた先週のまとめを今更ながら更新。
今週のCard of the Day (2012年07月 第1週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201207162039085178/
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新セット恒例のFAQの紹介。月曜日がちょっとひねりのはいった紹介だったけど、火曜日以降はいつもどおり。とはいえ、取り上げられているのは実に基本的なポイントなので、知っておいて無駄はない。
余談2:月曜日 《イーヴォ島の指輪/Ring of Evos Isle》
基本セットの指輪サイクルの紹介。そういう意味では、厳密に言うと「FAQ(Frequently Asked Question)」とはちょっと違うカテゴリなのかもしれない。
《テューンの指輪/Ring of Thune》
《イーヴォ島の指輪/Ring of Evos Isle》
《ザスリッドの指輪/Ring of Xathrid》
《ヴァルカスの指輪/Ring of Valkas》
《カロニアの指輪/Ring of Kalonia》
ザスリッドは聞いたことあるな。なんか虫が住んでる場所。他の地名(?)はいまいち聞き覚えがない。既存カードがあるのかな。
・テューン
《テューンの戦僧/War Priest of Thune》
・イーヴォ
(特になし)
・ザスリッド
《ザスリッドのゴルゴン/Xathrid Gorgon》
《ザスリッドの悪魔/Xathrid Demon》
《ザスリッドの見習い僧/Acolyte of Xathrid》
・ヴァルカス
(特になし)
・カロニア
《カロニアのビヒモス/Kalonian Behemoth》
勘違いしてた。虫の大群がいるのはザスリッドじゃなくて「ザンティッド/Xantid」だった。ちなみにこの中で基本セット2013が初出のカードは《ザスリッドのゴルゴン/Xathrid Gorgon》のみ。
余談3:火曜日 《全知/Omniscience》
全知全能の存在は、X火力を唱えられないらしい。かわいそうに。
あ、でも《Force of Will》は手札を切らずに唱えられるんだ。すごいな。(すごいか?)
余談4:水曜日 《公開処刑/Public Execution》
カード名のインパクトが強い。ちなみに中東ではいまだに公開処刑が本当に行われている。執行される曜日も決まってるらしい。
それはさておきカードの話。
仲間の1人が公開処刑されるのを見てしまったクリーチャーたちはそのターンだけ士気が落ちる、というカード。精神的な同様なので、肉体的ダメージが入って死ぬ(タフネスが下がる)わけではなくて、あくまで相手への攻撃の手が鈍る(パワーが下がる)。なるほど。納得した。
余談5:木曜日 《セラのアバター/Serra Avatar》
神話レアか。申し訳ないけど、引いたらがっかりするよ。
まあ、そういう悲しい話は置いといて、アバターの話。アバターというのは「化身」であり、プレイヤーの「分身」としてマジックだと扱われてるイメージ。
《セラのアバター/Serra Avatar》はプレイヤー本人と命を共有しているし、初代の白のアバターである《現し身/Personal Incarnation》もプレイヤーの半身だった(能力に「~が死亡したとき、オーナーは自分のライフの半分(端数切り上げ)を失う」とあった)。
さらに言うと《セラのアバター/Serra Avatar》は除去されても墓地に落ちることなくライブラリーに戻るので、プレイヤーが生きている限り死ぬこと(墓地に落ちること)がない。やっぱり命をともにしているんだな。
余談6:金曜日 《どんでん返し/Switcheroo》
うーん。クリーチャーが交換されるのって(あくまで主観的な話だけど)いまいち「どんでん返し」って感じがしないんだよなあ。互いのライフが交換される、とか、いっそ互いのクリーチャーが全部交換されるくらいでないと。
いや、本当に個人的なイメージの話なんだけど。
余談7:検索ワード
とある方がDiary Noteに書いた名言の1つが以下。
ネタに困ったらアクセス解析じゃねーよ。アクセス解析がネタなんだよ
というわけで(?)、久しぶりにアクセス解析から検索ワードネタ。
2012年7月11日 12:40 エレクトロン貨の作り方
2012年7月11日 11:09 エレクトラム貨幣 作り方
同じ人っぽい。このブログからWikipediaへのリンクも張ってあるし、大丈夫だろう。
2012年7月11日 17:12 ガ・アーク
ガ・アークは、マジックのクリーチャータイプの1つであるゾンビたちの組合「ゾンビーズ」のリーダー。マーク・ローズウォーターのお気に入りらしく、種族ネタになると、彼の名前がときどき顔を出す。
2012年7月10日 18:10 対戦前にデッキを故意に並べ替えてはいけない
デッキをのカードを並べ替えてはいけないかどうか、って話? 故意に並べ替える、という行為が何を指すのか良く分からないけど、とりあえずシャッフルはしないとまずいんじゃないかな。
2012年7月10日 0:16 blankety blankの和訳
アンヒンジドに収録されていた《_____》というカードをとりあげた公式サイトのコラムに「Blankety-Blank」というタイトルの記事あり、それを訳したことがある。
《 》の話。いや、だから《 》の話だよ。ほら、アンヒンジドのあいつ/Blankety-Blank
http://regiant.diarynote.jp/201101130407484233/
ちなみに英語で blankety blank というのは、単語の一部を伏せ字にするということであり、転じて悪口になるらしい。
2012年7月8日 13:55 ヴォーパルス 攻略
攻略記事はないなあ。二次創作の短編はあるけど。
2012年7月8日 13:28 質問 熟練の戦術家、オドリック
質問の内容が分からないと答えようがない。とりあえずFAQへのリンクは張っておく。
基本セット2013のFAQ
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/faq/m13
2012年7月8日 13:22 七人の女房が、七つのリンゴを
ああ、《野リンゴの群勢/Crabapple Cohort》のフレイバーテキストか。読み方次第でリンゴの個数が変わる、ってネタでCard of the Dayで取り上げられたな。2012年03月15日のネタなので、気になる方はご確認あれ。
2012年7月6日 16:35 あなたは最善を尽くしました。もうお休みになって結構です。
《解放の天使/Emancipation Angel》のフレイバーテキスト。カードの効果とも相まって、とてもよいフレイバーを生み出している。2012年04月第3週のまとめで少し語ってる。
2012年7月5日 13:25 mtg 美しいカード 騎士
個人的な好きな騎士のイラストというとフォールンエンパイアの2マナパンプの騎士たちかな。黒に4種類、白に4種類。どれも好きだった。最近のはとっさに浮かばないので何も紹介できない。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
基本セット2013のカードのお披露目。特にその中でも過去のセットから再録されたカードたち。以下、今週紹介されたカードたちとその初出セット。
<カード名> <初出セット>
《前兆の時計/Clock of Omens》 フィフス・ドーン
《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》 アルファ
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》 ザ・ダーク
《不死の霊薬/Elixir of Immortality》 基本セット2011
《原初の土/Primal Clay》 アンティキティ
余談2:月曜日 《前兆の時計/Clock of Omens》
使ったことも使われたことも、これが活躍したデッキも知らないのであまり語ることがない。
フレイバー面でもいまいちつかみきれないし(前兆を知らせることと、アーティファクト2つ分のエネルギーで1つを再利用可能にすることのつながりってなんだろう)。
とりあえずこいつがあれば、自陣のアーティファクトを(こいつを除いて)全てタップすることができるんだな、ってことくらいしか思いつかなかった。アンタップコストを持つアーティファクトがあるとまた面白いことができるんだろうか。
余談3:火曜日 《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
最近、このカードについて語ったような気がしたので過去のまとめを振り返ってみたら、4月の第1週で《嘘つき振り子/Liar’s Pendulum》について語ったときに、「タップと起動コストを支払ってカードを1枚引く」アーティファクトを並べてた。
今週のカードの中で、これと《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》と《原初の土/Primal Clay》については初出時からレアリティの変遷が見られる。
レアからアンコモンに格下げになってたり、コモンからアンコモンに格上げになってたりと様々。やっぱり今現在のレアリティが一番おさまりが良いように思われる。
余談4:水曜日 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
クロニクルで再録された頃に使ってたけど、最近はさっぱり実物を見ることはなくなっていたこのカード。久しぶりにCard of the Dayで見て確認するまで「トーモッド」のつづりを「Tomod」と間違って覚えてた。
その理由は、町中でときどき見かけるドラッグストアのせい。どれくらい全国区でメジャーかは知らないけど「トモズ」というドラッグストアがあって、その看板にはデカデカと「Tomod’s」と店名が書いてある。
お店の看板を見るたびに「どうみてもお墓じゃないな」と思ってた。どうやら関係ないらしい。そりゃそうだ。うん。まあ、そりゃそうだ。
余談5:木曜日 《不死の霊薬/Elixir of Immortality》
肉体的な損傷を癒し(= ライフ回復)、時間的な老いも防いでくれる(= ライブラリー回復)。そう考えると「不死の霊薬」というより「不老不死の霊薬」かもしれない。
余談6:金曜日 《原初の土/Primal Clay》
レアだったんだよなあ……これ。
第4版の当時、使った記憶はほとんどない。ただ使われた記憶はある。安いカードをひっかき集めて強いデッキを作れるI先輩の黒単デッキに入ってた。
《暗黒の儀式/Dark Ritual》やら《凍てつく影/Frozen Shade》やら《空飛ぶ絨毯/Flying Carpet》やらと一緒に入ってた。
状況に合わせて土くれは形を変えて、時にこちらの地上クリーチャーを飛び越える2/2の飛行クリーチャーになったり、時に地上の戦線を守り切る0/6の壁になったり、とやけに強く見えた記憶がうっすらある。懐かしいな。
きっと基本セット2013のリミテッドで八面六臂(もしくは三面三臂くらい)の活躍を見せてくれることだろうと思う。第4版の意地を見せてやれ(初出はアンティキティーだけど)。
基本セット2013のカードのお披露目。特にその中でも過去のセットから再録されたカードたち。以下、今週紹介されたカードたちとその初出セット。
<カード名> <初出セット>
《前兆の時計/Clock of Omens》 フィフス・ドーン
《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》 アルファ
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》 ザ・ダーク
《不死の霊薬/Elixir of Immortality》 基本セット2011
《原初の土/Primal Clay》 アンティキティ
余談2:月曜日 《前兆の時計/Clock of Omens》
使ったことも使われたことも、これが活躍したデッキも知らないのであまり語ることがない。
フレイバー面でもいまいちつかみきれないし(前兆を知らせることと、アーティファクト2つ分のエネルギーで1つを再利用可能にすることのつながりってなんだろう)。
とりあえずこいつがあれば、自陣のアーティファクトを(こいつを除いて)全てタップすることができるんだな、ってことくらいしか思いつかなかった。アンタップコストを持つアーティファクトがあるとまた面白いことができるんだろうか。
余談3:火曜日 《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
最近、このカードについて語ったような気がしたので過去のまとめを振り返ってみたら、4月の第1週で《嘘つき振り子/Liar’s Pendulum》について語ったときに、「タップと起動コストを支払ってカードを1枚引く」アーティファクトを並べてた。
今週のカードの中で、これと《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》と《原初の土/Primal Clay》については初出時からレアリティの変遷が見られる。
レアからアンコモンに格下げになってたり、コモンからアンコモンに格上げになってたりと様々。やっぱり今現在のレアリティが一番おさまりが良いように思われる。
余談4:水曜日 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
クロニクルで再録された頃に使ってたけど、最近はさっぱり実物を見ることはなくなっていたこのカード。久しぶりにCard of the Dayで見て確認するまで「トーモッド」のつづりを「Tomod」と間違って覚えてた。
その理由は、町中でときどき見かけるドラッグストアのせい。どれくらい全国区でメジャーかは知らないけど「トモズ」というドラッグストアがあって、その看板にはデカデカと「Tomod’s」と店名が書いてある。
お店の看板を見るたびに「どうみてもお墓じゃないな」と思ってた。どうやら関係ないらしい。そりゃそうだ。うん。まあ、そりゃそうだ。
余談5:木曜日 《不死の霊薬/Elixir of Immortality》
肉体的な損傷を癒し(= ライフ回復)、時間的な老いも防いでくれる(= ライブラリー回復)。そう考えると「不死の霊薬」というより「不老不死の霊薬」かもしれない。
余談6:金曜日 《原初の土/Primal Clay》
レアだったんだよなあ……これ。
第4版の当時、使った記憶はほとんどない。ただ使われた記憶はある。安いカードをひっかき集めて強いデッキを作れるI先輩の黒単デッキに入ってた。
《暗黒の儀式/Dark Ritual》やら《凍てつく影/Frozen Shade》やら《空飛ぶ絨毯/Flying Carpet》やらと一緒に入ってた。
状況に合わせて土くれは形を変えて、時にこちらの地上クリーチャーを飛び越える2/2の飛行クリーチャーになったり、時に地上の戦線を守り切る0/6の壁になったり、とやけに強く見えた記憶がうっすらある。懐かしいな。
きっと基本セット2013のリミテッドで八面六臂(もしくは三面三臂くらい)の活躍を見せてくれることだろうと思う。第4版の意地を見せてやれ(初出はアンティキティーだけど)。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
基本セット2013のカードのお披露目に加えて、プレリリース大会のお知らせ。
そういえば英文情報にそのまま訳してたけど、日本でも「基本セット2013のプレリリース大会は07月07日~08日に行われる予定」なのか確認してなかった。
日本語公式サイトを確認したところ「基本セット2013のプレリリースは来週末、7/7~8に世界中で開催されます」とあったので、日本も同じらしい。
日本語公式サイト:基本セット2013プロモーションに向けて
http://mtg-jp.com/reading/wpn/003518/
余談2:月曜日 《世界火/Worldfire》
このカードを見て「仕切り直しや」って浮かんでしまうのはきっと同年代の人だろうなあ、と思った。さらにカードとは関係ないけど、家のどこかに「デュエルファイター刃」のサイン色紙が眠っているはず。
余談3:火曜日 《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
これに加えて新たなロードも収録されていて、マーフォークも随分強くなったものだ、とか思ってたら《真珠三叉矛の人魚/Merfolk of the Pearl Trident》が再録されてた。まったく油断がならない。
余談4:水曜日 《永遠との接触/Touch of the Eternal》
表現したいことは分からないでもないけど、このイラストはどうかなあ……。
余談5:木曜日 《港の無法者/Harbor Bandit》
イラストを見た時、飛行持ちかと勘違いしそうになった。
ところで港には守護者と捜査官がいることになってるけど、この無法者をどうにかしてくれそうなクリーチャーというとちょっと離れた波止場にいる用心棒な気がする。
《港の守護者/Harbor Guardian》
(2)(白)(青)で3/4のアーティファクトクリーチャー。ガーゴイルなのに飛んでない
《港の検査官/Port Inspector》
(1)(青)で1/2の人間。能力は「ブロックされたとき相手プレイヤーの手札を見られる」
《波止場の用心棒/Waterfront Bouncer》
(1)(青)で1/1のマーフォーク。《送還/Unsummon》を唱えられるスペルシェイパー
余談6:金曜日 《ヘリオンのるつぼ/Hellion Crucible》
「るつぼ」という言葉を「人種のるつぼ」や「興奮のるつぼ」という意味でしか知らなかったので「1匹しか入ってないのか……」とさみしい気がした。
でも調べてみたら、そもそもの「るつぼ」の意味は「金属を溶かしたりするため使う、中の物を加熱するための耐熱性の容器」らしい。なるほど。1つ賢くなった。
カードの話。ヘリオンを生み出すのは「内圧カウンター」らしい。ミラディンの頃に「カウンターが何種類もあるとややこしいからアーティファクトに乗せるカウンターは今後「蓄積カウンター」のみするよ」って話があったような……いつの間にやら、昔のように色んなカウンターが使われてる。
なお、フレイバー的にはやっぱりおのおののカードとその効果に見合ったカウンターが乗せられたほうがいいと思ってるので、別に不満はない。むしろ歓迎。
基本セット2013のカードのお披露目に加えて、プレリリース大会のお知らせ。
そういえば英文情報にそのまま訳してたけど、日本でも「基本セット2013のプレリリース大会は07月07日~08日に行われる予定」なのか確認してなかった。
日本語公式サイトを確認したところ「基本セット2013のプレリリースは来週末、7/7~8に世界中で開催されます」とあったので、日本も同じらしい。
日本語公式サイト:基本セット2013プロモーションに向けて
http://mtg-jp.com/reading/wpn/003518/
余談2:月曜日 《世界火/Worldfire》
このカードを見て「仕切り直しや」って浮かんでしまうのはきっと同年代の人だろうなあ、と思った。さらにカードとは関係ないけど、家のどこかに「デュエルファイター刃」のサイン色紙が眠っているはず。
余談3:火曜日 《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
これに加えて新たなロードも収録されていて、マーフォークも随分強くなったものだ、とか思ってたら《真珠三叉矛の人魚/Merfolk of the Pearl Trident》が再録されてた。まったく油断がならない。
余談4:水曜日 《永遠との接触/Touch of the Eternal》
表現したいことは分からないでもないけど、このイラストはどうかなあ……。
余談5:木曜日 《港の無法者/Harbor Bandit》
イラストを見た時、飛行持ちかと勘違いしそうになった。
ところで港には守護者と捜査官がいることになってるけど、この無法者をどうにかしてくれそうなクリーチャーというとちょっと離れた波止場にいる用心棒な気がする。
《港の守護者/Harbor Guardian》
(2)(白)(青)で3/4のアーティファクトクリーチャー。ガーゴイルなのに飛んでない
《港の検査官/Port Inspector》
(1)(青)で1/2の人間。能力は「ブロックされたとき相手プレイヤーの手札を見られる」
《波止場の用心棒/Waterfront Bouncer》
(1)(青)で1/1のマーフォーク。《送還/Unsummon》を唱えられるスペルシェイパー
余談6:金曜日 《ヘリオンのるつぼ/Hellion Crucible》
「るつぼ」という言葉を「人種のるつぼ」や「興奮のるつぼ」という意味でしか知らなかったので「1匹しか入ってないのか……」とさみしい気がした。
でも調べてみたら、そもそもの「るつぼ」の意味は「金属を溶かしたりするため使う、中の物を加熱するための耐熱性の容器」らしい。なるほど。1つ賢くなった。
カードの話。ヘリオンを生み出すのは「内圧カウンター」らしい。ミラディンの頃に「カウンターが何種類もあるとややこしいからアーティファクトに乗せるカウンターは今後「蓄積カウンター」のみするよ」って話があったような……いつの間にやら、昔のように色んなカウンターが使われてる。
なお、フレイバー的にはやっぱりおのおののカードとその効果に見合ったカウンターが乗せられたほうがいいと思ってるので、別に不満はない。むしろ歓迎。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週は最近発売されたばかりのデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013で先行して使うことのできる基本セット2013のカード紹介。
ゲーム動画を見てみたけど、最近のゲーム機は本当にグラフィックが綺麗になりましたね、という月並みな感想がまず浮かんだ。いや、でも本当にすごいね。一昔前は、ムービーシーンと実際の操作画面との落差が大きかったけど、最近はもうほとんど差がないもの。
実はXBOXの本体を持ってるんだけどモニタがないんだよな……。
余談2:月曜日 《ロウクスの信仰癒し人/Rhox Faithmender》
カード名の翻訳がテンプレートになったなあ、とあらためて感じた。なんだろう。映画の邦訳名がそのままカタカナ読みになってるような。
・rhox ロウクスの
・faith 信仰
・mend 癒し
・er 人
マジックのカード名はすでにフレイバーの一部というよりゲームシステムの一部だから仕方のないことではある。それでも、たまにふと日本語版黎明期の自由奔放な訳が懐かしくなるときもあるぐるぐる。
ちなみに去年の1月頃にDoug Beyerがマジックのカードの命名ルールについて語ったコラムがある。大きく分けて9つの「べからず」がある、という話(《忘却の輪/Oblivion Ring》のカード名が《忘却の円/Oblivion Circle》であってはいけない理由など)。
Daily MTG : Name Killers
http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/db12
以下、上記コラムの拙訳。
カード名が殺されるとき/Name Killers
http://regiant.diarynote.jp/201101290607062000/
余談3:火曜日 《熟練の戦術家、オドリック/Odric, Master Tactician》
ちょっと厳しめの条件である「4体以上でアタック」は、戦術は1対1ではなく集団を指揮するときにこそ力を発揮する、というフレイバーが伝わってきて良い。
加えて、本人自ら前線に出るだけでなく、先陣を切っているあたり(= 先制攻撃もち)もカッコいいし、相手のブロックを好きに決めるというのも「智将が相手を手玉にとってる感」が非常にある。
余談4:水曜日 《ヴォルカスの指輪/Ring of Valkas》
装備品と指輪の相性はとても良いと思う。剣みたいに2つも3つも身につけたとしてもそれほど違和感ないし、指輪だけあって基本的にコストも軽いから使いやすそう。
ただ今回の指輪サイクルで気になるのは「身につけてるとじわじわ体が大きくなる」こと。指輪ごとの色に応じた特殊能力(青の指輪が相手の呪文を弾いたり、白の指輪が敵の接近を警告してくれたりする)はフレイバー的によく分かるんだけど……。
「前線へ赴くことになった、とな」
「はっ」
「では、この指輪を持っていけ」
「これは?」
「相手の悪しき呪文をそらしてくれる指輪だ」
「ありがとうございます、父上」
「まったく。戦場で父と呼ぶなとあれほど言っただろう」
「申し訳ありません」
「次会うときはそのようなことのないようにな」
「はい。必ずやまた生きて会いましょうぞ」
(1ヶ月後)
「……地響きがするな。何事だ? 敵の軍勢か?」
「おーっす、今帰ったぞぉ」
「え?」
「玄関が小さすぎるぜ。顔も入らねえよ!」
「え?」
(開いた扉の向こうから大きな目玉がのぞきこんでくる)「おうっす、ただいま!」
「え?」
「親父さんも随分ちっこくなっちまって!」
「え?」
「俺の親指くらいしかねーじゃねーか! がっはっは!」
「……え? 誰これ」
しかも指輪を外しても戻らないという罠。いや、それ以前に指輪のサイズはどうなってるんだ? 外した途端に指輪が縮んで元のサイズに戻るのか?
余談5:木曜日 《戦の大聖堂/Cathedral of War》
最初にイラストを見たとき、植物が生い茂ってるのかと思ったけど、これ、そこら中に武器が吊り下げられているのね。なんかこれだけ大量の武器があることと、1人で戦いに赴くと強くなれる 賛美/Exalted という能力とが、いまいちフレイバー的に噛み合わないんだけど……。
あと、これ、レアなんだ。雰囲気的にアンコモンかと思ってた。
余談6:金曜日 《イェヴァの腕力魔道士/Yeva’s Forcemage》
そういえば Forcemage って 腕力魔道士 って訳されてるんだっけ。面白い訳はまだまだ健在だった。良かった。それとは関係ないけど、腕力魔道士って言われると「鋼の錬金術師」に出て来たアームストロング少佐が思い浮かぶ(どうでもいい)。
今週は最近発売されたばかりのデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013で先行して使うことのできる基本セット2013のカード紹介。
ゲーム動画を見てみたけど、最近のゲーム機は本当にグラフィックが綺麗になりましたね、という月並みな感想がまず浮かんだ。いや、でも本当にすごいね。一昔前は、ムービーシーンと実際の操作画面との落差が大きかったけど、最近はもうほとんど差がないもの。
実はXBOXの本体を持ってるんだけどモニタがないんだよな……。
余談2:月曜日 《ロウクスの信仰癒し人/Rhox Faithmender》
カード名の翻訳がテンプレートになったなあ、とあらためて感じた。なんだろう。映画の邦訳名がそのままカタカナ読みになってるような。
・rhox ロウクスの
・faith 信仰
・mend 癒し
・er 人
マジックのカード名はすでにフレイバーの一部というよりゲームシステムの一部だから仕方のないことではある。それでも、たまにふと日本語版黎明期の自由奔放な訳が懐かしくなるときもあるぐるぐる。
ちなみに去年の1月頃にDoug Beyerがマジックのカードの命名ルールについて語ったコラムがある。大きく分けて9つの「べからず」がある、という話(《忘却の輪/Oblivion Ring》のカード名が《忘却の円/Oblivion Circle》であってはいけない理由など)。
Daily MTG : Name Killers
http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/db12
以下、上記コラムの拙訳。
カード名が殺されるとき/Name Killers
http://regiant.diarynote.jp/201101290607062000/
余談3:火曜日 《熟練の戦術家、オドリック/Odric, Master Tactician》
ちょっと厳しめの条件である「4体以上でアタック」は、戦術は1対1ではなく集団を指揮するときにこそ力を発揮する、というフレイバーが伝わってきて良い。
加えて、本人自ら前線に出るだけでなく、先陣を切っているあたり(= 先制攻撃もち)もカッコいいし、相手のブロックを好きに決めるというのも「智将が相手を手玉にとってる感」が非常にある。
余談4:水曜日 《ヴォルカスの指輪/Ring of Valkas》
装備品と指輪の相性はとても良いと思う。剣みたいに2つも3つも身につけたとしてもそれほど違和感ないし、指輪だけあって基本的にコストも軽いから使いやすそう。
ただ今回の指輪サイクルで気になるのは「身につけてるとじわじわ体が大きくなる」こと。指輪ごとの色に応じた特殊能力(青の指輪が相手の呪文を弾いたり、白の指輪が敵の接近を警告してくれたりする)はフレイバー的によく分かるんだけど……。
「前線へ赴くことになった、とな」
「はっ」
「では、この指輪を持っていけ」
「これは?」
「相手の悪しき呪文をそらしてくれる指輪だ」
「ありがとうございます、父上」
「まったく。戦場で父と呼ぶなとあれほど言っただろう」
「申し訳ありません」
「次会うときはそのようなことのないようにな」
「はい。必ずやまた生きて会いましょうぞ」
(1ヶ月後)
「……地響きがするな。何事だ? 敵の軍勢か?」
「おーっす、今帰ったぞぉ」
「え?」
「玄関が小さすぎるぜ。顔も入らねえよ!」
「え?」
(開いた扉の向こうから大きな目玉がのぞきこんでくる)「おうっす、ただいま!」
「え?」
「親父さんも随分ちっこくなっちまって!」
「え?」
「俺の親指くらいしかねーじゃねーか! がっはっは!」
「……え? 誰これ」
しかも指輪を外しても戻らないという罠。いや、それ以前に指輪のサイズはどうなってるんだ? 外した途端に指輪が縮んで元のサイズに戻るのか?
余談5:木曜日 《戦の大聖堂/Cathedral of War》
最初にイラストを見たとき、植物が生い茂ってるのかと思ったけど、これ、そこら中に武器が吊り下げられているのね。なんかこれだけ大量の武器があることと、1人で戦いに赴くと強くなれる 賛美/Exalted という能力とが、いまいちフレイバー的に噛み合わないんだけど……。
あと、これ、レアなんだ。雰囲気的にアンコモンかと思ってた。
余談6:金曜日 《イェヴァの腕力魔道士/Yeva’s Forcemage》
そういえば Forcemage って 腕力魔道士 って訳されてるんだっけ。面白い訳はまだまだ健在だった。良かった。それとは関係ないけど、腕力魔道士って言われると「鋼の錬金術師」に出て来たアームストロング少佐が思い浮かぶ(どうでもいい)。
今週のCard of the Day (2012年06月 第2週) とか
2012年6月17日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
月曜日は先週と同じテンプレートで、基本セット2013のカードギャラリー紹介。火曜日以降はそこにデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013に言及する一言が付け加わったけど、大意は変わらず。
数ヶ月おきに新エキスパンションや基本セットが発売されているような気がする。それがあると、発売前の2週間ほどは特設サイトへのリンクと新カードのお目見え、その後の1週間はFAQの紹介となってしまうのが(Card of the day的には)ちょっとさみしい。
余談2:月曜日 《ザスリッドのゴルゴン/Xathrid Gorgon》
久しぶりにここまでフレイバー重視なカードを見た。近づいて触れると毒で即死、距離をとっても視線が合うと石化してしまって身動き1つとれなくなる。分かりやすい。
なおタフネスが妙に高いのは「体が物理的に固いから」という理由ではなく「視線を外しながら戦わなくてはいけないため、攻撃が命中しづらい」のが理由と思われる。
どうでもいいけど手打ちでカードテキストを入力するときに「それは防衛を得るとともに無職になり」と変換ミスしてしまい「なんと恐ろしいゴルゴンの能力」と戦慄した。
まあ、でも実際石化したら職も失うよな。立ってるだけで仕事してくれるクリーチャーなんて全体のほんの一部に過ぎないんだし。
余談3:火曜日 《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss》
英語名を見たあと、日本語訳を見てちょっと驚いたのは「ああ、なんだ。Mogg/モグ じゃなくて Mob/群衆 なのか」ってこと。英語名を読み間違えてた。
その能力はひたすらゴブリンを増やすというもので、フレイバーテキストによると、ねじくれた魅力によって群衆を惹きつけているらしい(産めよ増やせよではない)。集まった群衆はさらなる群衆を呼び、手がつけられないほどに膨れ上がっていく、ってな感じか。
ところでフレイバーテキストにある「Civil Sanction/民事制裁」ってのがよく分からない。数年前にアメリカがトヨタが大規模リコールの際にアメリカに支払わされたのが民事制裁金らしいってのまでは分かったけど、結局、理解はしてない。
ゴブリンを人間の法でどうにかしよう、ということにも違和感があるし、要は、おそらく「あれは目ざわりなんで、適当な理由をつけて叩いといたほうがいいですよ」ってことなんだろう。うん。
余談4:水曜日 《空召喚士ターランド/Talrand, Sky Summoner》
各色で新登場している「伝説のクリーチャー」サイクルの1人。その名を冠するアンコモンのサイクルも用意されているプッシュっぷり。
ところで1つ前のクレンコさんとこのターランドさんについては、対応するアンコモンと自身の背景イラストに関連性が見られて面白い。
ターランドさんの場合、《ターランドの発動》とイラストを横に並べてみるとまったく同じ場所が舞台であることが分かるし、クレンコさんに至っては、クレンコさんのカードイラストの背景奥にいるゴブリンたちがそのままアンコモンの《クレンコの命令》のイラストだったりする。
白と緑のサイクルについてはそういう小ネタはないみたい。黒はどうなることやら。
余談5:木曜日 《オドリックの十字軍/Crusader of Odric》
第4版から始めた身としてはどうしても(2)(赤)(赤)で同じ能力を持っていた《ケルドの大将軍/Keldon Warlord》を思い出す。1マナ減った上にシングルシンボルか。強化されたな。
……あ、違う、よく見たら同じ能力じゃなかった。《ケルドの大将軍/Keldon Warlord》は「あなたがコントロールする壁(Wall)でないクリーチャーの数」を見るのか。本当に強化されてた。
ってか、本当に同じ能力が、今回の基本セットの舞台であるラヴニカの緑のレアにいたみたい。なんかかわいそうだな、《野生の末裔/Scion of the Wild》。
余談6:金曜日 《スラーグ牙/Thragtusk》
いまいちフレイバー的にどうとらえればいいのかが分からない。
3/3が残る点についてはフレイバーテキストでなんとなく触れられているけど、5点のライフについてはどう考えればいいものか。
死んだときじゃなくて発見されたときに回復できるんだから、死ななくてもとれる栄養分があるってことだよな。乳でもしぼるんだろうか。
余談7:《ヴォーパルス戦記譚》 第1回:虚飾の王の物語
マジック関係ない本当の余談。
昨年のゲームマーケットの頃はまだ中東に住んでたので参加できず、友人に頼んで買って来たもらったゲームが「ヴォーパルス」というカードゲーム。そのプレイ記録を物語風に書き起こしてみたのが以下のエントリ。
《ヴォーパルス戦記譚》 第1回:虚飾の王の物語
http://regiant.diarynote.jp/201206102238015544/
ヴォーパルス知らない人にもお話として読めるように書いたつもりなんだけど、それでもやっぱり大前提としてこのゲームの肝とも言える以下の2つのルール(設定)だけは紹介しておくべきだったかもしれない。
もうこれだけで物語の要素があふれてくるのを感じる。
……そして今更気づいたんだけど、王様じゃないや。領主だった。どうしようか……うん、次はちゃんと領主様でいこう。やるかどうか分からないけど。
月曜日は先週と同じテンプレートで、基本セット2013のカードギャラリー紹介。火曜日以降はそこにデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013に言及する一言が付け加わったけど、大意は変わらず。
数ヶ月おきに新エキスパンションや基本セットが発売されているような気がする。それがあると、発売前の2週間ほどは特設サイトへのリンクと新カードのお目見え、その後の1週間はFAQの紹介となってしまうのが(Card of the day的には)ちょっとさみしい。
余談2:月曜日 《ザスリッドのゴルゴン/Xathrid Gorgon》
久しぶりにここまでフレイバー重視なカードを見た。近づいて触れると毒で即死、距離をとっても視線が合うと石化してしまって身動き1つとれなくなる。分かりやすい。
なおタフネスが妙に高いのは「体が物理的に固いから」という理由ではなく「視線を外しながら戦わなくてはいけないため、攻撃が命中しづらい」のが理由と思われる。
どうでもいいけど手打ちでカードテキストを入力するときに「それは防衛を得るとともに無職になり」と変換ミスしてしまい「なんと恐ろしいゴルゴンの能力」と戦慄した。
まあ、でも実際石化したら職も失うよな。立ってるだけで仕事してくれるクリーチャーなんて全体のほんの一部に過ぎないんだし。
余談3:火曜日 《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss》
英語名を見たあと、日本語訳を見てちょっと驚いたのは「ああ、なんだ。Mogg/モグ じゃなくて Mob/群衆 なのか」ってこと。英語名を読み間違えてた。
その能力はひたすらゴブリンを増やすというもので、フレイバーテキストによると、ねじくれた魅力によって群衆を惹きつけているらしい(産めよ増やせよではない)。集まった群衆はさらなる群衆を呼び、手がつけられないほどに膨れ上がっていく、ってな感じか。
原文:
"He displays a perverse charisma fueled by avarice. Highly dangerous. Recommend civil sanctions."
-- Agmand Sarv, Azorius hussar
日本語訳:
「彼は強欲のままにねじくれた魅力を放っています。本当に危険です。民事制裁すべきです。」
-- アゾリウスの騎兵、アグマンド・サーヴ
引用元:http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2013/cig#
ところでフレイバーテキストにある「Civil Sanction/民事制裁」ってのがよく分からない。数年前にアメリカがトヨタが大規模リコールの際にアメリカに支払わされたのが民事制裁金らしいってのまでは分かったけど、結局、理解はしてない。
ゴブリンを人間の法でどうにかしよう、ということにも違和感があるし、要は、おそらく「あれは目ざわりなんで、適当な理由をつけて叩いといたほうがいいですよ」ってことなんだろう。うん。
余談4:水曜日 《空召喚士ターランド/Talrand, Sky Summoner》
各色で新登場している「伝説のクリーチャー」サイクルの1人。その名を冠するアンコモンのサイクルも用意されているプッシュっぷり。
ところで1つ前のクレンコさんとこのターランドさんについては、対応するアンコモンと自身の背景イラストに関連性が見られて面白い。
ターランドさんの場合、《ターランドの発動》とイラストを横に並べてみるとまったく同じ場所が舞台であることが分かるし、クレンコさんに至っては、クレンコさんのカードイラストの背景奥にいるゴブリンたちがそのままアンコモンの《クレンコの命令》のイラストだったりする。
白と緑のサイクルについてはそういう小ネタはないみたい。黒はどうなることやら。
余談5:木曜日 《オドリックの十字軍/Crusader of Odric》
第4版から始めた身としてはどうしても(2)(赤)(赤)で同じ能力を持っていた《ケルドの大将軍/Keldon Warlord》を思い出す。1マナ減った上にシングルシンボルか。強化されたな。
……あ、違う、よく見たら同じ能力じゃなかった。《ケルドの大将軍/Keldon Warlord》は「あなたがコントロールする壁(Wall)でないクリーチャーの数」を見るのか。本当に強化されてた。
ってか、本当に同じ能力が、今回の基本セットの舞台であるラヴニカの緑のレアにいたみたい。なんかかわいそうだな、《野生の末裔/Scion of the Wild》。
余談6:金曜日 《スラーグ牙/Thragtusk》
いまいちフレイバー的にどうとらえればいいのかが分からない。
3/3が残る点についてはフレイバーテキストでなんとなく触れられているけど、5点のライフについてはどう考えればいいものか。
死んだときじゃなくて発見されたときに回復できるんだから、死ななくてもとれる栄養分があるってことだよな。乳でもしぼるんだろうか。
余談7:《ヴォーパルス戦記譚》 第1回:虚飾の王の物語
マジック関係ない本当の余談。
昨年のゲームマーケットの頃はまだ中東に住んでたので参加できず、友人に頼んで買って来たもらったゲームが「ヴォーパルス」というカードゲーム。そのプレイ記録を物語風に書き起こしてみたのが以下のエントリ。
《ヴォーパルス戦記譚》 第1回:虚飾の王の物語
http://regiant.diarynote.jp/201206102238015544/
ヴォーパルス知らない人にもお話として読めるように書いたつもりなんだけど、それでもやっぱり大前提としてこのゲームの肝とも言える以下の2つのルール(設定)だけは紹介しておくべきだったかもしれない。
(1) 1ラウンドは25年
このゲームのプレイヤーは「100年の戦乱が続く島の覇権を争う領主たち」という設定でゲームは全4ラウンド。つまり「1ラウンドは25年」ということになってる。
(2) 経年の概念
このゲームのユニットは基本的に人間なので、働き盛りの状態から25年以上が経過するとお亡くなりになる。ゲーム的には毎ターンの終了時に以下の2つのチェックが順に行われる。
1. 最初に、経年カウンターが乗っているユニットをゲームから取り除く。
2. 次に、残ったユニット全てに経年カウンターが置かれる。
もうこれだけで物語の要素があふれてくるのを感じる。
……そして今更気づいたんだけど、王様じゃないや。領主だった。どうしようか……うん、次はちゃんと領主様でいこう。やるかどうか分からないけど。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週は発売されたばかりのプレインチェイス2012に収録されている新カードのお披露目。
しかしこういったカジュアルめいたフォーマットのカードセットにも普通にトーナメント使える新カードが収録されるようになったのはいつからだろう。
昔は裏面が通常と異なるために混ぜられないプロモカードがあったり、トレーディングカードゲームみたいな名前のヴァンガードという妙にデカいカードがあったり、9枚集めると(物理的に)《Black Lotus》になったりするカードがあったりしたもんだけど、やっぱりゲームに使えないカード、ってのは受けが悪かったんだろうな。
余談2:月曜日 《強欲なるスロモック/Thromok the Insatiable》
最初見たとき、ちょっとパワーとタフネスの求め方に混乱した。3体のクリーチャーを貪り食うと9/9になるのね。要はXの二乗倍されるってことか。
うーん、トランプルも速攻もないのか。5マナのバニラって考えるとイマイチだよなあ。クリーチャーをサクれるってのをメリットに変えられればなんとかなる……のか?
あまりそういう話してるとスロモックが可哀そうだから訳の話。
「spice it up with ~」で「~ で味付けをする」になるんだと思う。この「spice」という単語からなんか粉っぽいものが連想されて、なんというか「ふりかける」イメージがわいてしまったので上記のような訳にしてみた。
余談3:火曜日 《夜まといのヴェラ/Vela the Night-Clad》
名前に使われている文字を並べ替えると……と来たので「ああ、アナグラムか。最近なかったな」と思ったら、意図してなかったのにそうなっちゃった、という話らしい。それは面白いな。
訳はちょっと迷った。「Vacated hell thing」という言葉が実際の英語にあるわけでもなく、こう「なんとなく面白い言葉」というネタなので。
ところでこのヴェラさんは「とても心優しい人間の魔法使い(clearly a very nice Human Wizard)」だそうだけど、名前といい、青黒という色といい、どう考えても誰も見てないところでニヤリと笑ってそうなイメージ。
余談4:水曜日 《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》
記事にも書いたけど、ちょっと訳しきれなかった。
多分、間違ってる。でもどう間違ってるのか分からない。助けて、アルゴマン!
余談5:木曜日 《暁まといのクロンド/Krond the Dawn-Clad》
こういう色マナがずらりと並んだマナコストは好き。派手で豪華で、いかにもレア(神話レア)だなって感じさせてくれる。
前にこのブログで、とにかくレアリティの高いカードが好きな友人がいた、という話をちょっとだけした気がする。色マナだらけ、というと思い出すのは、その友人を含めた皆と遊んだメルカディアン・マスクスのロチェスタードラフト。
ドラフト開始からひたすら緑だけを集めるその友人に皆が「なんで緑しかとらないの?」という質問をぶつけると「《ラッシュウッドの精霊/Rushwood Elemental》が出たときのため」と。
皆が「出なかったらどうすんのよ?」と言うのに対して「これだけ開ければ1枚くらい出るでしょ」と平然と答える姿はそれなりにカッコよかったような気もする。
最後まで出なかったけど。
余談6:金曜日 《静刃の鬼/Silent-Blade Oni》
なんでゴブリン(Goblin)・忍者(Ninja)の話題がスクイーにふられるんだろう。原作読んでると分かるのかな……いや、多分関係ない気がする。
ところで忍者(Ninja)というクリーチャータイプが話題にあがるたびに気になるのは、いつになったら青少年(Teenager)というクリーチャータイプがマジックに加わるのか、ということ。
余談7:公式サイト動画 目指せ日本代表決定戦!
公式サイトのコンテンツの1つにニコニコ動画で連載されている「マジック:ザ・ギャザリング ステップアップマニュアル 目指せ日本選手権!」という動画がある。
目指せ日本選手権! 第1話:バーテンダーデュエリスト誕生!
http://mtg-jp.com/mtgch/002157/
内容としては、それまでマジックを知らなかったバーテンダーの溝渕くんが池田プロの手ほどきを受けつつ日本選手権を目指す!、というもの。
このシリーズがとても好き。登場人物が2人しかいないのに本当に楽しい。なんというか2人の会話がとてつもなくわざとらしいんだけど、そこがいい。
ただマジックというゲームの性質上、数ヶ月に渡っての連載には色々と障害もあるようで、一番分かりやすい点としては「日本選手権が廃止されたこと」とか。
月刊誌で連載されていた漫画「デュエルファイター刃」でも1つのデュエルを数回に渡って描くとそのあいだにトーナメントリーガルなカードが変わってしまう、という問題が生じていたなあ、と懐かしく思いだしてみる。
話を戻すと、面白いのでみんなも観るよろし、ということで。
今週は発売されたばかりのプレインチェイス2012に収録されている新カードのお披露目。
しかしこういったカジュアルめいたフォーマットのカードセットにも普通にトーナメント使える新カードが収録されるようになったのはいつからだろう。
昔は裏面が通常と異なるために混ぜられないプロモカードがあったり、トレーディングカードゲームみたいな名前のヴァンガードという妙にデカいカードがあったり、9枚集めると(物理的に)《Black Lotus》になったりするカードがあったりしたもんだけど、やっぱりゲームに使えないカード、ってのは受けが悪かったんだろうな。
余談2:月曜日 《強欲なるスロモック/Thromok the Insatiable》
最初見たとき、ちょっとパワーとタフネスの求め方に混乱した。3体のクリーチャーを貪り食うと9/9になるのね。要はXの二乗倍されるってことか。
うーん、トランプルも速攻もないのか。5マナのバニラって考えるとイマイチだよなあ。クリーチャーをサクれるってのをメリットに変えられればなんとかなる……のか?
あまりそういう話してるとスロモックが可哀そうだから訳の話。
原文:
You can spice it up further with Fling and Momentous Fall!
拙訳:
さらに《投げ飛ばし》か《重大な落下》をふりかければ味付けは完了だ!
「spice it up with ~」で「~ で味付けをする」になるんだと思う。この「spice」という単語からなんか粉っぽいものが連想されて、なんというか「ふりかける」イメージがわいてしまったので上記のような訳にしてみた。
余談3:火曜日 《夜まといのヴェラ/Vela the Night-Clad》
名前に使われている文字を並べ替えると……と来たので「ああ、アナグラムか。最近なかったな」と思ったら、意図してなかったのにそうなっちゃった、という話らしい。それは面白いな。
訳はちょっと迷った。「Vacated hell thing」という言葉が実際の英語にあるわけでもなく、こう「なんとなく面白い言葉」というネタなので。
ところでこのヴェラさんは「とても心優しい人間の魔法使い(clearly a very nice Human Wizard)」だそうだけど、名前といい、青黒という色といい、どう考えても誰も見てないところでニヤリと笑ってそうなイメージ。
余談4:水曜日 《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》
記事にも書いたけど、ちょっと訳しきれなかった。
原文:
including an effect echoing of Ball Lightning
拙訳:
その中にはエコー持ちの《ボール・ライトニング》というのも含まれていた。
多分、間違ってる。でもどう間違ってるのか分からない。助けて、アルゴマン!
余談5:木曜日 《暁まといのクロンド/Krond the Dawn-Clad》
こういう色マナがずらりと並んだマナコストは好き。派手で豪華で、いかにもレア(神話レア)だなって感じさせてくれる。
前にこのブログで、とにかくレアリティの高いカードが好きな友人がいた、という話をちょっとだけした気がする。色マナだらけ、というと思い出すのは、その友人を含めた皆と遊んだメルカディアン・マスクスのロチェスタードラフト。
ドラフト開始からひたすら緑だけを集めるその友人に皆が「なんで緑しかとらないの?」という質問をぶつけると「《ラッシュウッドの精霊/Rushwood Elemental》が出たときのため」と。
皆が「出なかったらどうすんのよ?」と言うのに対して「これだけ開ければ1枚くらい出るでしょ」と平然と答える姿はそれなりにカッコよかったような気もする。
最後まで出なかったけど。
余談6:金曜日 《静刃の鬼/Silent-Blade Oni》
なんでゴブリン(Goblin)・忍者(Ninja)の話題がスクイーにふられるんだろう。原作読んでると分かるのかな……いや、多分関係ない気がする。
ところで忍者(Ninja)というクリーチャータイプが話題にあがるたびに気になるのは、いつになったら青少年(Teenager)というクリーチャータイプがマジックに加わるのか、ということ。
余談7:公式サイト動画 目指せ日本代表決定戦!
公式サイトのコンテンツの1つにニコニコ動画で連載されている「マジック:ザ・ギャザリング ステップアップマニュアル 目指せ日本選手権!」という動画がある。
目指せ日本選手権! 第1話:バーテンダーデュエリスト誕生!
http://mtg-jp.com/mtgch/002157/
内容としては、それまでマジックを知らなかったバーテンダーの溝渕くんが池田プロの手ほどきを受けつつ日本選手権を目指す!、というもの。
このシリーズがとても好き。登場人物が2人しかいないのに本当に楽しい。なんというか2人の会話がとてつもなくわざとらしいんだけど、そこがいい。
ただマジックというゲームの性質上、数ヶ月に渡っての連載には色々と障害もあるようで、一番分かりやすい点としては「日本選手権が廃止されたこと」とか。
月刊誌で連載されていた漫画「デュエルファイター刃」でも1つのデュエルを数回に渡って描くとそのあいだにトーナメントリーガルなカードが変わってしまう、という問題が生じていたなあ、と懐かしく思いだしてみる。
話を戻すと、面白いのでみんなも観るよろし、ということで。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
お客様の中で「Orc(オーク)」もしくは「Brassclaw(真鍮爪)」をその名に含むフォーマットをご存知の方はいらっしゃいませんか? というわけで《真鍮爪のオーク/Brassclaw Orcs》以外はすべてフォーマット名にちなむカードたち。
<カード名> <フォーマット名(日本語名)>
《真鍮爪のオーク/Brassclaw Orcs》 ???(???)
《黄金夜の指揮官/Goldnight Commander》 Commander(統率者戦)
《King Suleiman》 Solomon Draft(ソロモン・ドラフト)
《標準化/Standardize》 Standard(スタンダード)
《レガシーの兵器/Legacy Weapon》 Legacy(レガシー)
もしかしたらオーク以外の4枚がフォーマット名にちなんでいるっぽく見えるのがブラフで正解は別にあるのかもしれない。今週はプレインチェイスのテーマ週間だったらしいのでそっち関係なのかもしれない。
結論:分かりません
余談2:月曜日 《真鍮爪のオーク/Brassclaw Orcs》
こんな3マナ3/2でデメリット持ちのクリーチャーでも普通にデッキに入れていた頃があったな、と懐かしく思う以上にこれといった感想の抱けないカード。
そんなカードなのにイラストが4種類もあったことを考えるとフォールンエンパイアは色々と不思議な方向に尖ってたセットだったな、とあらためて思う。
余談3:火曜日 《黄金夜の指揮官/Goldnight Commander》
最初見たとき「本人が場に出たときしかトリガーしない能力」と勘違いして「弱いなー」と思ってしまったけど、正しい効果を知ったときは「なるほど、赤と白と相性が良さそうだ」と納得した。
少し訳の話。
Boostをどう訳そうかとちょっと考えた。そのまま「ブースト」でもありだし、せっかく日本語訳するんだから日本語で当てはめるかというのもあり。後者をとってみた。
あとカードと関係ない話。この日の註に追記したように Mark Rosewater の週刊コラムが今年の1月くらいから日本語公式サイトで定期訳されるようになった。
マローのコラムは独特の言い回しが多いのに読みやすい、という良いコラムなんだけど「とにかく長い」という翻訳者殺しな面があるので、公式サイトの翻訳記事を読む時は感謝の気持ちを忘れないようにしてる。
余談4:水曜日 《King Suleiman》
Suleimanって「ソロモン」のことなのか。このカード自体は日本語版がないけれど《スレイマンの壺/Bottle of Suleiman》や《スレイマンの遺産/Suleiman’s Legacy》などがあるので「スレイマン」なんだと思ってた。第4版の《スレイマンの壺/Bottle of Suleiman》はイラストの質感が好きでよく使ってた。
ちょっと訳の話。
なぜ白にだけジンやイフリートがいなかったのか、の理由の部分。《King Suleiman》が「彼らを寄せ付けない、近寄らせない」というのがその理由だ、とのこと。
素直に訳すなら「いずれのサイクルにも白いカードは含まれていない。おそらく《King Suleiman》が彼らを寄せ付けないからだろう」となる。なんとなくひねってみた。
余談5:木曜日 《標準化/Standardize》
4マナかと思ったら2マナだった。多分《鏡編み/Mirrorweave》と勘違いしたんだと思う。
余談6:金曜日 《レガシーの兵器/Legacy Weapon》
このカードのイラストは確かにとても印象的、というか衝撃的だった。イラストに隠されているカードのうち、《Weakstone》と《Mightstone》はかなりの背景ストーリー好きでないと気付けないと思う。
あと《スクイーのオモチャ/Squee’s Toy》は、それを手にしているスクイーの顔ばかり思い出されて、おもちゃ自体の形がまったく記憶になかった。こんな形してたのか。
お客様の中で「Orc(オーク)」もしくは「Brassclaw(真鍮爪)」をその名に含むフォーマットをご存知の方はいらっしゃいませんか? というわけで《真鍮爪のオーク/Brassclaw Orcs》以外はすべてフォーマット名にちなむカードたち。
<カード名> <フォーマット名(日本語名)>
《真鍮爪のオーク/Brassclaw Orcs》 ???(???)
《黄金夜の指揮官/Goldnight Commander》 Commander(統率者戦)
《King Suleiman》 Solomon Draft(ソロモン・ドラフト)
《標準化/Standardize》 Standard(スタンダード)
《レガシーの兵器/Legacy Weapon》 Legacy(レガシー)
もしかしたらオーク以外の4枚がフォーマット名にちなんでいるっぽく見えるのがブラフで正解は別にあるのかもしれない。今週はプレインチェイスのテーマ週間だったらしいのでそっち関係なのかもしれない。
結論:分かりません
余談2:月曜日 《真鍮爪のオーク/Brassclaw Orcs》
こんな3マナ3/2でデメリット持ちのクリーチャーでも普通にデッキに入れていた頃があったな、と懐かしく思う以上にこれといった感想の抱けないカード。
そんなカードなのにイラストが4種類もあったことを考えるとフォールンエンパイアは色々と不思議な方向に尖ってたセットだったな、とあらためて思う。
余談3:火曜日 《黄金夜の指揮官/Goldnight Commander》
最初見たとき「本人が場に出たときしかトリガーしない能力」と勘違いして「弱いなー」と思ってしまったけど、正しい効果を知ったときは「なるほど、赤と白と相性が良さそうだ」と納得した。
少し訳の話。
原文:
to give a little boost to the red/white decks
拙訳:
「赤白デッキに少し活力を与えたかった」という理由から
Boostをどう訳そうかとちょっと考えた。そのまま「ブースト」でもありだし、せっかく日本語訳するんだから日本語で当てはめるかというのもあり。後者をとってみた。
あとカードと関係ない話。この日の註に追記したように Mark Rosewater の週刊コラムが今年の1月くらいから日本語公式サイトで定期訳されるようになった。
マローのコラムは独特の言い回しが多いのに読みやすい、という良いコラムなんだけど「とにかく長い」という翻訳者殺しな面があるので、公式サイトの翻訳記事を読む時は感謝の気持ちを忘れないようにしてる。
余談4:水曜日 《King Suleiman》
Suleimanって「ソロモン」のことなのか。このカード自体は日本語版がないけれど《スレイマンの壺/Bottle of Suleiman》や《スレイマンの遺産/Suleiman’s Legacy》などがあるので「スレイマン」なんだと思ってた。第4版の《スレイマンの壺/Bottle of Suleiman》はイラストの質感が好きでよく使ってた。
ちょっと訳の話。
原文:
because King Suleiman was holding them off
拙訳:
彼らを支配する存在としての《King Suleiman》がいたからだろう
なぜ白にだけジンやイフリートがいなかったのか、の理由の部分。《King Suleiman》が「彼らを寄せ付けない、近寄らせない」というのがその理由だ、とのこと。
素直に訳すなら「いずれのサイクルにも白いカードは含まれていない。おそらく《King Suleiman》が彼らを寄せ付けないからだろう」となる。なんとなくひねってみた。
余談5:木曜日 《標準化/Standardize》
4マナかと思ったら2マナだった。多分《鏡編み/Mirrorweave》と勘違いしたんだと思う。
余談6:金曜日 《レガシーの兵器/Legacy Weapon》
このカードのイラストは確かにとても印象的、というか衝撃的だった。イラストに隠されているカードのうち、《Weakstone》と《Mightstone》はかなりの背景ストーリー好きでないと気付けないと思う。
あと《スクイーのオモチャ/Squee’s Toy》は、それを手にしているスクイーの顔ばかり思い出されて、おもちゃ自体の形がまったく記憶になかった。こんな形してたのか。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
Copper、Silver、Gold、Platinumと来たので貨幣かなと思ったけどElectrolyzeが分からなかった。金属類と電気ということで冶金(やきん)に関する何かかなとも考えたけど、すべて不正解だった。
正解がTwitterの公式アカウント(@dailymtg)でつぶやかれていたので紹介。
覚えてないよ……というかエレクトラム貨があるのって初代なのか。それじゃ無理だ。
ダンジョンズアンドドラゴンズはほぼ3版と3.5版しか遊んだことなくて、これには「銅貨(Copper)、銀貨(Silver)、金貨(Gold)、白金貨(Platinum)」しかないんだよな。
エレクトラム貨の変換レートはどうなんだろう。金貨以上で白金貨以下なのかな……って、そういえば初代ダンジョンズアンドドラゴンズは遊んだことはないけど一応手元に実物(英語版)があるんだった。最初からちゃんと調べれば良かった。
さて、今調べたところによると……
……ということらしい。金貨以下で銀貨以上の価値。
面白かったのはルールブックの変換レート表のすぐ次に「冒険中は一番価値の高いやつを持ち帰れ。すでに重量制限いっぱいまで持ってしまっていたらもちろんまず銅貨を捨てろ」というアドバイスがあったこと。親切だ。
余談2:月曜日 《銅の蹄のヴォラック/Copperhoof Vorrac》
気になったのは、Card of the Dayの記事内では「The tusks of Copperhoof Vorrac(銅の蹄のヴォラックの牙は)」とあったのに対して、フレイバーテキストでは「the horn of the vorrac creates a truer(ヴォラックの角の方がより正確で)」となっていたこと。
Tusk/牙 と Horn/角 って違うよなあ……。
余談3:火曜日 《月銀の槍/Moonsilver Spear》
訳すのにちょっと悩んだ箇所あり。
ポイントは「Prominently」という単語。「アヴァシンその人が自身のイラストで誇示している槍」と訳したけど他にも色々と試してはみた。
・一目見れば気付くだろうがこの槍は ~
・これでもかと目立つように手にしている槍 ~
ちょっとこりすぎたかもしれないけど、それほど悪い訳でもなかった気がする。
余談4:水曜日 《電解/Electrolyze》
それまでの金属路線をいきなりくつがえした(ように思われた)カード。
ちなみにこのカードで表されていた Electrum Pieces/エレクトラム貨 というのは日本語でエレクトロン貨とも呼ばれている金と銀の合金で出来た貨幣であり、世界最古の金属貨幣らしい。
参照:Wikipedia エレクトロン貨
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E8%B2%A8
余談5:木曜日 《黄金夜の刃、ギセラ/Gisela, Blade of Goldnight》
Gold/金 を名に含むカードは多くあるので、どうせなら最新セットから選ぼう、という理由でギセラさんが選ばれたものと想像してみる。
最初に記事を訳そうとしたとき「Her despair at seeing Avacyn trapped in the Helvault would not go away until Avacyn’s return.」という文章を「アヴァシンが去ったときはあまりの悲しみにその場を離れ、アヴァシンが再び解き放たれるまでどっかに行ってた」と誤読してしまい「おいおい、ちゃんと働こうよ、ギセラさん」と思ってしまった。
ごめんなさい、ギセラさん。
あと、カード化されたキャラクターがたくさん登場する記事だったのにカードデータへのリンクが1つもなかった。いつもだったら代名詞であってもリンクを張ったりするのに……不思議。
余談6:金曜日 《白金の帝像/Platinum Emperion》
「ライフ量が変化しない = ライフをコストとして支払うことができない」という理屈がいまだに腑に落ちないけどそれがルールならそれに従うまでなので、大丈夫だ、問題ない。
しかし《白金の天使/Platinum Angel》を初めて見たときは衝撃だった。確かにマジックのカードの多くはそれ自体が基本ルールを破壊するものではあったけれど、まさかこんなカードがありえるとは、って感じだった。
それに比べると《白金の帝像/Platinum Emperion》は「ふーん。重いなあ」という感じ。
Copper、Silver、Gold、Platinumと来たので貨幣かなと思ったけどElectrolyzeが分からなかった。金属類と電気ということで冶金(やきん)に関する何かかなとも考えたけど、すべて不正解だった。
正解がTwitterの公式アカウント(@dailymtg)でつぶやかれていたので紹介。
原文:
This week’s Card of the Day cycle references the old D&D coins.
Remember "Electrum"?
拙訳:
今週のCard of the Dayのテーマは旧ダンジョンズアンドドラゴンズのコインだ。
エレクトラム貨を覚えてるかな?
覚えてないよ……というかエレクトラム貨があるのって初代なのか。それじゃ無理だ。
ダンジョンズアンドドラゴンズはほぼ3版と3.5版しか遊んだことなくて、これには「銅貨(Copper)、銀貨(Silver)、金貨(Gold)、白金貨(Platinum)」しかないんだよな。
エレクトラム貨の変換レートはどうなんだろう。金貨以上で白金貨以下なのかな……って、そういえば初代ダンジョンズアンドドラゴンズは遊んだことはないけど一応手元に実物(英語版)があるんだった。最初からちゃんと調べれば良かった。
さて、今調べたところによると……
1 pp = 5 gp = 10 ep = 50 sp = 500 cp
pp: platinum pieces
gp: gold pieces
ep: electrum pieces
sp: silver pieces
cp: copper pieces
……ということらしい。金貨以下で銀貨以上の価値。
面白かったのはルールブックの変換レート表のすぐ次に「冒険中は一番価値の高いやつを持ち帰れ。すでに重量制限いっぱいまで持ってしまっていたらもちろんまず銅貨を捨てろ」というアドバイスがあったこと。親切だ。
余談2:月曜日 《銅の蹄のヴォラック/Copperhoof Vorrac》
気になったのは、Card of the Dayの記事内では「The tusks of Copperhoof Vorrac(銅の蹄のヴォラックの牙は)」とあったのに対して、フレイバーテキストでは「the horn of the vorrac creates a truer(ヴォラックの角の方がより正確で)」となっていたこと。
Tusk/牙 と Horn/角 って違うよなあ……。
余談3:火曜日 《月銀の槍/Moonsilver Spear》
訳すのにちょっと悩んだ箇所あり。
原文:
The Moonsilver Spear is prominently held in the art of Avacyn
ポイントは「Prominently」という単語。「アヴァシンその人が自身のイラストで誇示している槍」と訳したけど他にも色々と試してはみた。
・一目見れば気付くだろうがこの槍は ~
・これでもかと目立つように手にしている槍 ~
ちょっとこりすぎたかもしれないけど、それほど悪い訳でもなかった気がする。
余談4:水曜日 《電解/Electrolyze》
それまでの金属路線をいきなりくつがえした(ように思われた)カード。
ちなみにこのカードで表されていた Electrum Pieces/エレクトラム貨 というのは日本語でエレクトロン貨とも呼ばれている金と銀の合金で出来た貨幣であり、世界最古の金属貨幣らしい。
参照:Wikipedia エレクトロン貨
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E8%B2%A8
余談5:木曜日 《黄金夜の刃、ギセラ/Gisela, Blade of Goldnight》
Gold/金 を名に含むカードは多くあるので、どうせなら最新セットから選ぼう、という理由でギセラさんが選ばれたものと想像してみる。
最初に記事を訳そうとしたとき「Her despair at seeing Avacyn trapped in the Helvault would not go away until Avacyn’s return.」という文章を「アヴァシンが去ったときはあまりの悲しみにその場を離れ、アヴァシンが再び解き放たれるまでどっかに行ってた」と誤読してしまい「おいおい、ちゃんと働こうよ、ギセラさん」と思ってしまった。
ごめんなさい、ギセラさん。
あと、カード化されたキャラクターがたくさん登場する記事だったのにカードデータへのリンクが1つもなかった。いつもだったら代名詞であってもリンクを張ったりするのに……不思議。
余談6:金曜日 《白金の帝像/Platinum Emperion》
「ライフ量が変化しない = ライフをコストとして支払うことができない」という理屈がいまだに腑に落ちないけどそれがルールならそれに従うまでなので、大丈夫だ、問題ない。
しかし《白金の天使/Platinum Angel》を初めて見たときは衝撃だった。確かにマジックのカードの多くはそれ自体が基本ルールを破壊するものではあったけれど、まさかこんなカードがありえるとは、って感じだった。
それに比べると《白金の帝像/Platinum Emperion》は「ふーん。重いなあ」という感じ。
今週のCard of the Day (2012年05月 第2週) とか
2012年5月13日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
火曜日にしてコメント欄で看破されていたようにシュワルツネッガー主演映画のタイトルが名前の一部になっているカードたち(だと思われる)。
<カード名> <映画タイトル>
《捕食者の計略/Predator’s Gambit》 プレデター (原題:Predator)
《猛士の襲撃/Commando Raid》 コマンドー (原題:Commando)
《終止/Terminate》 ターミネーター (原題:The Terminator)
《疾風衣の走り手/Gustcloak Runner》 バトルランナー (原題:The Running Man)
《マルフェルドの双子/Maalfeld Twins》 ツインズ (原題:Twins)
ほとんど今週のコメント欄で解説済みだけど、一応書いといた。
余談2:月曜日 《捕食者の計略/Predator’s Gambit》
ちょっと訳に困った箇所があったので、紹介しておく。
今はまだ本気では怒っていないけど怒り始めている、という状態らしい。「ブチ切れそう」とか「吸血鬼の怒りが有頂天」とか「怒り狂う寸前」とか、色々考えてるうちに、ああ、もういいや、無難にいこう、ということで上記の通り。
「mad」なんだから「狂う」的な何かはあったほうが良かったかなあ。
余談3:火曜日 《猛士の襲撃/Commando Raid》
ちょっと訳に困った箇所があったので、紹介しておく。以下、全文引用。
先に言っておくと「essentially」が「はっきり言ってしまえば」としてあるのは意図的な意訳。「本質的に」としても良かったんだけど、なんかイマイチ「日本語」じゃないなあ、と思って。
悩んだのは「into versions of」という箇所。同じセットにある《スカークの猛士/Skirk Commando》の Versions にするらしい。なんだよ、Versions って。「別バージョン」「似て非なるもの」「別版」などなど考えて、結局、上記の訳に。
余談4:水曜日 《終止/Terminate》
Card of the Dayからリンクが張られている先のコラム(デアリガズの物語)を和訳してくださった親切な方がいらっしゃるので紹介しておく。
【翻訳】デアリガズの物語
http://aisha.blog.so-net.ne.jp/2012-05-10
以下、カードの話。
伝説のドラゴンが火口に飛び込もうとしているイラストという解説記事を読んだとき「そんなイラストだっけ? なんかドラゴンっぽくない生き物なんだけど……前足って言うより前腕が生えてるし」と思った。そしてあらためてデアリガズのイラスト見たら、確かに四足歩行じゃなくて二足歩行な体形してるのね、このドラゴン。
ちなみに名前は「デアリガズ」。「デアリガス」でも「デアリカズ」でもない。わたしの名前は「デアリガズ」だ! 二度と間違えるな! ってよく怒ってそう。
余談5:木曜日 《疾風衣の走り手/Gustcloak Runner》
このカードが対応しているのは本当にバトルランナーでいいのかな。原題もバトルランナーなら不思議はないんだけど、コメントにもあったように原題は「The Running Man」なんだよな。
まあ、いいや。そもそもシュワルツネッガーネタかどうかすら分からんのだし。
この日のCard of the Dayの話をしてみる。
日本語訳が読みづらいとかそういう悲しい話ではなくて(いや、ちょっと読みづらいかな、とは思ってるけど)、「on the grounds that」という成句について。
最初読んだときは「地面を歩く歩兵」という意味なのかと思ったけど「on ground that」で「~を論拠として、~という理由で」という意味になるらしい。勉強になった。
余談6:金曜日 《マルフェルドの双子/Maalfeld Twins》
このカードのフレイバーテキストにあるギサの極悪なまでの狂人っぷりがたまらない。こんな短いセリフで、この魔女が人の命なんて毛ほどにも感じていないことが気持ち悪くなるほどに伝わってくる、ってのは本当にすごい。
火曜日にしてコメント欄で看破されていたようにシュワルツネッガー主演映画のタイトルが名前の一部になっているカードたち(だと思われる)。
<カード名> <映画タイトル>
《捕食者の計略/Predator’s Gambit》 プレデター (原題:Predator)
《猛士の襲撃/Commando Raid》 コマンドー (原題:Commando)
《終止/Terminate》 ターミネーター (原題:The Terminator)
《疾風衣の走り手/Gustcloak Runner》 バトルランナー (原題:The Running Man)
《マルフェルドの双子/Maalfeld Twins》 ツインズ (原題:Twins)
ほとんど今週のコメント欄で解説済みだけど、一応書いといた。
余談2:月曜日 《捕食者の計略/Predator’s Gambit》
ちょっと訳に困った箇所があったので、紹介しておく。
原文:
because the vampire is getting mad!
拙訳:
なにしろこの吸血鬼の怒りは頂点に近づいているのだから!
今はまだ本気では怒っていないけど怒り始めている、という状態らしい。「ブチ切れそう」とか「吸血鬼の怒りが有頂天」とか「怒り狂う寸前」とか、色々考えてるうちに、ああ、もういいや、無難にいこう、ということで上記の通り。
「mad」なんだから「狂う」的な何かはあったほうが良かったかなあ。
余談3:火曜日 《猛士の襲撃/Commando Raid》
ちょっと訳に困った箇所があったので、紹介しておく。以下、全文引用。
原文:
Onslaught’s Commando Raid essentially turns creatures into versions of Skirk Commando from the same set.
拙訳:
はっきり言ってしまえば、オンスロートの《猛士の襲撃/Commando Raid》は対象のクリーチャーを同じセットに収録されている《スカークの猛士/Skirk Commando》のようなものにする呪文だ。
先に言っておくと「essentially」が「はっきり言ってしまえば」としてあるのは意図的な意訳。「本質的に」としても良かったんだけど、なんかイマイチ「日本語」じゃないなあ、と思って。
悩んだのは「into versions of」という箇所。同じセットにある《スカークの猛士/Skirk Commando》の Versions にするらしい。なんだよ、Versions って。「別バージョン」「似て非なるもの」「別版」などなど考えて、結局、上記の訳に。
余談4:水曜日 《終止/Terminate》
Card of the Dayからリンクが張られている先のコラム(デアリガズの物語)を和訳してくださった親切な方がいらっしゃるので紹介しておく。
【翻訳】デアリガズの物語
http://aisha.blog.so-net.ne.jp/2012-05-10
以下、カードの話。
伝説のドラゴンが火口に飛び込もうとしているイラストという解説記事を読んだとき「そんなイラストだっけ? なんかドラゴンっぽくない生き物なんだけど……前足って言うより前腕が生えてるし」と思った。そしてあらためてデアリガズのイラスト見たら、確かに四足歩行じゃなくて二足歩行な体形してるのね、このドラゴン。
ちなみに名前は「デアリガズ」。「デアリガス」でも「デアリカズ」でもない。わたしの名前は「デアリガズ」だ! 二度と間違えるな! ってよく怒ってそう。
余談5:木曜日 《疾風衣の走り手/Gustcloak Runner》
このカードが対応しているのは本当にバトルランナーでいいのかな。原題もバトルランナーなら不思議はないんだけど、コメントにもあったように原題は「The Running Man」なんだよな。
まあ、いいや。そもそもシュワルツネッガーネタかどうかすら分からんのだし。
この日のCard of the Dayの話をしてみる。
原文:
he used Gustcloak Runner and Glory Seeker to represent the pawns on the grounds that they’re Soldiers
拙訳:
彼はこの《疾風衣の走り手/Gustcloak Runner》および《栄光の探索者/Glory Seeker》を、彼らが兵士(Soldier)だからという理由でポーンとして投入した。
日本語訳が読みづらいとかそういう悲しい話ではなくて(いや、ちょっと読みづらいかな、とは思ってるけど)、「on the grounds that」という成句について。
最初読んだときは「地面を歩く歩兵」という意味なのかと思ったけど「on ground that」で「~を論拠として、~という理由で」という意味になるらしい。勉強になった。
余談6:金曜日 《マルフェルドの双子/Maalfeld Twins》
このカードのフレイバーテキストにあるギサの極悪なまでの狂人っぷりがたまらない。こんな短いセリフで、この魔女が人の命なんて毛ほどにも感じていないことが気持ち悪くなるほどに伝わってくる、ってのは本当にすごい。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新セット発売後の恒例となるFAQ。FAQにあがるような(頻繁に聞かれるような)ルールの質問なんて大体予想がつくよ、と思う人ほど読んだほうがいいと思う(と鏡に映る自分を見ながら)。
余談2:月曜日 《翼作り/Wingcrafter》
つい最近、このカードに関する感想を述べた記憶があるなあ、と調べてみたら、なんと驚きの04月10日以来となる20日ぶり2度目の登場。こんな早い再登板は珍しい、というか同じ月に2回登場するってすごいな。
しかもいずれの採用時もカードの内容には触れられていないというのも面白い(1回目はカードギャラリーへのリンクのみで、2回目は結魂全般に関するルール説明)。
さらに面白い点としては、この日のCard of the Dayの記事は、初掲載時と今とで内容が書き換わっている。初掲載時はこのブログの04月30日の記事として訳されたような原文でそれまでのFAQ紹介のテンプレートとは異なっていた。今は過去のFAQ紹介時のCard of the Dayと同じテンプレートになっている。
余談3:火曜日 《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》
「Bonfire」という単語を聞くと「くまのパディントン」を思い出す。この小説の舞台となったイギリスには「Bonfire Night」という祭日があって、小説に書かれていたそのお祭りの日の話がとても印象的だったから。
放火事件だか爆破事件だかを企てた犯人であるガイ・フォークスが捕まった日だったはずで、イギリスを訪ねる機会があったとき、そのガイ・フォークスの生家がある街にも足を向けたことを覚えている。
……カードの話をしようか。奇跡持ちのX火力。でも引いた瞬間に相手の場にクリーチャーがいなければ(かつ十分なマナがなければ)、普通のX火力の下位互換っぽい気がする。《火の玉/Fireball》の方が強いんじゃないかな。そんなことないかな。
余談4:水曜日 《狂気堕ち/Descent into Madness》
懐かしの《煙突/Smokestack》をほうふつとさせるカード。アライアンスの《Dystopia》の例もあるし、確かにこの手のカードは黒にふさわしいな。
《煙突/Smokestack》と言えば、相手のこれにパーマネントを破壊しつくされたのに、なかなか相手の場にフィニッシャーが現れなくて「まだー?」とか言いながらただただ手札を切っていた悲しいデュエルを思い出す。
余談5:木曜日 《花咲くもつれ樹/Flowering Lumberknot》
《ヴィグの水植物/Vigean Hydropon》に似て、ただの観葉植物で終わることがありそう。でも結婚すると働きだす、ってことはただの甲斐性なしじゃないってことか。いい旦那さんになりそうだ(何の話だ)。
余談6:金曜日 《終末/Terminus》
更新が金曜日だけに《終末》なんだろうな。
余談7:第8版の小さな変化(マーフォーク消失の理由など)
最初に言っておきたいことは、以下にあげるのはあくまでごくごく個人的な見解であり、皆が皆これと同じように考えるべきだとはまったく思ってない、ということ。
さて、それを分かっていただいた上で。
このブログは、あくまで「日本語の公式サイトが手を回しきれず訳されていない(でもぜひ日本のMTGプレイヤーに読んでもらいたい)コラム」を見つけてはこっそり訳す、という立ち位置にありたいと思ってる。
日本語公式に訳が載ろうが載るまいが記事を翻訳する、というのは公式サイトへの来客を減らすことであり、商売としてMTGを担ってくれている組織に対して不義理を働いているように感じてしまう。
そんなわけなので公式訳が見つかったら、ああ良かった良かった、と海賊版はフェードアウトすべきなんでないかなあ、というふうに思うのだけれど、やっぱりこういう考え方って変なのかなあ……。
まあ、いいや。趣味でやってることだし。
今後は極力訳されてなさそうなのを優先的に訳していこう、というわけで、さてここからは訳の答え合わせ。訳に迷ったり困ったりした箇所の拙訳を公式訳と比べてみよう、のコーナー。
原文の言い回しは日本語で言う「甘いものは別腹」ということ。それと「カラーパイのことは常に気にかけてるよ」というふうな記事の内容をかけた章題。
さて公式訳はというと「パイの分け前」となっている。確かにコラムのこの箇所は、パイの切り分け方の問題の話なので、なるほど、と思った。
赤の魔法がもっと「短気」を表現するためにどうしたらいいか、という箇所。よくある「英語で読むと別段難しくないのに日本語訳すると途端に意味が分からなくなる文章」の1つ。
公式訳では「そのためには、赤の魔法使いがもっと素早く相手を倒してしまうためのカードが必要になるわけだ」となっている。あまり違わないけど、こっちでは「Red Mage」は素直に「赤の魔法使い」と訳されている。
公式訳と見比べることで誤訳を発見したので報告しておく。正しくは公式訳にあるとおり「最後に来るのはアクアマンで、その下に来るのはもう宇宙ザルのグリークしかいないだろう」ということで、アクアマンは最下位じゃない。ごめんよ、アクアマン。
えーと、まあ、なんというか……すいません。どうしても上手いかけ言葉が思い付かなくて、最後はほとんど考えるのをやめてた(ちなみに Man of the People で「大衆の味方」みたいな意味)。というか、なんなんだよ「マナかな」って……。
そして公式訳は「様々なマナ」。何のひねりもないと思った人は甘い。「さまざマナマナ」ということで、こっそりしゃれが仕込まれているのだ。多分だけど、すっごい悩んだんだろうなあ、ここ。
なんでこんな変な日本語訳なのか、って? 英語の原文をよーく見て欲しい。そう「too good」が「two good」とダジャレになっている。それを……その……なんとか反映させようと。
ちなみに公式訳では「《Demonic Tutor》はいい感じの呪文だ。しかし、2マナではさすがに強すぎる」と、あっさりそのまま訳してた。なんだろう、この複雑な気持ち。
原文の最後にある「Viola」が、もう本当にまったく分からなかった。ラテン語か何かかと思ったけど違うみたいだし。文脈から判断するに「成功だった、これで良かった」的な言葉かなあ、と。
公式訳を読むとどうやらその考えで正しかったようで、訳は「で、第7版のチームは第8版の希望リストに「妥当なコストの《Demonic Tutor》」を加えた。あとはご覧の通りだ」となっている。良かった。
ジョーク的な部分を除いてこのコラムの翻訳で一番きつかった箇所。原文を何度も何度も読み返して、ようやくうっすらと意味がつかめたかなあ……?、という具合。本当に難しかった。
公式訳には「これに《ルフ鳥の卵/Rukh Egg》や《地獄界の夢/Underworld Dreams》が加わることで、基本セットの方向性が少しずつ良くなってきているんじゃないかと思う」とあった。ほほう。
余談8:余談の余談
こうやって「答え合わせが出来る」ってのはメリットだな、と思わないでもない。
新セット発売後の恒例となるFAQ。FAQにあがるような(頻繁に聞かれるような)ルールの質問なんて大体予想がつくよ、と思う人ほど読んだほうがいいと思う(と鏡に映る自分を見ながら)。
余談2:月曜日 《翼作り/Wingcrafter》
つい最近、このカードに関する感想を述べた記憶があるなあ、と調べてみたら、なんと驚きの04月10日以来となる20日ぶり2度目の登場。こんな早い再登板は珍しい、というか同じ月に2回登場するってすごいな。
しかもいずれの採用時もカードの内容には触れられていないというのも面白い(1回目はカードギャラリーへのリンクのみで、2回目は結魂全般に関するルール説明)。
さらに面白い点としては、この日のCard of the Dayの記事は、初掲載時と今とで内容が書き換わっている。初掲載時はこのブログの04月30日の記事として訳されたような原文でそれまでのFAQ紹介のテンプレートとは異なっていた。今は過去のFAQ紹介時のCard of the Dayと同じテンプレートになっている。
余談3:火曜日 《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》
「Bonfire」という単語を聞くと「くまのパディントン」を思い出す。この小説の舞台となったイギリスには「Bonfire Night」という祭日があって、小説に書かれていたそのお祭りの日の話がとても印象的だったから。
放火事件だか爆破事件だかを企てた犯人であるガイ・フォークスが捕まった日だったはずで、イギリスを訪ねる機会があったとき、そのガイ・フォークスの生家がある街にも足を向けたことを覚えている。
……カードの話をしようか。奇跡持ちのX火力。でも引いた瞬間に相手の場にクリーチャーがいなければ(かつ十分なマナがなければ)、普通のX火力の下位互換っぽい気がする。《火の玉/Fireball》の方が強いんじゃないかな。そんなことないかな。
余談4:水曜日 《狂気堕ち/Descent into Madness》
懐かしの《煙突/Smokestack》をほうふつとさせるカード。アライアンスの《Dystopia》の例もあるし、確かにこの手のカードは黒にふさわしいな。
《煙突/Smokestack》と言えば、相手のこれにパーマネントを破壊しつくされたのに、なかなか相手の場にフィニッシャーが現れなくて「まだー?」とか言いながらただただ手札を切っていた悲しいデュエルを思い出す。
余談5:木曜日 《花咲くもつれ樹/Flowering Lumberknot》
《ヴィグの水植物/Vigean Hydropon》に似て、ただの観葉植物で終わることがありそう。でも結婚すると働きだす、ってことはただの甲斐性なしじゃないってことか。いい旦那さんになりそうだ(何の話だ)。
余談6:金曜日 《終末/Terminus》
更新が金曜日だけに《終末》なんだろうな。
余談7:第8版の小さな変化(マーフォーク消失の理由など)
最初に言っておきたいことは、以下にあげるのはあくまでごくごく個人的な見解であり、皆が皆これと同じように考えるべきだとはまったく思ってない、ということ。
さて、それを分かっていただいた上で。
このブログは、あくまで「日本語の公式サイトが手を回しきれず訳されていない(でもぜひ日本のMTGプレイヤーに読んでもらいたい)コラム」を見つけてはこっそり訳す、という立ち位置にありたいと思ってる。
日本語公式に訳が載ろうが載るまいが記事を翻訳する、というのは公式サイトへの来客を減らすことであり、商売としてMTGを担ってくれている組織に対して不義理を働いているように感じてしまう。
そんなわけなので公式訳が見つかったら、ああ良かった良かった、と海賊版はフェードアウトすべきなんでないかなあ、というふうに思うのだけれど、やっぱりこういう考え方って変なのかなあ……。
まあ、いいや。趣味でやってることだし。
今後は極力訳されてなさそうなのを優先的に訳していこう、というわけで、さてここからは訳の答え合わせ。訳に迷ったり困ったりした箇所の拙訳を公式訳と比べてみよう、のコーナー。
原文:
There’s Always Room For Pie
拙訳:
カラーパイは美味しい
原文の言い回しは日本語で言う「甘いものは別腹」ということ。それと「カラーパイのことは常に気にかけてるよ」というふうな記事の内容をかけた章題。
さて公式訳はというと「パイの分け前」となっている。確かにコラムのこの箇所は、パイの切り分け方の問題の話なので、なるほど、と思った。
原文:
This required making more cards that encouraged the red mage to want to overwhelm the opponent quickly.
拙訳:
赤の魔法を使うプレイヤーが対戦相手をより早く倒したくなるようなカードをたくさん作る必要があった。
赤の魔法がもっと「短気」を表現するためにどうしたらいいか、という箇所。よくある「英語で読むと別段難しくないのに日本語訳すると途端に意味が分からなくなる文章」の1つ。
公式訳では「そのためには、赤の魔法使いがもっと素早く相手を倒してしまうためのカードが必要になるわけだ」となっている。あまり違わないけど、こっちでは「Red Mage」は素直に「赤の魔法使い」と訳されている。
原文:
Finally, we come to Aquaman who ranks below everyone but Gleek, the space monkey.
拙訳:
最後に来るのはおそらくAquamanだろうね。Gleek(宇宙モンキー)より下に来るのは彼だけだろう。
公式訳と見比べることで誤訳を発見したので報告しておく。正しくは公式訳にあるとおり「最後に来るのはアクアマンで、その下に来るのはもう宇宙ザルのグリークしかいないだろう」ということで、アクアマンは最下位じゃない。ごめんよ、アクアマン。
原文:
Mana of the People
拙訳:
マナかな
えーと、まあ、なんというか……すいません。どうしても上手いかけ言葉が思い付かなくて、最後はほとんど考えるのをやめてた(ちなみに Man of the People で「大衆の味方」みたいな意味)。というか、なんなんだよ「マナかな」って……。
そして公式訳は「様々なマナ」。何のひねりもないと思った人は甘い。「さまざマナマナ」ということで、こっそりしゃれが仕込まれているのだ。多分だけど、すっごい悩んだんだろうなあ、ここ。
原文:
Demonic Tutor is a cool spell.
But at two mana it’s simply two good.
拙訳:
《Demonic Tutor》は良いカードだ。
しかし2マナは、ちょっと良すぎると「にまな」るを得ない。
なんでこんな変な日本語訳なのか、って? 英語の原文をよーく見て欲しい。そう「too good」が「two good」とダジャレになっている。それを……その……なんとか反映させようと。
ちなみに公式訳では「《Demonic Tutor》はいい感じの呪文だ。しかし、2マナではさすがに強すぎる」と、あっさりそのまま訳してた。なんだろう、この複雑な気持ち。
原文:
So, the Seventh Edition team added "properly costed Demonic Tutor" to the Eighth Edition wish list.
Viola.
拙訳:
そこで第7版のチームは「正しいマナコストを持った《Demonic Tutor》」を第8版のウィッシュリストに書きくわえた。
これでよし。
原文の最後にある「Viola」が、もう本当にまったく分からなかった。ラテン語か何かかと思ったけど違うみたいだし。文脈から判断するに「成功だった、これで良かった」的な言葉かなあ、と。
公式訳を読むとどうやらその考えで正しかったようで、訳は「で、第7版のチームは第8版の希望リストに「妥当なコストの《Demonic Tutor》」を加えた。あとはご覧の通りだ」となっている。良かった。
原文:
For each Rukh Egg or Underworld Dreams we add is another card subtly tweaking some aspect of the base set we want to incrementally improve.
拙訳:
《ルフ鳥の卵/Rukh Egg》や《地獄界の夢/Underworld Dreams》のようなカードを加えることもまた、基本セットにこっそり加えたかったり、または改善したかったりするなんらかの要素のためだったりするのだ。
ジョーク的な部分を除いてこのコラムの翻訳で一番きつかった箇所。原文を何度も何度も読み返して、ようやくうっすらと意味がつかめたかなあ……?、という具合。本当に難しかった。
公式訳には「これに《ルフ鳥の卵/Rukh Egg》や《地獄界の夢/Underworld Dreams》が加わることで、基本セットの方向性が少しずつ良くなってきているんじゃないかと思う」とあった。ほほう。
余談8:余談の余談
こうやって「答え合わせが出来る」ってのはメリットだな、と思わないでもない。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週もさらに引き続きカードギャラリー紹介。新セット発売後の恒例となるFAQはプレリリースも終わった明日からかな。いや、プレリリースもう終わったからいつものCard of the Dayに戻る可能性もあるか。
余談2:月曜日 《ヤナギの丘の絞首台/Gallows at Willow Hill》
コメント欄でも書いたけど、このカードの意味ってよく考えるとかなり怖い話。イニストラード世界の隠されたテーマの1つに「本当に怖いのは人間」というのがある、ってのは本当かもしれないなあ。
この《ヤナギの丘の絞首台/Gallows at Willow Hill》に限らず、アヴァシンの帰還によって「それまで虐げられていた人間たちが数の暴力で襲いかかる」カードが多い。その大半が刹那的な感情で突き動かされてるように見える。怖いなあ。
白のカードは比較的そういうのが少ないけど《盲信の一撃/Zealous Strike》は、カード名からしてちょっと怪しい気がする。本当にその殺そうとしている相手は人間じゃないのか、と。
余談3:火曜日 《僻地の灯台/Desolate Lighthouse》
灯台だから導かれるように新しい知識が手に入るってのはなんとなく分かる気がする。ただ1枚捨てるってのは何を表しているんだろう。初代ルーター能力の持ち主がマーフォークだったせいで「水辺でカードを引く → 1枚捨てる」みたいな流れになってるのかな。
余談4:水曜日 《狂気の預言者/Mad Prophet》
2日連続のルーター能力。ルーター能力というとやっぱり元祖の「物あさり」が有名だけど、長いマジックの歴史の中で「カードを引く、カードを捨てる」にはもう1つのフレイバーが割り当てられていて、それがこのカードにも表現されている「狂気」。
古くは《大あわての捜索/Frantic Search》に始まるこのフレイバー、天才とアレは紙一重と言うように、狂人の支離滅裂な思考からも有益な知識は生み出される……けれど簡単に失われもする、という感じなんだろう。多分。
前述の灯台も人を惑わせる存在ってことなのかな。いや、それはさすがに考え過ぎか。
余談5:木曜日 《流血の鑑定人/Bloodflow Connoisseur》
カードイラスト(http://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/avr/aq8u63w7av_jp.jpg)とその能力を合わせて考えてみると……
「この流血は……うん、美味しいから+1/+1カウンターの価値はあるわね」
「あんた、どのクリーチャーの血を飲んでも全部それじゃないか」
「だって美味しいんだもん」
本当に鑑定してるんだろうか、と不安になる。
余談6:金曜日 《ムーアランドの審問官/Moorland Inquisitor》
3マナ2マナ 2/2 で起動コスト3マナを支払うと先制攻撃を得る……だけ。最初に見たときは「ああ、味方全部に先制攻撃をつけてくれるのね」と素で勘違いしたほど弱い。《若年の騎士/Youthful Knight》だって若年なのに自力で先制攻撃持ってるぞ?
それだけこの環境だと先制攻撃が強いってことなのかなあ……どうかなあ。
余談7:コメント欄
4月に入ってから何度か古い記事に英語のコメントがついた。単なるスパムコメントか、それとも公式からの苦情かな、と読んでみた。
4月23日14:13:Barlantaによるコメント
Geez, that’s unbleivaeble. Kudos and such.
4月23日13:07:Reynaによるコメント
You’ve really helped me udnersatnd the issues. Thanks.
4月20日17:33:Aldha
Is that really all there is to it becusae that’d be flabbergasting.
うーん。一見すると単なるスパムコメントなんだけど、リンク先も何もないんだよね。宣伝にもどこかへの利益誘導にもなっていない。とりあえず消しておいたけど、なんか腑に落ちない。
余談8:Googleのトップページ
04月24日のGoogleトップページは、ファスナーの発明者の生誕132周年ということでファスナーで開けたり閉めたりできるようになっていた。
それ自体はどうでもいいんだけど、その発明者の名前「ギデオン・サンドバック」という名前を見たマジックプレイヤーはきっと「忠誠心+2能力を使ってサンドバックにされるギデオン」を連想したに違いない。
余談9:アヴァシンの帰還
《逆鱗/Aggravate》のフレイバーテキストが面白すぎる。どんだけだよ。日本語訳も、元の狂ったフレイバーが余すところなく伝わる素晴らしい訳になってる。最高。
今週もさらに引き続きカードギャラリー紹介。新セット発売後の恒例となるFAQはプレリリースも終わった明日からかな。いや、プレリリースもう終わったからいつものCard of the Dayに戻る可能性もあるか。
余談2:月曜日 《ヤナギの丘の絞首台/Gallows at Willow Hill》
コメント欄でも書いたけど、このカードの意味ってよく考えるとかなり怖い話。イニストラード世界の隠されたテーマの1つに「本当に怖いのは人間」というのがある、ってのは本当かもしれないなあ。
この《ヤナギの丘の絞首台/Gallows at Willow Hill》に限らず、アヴァシンの帰還によって「それまで虐げられていた人間たちが数の暴力で襲いかかる」カードが多い。その大半が刹那的な感情で突き動かされてるように見える。怖いなあ。
白のカードは比較的そういうのが少ないけど《盲信の一撃/Zealous Strike》は、カード名からしてちょっと怪しい気がする。本当にその殺そうとしている相手は人間じゃないのか、と。
余談3:火曜日 《僻地の灯台/Desolate Lighthouse》
灯台だから導かれるように新しい知識が手に入るってのはなんとなく分かる気がする。ただ1枚捨てるってのは何を表しているんだろう。初代ルーター能力の持ち主がマーフォークだったせいで「水辺でカードを引く → 1枚捨てる」みたいな流れになってるのかな。
余談4:水曜日 《狂気の預言者/Mad Prophet》
2日連続のルーター能力。ルーター能力というとやっぱり元祖の「物あさり」が有名だけど、長いマジックの歴史の中で「カードを引く、カードを捨てる」にはもう1つのフレイバーが割り当てられていて、それがこのカードにも表現されている「狂気」。
古くは《大あわての捜索/Frantic Search》に始まるこのフレイバー、天才とアレは紙一重と言うように、狂人の支離滅裂な思考からも有益な知識は生み出される……けれど簡単に失われもする、という感じなんだろう。多分。
前述の灯台も人を惑わせる存在ってことなのかな。いや、それはさすがに考え過ぎか。
余談5:木曜日 《流血の鑑定人/Bloodflow Connoisseur》
カードイラスト(http://media.wizards.com/images/magic/tcg/products/avr/aq8u63w7av_jp.jpg)とその能力を合わせて考えてみると……
「この流血は……うん、美味しいから+1/+1カウンターの価値はあるわね」
「あんた、どのクリーチャーの血を飲んでも全部それじゃないか」
「だって美味しいんだもん」
本当に鑑定してるんだろうか、と不安になる。
余談6:金曜日 《ムーアランドの審問官/Moorland Inquisitor》
それだけこの環境だと先制攻撃が強いってことなのかなあ……どうかなあ。
余談7:コメント欄
4月に入ってから何度か古い記事に英語のコメントがついた。単なるスパムコメントか、それとも公式からの苦情かな、と読んでみた。
4月23日14:13:Barlantaによるコメント
Geez, that’s unbleivaeble. Kudos and such.
4月23日13:07:Reynaによるコメント
You’ve really helped me udnersatnd the issues. Thanks.
4月20日17:33:Aldha
Is that really all there is to it becusae that’d be flabbergasting.
うーん。一見すると単なるスパムコメントなんだけど、リンク先も何もないんだよね。宣伝にもどこかへの利益誘導にもなっていない。とりあえず消しておいたけど、なんか腑に落ちない。
余談8:Googleのトップページ
04月24日のGoogleトップページは、ファスナーの発明者の生誕132周年ということでファスナーで開けたり閉めたりできるようになっていた。
それ自体はどうでもいいんだけど、その発明者の名前「ギデオン・サンドバック」という名前を見たマジックプレイヤーはきっと「忠誠心+2能力を使ってサンドバックにされるギデオン」を連想したに違いない。
余談9:アヴァシンの帰還
《逆鱗/Aggravate》のフレイバーテキストが面白すぎる。どんだけだよ。日本語訳も、元の狂ったフレイバーが余すところなく伝わる素晴らしい訳になってる。最高。
原文:
"Barbarians! They burned my favorite chair! We’ll kill them all!"
-Anje Falkenrath
引用元:http://magiccards.info/avr/en/125.html
「野蛮人め! お気に入りの椅子を燃やすなんて! 皆殺しにしてやる!」
――エインジー・ファルケンラス
引用元:http://magiccards.info/avr/jp/125.html
今週のCard of the Day (2012年04月 第3週) とか
2012年4月22日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週も引き続きカードギャラリー紹介。来週は新セット発売後の恒例となるFAQの紹介かな。
余談2:月曜日 《解放の天使/Emancipation Angel》
3マナで3/3飛行はデメリット持ちが基本ということを再確認させてくれる天使。そのデメリットをプラスに転化できるかどうかはプレイヤー次第。環境的にはやっぱり結魂のリセットかな。
フレイバー的にはシンプルにまとまっていて好印象。戦場という労苦から「解放してくれる」天使であり、フレイバーテキストもそれを裏付けるかのように「あなたは最善を尽くしました。もうお休みになって結構です」とある。
ちなみに英語の原文では2文目が「I give you leave to rest」となっており、この天使自らが対象に休息を与えていることがより明確になっている。
余談3:火曜日 《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
リミテッドで強いカードだとは思うけど「どう使っても強い」のではなく、使うプレイヤー側の力量を試されそうな効果。上手い人の手にかかれば1枚で絶望的な戦況すら引っくり返しそう。
分かりやすいのは「対象をとる除去からの回避」とか「結魂の組み直し」とか「戦場に出たときの効果の再利用」とかで、土地も対象にとれることを考えると「1枚しか出てない基本土地を対象にしてダブルシンボルの呪文を唱える」ってな使い方も考えられる。まだまだありそう。
フレイバーテキストが面白い。ただ惜しむらくは、対象が複数であることを示唆する何かが欲しかったな、ということ。
余談4:水曜日 《脳食願望/Appetite for Brains》
これのフレイバーテキスト考えたの、Mark Rosewaterじゃないかな、って気がした。
余談5:木曜日 《破滅の儀式/Rite of Ruin》
強い点としては「破壊ではなく生け贄であること」や「対象をとっていないこと」などがあげられると思う。きつい点としてはマナコストかな。
フレイバーテキストによるとこの魔法は「狂信者たちによる抵抗」らしい。なるほど、狂信者だけに自分たちの側にも被害が出ることなんかもうどうでもいいとばかりに破滅へと突っ走ってるのか。納得した。
余談6:金曜日 《収穫の魂/Soul of the Harvest》
怖い感じのその異形な外見と、その視線の先にある指先にとまろうとしている白い鳥のギャップがとても印象的なイラスト。
そのフレイバーテキストとカード名を合わせて考えると「命が生まれるところに恵みをもたらす」存在らしい。何をするでもなく、ただそこにいるだけで力があふれてくる、みたいな。
今週も引き続きカードギャラリー紹介。来週は新セット発売後の恒例となるFAQの紹介かな。
余談2:月曜日 《解放の天使/Emancipation Angel》
3マナで3/3飛行はデメリット持ちが基本ということを再確認させてくれる天使。そのデメリットをプラスに転化できるかどうかはプレイヤー次第。環境的にはやっぱり結魂のリセットかな。
フレイバー的にはシンプルにまとまっていて好印象。戦場という労苦から「解放してくれる」天使であり、フレイバーテキストもそれを裏付けるかのように「あなたは最善を尽くしました。もうお休みになって結構です」とある。
ちなみに英語の原文では2文目が「I give you leave to rest」となっており、この天使自らが対象に休息を与えていることがより明確になっている。
余談3:火曜日 《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
リミテッドで強いカードだとは思うけど「どう使っても強い」のではなく、使うプレイヤー側の力量を試されそうな効果。上手い人の手にかかれば1枚で絶望的な戦況すら引っくり返しそう。
分かりやすいのは「対象をとる除去からの回避」とか「結魂の組み直し」とか「戦場に出たときの効果の再利用」とかで、土地も対象にとれることを考えると「1枚しか出てない基本土地を対象にしてダブルシンボルの呪文を唱える」ってな使い方も考えられる。まだまだありそう。
フレイバーテキストが面白い。ただ惜しむらくは、対象が複数であることを示唆する何かが欲しかったな、ということ。
原文:
Sometimes it’s useful to take a break from existence.
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0412
日本語訳:
時には実存から距離を置くのも悪くない。
http://www.wizards.com/magic/tcg/products.aspx?x=mtg/tcg/products/avacynrestored
余談4:水曜日 《脳食願望/Appetite for Brains》
これのフレイバーテキスト考えたの、Mark Rosewaterじゃないかな、って気がした。
原文:
Just as with a peach, the first bite is always the juiciest.
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0412
日本語訳:
桃と同じで、一口目が一番美味い。
http://www.wizards.com/magic/tcg/products.aspx?x=mtg/tcg/products/avacynrestored
余談5:木曜日 《破滅の儀式/Rite of Ruin》
強い点としては「破壊ではなく生け贄であること」や「対象をとっていないこと」などがあげられると思う。きつい点としてはマナコストかな。
フレイバーテキストによるとこの魔法は「狂信者たちによる抵抗」らしい。なるほど、狂信者だけに自分たちの側にも被害が出ることなんかもうどうでもいいとばかりに破滅へと突っ走ってるのか。納得した。
余談6:金曜日 《収穫の魂/Soul of the Harvest》
怖い感じのその異形な外見と、その視線の先にある指先にとまろうとしている白い鳥のギャップがとても印象的なイラスト。
そのフレイバーテキストとカード名を合わせて考えると「命が生まれるところに恵みをもたらす」存在らしい。何をするでもなく、ただそこにいるだけで力があふれてくる、みたいな。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新セット恒例のカードギャラリー紹介。それ以上でも以下でもないので語ることがない。
余談2:月曜日 《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》
先週のまとめでアヴァシンの帰還について触れたときに大体もうこのカードに関して言いたいことは言ってしまってあるので省略……というのもなんかさみしいな。
フレイバー的な話(被覆は持てないはず、など)は述べたので、もっとカードパワー的な話をしてみると、8マナクリーチャーなのに出たターンに何が起きるというわけでもないというのはちょっと厳しいかも。
ただ「回避能力つき」なので殴りやすいというのと「警戒持ち」は相性が良いし「破壊されない」と「警戒」も噛み合ってるし、なんだろう、8/8もいらないから代わりにマナコスト下げて欲しい、という感じかな。
余談3:火曜日 《翼作り/Wingcrafter》
結魂の使い方がイマイチ飲み込めなかったんだけど、某所で「先だししておけるエンチャント・クリーチャーみたいな効果」とあって、一気に分かりやすくなった。
このカードのフレイバー的な話をすると「2人じゃないと操縦できない飛行機械を発明した人間」なんだろうな、と思ってる。
ただ一緒に同乗してさえくれればその相手が《珊瑚ウツボ/Coral Eel》だろうが《サルディアの巨像/Colossus of Sardia》だろうと構わず宙に浮くというのは、かなりとんでもない話だけど。
余談4:水曜日 《グリセルブランド/Griselbrand》
なんかネットの感想のそこかしこで「出番が来たと思ったらいきなりお亡くなりになっとる!」という驚きが散見されたけど……そんなに意外なことなんだろうか。
あんまり熱心にストーリー追ってないせいかもしれないけれど、別段そこまで思い入れを持ちたくなるようなキャラとも思えなくて……むしろソリンがどこ行ったのかが気になる。
ところでこのカードの能力「ライフを7点支払う:カードを7枚引く」を見ていると、Zvi Mowshowitzの書いた「The Top 50 Artifacts of All Time」という記事を思い出す。
その記事の中で第4位として紹介されていた《記憶の壺/Memory Jar》の項目で「カードを7枚引く、って効果は大抵ろくなことにならない」というコメントがZviによってなされていた。
さて《グリセルブランド/Griselbrand》もZvi Mowshowitzの心配的中となるのか?
余談5:木曜日 《轟く怒り/Thunderous Wrath》
一時期、妙にDiary Noteの日記タイトルが「強いられているんだ!」になってて不思議だったんだけど、奇跡(Miracle)カード専用のカードレイアウトをみて謎が解けた。そういうことか。
余談6:金曜日 《吠え霊/Howlgeist》
強すぎず弱すぎず、シンプル過ぎず複雑過ぎず、適度にマナコストが重たい。アンコモンの見本みたいなカードだな、と思った。
余談7:マーフォークの物語/A Merfolk’s Tale
Takuさんのブログに「更新サボりすぎ」というタイトルの日記が書かれていて(もちろんご自身に対して言われていたことなんだけど)なんかこう……「訳しかけの記事が溜まって」いたり「ついついものぐさになって」しまったりという文章を読んでると胸に来るものがあった。喝を入れてもらったものと(勝手に)解釈して、久しぶりに翻訳してみた次第。
ちなみになんでこの記事を訳そうと思ったかというと、数週間前の公式コラム Making Magic の記事「ロード・オブ・ザ・シング/王の仲間」からリンクが張られていたから。
公式サイト (日本語):ロード・オブ・ザ・シング/王の仲間
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003127/
公式サイト (英語):Lord of the Things
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/187
訳の話はさておき、訳註の話。あらためて自分の訳した文章を見ると、訳註がせっかくのマーフォークの物語の流れをぶったぎってる気がしてくる。
最後にまとめておくべきだったかなあ、と後悔しているところなので、もしかしたら何の前触れもなく構成が変わってるかもしれない。
さてこれで種族ネタは「ゾンビ」「ゴブリン」「吸血鬼」「マーフォーク」と訳し終えた。次は何にしようか。そういえば先日ドワーフの記事へのリンクがあったな……。
余談8:マーフォークの物語/A Merfolk’s Tale ※追記
やっぱり文章と訳註の構成がイマイチと感じたので編集した。
この物語はあくまで「老人が孫に昔話を語っている」のであって、「実は本当のマジックではどうだったのか」を伝えたい内容じゃない。それは自然と伝わるべき内容なはず。
いちいち雰囲気をぶったぎってまで挿入すべきじゃなかった。次からは、ちゃんと原文の持っている大切な意図をもっと大事にしよう。うん。反省して次につなげる。
新セット恒例のカードギャラリー紹介。それ以上でも以下でもないので語ることがない。
余談2:月曜日 《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》
先週のまとめでアヴァシンの帰還について触れたときに大体もうこのカードに関して言いたいことは言ってしまってあるので省略……というのもなんかさみしいな。
フレイバー的な話(被覆は持てないはず、など)は述べたので、もっとカードパワー的な話をしてみると、8マナクリーチャーなのに出たターンに何が起きるというわけでもないというのはちょっと厳しいかも。
ただ「回避能力つき」なので殴りやすいというのと「警戒持ち」は相性が良いし「破壊されない」と「警戒」も噛み合ってるし、なんだろう、8/8もいらないから代わりにマナコスト下げて欲しい、という感じかな。
余談3:火曜日 《翼作り/Wingcrafter》
結魂の使い方がイマイチ飲み込めなかったんだけど、某所で「先だししておけるエンチャント・クリーチャーみたいな効果」とあって、一気に分かりやすくなった。
このカードのフレイバー的な話をすると「2人じゃないと操縦できない飛行機械を発明した人間」なんだろうな、と思ってる。
ただ一緒に同乗してさえくれればその相手が《珊瑚ウツボ/Coral Eel》だろうが《サルディアの巨像/Colossus of Sardia》だろうと構わず宙に浮くというのは、かなりとんでもない話だけど。
余談4:水曜日 《グリセルブランド/Griselbrand》
なんかネットの感想のそこかしこで「出番が来たと思ったらいきなりお亡くなりになっとる!」という驚きが散見されたけど……そんなに意外なことなんだろうか。
あんまり熱心にストーリー追ってないせいかもしれないけれど、別段そこまで思い入れを持ちたくなるようなキャラとも思えなくて……むしろソリンがどこ行ったのかが気になる。
ところでこのカードの能力「ライフを7点支払う:カードを7枚引く」を見ていると、Zvi Mowshowitzの書いた「The Top 50 Artifacts of All Time」という記事を思い出す。
その記事の中で第4位として紹介されていた《記憶の壺/Memory Jar》の項目で「カードを7枚引く、って効果は大抵ろくなことにならない」というコメントがZviによってなされていた。
さて《グリセルブランド/Griselbrand》もZvi Mowshowitzの心配的中となるのか?
余談5:木曜日 《轟く怒り/Thunderous Wrath》
一時期、妙にDiary Noteの日記タイトルが「強いられているんだ!」になってて不思議だったんだけど、奇跡(Miracle)カード専用のカードレイアウトをみて謎が解けた。そういうことか。
余談6:金曜日 《吠え霊/Howlgeist》
強すぎず弱すぎず、シンプル過ぎず複雑過ぎず、適度にマナコストが重たい。アンコモンの見本みたいなカードだな、と思った。
余談7:マーフォークの物語/A Merfolk’s Tale
Takuさんのブログに「更新サボりすぎ」というタイトルの日記が書かれていて(もちろんご自身に対して言われていたことなんだけど)なんかこう……「訳しかけの記事が溜まって」いたり「ついついものぐさになって」しまったりという文章を読んでると胸に来るものがあった。喝を入れてもらったものと(勝手に)解釈して、久しぶりに翻訳してみた次第。
ちなみになんでこの記事を訳そうと思ったかというと、数週間前の公式コラム Making Magic の記事「ロード・オブ・ザ・シング/王の仲間」からリンクが張られていたから。
公式サイト (日本語):ロード・オブ・ザ・シング/王の仲間
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003127/
公式サイト (英語):Lord of the Things
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/187
訳の話はさておき、訳註の話。あらためて自分の訳した文章を見ると、訳註がせっかくのマーフォークの物語の流れをぶったぎってる気がしてくる。
最後にまとめておくべきだったかなあ、と後悔しているところなので、もしかしたら何の前触れもなく構成が変わってるかもしれない。
さてこれで種族ネタは「ゾンビ」「ゴブリン」「吸血鬼」「マーフォーク」と訳し終えた。次は何にしようか。そういえば先日ドワーフの記事へのリンクがあったな……。
余談8:マーフォークの物語/A Merfolk’s Tale ※追記
やっぱり文章と訳註の構成がイマイチと感じたので編集した。
この物語はあくまで「老人が孫に昔話を語っている」のであって、「実は本当のマジックではどうだったのか」を伝えたい内容じゃない。それは自然と伝わるべき内容なはず。
いちいち雰囲気をぶったぎってまで挿入すべきじゃなかった。次からは、ちゃんと原文の持っている大切な意図をもっと大事にしよう。うん。反省して次につなげる。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週は道化やピエロ関連のカードか、と分かったつもりになっていたら、それをあざ笑うかのように《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》が木曜日に出てきた。「Liar」という単語に道化やピエロという意味があるのかなと思ったけど、そういうこともなさそう。
記事に出てきたテーマとおぼしき単語で並べてみると「Jester」「Harlequin」「Jester」「Liar(?)」「Buffoon」となる。あきらめて検索エンジン博士に聞いてみたけど、やっぱり「JesterとHarlequinとBuffoonは1つのグループだけど、Liarは意味としては別のグループだね」とのことだった。
というわけでギブアップ。
余談2:月曜日 《道化の帽子/Jester’s Cap》
知っている限り、相手のデッキ内を全部見られるようになった初めてのカード。個人的には、マジックが「カジュアル」から「競技志向」に転換したことを示唆するカードなのではないかと思ってる。
それまでは「相手のデッキには何が入っているか分からない。ゲーム中にデッキテーマを明かされてびっくりすることを楽しむ」という楽しみ方をしていたけど、これが出たことで「相手のデッキテーマに付き合うことなく勝ちに行く」のが当たり前になっていった、というか。
意外なデッキ、独創的なデッキ、面白いデッキを組んでくれるプレイヤーには評判悪かったな。練習してきた手品を始める前に種明かしされてしまうようなやるせなさがあった。
なお、このカードが出た頃はまだカードリストなんてものは出回ってなくて「道化の顔が描かれたカードが強いらしい」という噂の形で伝わってきた。アイスエイジのブースターから《Gaze of Pain》を引いて「へえ、これ、そんなに強いんだ」と勘違いしたのもいい思い出。
余談3:火曜日 《計略の魔除け/Trickery Charm》
あらためて見ると弱いな、この魔除け。青なのにとことんカードアドバンテージとれないようになってる。これと比べてさえ下位互換扱いとされる《ジャンプ/Jump》なんだから、基本セット2010に収録されたときに(逆の意味で)話題になったのもむべなるかな。
あれ? そういえば当時ってまだレジェンドがクリーチャータイプだった頃だっけか。戦場に同じ名前のクリーチャーがいればクリーチャータイプをレジェンドにすることで墓地送りに出来たんだっけ。よく覚えてない。
余談4:水曜日 《Jester’s Sombrero》
「Chihuahua」ってチワワのことか!、とか、チワワってメキシコ原産なんだ、とか、色々とマジックに関係ないところで発見があった回だった。そういえばチワワと言えば、先週、同じ部署の先輩方が「チワワとパピヨンって同じでしょ?」「そんなわけじゃないじゃない、耳の形が違うわよ」とか話してた。
閑話休題。
このカードと《道化の帽子/Jester’s Cap》って、イメージ的には「道化師がその場にありえないものを帽子から取り出して笑いを誘う」みたいな感じなのかな。この場合は「役に立つ呪文を出すように言われたのに、なぜか『相手の』呪文書に収められている呪文カードを取り出してしまい、慌てて捨てる」みたいな。
余談5:木曜日 《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》
数ある「タップと起動コストを支払ってカードを1枚引く」アーティファクトの亜種。思い出せる限りでも以下の通り。他にも「このターン引いたカードを切る」とか「カウンターを消費する」とかいった亜種があったような気がする。
《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
設置:4マナ
起動:4マナ
欠点:なし
《ジェイラム秘本/Jalum Tome》
設置:3マナ
起動:2マナ
欠点:引いたあと1枚捨てる
《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》
設置:1マナ
起動:2マナ
欠点:不確実な上に手札公開
《目玉の壺/Jar of Eyeballs》
設置:3マナ
起動:3マナ
欠点:クリーチャーが死なないと使えない
《ウルザの青写真/Urza’s Blueprints》
設置:6マナ
起動:0マナ
欠点:エコー持ち
一番使ったのは《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》。逆に一度も使ったことないのは《目玉の壺/Jar of Eyeballs》と《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》。《ジェイラム秘本/Jalum Tome》はリアニメイトデッキで、《ウルザの青写真/Urza’s Blueprints》はドラフトで使った気がする。
余談6:金曜日 《ナースの道化/Nath’s Buffoon》
ナースと聞いて看護婦という単語が思い浮かぶのは古い人間なんだろうな。これ以外に男女平等の観点から(?)消えていった単語というとスチュワーデスとか父兄参観とかか。
カードの話をすると「限定的なプロテクションを持った2マナ 1/1」クリーチャー。限定的ではあるけれど(ローウィン世界には黒いエルフもいるという点を除いて考えても)多相の存在によって、単なるプロテクション(緑)の下位互換には終わっていないあたりが面白い。
このゴブリンが《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》を止めるときはどうしてるんだろう。相手の体に浮き上がるエルフっぽい部位を対象に食い止めてるんだろうか。
……って、そういえば《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》はプロテクション(黒)持ってたな。やっぱり色のプロテクションのほうが強い気がしてきた。
余談7:アヴァシンの帰還
徐々にアヴァシンの帰還のカードたちが紹介されつつある。やっぱり目玉はアヴァシン様……のはずなんだけど、なんかDiary Note界隈を見ていると敵であるグリセルブランドのほうが人気あるような。
まあ確かに「8マナ 8/8 飛行・警戒・破壊されない」の時点で「もうアヴァシン様1人いれば対戦相手を亡き者に出来るじゃないですかー」ということであり、周囲の味方が破壊されないことがどれほどのものかという気もする。
それでもアヴァシン様は皆の希望であり、皆を守ってくださらないと、やっぱり恰好がつかないから仕方ない。あと被覆を持ってないのもしょうがない。だって《獄庫/Helvault》に閉じ込められてたんだよ?
余談8:公式サイト - Latest Development
ロード週間にふさわしく、ここもロードの話。
公式サイト (日本語):ロードの力
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003135/
公式サイト (英語):Lordly Might
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/187
ロードの持つ力の中に新しくデッキを作りたくさせることが挙げられていた。ロードのようなカードのない「ダメなセット」がどのようなものか書かれていたので引用してみると「デッキを構築するということは、その大部分が取り除くことである、ということだ。(中略)その決定は気が遠くなるほどの難題だ。」とのこと。
なるほど。納得した。
余談9:公式サイト - Savor the Flavor
Doug BeyerによるSavor the Flavorの最終回。なんてこった。
公式サイト (日本語):ありがとう、さようなら
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003141/
公式サイト (英語):Thanks and So Long
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/188
義務でもなく自由気ままに訳してたTom Lapilleのコラムが終わるときでさえ個人的にはそれなりに動揺したことを思い出すと、公式で毎週訳されていた方はさぞかしショックだったろうと思った。
記事の中に「我々はヴォーソスの黄金時代にいると信じているのは事実だ」とあった。うん。そうだよね。このイニストラードと闇の隆盛ほどフレイバーにあふれたセットを他に知らない。
あともう1つ記事の中で気になったこと。いや、記事にあるリンクの先なので別の記事の話になってしまうのだけれど……「獄庫を開けよう!」プレリリースイベントについて書かれたページ。
公式サイト (日本語):「獄庫」を開けよう!
http://mtg-jp.com/reading/translated/003112/
ここにアヴァシンの帰還に関する動画が紹介されてる。これがなんというか「ほぼ丸ごとネタばれ」的な動画で……さすがに先を見せすぎ、かつ説明しすぎではないだろうかと思ったよ。
今週は道化やピエロ関連のカードか、と分かったつもりになっていたら、それをあざ笑うかのように《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》が木曜日に出てきた。「Liar」という単語に道化やピエロという意味があるのかなと思ったけど、そういうこともなさそう。
記事に出てきたテーマとおぼしき単語で並べてみると「Jester」「Harlequin」「Jester」「Liar(?)」「Buffoon」となる。あきらめて検索エンジン博士に聞いてみたけど、やっぱり「JesterとHarlequinとBuffoonは1つのグループだけど、Liarは意味としては別のグループだね」とのことだった。
というわけでギブアップ。
余談2:月曜日 《道化の帽子/Jester’s Cap》
知っている限り、相手のデッキ内を全部見られるようになった初めてのカード。個人的には、マジックが「カジュアル」から「競技志向」に転換したことを示唆するカードなのではないかと思ってる。
それまでは「相手のデッキには何が入っているか分からない。ゲーム中にデッキテーマを明かされてびっくりすることを楽しむ」という楽しみ方をしていたけど、これが出たことで「相手のデッキテーマに付き合うことなく勝ちに行く」のが当たり前になっていった、というか。
意外なデッキ、独創的なデッキ、面白いデッキを組んでくれるプレイヤーには評判悪かったな。練習してきた手品を始める前に種明かしされてしまうようなやるせなさがあった。
なお、このカードが出た頃はまだカードリストなんてものは出回ってなくて「道化の顔が描かれたカードが強いらしい」という噂の形で伝わってきた。アイスエイジのブースターから《Gaze of Pain》を引いて「へえ、これ、そんなに強いんだ」と勘違いしたのもいい思い出。
余談3:火曜日 《計略の魔除け/Trickery Charm》
あらためて見ると弱いな、この魔除け。青なのにとことんカードアドバンテージとれないようになってる。これと比べてさえ下位互換扱いとされる《ジャンプ/Jump》なんだから、基本セット2010に収録されたときに(逆の意味で)話題になったのもむべなるかな。
あれ? そういえば当時ってまだレジェンドがクリーチャータイプだった頃だっけか。戦場に同じ名前のクリーチャーがいればクリーチャータイプをレジェンドにすることで墓地送りに出来たんだっけ。よく覚えてない。
余談4:水曜日 《Jester’s Sombrero》
「Chihuahua」ってチワワのことか!、とか、チワワってメキシコ原産なんだ、とか、色々とマジックに関係ないところで発見があった回だった。そういえばチワワと言えば、先週、同じ部署の先輩方が「チワワとパピヨンって同じでしょ?」「そんなわけじゃないじゃない、耳の形が違うわよ」とか話してた。
閑話休題。
このカードと《道化の帽子/Jester’s Cap》って、イメージ的には「道化師がその場にありえないものを帽子から取り出して笑いを誘う」みたいな感じなのかな。この場合は「役に立つ呪文を出すように言われたのに、なぜか『相手の』呪文書に収められている呪文カードを取り出してしまい、慌てて捨てる」みたいな。
余談5:木曜日 《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》
数ある「タップと起動コストを支払ってカードを1枚引く」アーティファクトの亜種。思い出せる限りでも以下の通り。他にも「このターン引いたカードを切る」とか「カウンターを消費する」とかいった亜種があったような気がする。
《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
設置:4マナ
起動:4マナ
欠点:なし
《ジェイラム秘本/Jalum Tome》
設置:3マナ
起動:2マナ
欠点:引いたあと1枚捨てる
《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》
設置:1マナ
起動:2マナ
欠点:不確実な上に手札公開
《目玉の壺/Jar of Eyeballs》
設置:3マナ
起動:3マナ
欠点:クリーチャーが死なないと使えない
《ウルザの青写真/Urza’s Blueprints》
設置:6マナ
起動:0マナ
欠点:エコー持ち
一番使ったのは《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》。逆に一度も使ったことないのは《目玉の壺/Jar of Eyeballs》と《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》。《ジェイラム秘本/Jalum Tome》はリアニメイトデッキで、《ウルザの青写真/Urza’s Blueprints》はドラフトで使った気がする。
余談6:金曜日 《ナースの道化/Nath’s Buffoon》
ナースと聞いて看護婦という単語が思い浮かぶのは古い人間なんだろうな。これ以外に男女平等の観点から(?)消えていった単語というとスチュワーデスとか父兄参観とかか。
カードの話をすると「限定的なプロテクションを持った2マナ 1/1」クリーチャー。限定的ではあるけれど(ローウィン世界には黒いエルフもいるという点を除いて考えても)多相の存在によって、単なるプロテクション(緑)の下位互換には終わっていないあたりが面白い。
このゴブリンが《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》を止めるときはどうしてるんだろう。相手の体に浮き上がるエルフっぽい部位を対象に食い止めてるんだろうか。
……って、そういえば《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》はプロテクション(黒)持ってたな。やっぱり色のプロテクションのほうが強い気がしてきた。
余談7:アヴァシンの帰還
徐々にアヴァシンの帰還のカードたちが紹介されつつある。やっぱり目玉はアヴァシン様……のはずなんだけど、なんかDiary Note界隈を見ていると敵であるグリセルブランドのほうが人気あるような。
まあ確かに「8マナ 8/8 飛行・警戒・破壊されない」の時点で「もうアヴァシン様1人いれば対戦相手を亡き者に出来るじゃないですかー」ということであり、周囲の味方が破壊されないことがどれほどのものかという気もする。
それでもアヴァシン様は皆の希望であり、皆を守ってくださらないと、やっぱり恰好がつかないから仕方ない。あと被覆を持ってないのもしょうがない。だって《獄庫/Helvault》に閉じ込められてたんだよ?
余談8:公式サイト - Latest Development
ロード週間にふさわしく、ここもロードの話。
公式サイト (日本語):ロードの力
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003135/
公式サイト (英語):Lordly Might
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/187
ロードの持つ力の中に新しくデッキを作りたくさせることが挙げられていた。ロードのようなカードのない「ダメなセット」がどのようなものか書かれていたので引用してみると「デッキを構築するということは、その大部分が取り除くことである、ということだ。(中略)その決定は気が遠くなるほどの難題だ。」とのこと。
なるほど。納得した。
余談9:公式サイト - Savor the Flavor
Doug BeyerによるSavor the Flavorの最終回。なんてこった。
公式サイト (日本語):ありがとう、さようなら
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003141/
公式サイト (英語):Thanks and So Long
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/188
義務でもなく自由気ままに訳してたTom Lapilleのコラムが終わるときでさえ個人的にはそれなりに動揺したことを思い出すと、公式で毎週訳されていた方はさぞかしショックだったろうと思った。
記事の中に「我々はヴォーソスの黄金時代にいると信じているのは事実だ」とあった。うん。そうだよね。このイニストラードと闇の隆盛ほどフレイバーにあふれたセットを他に知らない。
あともう1つ記事の中で気になったこと。いや、記事にあるリンクの先なので別の記事の話になってしまうのだけれど……「獄庫を開けよう!」プレリリースイベントについて書かれたページ。
公式サイト (日本語):「獄庫」を開けよう!
http://mtg-jp.com/reading/translated/003112/
ここにアヴァシンの帰還に関する動画が紹介されてる。これがなんというか「ほぼ丸ごとネタばれ」的な動画で……さすがに先を見せすぎ、かつ説明しすぎではないだろうかと思ったよ。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週のテーマは金曜日に明かされたように英国の文豪、チャールズ・ディケンズ。週の途中で気付いたけど、別に自力で辿り着いたわけでなくてカードデータを検索エンジンで探したときに弾みで分かっただけ。次は自分の力で解きたい。以下、一応解説らしきものを。
月曜日の《好奇心/Curiosity》は「骨董屋 (原題:The Old Curiosity Shop)」という作品との関連。火曜日も同様にタイトルつながりで《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires》に対して「荒涼館 (原題:Bleak House)」という作品がある。
水曜日の《巧みな回避/Artful Dodge》のカード名は「オリバー・ツイスト (原題:Oliver Twist)」の登場人物である Artful Dodger のオマージュと思われる。木曜日もこれまた登場人物つながりで、この《Rohgahh of Kher Keep》の記事に出て来たロックバンド「ユーライア・ヒープ」はその名前を「デイビッド・カッパーフィールド (原題:David Copperfield)」という作品の登場人物からとっているらしい。
金曜日の《押収/Confiscate》に関しては、もう Card of the Day の記事を読んでもらえばそのままなので説明のしようがない、というような感じの5枚が今週のテーマ。
余談2:月曜日 《好奇心/Curiosity》
うーん。《好奇心/Curiosity》のカードイラストで、ネコ族のミリーがこのあと死んでしまう尾行シーンを描く、ってのは、逆に狙いすぎててなんだかなあ、と思ってしまう。「なるほど」というより「まんまやんけ」みたいな感じ。
でも、同じものを違った角度から見せるという「タイムシフト」のコンセプトで作った《鋭い感覚/Keen Sense》のイラストに、タイムシフト元カードに描かれていた出来事の「ねじれた別時間軸」を使うってのは素晴らしいと思った。
余談3:火曜日 《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires》
この日の記事を読んで何か思い出すなあ、と思ったら、2月に和訳されてたSavor the Flavorの記事だった。その記事では、マジックのセットの世界構築は発売される数年前から始まる、というような内容。
その記事の中で「ミラディンの吸血鬼の外見に特徴を与えたのは(数年後に訪れることが分かっている)イニストラードの吸血鬼たちとはっきり見た目で識別できるようにするため」とあった。以下、引用。
余談4:水曜日 《巧みな回避/Artful Dodge》
この下水道に飛び込む謎の生物を見ていると「宇宙家族カールビンソン」という漫画に出てきたターくんというキャラを思い出す。ターくんを知らないという方はこのブログの記事が参考になるかもしれない。
絵描きオカンの日々 (記事の最後にターくんの絵がある)
http://k3factory.blog.eonet.jp/k3company/2012/03/post-24ae.html
余談5:木曜日 《Rohgahh of Kher Keep》
結局、このカードの読み方がよく分からないままだ。「ろおはっがあ」とかそんな感じ?
余談6:金曜日 《押収/Confiscate》
自分で使った記憶はほとんどないカード。相手に使われた記憶もほとんどない。唯一思い出せるのは、こっちが赤単色を使っていたときに出した《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》をこれで奪われたゲームがあったな、ということくらい。
そのときの相手はレアリティ至上主義者の友人で、とにかくデッキ内のレア密度を可能な限り高めようとしていた。理由は「え? だってコモンとかデッキに入れたくないじゃない」だった。理由になってないぞ。
土地も出来るだけレアにしたかったらしく基本地形は数えるほどで、対抗色ペインランドや《反射池/Reflecting Pool》などがごろごろ入った4色以上のデッキだった気がする。懐かしいな。
余談7:公式サイト - Savor the Flavor
ついに《獄庫/Helvault》の開かれんとせんばかりまでストーリーが進んでしまった以下の日本語公式の記事ももちろん読み応えがあったんだけど……
公式サイト (日本語):守護者、魔女、そして天使
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003130/
公式サイト (英語):The Guradian, the Witch, and the Angel
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/187
それよりも今週は本家サイト側の Savor the Flavor の記事にびっくりだった。どうやら Savor the Flavor はあと数回で終了とのこと。そして後任も決まってないみたい。
仮に Savor the Flavor のお休みが多少あったとしても、ここ最近のフレイバーを大事にする方向性が変わるようなことはないとは思うけれど、やっぱりさみしいものはさみしい。
今週のテーマは金曜日に明かされたように英国の文豪、チャールズ・ディケンズ。週の途中で気付いたけど、別に自力で辿り着いたわけでなくてカードデータを検索エンジンで探したときに弾みで分かっただけ。次は自分の力で解きたい。以下、一応解説らしきものを。
月曜日の《好奇心/Curiosity》は「骨董屋 (原題:The Old Curiosity Shop)」という作品との関連。火曜日も同様にタイトルつながりで《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires》に対して「荒涼館 (原題:Bleak House)」という作品がある。
水曜日の《巧みな回避/Artful Dodge》のカード名は「オリバー・ツイスト (原題:Oliver Twist)」の登場人物である Artful Dodger のオマージュと思われる。木曜日もこれまた登場人物つながりで、この《Rohgahh of Kher Keep》の記事に出て来たロックバンド「ユーライア・ヒープ」はその名前を「デイビッド・カッパーフィールド (原題:David Copperfield)」という作品の登場人物からとっているらしい。
金曜日の《押収/Confiscate》に関しては、もう Card of the Day の記事を読んでもらえばそのままなので説明のしようがない、というような感じの5枚が今週のテーマ。
余談2:月曜日 《好奇心/Curiosity》
うーん。《好奇心/Curiosity》のカードイラストで、ネコ族のミリーがこのあと死んでしまう尾行シーンを描く、ってのは、逆に狙いすぎててなんだかなあ、と思ってしまう。「なるほど」というより「まんまやんけ」みたいな感じ。
でも、同じものを違った角度から見せるという「タイムシフト」のコンセプトで作った《鋭い感覚/Keen Sense》のイラストに、タイムシフト元カードに描かれていた出来事の「ねじれた別時間軸」を使うってのは素晴らしいと思った。
余談3:火曜日 《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires》
この日の記事を読んで何か思い出すなあ、と思ったら、2月に和訳されてたSavor the Flavorの記事だった。その記事では、マジックのセットの世界構築は発売される数年前から始まる、というような内容。
その記事の中で「ミラディンの吸血鬼の外見に特徴を与えたのは(数年後に訪れることが分かっている)イニストラードの吸血鬼たちとはっきり見た目で識別できるようにするため」とあった。以下、引用。
例えば、我々はミラディンの吸血鬼達へと非常に特徴的な外見的特徴(スポイト状の指)を与えた。何故なら我々は、彼らの姿をイニストラードの吸血鬼達の外見(ソリンと同様の、暗い色をした白目)とはっきり識別することがより重要となるだろうと知っていたからだ
引用:テーマが動かす世界構築 (http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003092/)
余談4:水曜日 《巧みな回避/Artful Dodge》
この下水道に飛び込む謎の生物を見ていると「宇宙家族カールビンソン」という漫画に出てきたターくんというキャラを思い出す。ターくんを知らないという方はこのブログの記事が参考になるかもしれない。
絵描きオカンの日々 (記事の最後にターくんの絵がある)
http://k3factory.blog.eonet.jp/k3company/2012/03/post-24ae.html
余談5:木曜日 《Rohgahh of Kher Keep》
結局、このカードの読み方がよく分からないままだ。「ろおはっがあ」とかそんな感じ?
余談6:金曜日 《押収/Confiscate》
自分で使った記憶はほとんどないカード。相手に使われた記憶もほとんどない。唯一思い出せるのは、こっちが赤単色を使っていたときに出した《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》をこれで奪われたゲームがあったな、ということくらい。
そのときの相手はレアリティ至上主義者の友人で、とにかくデッキ内のレア密度を可能な限り高めようとしていた。理由は「え? だってコモンとかデッキに入れたくないじゃない」だった。理由になってないぞ。
土地も出来るだけレアにしたかったらしく基本地形は数えるほどで、対抗色ペインランドや《反射池/Reflecting Pool》などがごろごろ入った4色以上のデッキだった気がする。懐かしいな。
余談7:公式サイト - Savor the Flavor
ついに《獄庫/Helvault》の開かれんとせんばかりまでストーリーが進んでしまった以下の日本語公式の記事ももちろん読み応えがあったんだけど……
公式サイト (日本語):守護者、魔女、そして天使
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003130/
公式サイト (英語):The Guradian, the Witch, and the Angel
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/187
それよりも今週は本家サイト側の Savor the Flavor の記事にびっくりだった。どうやら Savor the Flavor はあと数回で終了とのこと。そして後任も決まってないみたい。
仮に Savor the Flavor のお休みが多少あったとしても、ここ最近のフレイバーを大事にする方向性が変わるようなことはないとは思うけれど、やっぱりさみしいものはさみしい。
今週のCard of the Day (2012年03月 第4週) とか
2012年3月25日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週は「Lord」が名前に入っているカードたちだった。特に意味はないのかもしれないけれど、あえて深読みすれば今週がイースター(イエス・キリストの復活を祝す日)だったことと関係があるのかもしれない。
……って、深読みしすぎた。本家サイトによると今週は「Lord Week」だったらしい。Latest Developmentsなども「Lord」について取り扱ってた。きちんと本家の公式サイトを見てれば月曜日にも分かった話。
余談2:月曜日 《イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad》
翻訳時に誤訳というかカード名のミスをしてしまった。記事の内容をきちんと理解していれば防げたはず。ちょっと恥ずかしい。指摘してくれた方には感謝。
ところで今週のテーマがイースターかもしれないと思ったのは英語の「Lord」がキリスト教では神様(イエス・キリスト)を指すからなんだけど、このソリンも単に君主というだけでなくイニストラードでは神に近しい存在だよな。カーンもそうだけどプレインズウォーカーって次元によっては創造主という意味での神のようなものだと思う。
余談3:火曜日 《Chaos Lord》
コンセプトは単純なのにルールテキストにするのが難しいという話。もっともこのカードの場合、難しいというか面倒なのはルールのテキスト化だけじゃなくて実際の運用もだけど。
確かこれ以外にも場のカードの数が偶数か奇数かを気にするカードがあったような……ああ、そうだそうだ。同じアイスエイジのレアである《Chaos Moon》だ。これもChaos(混沌)なカードだった。
確か初めて買ったマジック製品であるアイスエイジのスターターに入っていたレアの1枚がこれだった気がする。読むだけで一苦労、理解するのに一苦労、そして実際にゲームで使うのに一苦労だった。
余談4:水曜日 《Lord of Tresserhorn》
アライアンスの頃はまだ「デカい、強い、カッコいい」の感覚で遊んでいたので、このカードもそのパワーの高さに惹かれて使おうと試みた記憶がある。
もう昔のことなので記憶も曖昧だけど、黒のウィニーデッキか何かに入れて使おうとしてた気がする。生け贄に捧げるクリーチャーには困らなかったけどマナの調達に苦しんだような。
余談5:木曜日 《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》
市民ラジオという馴染みのない分野がネタになったので色々と調べものが大変だった記事。言い換えると、色々と新しい知識が増えて楽しかった記事でもある。
こういった限られたコミュニティのスラングって地域性に大きく依存するものなはずだから、アメリカと日本で同じスラングが使われたというのがちょっと不思議。短距離ラジオで流行ったのなら、アメリカから日本へ輸入される機会も少なそうなのに。
カードの話。
この《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》は、同じ吸血鬼でもクロウヴァクスとは仲が悪い。少なくとも吸血鬼たちによる座談会(司会はMark Rosewater)では仲が悪かった。
公式サイト (英語):Interview With Some Vampires
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr215
以下、上記の記事の拙訳。
拙訳 (日本語):ヴァンパイアに聞いてみよう!
http://regiant.diarynote.jp/201103050019455223/
余談6:金曜日 《奈落の王/Lord of the Pit》
個人的には、今なおマジックで「Lord」と言えばこのカードが浮かぶ人が一番多いんじゃないかなと思う。昔の「きついデメリット持ち」なクリーチャーの中では、まだ「メリット > デメリット」であり、かつデメリットも対処可能なレベル。
というか《黒の防御円/Circle of Protection: Black》や《魂の絆/Spirit Link》のような対策を入れなくても、普通にクリーチャーで殴る黒いデッキならそのまま活躍してたイメージがある。飛行とトランプルのおかげで2ターン以上維持する必要はほとんどないし。
余談7:公式サイト - Latest Development
闇の隆盛で新しくお目見えしたメカニズム「窮地/Fateful hour」についての記事。
公式サイト (日本語):死地の中での死力
http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/003105/
公式サイト (英語):Fateful Desperation
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/185
色々と興味深い内容だった。まず「窮地の間だけ+1/+1されるだけのクリーチャー」などのような効果がなぜダメ(魅力的でない)とみなされたのか。あと「なんでライフが5点のときなのか。1点でも3点でも7点でもないのか」の理由についてなど。
んで、内容とは関係ない話。
原文のタイトルをチェックするために「原文はこちら」のリンクを辿ったら、リンク先も日本語だった。より正しく言うと、URLは確かに米国の本家サイトなのになぜか日本語版記事だった。
Daily MTGの言語設定を日本語にしていると自動的に日本語版の記事を表示してくれる機能のせいなのかもしれない。
余談8:公式サイト - Savor the Flavor
ウィザーズ社に就職したいならどうすべきか、という記事。
公式サイト (日本語):ウィザーズ社で職を得ること
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003117/
公式サイト (英語):Getting a Job at Wizards
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/186
あまりフレイバーは関係ないような気もする……というのはどうでもいいとして、訳の話。英語ではよく使われるし意味もよく分かっているんだけど、日本語にするのがちょっと難しい単語がある。個人的にはその1つに「Excite、Exciting、Excited」がある。日本語でも「エキサイティングな」と言ったりもするけれど、全部それでいけるかというと、そうでもない。
んで、今回の記事の後半は「マジックのどの部分に最も興味を抱いていますか?」という質問が続いていた。原文では「Excited about Magic set design?/Excited about Magic development?/Excited about Magic creative?」という形で書かれていて、日本語訳では「興奮」という訳語が用いられていた。やっぱりストレートな訳が一番分かりやすいのかなあ。
余談9:グランプリ・クアラルンプール
今週末にマレーシアでおこなわれていたグランプリ・クアラルンプールで、ベスト8に日本人で唯一入った渡辺雄也さんがそのまま優勝したらしい。実にめでたい。
公式サイト:Yuuya’d Better Believe It!
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpkl12/welcome
今週は「Lord」が名前に入っているカードたちだった。特に意味はないのかもしれないけれど、あえて深読みすれば今週がイースター(イエス・キリストの復活を祝す日)だったことと関係があるのかもしれない。
……って、深読みしすぎた。本家サイトによると今週は「Lord Week」だったらしい。Latest Developmentsなども「Lord」について取り扱ってた。きちんと本家の公式サイトを見てれば月曜日にも分かった話。
余談2:月曜日 《イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad》
翻訳時に誤訳というかカード名のミスをしてしまった。記事の内容をきちんと理解していれば防げたはず。ちょっと恥ずかしい。指摘してくれた方には感謝。
ところで今週のテーマがイースターかもしれないと思ったのは英語の「Lord」がキリスト教では神様(イエス・キリスト)を指すからなんだけど、このソリンも単に君主というだけでなくイニストラードでは神に近しい存在だよな。カーンもそうだけどプレインズウォーカーって次元によっては創造主という意味での神のようなものだと思う。
余談3:火曜日 《Chaos Lord》
コンセプトは単純なのにルールテキストにするのが難しいという話。もっともこのカードの場合、難しいというか面倒なのはルールのテキスト化だけじゃなくて実際の運用もだけど。
確かこれ以外にも場のカードの数が偶数か奇数かを気にするカードがあったような……ああ、そうだそうだ。同じアイスエイジのレアである《Chaos Moon》だ。これもChaos(混沌)なカードだった。
Chaos Moon (3)(赤)
エンチャント
各アップキープの開始時に、パーマネントの数を数える。その数が奇数である場合、ターン終了時まで赤のクリーチャーは+1/+1の修整を受け、ターン終了時までプレイヤーがマナを引き出す目的で山(Mountain)をタップするたび、そのプレイヤーは自分のマナ・プールに(赤)を加える(そのマナは、その土地が生み出すマナに追加で加えられる)。その数が偶数である場合、ターン終了時まで赤のクリーチャーは-1/-1の修整を受け、ターン終了時までプレイヤーがマナを引き出す目的で山をタップした場合、その山は他のいかなるタイプのマナの代わりに無色のマナを生み出す。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Chaos+Moon/
確か初めて買ったマジック製品であるアイスエイジのスターターに入っていたレアの1枚がこれだった気がする。読むだけで一苦労、理解するのに一苦労、そして実際にゲームで使うのに一苦労だった。
余談4:水曜日 《Lord of Tresserhorn》
アライアンスの頃はまだ「デカい、強い、カッコいい」の感覚で遊んでいたので、このカードもそのパワーの高さに惹かれて使おうと試みた記憶がある。
もう昔のことなので記憶も曖昧だけど、黒のウィニーデッキか何かに入れて使おうとしてた気がする。生け贄に捧げるクリーチャーには困らなかったけどマナの調達に苦しんだような。
余談5:木曜日 《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》
市民ラジオという馴染みのない分野がネタになったので色々と調べものが大変だった記事。言い換えると、色々と新しい知識が増えて楽しかった記事でもある。
こういった限られたコミュニティのスラングって地域性に大きく依存するものなはずだから、アメリカと日本で同じスラングが使われたというのがちょっと不思議。短距離ラジオで流行ったのなら、アメリカから日本へ輸入される機会も少なそうなのに。
カードの話。
この《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》は、同じ吸血鬼でもクロウヴァクスとは仲が悪い。少なくとも吸血鬼たちによる座談会(司会はMark Rosewater)では仲が悪かった。
公式サイト (英語):Interview With Some Vampires
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr215
以下、上記の記事の拙訳。
拙訳 (日本語):ヴァンパイアに聞いてみよう!
http://regiant.diarynote.jp/201103050019455223/
余談6:金曜日 《奈落の王/Lord of the Pit》
個人的には、今なおマジックで「Lord」と言えばこのカードが浮かぶ人が一番多いんじゃないかなと思う。昔の「きついデメリット持ち」なクリーチャーの中では、まだ「メリット > デメリット」であり、かつデメリットも対処可能なレベル。
というか《黒の防御円/Circle of Protection: Black》や《魂の絆/Spirit Link》のような対策を入れなくても、普通にクリーチャーで殴る黒いデッキならそのまま活躍してたイメージがある。飛行とトランプルのおかげで2ターン以上維持する必要はほとんどないし。
余談7:公式サイト - Latest Development
闇の隆盛で新しくお目見えしたメカニズム「窮地/Fateful hour」についての記事。
公式サイト (日本語):死地の中での死力
http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/003105/
公式サイト (英語):Fateful Desperation
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/185
色々と興味深い内容だった。まず「窮地の間だけ+1/+1されるだけのクリーチャー」などのような効果がなぜダメ(魅力的でない)とみなされたのか。あと「なんでライフが5点のときなのか。1点でも3点でも7点でもないのか」の理由についてなど。
んで、内容とは関係ない話。
原文のタイトルをチェックするために「原文はこちら」のリンクを辿ったら、リンク先も日本語だった。より正しく言うと、URLは確かに米国の本家サイトなのになぜか日本語版記事だった。
Daily MTGの言語設定を日本語にしていると自動的に日本語版の記事を表示してくれる機能のせいなのかもしれない。
余談8:公式サイト - Savor the Flavor
ウィザーズ社に就職したいならどうすべきか、という記事。
公式サイト (日本語):ウィザーズ社で職を得ること
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003117/
公式サイト (英語):Getting a Job at Wizards
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/186
あまりフレイバーは関係ないような気もする……というのはどうでもいいとして、訳の話。英語ではよく使われるし意味もよく分かっているんだけど、日本語にするのがちょっと難しい単語がある。個人的にはその1つに「Excite、Exciting、Excited」がある。日本語でも「エキサイティングな」と言ったりもするけれど、全部それでいけるかというと、そうでもない。
んで、今回の記事の後半は「マジックのどの部分に最も興味を抱いていますか?」という質問が続いていた。原文では「Excited about Magic set design?/Excited about Magic development?/Excited about Magic creative?」という形で書かれていて、日本語訳では「興奮」という訳語が用いられていた。やっぱりストレートな訳が一番分かりやすいのかなあ。
余談9:グランプリ・クアラルンプール
今週末にマレーシアでおこなわれていたグランプリ・クアラルンプールで、ベスト8に日本人で唯一入った渡辺雄也さんがそのまま優勝したらしい。実にめでたい。
公式サイト:Yuuya’d Better Believe It!
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpkl12/welcome
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
公式によるネタバレがなかったので推測だけど、この週のテーマは「エドガー・アラン・ポー作品」だったんじゃないかと思われる。以下、各カードとテーマの関連性についての考察。
まず月曜日の《黒猫/Black Cat》については、まさに「黒猫 (原題:The Black Cat)」という名の短編小説が書かれている。ポーの作品の中でも有名な作品だと思う。
火曜日から木曜日までの《死面の鼠/Deathmask Nezumi》、《生き埋め/Buried Alive》、《刃の振り子/Razor Pendulum》は、これら3つで「落とし穴と振り子 (原題:The Pit and the Pendulum)」という短編小説と対応しているように思われる。どう対応しているかは読んでもらえば分かるはず。
金曜日の《金輪際/Nevermore》は「大鴉(The Raven)」というポーの作品の中でも特に有名な詩で何度も繰り返し用いられている、詩の核となるフレーズ。
余談2:月曜日 《黒猫/Black Cat》
死んだあとも精神的な苦痛を与える猫、という点で、まさにポーの短編そのもの。
記事では「Or possibly a sarcophagus!」と強調されていたので訳もそうしたけど、日本語だとイマイチ。「サルコファガスかも!」って言われても興奮が伝わらない気がする。もっと上手い訳があったかもしれない。
余談3:火曜日 《死面の鼠/Deathmask Nezumi》
「Nezumi」を実際どう発音するのかについて書かれていたのが興味深かった。日本語を英語(アルファベット)で書き表しても日本語と同じ読みをしてもらいづらい、というのは確かにある。
例えば「葵さん」という人がいたとして、英語表記は「Aoi」となる。だけど多分これを見たアメリカ人は「エィオォイ」って読むと思う。
最近だとこの齟齬を防ぐために「こうすけ」を「Kohsuke」と書いたりもするみたい。ただこの例だと「コォスゥキィ」って呼ばれるだろうけど。
余談4:水曜日 《生き埋め/Buried Alive》
懐かしい。初めて見たときは「ああ、《動く死体/Animate Dead》で釣りあげるための材料を墓地に落とすためのカードね」という印象しかなかったんだけど、行きつけのゲームショップで《Ashen Ghoul》3枚を落とされたときはびっくりした。
それはそれとして訳の話。
意訳しすぎかもしれない。ポイントはここで言っている「Gimmick」と「Powerhouse」をどうとらえるか、どう訳すかという話。
《Ashen Ghoul》単体の話をしているのでコンボやデッキというよりは「《Ashen Ghoul》が単体で持っている機能、効果」を指して「Gimmick/Powerhouse」ということかと思った。
簡単に言ってしまえば「弱いカードだった《Ashen Ghoul》を強いカードに変えた」というだけの話なんだけど、いっそその方が原文の意図に近かったかもしれない。
余談5:木曜日 《刃の振り子/Razor Pendulum》
何度見ても弱い。相手のライフが5点を切るまで仕事をしないという時点で絶望的に弱いのに、そこからさらに3ターンの猶予があるという悠長な効果。
生け贄に捧げることで対象に《ショック/Shock》が撃てる3マナの《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract》のほうが絶対強いと思う。
ただ「じわじわと死への恐怖を煽る」という意味では正しいデザインなんだよな。間違ってるのはおそらくコスト。いっそ1マナでもいいんじゃないかと。
余談だけど、この日の記事の(註)に書いた「Anagram」のスペルが間違ってたので訂正。
余談6:金曜日 《金輪際/Nevermore》
「金輪際」って宗教用語っぽいな、と思って調べたら案の定そうだった。仏教用語らしい。
余談7:2人でサイクリング週間の旅に出よう/A Cycling Built For Two
久しぶりにマローのコラムの翻訳。
個人的にサイクリングと聞いて思い出すのは「《めった切り/Slice and Dice》を作ってしまったせいで部族デッキが活躍できなくなってしまった。早退的に《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》の価値も下がってしまった。すまない、カイ・ブッディ」というオンスロート時代。
それはさておき訳の話。
サイクリングの効果は前身であるSlidingのとき「Slidingしたカードはライブラリの下へいく」という効果だったが、それを墓地に落ちるよう変更した、という箇所。
問題は後半部分の「it kept decking oneself as an issue in limited」。まず「Decking」とは何か、次に「Oneself」が何を指しているのか。
「Decking」は、デッキのカード順を操作すること。積み込み以外にもカードの効果で順序を変える場合も含んでいたはず。「Oneself」は、ここではSlidingするカード自身のことかな、と。要するにカード枚数が少ないリミテッドにおいてこのSlidingカードだけが残ってグルグル回るような状況になってしまうのを懸念したのではないかと思った。違うかな。
違うっぽい。「Decking」はライブラリアウトを指すようなので、ここでの「Oneself」は自分自身。「リミテッドで自分自身をライブラリアウトさせてしまうという問題点があったからだ」ってことなのかな。今度は「kept decking」がよく分からなくなった。
最後の「Danger Will Robinson! Danger!」をばっさりカット。
日本人でこの元ネタを知ってる人がどれだけいるか分からないし、かといって日本風に「志村うしろ!」にするわけにもいかないし……と悩んだすえにカット。
サイクリングはシンプルなのに奥深い。色々と試す余地があり、長い時間飽きることなく色々試すことができる。そんなサイクリングの長所を語った箇所。
訳しているとよく直面する「英文だとなんら問題なく意味がとれるのに、単語を対応させつつ日本語に訳そうとすると途端に難しくなる」そんな文章だった。
最後の章の見出し。多分こういうことだろう、と勝手に付け加えた。後悔はしてない。
余談8:公式サイト - Latest Development
闇の隆盛で新しくお目見えしたメカニズム「不死/Undying」についての記事。
公式サイト (日本語):(アン) ダイ・アナザー・デイ
http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/003085/
公式サイト (英語):(Un)Die Another Day
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/183
カードをまず初めに見た時に受ける印象と、実際に使い始めて本当の強さ(弱さ)に気づいたときの印象。この2つの印象があまりに違い過ぎないようにしているらしい。
それとリミテッドで「不死/Undying」が強すぎてしまい、イニストラード時代にバランスがとれてたリミテッド環境を台無しにしてしまいそうだったので対応した、という話。
強すぎる「不死/Undying」について、そのメカニズムに手を加えることなくリミテッドのバランスをどのようにしてとったか、というくだりはなかなか興味深かった。
そうそう。日本語公式版だとZac Hillの原文にある序文をばっさりカットして、単に「前略」としてた。思い切りのよい方法だな、と思った。
何しろその部分の中身は「ようこそ不死週間へ! って、この記事は不死週間のラストバッターだからようこそってのも変かな」みたいな話なので、この記事単体を紹介する上では扱いづらいことこの上ない。
ところで訳について一箇所だけ面白い点が。
言い回しとしては真逆の訳になってしまっているのに、日本語は日本語でちゃんと意味が通る文章になってしまっている、という不思議な現象が起きている。
英語でいう「The last thing we wanted to do」は「私たちが絶対にしたくないこと」という意味。ところが日本語で「私たちが最後にしたかったこと」と言うと「最終的にこうなって欲しいと望んだ」という感じになって、原文と逆になる(日本語版はそれに合わせてカギ括弧の中を逆にしている)。意訳ととらえればいいんだろうか。
余談9:公式サイト - Savor the Flavor
マジックの各セットの世界構築についての記事。
公式サイト (日本語):テーマが動かす世界構築
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003092/
公式サイト (英語):Theme-Driven Worldbuilding
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/184
世界構築には数年かかる(セットが発売される数年前からすでに作業は始まっている)ということや、イニストラードほどはっきりと「テーマ」と「世界観」が結びついているのはやっぱり珍しいということなど。
作業開始が数年前ということで何が変わるかというと「ミラディンの吸血鬼の外見に特徴を与えたのは(数年後に訪れることが分かっている)イニストラードの吸血鬼たちとはっきり見た目で識別できるようにするため」というような感じ。なるほど。
公式によるネタバレがなかったので推測だけど、この週のテーマは「エドガー・アラン・ポー作品」だったんじゃないかと思われる。以下、各カードとテーマの関連性についての考察。
まず月曜日の《黒猫/Black Cat》については、まさに「黒猫 (原題:The Black Cat)」という名の短編小説が書かれている。ポーの作品の中でも有名な作品だと思う。
火曜日から木曜日までの《死面の鼠/Deathmask Nezumi》、《生き埋め/Buried Alive》、《刃の振り子/Razor Pendulum》は、これら3つで「落とし穴と振り子 (原題:The Pit and the Pendulum)」という短編小説と対応しているように思われる。どう対応しているかは読んでもらえば分かるはず。
金曜日の《金輪際/Nevermore》は「大鴉(The Raven)」というポーの作品の中でも特に有名な詩で何度も繰り返し用いられている、詩の核となるフレーズ。
余談2:月曜日 《黒猫/Black Cat》
死んだあとも精神的な苦痛を与える猫、という点で、まさにポーの短編そのもの。
記事では「Or possibly a sarcophagus!」と強調されていたので訳もそうしたけど、日本語だとイマイチ。「サルコファガスかも!」って言われても興奮が伝わらない気がする。もっと上手い訳があったかもしれない。
余談3:火曜日 《死面の鼠/Deathmask Nezumi》
「Nezumi」を実際どう発音するのかについて書かれていたのが興味深かった。日本語を英語(アルファベット)で書き表しても日本語と同じ読みをしてもらいづらい、というのは確かにある。
例えば「葵さん」という人がいたとして、英語表記は「Aoi」となる。だけど多分これを見たアメリカ人は「エィオォイ」って読むと思う。
最近だとこの齟齬を防ぐために「こうすけ」を「Kohsuke」と書いたりもするみたい。ただこの例だと「コォスゥキィ」って呼ばれるだろうけど。
余談4:水曜日 《生き埋め/Buried Alive》
懐かしい。初めて見たときは「ああ、《動く死体/Animate Dead》で釣りあげるための材料を墓地に落とすためのカードね」という印象しかなかったんだけど、行きつけのゲームショップで《Ashen Ghoul》3枚を落とされたときはびっくりした。
それはそれとして訳の話。
原文:
Buried Alive turned Ashen Ghoul from a gimmick into a powerhouse.
拙訳:
この《生き埋め/Buried Alive》は《Ashen Ghoul》(註1)をファンデッキからトーナメントレベルまで引き上げたカードだ。
意訳しすぎかもしれない。ポイントはここで言っている「Gimmick」と「Powerhouse」をどうとらえるか、どう訳すかという話。
《Ashen Ghoul》単体の話をしているのでコンボやデッキというよりは「《Ashen Ghoul》が単体で持っている機能、効果」を指して「Gimmick/Powerhouse」ということかと思った。
簡単に言ってしまえば「弱いカードだった《Ashen Ghoul》を強いカードに変えた」というだけの話なんだけど、いっそその方が原文の意図に近かったかもしれない。
余談5:木曜日 《刃の振り子/Razor Pendulum》
何度見ても弱い。相手のライフが5点を切るまで仕事をしないという時点で絶望的に弱いのに、そこからさらに3ターンの猶予があるという悠長な効果。
生け贄に捧げることで対象に《ショック/Shock》が撃てる3マナの《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract》のほうが絶対強いと思う。
ただ「じわじわと死への恐怖を煽る」という意味では正しいデザインなんだよな。間違ってるのはおそらくコスト。いっそ1マナでもいいんじゃないかと。
余談だけど、この日の記事の(註)に書いた「Anagram」のスペルが間違ってたので訂正。
余談6:金曜日 《金輪際/Nevermore》
「金輪際」って宗教用語っぽいな、と思って調べたら案の定そうだった。仏教用語らしい。
余談7:2人でサイクリング週間の旅に出よう/A Cycling Built For Two
久しぶりにマローのコラムの翻訳。
個人的にサイクリングと聞いて思い出すのは「《めった切り/Slice and Dice》を作ってしまったせいで部族デッキが活躍できなくなってしまった。早退的に《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》の価値も下がってしまった。すまない、カイ・ブッディ」というオンスロート時代。
それはさておき訳の話。
原文:
We changed it to going to the graveyard as we felt it was easier and it kept decking oneself as an issue in limited.
拙訳:
私たちはそれを墓地へ落ちるように変更した。そのほうが分かりやすいと思ったから、ということに加えて、リミテッドにおける積み込みの問題を回避するためでもある。
サイクリングの効果は前身であるSlidingのとき「Slidingしたカードはライブラリの下へいく」という効果だったが、それを墓地に落ちるよう変更した、という箇所。
問題は後半部分の「it kept decking oneself as an issue in limited」。まず「Decking」とは何か、次に「Oneself」が何を指しているのか。
違うっぽい。「Decking」はライブラリアウトを指すようなので、ここでの「Oneself」は自分自身。「リミテッドで自分自身をライブラリアウトさせてしまうという問題点があったからだ」ってことなのかな。今度は「kept decking」がよく分からなくなった。
原文:
Interestingly during Onslaught block we went back to look at non-mana cycling costs and came to the same conclusion - Danger Will Robinson! Danger!
拙訳:
興味深いことにオンスロート・ブロックで再度マナを必要としないサイクリングコストを模索したときも同じ結論に達した。
最後の「Danger Will Robinson! Danger!」をばっさりカット。
日本人でこの元ネタを知ってる人がどれだけいるか分からないし、かといって日本風に「志村うしろ!」にするわけにもいかないし……と悩んだすえにカット。
原文:
players can spend a great deal of time exploring it without getting easily bored.
拙訳:
プレイヤーはこれを長い時間かけてあれやこれやと試してみて、なお飽きることがない。
サイクリングはシンプルなのに奥深い。色々と試す余地があり、長い時間飽きることなく色々試すことができる。そんなサイクリングの長所を語った箇所。
訳しているとよく直面する「英文だとなんら問題なく意味がとれるのに、単語を対応させつつ日本語に訳そうとすると途端に難しくなる」そんな文章だった。
原文:
Keep It Moving
拙訳:
前へ進み続けよう(サイクリングだけに)
最後の章の見出し。多分こういうことだろう、と勝手に付け加えた。後悔はしてない。
余談8:公式サイト - Latest Development
闇の隆盛で新しくお目見えしたメカニズム「不死/Undying」についての記事。
公式サイト (日本語):(アン) ダイ・アナザー・デイ
http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/003085/
公式サイト (英語):(Un)Die Another Day
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/183
カードをまず初めに見た時に受ける印象と、実際に使い始めて本当の強さ(弱さ)に気づいたときの印象。この2つの印象があまりに違い過ぎないようにしているらしい。
それとリミテッドで「不死/Undying」が強すぎてしまい、イニストラード時代にバランスがとれてたリミテッド環境を台無しにしてしまいそうだったので対応した、という話。
強すぎる「不死/Undying」について、そのメカニズムに手を加えることなくリミテッドのバランスをどのようにしてとったか、というくだりはなかなか興味深かった。
そうそう。日本語公式版だとZac Hillの原文にある序文をばっさりカットして、単に「前略」としてた。思い切りのよい方法だな、と思った。
何しろその部分の中身は「ようこそ不死週間へ! って、この記事は不死週間のラストバッターだからようこそってのも変かな」みたいな話なので、この記事単体を紹介する上では扱いづらいことこの上ない。
ところで訳について一箇所だけ面白い点が。
原文:
The last thing we wanted to do, then, was take everything awesome about Innistrad and say, "Nope, now Limited is about this other thing, and it has nothing to do with the fun stuff you were doing before."
公式訳:
私たちが最後にしたかったことは、イニストラードの素晴らしい部分をすべて保ち、「いいえ、今のリミテッドはそれとは違うものですが、あなたが楽しんでいた以前のものはそのまま残っています」と言うことだった。
言い回しとしては真逆の訳になってしまっているのに、日本語は日本語でちゃんと意味が通る文章になってしまっている、という不思議な現象が起きている。
英語でいう「The last thing we wanted to do」は「私たちが絶対にしたくないこと」という意味。ところが日本語で「私たちが最後にしたかったこと」と言うと「最終的にこうなって欲しいと望んだ」という感じになって、原文と逆になる(日本語版はそれに合わせてカギ括弧の中を逆にしている)。意訳ととらえればいいんだろうか。
余談9:公式サイト - Savor the Flavor
マジックの各セットの世界構築についての記事。
公式サイト (日本語):テーマが動かす世界構築
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003092/
公式サイト (英語):Theme-Driven Worldbuilding
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/184
世界構築には数年かかる(セットが発売される数年前からすでに作業は始まっている)ということや、イニストラードほどはっきりと「テーマ」と「世界観」が結びついているのはやっぱり珍しいということなど。
作業開始が数年前ということで何が変わるかというと「ミラディンの吸血鬼の外見に特徴を与えたのは(数年後に訪れることが分かっている)イニストラードの吸血鬼たちとはっきり見た目で識別できるようにするため」というような感じ。なるほど。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
公式によるネタバレがなかったので推測だけど、この週のテーマは「犯罪が露見して犯人が法廷で裁かれるまでの流れ」だったんじゃないかと思われる。以下、各カードとテーマの関連性についての考察。
1.陰惨な犯罪が発見される :《陰惨な発見/Gruesome Discovery》
2.現場などを入念に調査する :《入念な研究/Careful Study》
3.関係者を問い詰める :《Question Elemental?》
4.容疑者を逮捕する :《拘引/Arrest》
5.法廷で裁く :《正義の命令/Decree of Justice》
余談2:月曜日 《陰惨な発見/Gruesome Discovery》
手札を捨てさせるという効果は、フレイバー的には「精神的ダメージ」を意味している。よって陰鬱によって効果が向上する(人が死ぬところを見た直後のほうが精神的ダメージは大きい)のは非常に理にかなっている。
ハンデスデッキで使われるかどうかはさておき、いいカードだなと思った。
余談3:火曜日 《入念な研究/Careful Study》
手札を捨てる効果も付随しているのに「入念な(Careful)」とあるのは一種の皮肉である、みたいな解釈をどこかで見た気がするけど、個人的には「調査の結果、仮定が間違っていると判明したらそれを潔く捨てる」という研究調査のあるべきプロセスが表現されているんじゃないかなと深読みしてみたい。
単に「データを大量に集めてから、必要ないものをふるい落としているだけ」な気もするけど。
余談4:水曜日 《Question Elemental?》
MTG Wikiの記事が秀逸すぎる。
余談5:木曜日 《拘引/Arrest》
このカードは2011年01月19日にも一度ネタにされている。13ヵ月ぶり2回目の登場。前回はメルカディアン・マスクス版について取り上げられていた。
余談6:金曜日 《正義の命令/Decree of Justice》
時間に余裕があるときはゆっくりとソーサリータイミングで天使が正義を執行するべく馳せ参じる。急な援軍が必要となった場合はとりあえず普通の人間の兵士たちがかき集められて戦場に差し向けられる。
そんなイメージのカード。
そして、とりあえずで普通の人間を差し向けざるを得ないときは、ちょっと申し訳なさを感じるのか、カードが1枚おまけでついてくる。……あれ? この解釈だとプレイヤーより高位の存在がいるような。
余談7:ブログのタイトル
ブログのタイトルを変更していたことをなんとなく書きそびれていた。新しいタイトルとその下のコメントから分かるように、変えた理由は単純で、日本に帰ってきたから(そして、もうアラビア湾が見えないから)。
身辺が落ち着いたら紙のマジックに触れてみようかな。
公式によるネタバレがなかったので推測だけど、この週のテーマは「犯罪が露見して犯人が法廷で裁かれるまでの流れ」だったんじゃないかと思われる。以下、各カードとテーマの関連性についての考察。
1.陰惨な犯罪が発見される :《陰惨な発見/Gruesome Discovery》
2.現場などを入念に調査する :《入念な研究/Careful Study》
3.関係者を問い詰める :《Question Elemental?》
4.容疑者を逮捕する :《拘引/Arrest》
5.法廷で裁く :《正義の命令/Decree of Justice》
余談2:月曜日 《陰惨な発見/Gruesome Discovery》
手札を捨てさせるという効果は、フレイバー的には「精神的ダメージ」を意味している。よって陰鬱によって効果が向上する(人が死ぬところを見た直後のほうが精神的ダメージは大きい)のは非常に理にかなっている。
ハンデスデッキで使われるかどうかはさておき、いいカードだなと思った。
余談3:火曜日 《入念な研究/Careful Study》
手札を捨てる効果も付随しているのに「入念な(Careful)」とあるのは一種の皮肉である、みたいな解釈をどこかで見た気がするけど、個人的には「調査の結果、仮定が間違っていると判明したらそれを潔く捨てる」という研究調査のあるべきプロセスが表現されているんじゃないかなと深読みしてみたい。
単に「データを大量に集めてから、必要ないものをふるい落としているだけ」な気もするけど。
余談4:水曜日 《Question Elemental?》
MTG Wikiの記事が秀逸すぎる。
余談5:木曜日 《拘引/Arrest》
このカードは2011年01月19日にも一度ネタにされている。13ヵ月ぶり2回目の登場。前回はメルカディアン・マスクス版について取り上げられていた。
余談6:金曜日 《正義の命令/Decree of Justice》
時間に余裕があるときはゆっくりとソーサリータイミングで天使が正義を執行するべく馳せ参じる。急な援軍が必要となった場合はとりあえず普通の人間の兵士たちがかき集められて戦場に差し向けられる。
そんなイメージのカード。
そして、とりあえずで普通の人間を差し向けざるを得ないときは、ちょっと申し訳なさを感じるのか、カードが1枚おまけでついてくる。……あれ? この解釈だとプレイヤーより高位の存在がいるような。
余談7:ブログのタイトル
ブログのタイトルを変更していたことをなんとなく書きそびれていた。新しいタイトルとその下のコメントから分かるように、変えた理由は単純で、日本に帰ってきたから(そして、もうアラビア湾が見えないから)。
身辺が落ち着いたら紙のマジックに触れてみようかな。
今週のCard of the Day (2012年02月 第4週) とか
2012年2月26日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
金曜日にネタばれがあったように、今週のテーマは「アカデミー賞ノミネート作品」にちなんだカードたちだったらしい。カードと映画との対応は(おそらく)以下の通り。
<カード名> <映画>
《ガチャガチャ自動人形/Jangling Automaton》 :ヒューゴの不思議な発明 (原題:Hugo)
《Goblin Mime》 :アーティスト (原題:The Artist)
《水晶球/Crystal Ball》 :マネー・ ボール (原題:Moneyball)
《清麻呂の末裔/Descendant of Kiyomaro》 :ファミリー・ツリー (原題:The Descendants)
《塹壕馬/Trenching Steed》 :戦火の馬 (原題:War Horse)
ポイントは「一言も言葉を発してはならない《Goblin Mime》」で「サイレント映画のアーティスト」を表現したところなんじゃないかと。
余談2:月曜日 《ガチャガチャ自動人形/Jangling Automaton》
一般に使えないレアと言われているカードをなんとかして使ってやろうと考えてしまうのはどの国の人も変わらないんだな。こういう「マジックが好きなら国は違えど考えることは同じ」という話はなごむ。
余談3:火曜日 《Goblin Mime》
無言でゲームを進めるのは大変だよな、と考えていてふと思ったのが「言葉に出さないで投了するのってどうやるんだろう?」ということ(反則負けせずに)。
場の札を勝手に山に加えたりしたら反則だし、とか色々考えた挙句に「どうせ投了するなら《Goblin Mime》が墓地送りになってもいいじゃないか」という身もふたもない結論に達した。
余談4:水曜日 《水晶球/Crystal Ball》
記事でネタにされていたように「メカニズムとフレイバーがガッチリ噛み合った」カード。
未来が垣間見えるという点だけでなく、この水晶球で占った未来はそれだけじゃ単なる情報に過ぎず(=場に影響を与えず)、実際に運命を変えるのはプレイヤーの行動(=その後、実際に唱えられる呪文)である、という点がいわゆる「占い」だなと思った。
余談5:木曜日 《清麻呂の末裔/Descendant of Kiyomaro》
麻呂サイクルだから手札枚数を参照する、というとピンと来ないかもしれないけど、MAROサイクルだから手札枚数を参照する、というと「ああ、なるほど」となる。出た当初は日本語版スポイラーばかり見てたから気づかなかった。
余談6:金曜日 《塹壕馬/Trenching Steed》
Trenchという言葉に「長々と列状に伸びる段差のある部分」というような意味があって、原文にある「畑のTrench」と「戦場のTrench」の対比を上手いこと日本語訳に反映できたんじゃないかな、と思ってる(自画自賛)。
ただそのあいだに挟まれた部分(迫りくる敵に~、の箇所)は、原文に沿った形には訳せているけれど日本語として自然かどうか(カッコいいかどうか)となるとちょっと自信がない。
金曜日にネタばれがあったように、今週のテーマは「アカデミー賞ノミネート作品」にちなんだカードたちだったらしい。カードと映画との対応は(おそらく)以下の通り。
<カード名> <映画>
《ガチャガチャ自動人形/Jangling Automaton》 :ヒューゴの不思議な発明 (原題:Hugo)
《Goblin Mime》 :アーティスト (原題:The Artist)
《水晶球/Crystal Ball》 :マネー・ ボール (原題:Moneyball)
《清麻呂の末裔/Descendant of Kiyomaro》 :ファミリー・ツリー (原題:The Descendants)
《塹壕馬/Trenching Steed》 :戦火の馬 (原題:War Horse)
ポイントは「一言も言葉を発してはならない《Goblin Mime》」で「サイレント映画のアーティスト」を表現したところなんじゃないかと。
余談2:月曜日 《ガチャガチャ自動人形/Jangling Automaton》
一般に使えないレアと言われているカードをなんとかして使ってやろうと考えてしまうのはどの国の人も変わらないんだな。こういう「マジックが好きなら国は違えど考えることは同じ」という話はなごむ。
余談3:火曜日 《Goblin Mime》
無言でゲームを進めるのは大変だよな、と考えていてふと思ったのが「言葉に出さないで投了するのってどうやるんだろう?」ということ(反則負けせずに)。
場の札を勝手に山に加えたりしたら反則だし、とか色々考えた挙句に「どうせ投了するなら《Goblin Mime》が墓地送りになってもいいじゃないか」という身もふたもない結論に達した。
余談4:水曜日 《水晶球/Crystal Ball》
記事でネタにされていたように「メカニズムとフレイバーがガッチリ噛み合った」カード。
未来が垣間見えるという点だけでなく、この水晶球で占った未来はそれだけじゃ単なる情報に過ぎず(=場に影響を与えず)、実際に運命を変えるのはプレイヤーの行動(=その後、実際に唱えられる呪文)である、という点がいわゆる「占い」だなと思った。
余談5:木曜日 《清麻呂の末裔/Descendant of Kiyomaro》
麻呂サイクルだから手札枚数を参照する、というとピンと来ないかもしれないけど、MAROサイクルだから手札枚数を参照する、というと「ああ、なるほど」となる。出た当初は日本語版スポイラーばかり見てたから気づかなかった。
余談6:金曜日 《塹壕馬/Trenching Steed》
Trenchという言葉に「長々と列状に伸びる段差のある部分」というような意味があって、原文にある「畑のTrench」と「戦場のTrench」の対比を上手いこと日本語訳に反映できたんじゃないかな、と思ってる(自画自賛)。
ただそのあいだに挟まれた部分(迫りくる敵に~、の箇所)は、原文に沿った形には訳せているけれど日本語として自然かどうか(カッコいいかどうか)となるとちょっと自信がない。