余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
レオニンという種族がテーマだったもよう。ただ、プレインズウォーカーが含まれているので、クリーチャータイプが共通しているというわけではない。
余談2:月曜日 《アジャニに選ばれし者/Ajani’s Chosen》
読む分には簡単なのに日本語にしようとすると難しい訳の話。
難しかったのは「that slashes down over their left eye」の箇所。最初「左目の上を縦に横切る」と訳そうとして「縦なのに横切るという表現は許されるのかな? でも目の上を横切るペイントが描かれてるんだよな」と迷ってしまった。
何かの上に縦方向の線が引かれているときってなんて言うんだろう。縦方向でも横切るでいいのかなあ。英語だと「across」?
余談3:火曜日 《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》
3マナ 3/4 警戒 に加えてトークンを生み出す能力を持つ。大盤振る舞いだな、と思ったあとに、じゃあ何と比較して大盤振る舞いと感じるんだろう?、と考えてしまった。
3マナ 3/4 と言うとなぜか真っ先に思い出すのは往年のアーティファクトクリーチャーたち。具体的には《Phyrexian War Beast》とか《鋼のゴーレム/Steel Golem》とか。
彼らは 3マナ 3/4 でデメリット持ち。ただ、アーティファクトクリーチャーであることを考えると弱くて当たり前なんだよな(当時は意外と使われてたから弱いと言い切ってしまうのもどうかと思うけど)。比較対象としては不適切か。
そういえば黒に 3マナ 3/4 で「クリーチャー呪文を唱えたとき生け贄に捧げ」られてしまうクリーチャーがいたような気がする……(調査中)……ああ、 3マナ 4/3 だったか。
思いつかないな。そもそも「3/4」というスペックのクリーチャーが全然思い出せない。記憶力が低下してきているとは考えたくないので、話題を変える意味でも訳の話。
前々から何度も使われている表現。同じ週にも「We know, from "The Nonhuman Cultures of Mirrodin," that」がある。意外と訳しづらい。この日の記事は「 ~ 」に当たる部分が非常に長く、文頭の「私たち」がなんか浮いてる。いっそ省略したほうが読みやすいかもしれない。
これに似た表現としては「we know from her "Lost Confession" to him」とか「Read more about the thoughtweft and kithkin in general with this article」とか「As described in the " Planeswalker’s Guide to Born of the Gods"」とか「Read more about Kiora in this Uncharted Realms story」などがある。
それぞれ直訳すると、なんというか、あまり日本語っぽくないので「要するにこの記事を読むといいよ、って薦めてる」雰囲気が伝わればいいや、と訳している。
余談4:水曜日 《エフラヴァのジェディット・オジャネン/Jedit Ojanen of Efrava》
以下は公式のフレイバーテキスト訳。
上で紹介している公式のフレイバーテキスト訳では「理解できた・理解できなかった」と訳されているが、原文の「recognize」には「~に見覚えがある、~の顔を覚えている」という意味もある。
そちらの意味でフレイバーテキストを読み解くと、猫族の戦士たちは「顔(=見た目、パワーとタフネス)には見覚えがあったが、熱烈な忠誠(=強い印象、うちに秘めた新たな能力)には覚えがなかった」とも受け取れる。
余談5:木曜日 《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》
この名前を見るたびにライオンキングを思い出す。確かライオンキングにフンバって名前のキャラがいたような気がする。……あれ、フンバはイノシシか。しかも正式名称はプンバか。主人公の名前はシンバだった。どっちにしても《王の摂政、ケンバ》に似てるから別にいいか(いいのか)。
ただ、フンバもシンバも男性なのに対して、ケンバは女性。個人的に欧米系の名前は「お」で終わると男性、「あ」で終わると女性というイメージがあるから、ケンバが女性なのも不思議はない。ただ外見から判別するのが難しいだけで。
余談6:金曜日 《群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride》
へえ、アジャニの生み出すトークンって「猫・兵士」でも「猫・戦士」でもなく、単なる「猫」なんだ。レオニンの部族を統率しているからてっきりどちらかかと思ってた。
ただ、マジックのクリーチャータイプはある時期から「種族+職業」という扱いになっているから、単なる「猫」だからといって種族がレオニンではない(猫やライオンなどである)ということにはならない(はず)。
レオニンという種族がテーマだったもよう。ただ、プレインズウォーカーが含まれているので、クリーチャータイプが共通しているというわけではない。
余談2:月曜日 《アジャニに選ばれし者/Ajani’s Chosen》
読む分には簡単なのに日本語にしようとすると難しい訳の話。
原文:
From the art description: "Each of them has a symbolic mark of face paint that slashes down over their left eye, that mimics Ajani’s eye scar."
拙訳:
イラストレーターの指示によると「彼らはそれぞれ顔に象徴的なペイントを行っている。それは左目を縦に切り裂くように描かれており、これはアジャニの目につけられた傷を模したものである」とのことだ。
難しかったのは「that slashes down over their left eye」の箇所。最初「左目の上を縦に横切る」と訳そうとして「縦なのに横切るという表現は許されるのかな? でも目の上を横切るペイントが描かれてるんだよな」と迷ってしまった。
何かの上に縦方向の線が引かれているときってなんて言うんだろう。縦方向でも横切るでいいのかなあ。英語だと「across」?
余談3:火曜日 《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》
3マナ 3/4 警戒 に加えてトークンを生み出す能力を持つ。大盤振る舞いだな、と思ったあとに、じゃあ何と比較して大盤振る舞いと感じるんだろう?、と考えてしまった。
3マナ 3/4 と言うとなぜか真っ先に思い出すのは往年のアーティファクトクリーチャーたち。具体的には《Phyrexian War Beast》とか《鋼のゴーレム/Steel Golem》とか。
彼らは 3マナ 3/4 でデメリット持ち。ただ、アーティファクトクリーチャーであることを考えると弱くて当たり前なんだよな(当時は意外と使われてたから弱いと言い切ってしまうのもどうかと思うけど)。比較対象としては不適切か。
そういえば黒に 3マナ 3/4 で「クリーチャー呪文を唱えたとき生け贄に捧げ」られてしまうクリーチャーがいたような気がする……(調査中)……ああ、 3マナ 4/3 だったか。
思いつかないな。そもそも「3/4」というスペックのクリーチャーが全然思い出せない。記憶力が低下してきているとは考えたくないので、話題を変える意味でも訳の話。
原文:
We know from the "Planeswalker’s Guide to Theros, Part 3," that ~
拙訳:
私たちは ~ を「プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その3」を通じて知ることができる。
前々から何度も使われている表現。同じ週にも「We know, from "The Nonhuman Cultures of Mirrodin," that」がある。意外と訳しづらい。この日の記事は「 ~ 」に当たる部分が非常に長く、文頭の「私たち」がなんか浮いてる。いっそ省略したほうが読みやすいかもしれない。
これに似た表現としては「we know from her "Lost Confession" to him」とか「Read more about the thoughtweft and kithkin in general with this article」とか「As described in the " Planeswalker’s Guide to Born of the Gods"」とか「Read more about Kiora in this Uncharted Realms story」などがある。
それぞれ直訳すると、なんというか、あまり日本語っぽくないので「要するにこの記事を読むといいよ、って薦めてる」雰囲気が伝わればいいや、と訳している。
余談4:水曜日 《エフラヴァのジェディット・オジャネン/Jedit Ojanen of Efrava》
以下は公式のフレイバーテキスト訳。
原文:
The cat warriors recognized this Jedit’s face, but not his fierce loyalty to Efrava.
日本語訳:
猫族の戦士には、このジェディットの顔は理解できたが、彼のエフラヴァに対する熱烈な忠誠は理解できなかった。
上で紹介している公式のフレイバーテキスト訳では「理解できた・理解できなかった」と訳されているが、原文の「recognize」には「~に見覚えがある、~の顔を覚えている」という意味もある。
そちらの意味でフレイバーテキストを読み解くと、猫族の戦士たちは「顔(=見た目、パワーとタフネス)には見覚えがあったが、熱烈な忠誠(=強い印象、うちに秘めた新たな能力)には覚えがなかった」とも受け取れる。
余談5:木曜日 《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》
この名前を見るたびにライオンキングを思い出す。確かライオンキングにフンバって名前のキャラがいたような気がする。……あれ、フンバはイノシシか。しかも正式名称はプンバか。主人公の名前はシンバだった。どっちにしても《王の摂政、ケンバ》に似てるから別にいいか(いいのか)。
ただ、フンバもシンバも男性なのに対して、ケンバは女性。個人的に欧米系の名前は「お」で終わると男性、「あ」で終わると女性というイメージがあるから、ケンバが女性なのも不思議はない。ただ外見から判別するのが難しいだけで。
余談6:金曜日 《群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride》
へえ、アジャニの生み出すトークンって「猫・兵士」でも「猫・戦士」でもなく、単なる「猫」なんだ。レオニンの部族を統率しているからてっきりどちらかかと思ってた。
ただ、マジックのクリーチャータイプはある時期から「種族+職業」という扱いになっているから、単なる「猫」だからといって種族がレオニンではない(猫やライオンなどである)ということにはならない(はず)。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
一瞬だけ、もしやと思ったけど「Pride」(高慢)と「Anger」(憤怒)しかないから7つの大罪は関係ないか。いや、待てよ。月曜日の「Eater」を暴食と考えれば……いや、あとは悲しみ(Woe、Sorrow)しか残らないぞ。ダメか。
感情を表す単語と言えば全て含む(Prideがちょっと怪しい?)けど、テーマと呼ぶには弱いような気がする。ダメだ、分からないや。
余談2:月曜日 《希望喰らい/Eater of Hope》
妖怪みたいな名前だなということはさておき訳の話。
この箇所は、最初「いまのところテーロスブロックには3体のデーモン(Demon)がいる」と訳してみた。でも「デーモンがいるかどうか」より「何体いるか」が焦点となる文章に思われたので、文章の末尾に持っていき、種族名よりも数がもっと印象に残るようにしてみた。
もう1つ訳の話。
そのまま訳すなら「《希望喰らい》は《首領》が生み出すハーピートークンを愛している」となるんだけど、そういう話ではなくて、シナジーがあるというかカード同士の相性が良い、という話なので……じゃあどうしようか、と迷った。
「愛している」のかわりに「大好きである」にしたところで、意味も印象も変わらない。ダメだな。システム的な話なので「definitely loves」を「非常に上手く働く」にすると、今度は主語を《希望喰らい》にするのが難しくなる。ダメだ。
結局、生け贄に捧げることを前提に「love」しているわけだし、名前も「Eater」だし、食べるのが好きってことでいいんじゃなかろうか、という結論に脳内会議が落ちついた。
余談3:火曜日 《民兵団の誇り/Militia’s Pride》
初代キスキンは前髪ぱっつんだったっけか、とか懐かしく思いつつ訳の話。
まず「is getting at on」の意味が分からなかったこと、次に思考の糸(Thoughtweft)の説明である「a magical empathic bond among all kithkin」をどう訳すか、かつ文章のどこに置くか、で迷ったこと。
とりあえず「is getting at」で「~を言おうとしている、~を意図している、~を示唆している」というような意味らしい。これは調べたら分かることなので問題なし。
次の部分はなかなか難しかった。「a magical empathic bond」の「bond」をどうしようかなあ、とか、説明は「思考の糸(すべてのキスキンをつなぐ魔法的な共感能力)」のように括弧でくくってしまおうか、とか……色々考えて、まあ、上記の通りになった次第。
余談4:水曜日 《悲哀の化身/Avatar of Woe》
しょっぱいエキスパンションの中でもかなりの上位に食いこむプロフェシーの中で、比較的当たり扱いされたクリーチャー。絵もそこそこカッコいいし、能力は問答無用だし、当時はまだ黒であることが除去耐性として働いていたし、他のアバターがあまりにもアレだったので相対的に評価が……まあいいや。
そもそもコストが減る条件があまりワクワクしないんだよなあ、このアバターシリーズ。白や緑の「圧倒的な劣勢に燦然と登場する」というフレイバーはいいんだけど、別に状況を引っくり返せるほどのパワーカードでもないし、大体からしてそれだけ劣勢なほどにゲームが進んでるんだったらそこそこマナだって出るだろうから「たったの2マナ」にありがたみがない。
ただ、このサイクルのイラストを全て手がけたrk post絵師によるカードイラストはとても綺麗だということは触れておきたい、と最後にフォローしたところ訳の話。
まず「Original Five」の「Original」をどうするかという話。なんのオリジナルだろう。初出と訳してもいまいち意味が通じないし、迷った挙句に直訳してしまった。
次に「reprint」と「printing」の訳。前者はまだ「再録」という対訳的な単語があるからいいとして、後者の「printing」が難しかった。セットに「収録」されるのか、カードが「印刷」されるのか……うーん、なんか「合計で5回の収録がされている」とか「合計で5回の印刷がなされている」とか、あまりマジックっぽくないような気がして。
結局、再録という単語を使いまわした。
余談5:木曜日 《神々の憤怒/Anger of the Gods》
《神々の憤怒/Anger of the Gods》って要するに《神の怒り/Wrath of God》だよね。
余談6:金曜日 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
フレイバーテキストが哲人ペリソフィアのお言葉のカードは以下の4枚。いずれにもペリスフィア本人とおぼしき姿は描かれていない。
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
《運命をほぐす者/Fate Unraveler》
《記憶の壁/Mnemonic Wall》
《旅行者の護符/Traveler’s Amulet》
さらに余談。「Drown」を「~まみれ」と訳してるのはこのカードくらいだよな、と思いつつも検索してみたら《汚濁まみれ/Drown in Filth》がヒットした。あるもんだな。
一瞬だけ、もしやと思ったけど「Pride」(高慢)と「Anger」(憤怒)しかないから7つの大罪は関係ないか。いや、待てよ。月曜日の「Eater」を暴食と考えれば……いや、あとは悲しみ(Woe、Sorrow)しか残らないぞ。ダメか。
感情を表す単語と言えば全て含む(Prideがちょっと怪しい?)けど、テーマと呼ぶには弱いような気がする。ダメだ、分からないや。
余談2:月曜日 《希望喰らい/Eater of Hope》
妖怪みたいな名前だなということはさておき訳の話。
原文:
There are three Demons so far in Theros block
拙訳:
いまのところテーロスブロックにいるデーモン(Demon)は3体だ
この箇所は、最初「いまのところテーロスブロックには3体のデーモン(Demon)がいる」と訳してみた。でも「デーモンがいるかどうか」より「何体いるか」が焦点となる文章に思われたので、文章の末尾に持っていき、種族名よりも数がもっと印象に残るようにしてみた。
もう1つ訳の話。
原文:
Eater of Hope definitely loves the Harpy tokens created by Abhorrent Overlord’s devotion.
拙訳:
《忌まわしき首領/Abhorrent Overlord》の信心が生み出すハーピー(Harpy)トークンは間違いなく《希望喰らい/Eater of Hope》の大好物だ。
そのまま訳すなら「《希望喰らい》は《首領》が生み出すハーピートークンを愛している」となるんだけど、そういう話ではなくて、シナジーがあるというかカード同士の相性が良い、という話なので……じゃあどうしようか、と迷った。
「愛している」のかわりに「大好きである」にしたところで、意味も印象も変わらない。ダメだな。システム的な話なので「definitely loves」を「非常に上手く働く」にすると、今度は主語を《希望喰らい》にするのが難しくなる。ダメだ。
結局、生け贄に捧げることを前提に「love」しているわけだし、名前も「Eater」だし、食べるのが好きってことでいいんじゃなかろうか、という結論に脳内会議が落ちついた。
余談3:火曜日 《民兵団の誇り/Militia’s Pride》
初代キスキンは前髪ぱっつんだったっけか、とか懐かしく思いつつ訳の話。
原文:
What the flavor text is getting at on this card is the thoughtweft, a magical empathic bond among all kithkin.
拙訳:
このカードのフレイバーテキストが示唆しているのは「思考の糸(Thoughtweft)」と呼ばれるすべてのキスキンをつなぐ魔法的な共感能力のことだ。
まず「is getting at on」の意味が分からなかったこと、次に思考の糸(Thoughtweft)の説明である「a magical empathic bond among all kithkin」をどう訳すか、かつ文章のどこに置くか、で迷ったこと。
とりあえず「is getting at」で「~を言おうとしている、~を意図している、~を示唆している」というような意味らしい。これは調べたら分かることなので問題なし。
次の部分はなかなか難しかった。「a magical empathic bond」の「bond」をどうしようかなあ、とか、説明は「思考の糸(すべてのキスキンをつなぐ魔法的な共感能力)」のように括弧でくくってしまおうか、とか……色々考えて、まあ、上記の通りになった次第。
余談4:水曜日 《悲哀の化身/Avatar of Woe》
しょっぱいエキスパンションの中でもかなりの上位に食いこむプロフェシーの中で、比較的当たり扱いされたクリーチャー。絵もそこそこカッコいいし、能力は問答無用だし、当時はまだ黒であることが除去耐性として働いていたし、他のアバターがあまりにもアレだったので相対的に評価が……まあいいや。
そもそもコストが減る条件があまりワクワクしないんだよなあ、このアバターシリーズ。白や緑の「圧倒的な劣勢に燦然と登場する」というフレイバーはいいんだけど、別に状況を引っくり返せるほどのパワーカードでもないし、大体からしてそれだけ劣勢なほどにゲームが進んでるんだったらそこそこマナだって出るだろうから「たったの2マナ」にありがたみがない。
ただ、このサイクルのイラストを全て手がけたrk post絵師によるカードイラストはとても綺麗だということは触れておきたい、と最後にフォローしたところ訳の話。
原文:
Of the original five, Avatar of Woe has been reprinted the most (for a total of five printings).
拙訳:
このオリジナルの5枚のうち、《悲哀の化身/Avatar of Woe》が最も多く再録されている(合計で5回の再録だ)。
まず「Original Five」の「Original」をどうするかという話。なんのオリジナルだろう。初出と訳してもいまいち意味が通じないし、迷った挙句に直訳してしまった。
次に「reprint」と「printing」の訳。前者はまだ「再録」という対訳的な単語があるからいいとして、後者の「printing」が難しかった。セットに「収録」されるのか、カードが「印刷」されるのか……うーん、なんか「合計で5回の収録がされている」とか「合計で5回の印刷がなされている」とか、あまりマジックっぽくないような気がして。
結局、再録という単語を使いまわした。
余談5:木曜日 《神々の憤怒/Anger of the Gods》
《神々の憤怒/Anger of the Gods》って要するに《神の怒り/Wrath of God》だよね。
余談6:金曜日 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
フレイバーテキストが哲人ペリソフィアのお言葉のカードは以下の4枚。いずれにもペリスフィア本人とおぼしき姿は描かれていない。
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
《運命をほぐす者/Fate Unraveler》
《記憶の壁/Mnemonic Wall》
《旅行者の護符/Traveler’s Amulet》
さらに余談。「Drown」を「~まみれ」と訳してるのはこのカードくらいだよな、と思いつつも検索してみたら《汚濁まみれ/Drown in Filth》がヒットした。あるもんだな。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
何か一貫したテーマがありそうなカード名が並んでいるけれど、結局何も思いつかなかった。カード名に含まれる単語していは、月曜日から順に「God, Sea」「War, Zone」「Crash, Wave」「Tower, Champion」「Scream, Sea, Hawk」などがある。
映画名とかビデオゲームとか、何かありそうなんだけど、それっぽいものは発見できず。
あとは、タッサとキオーラがいるので背景ストーリーに関する話題かと思えば、この2人以外には特に関係はなさそうだし……あえて類似点を探すとすれば、全てにおいて公式コラムへのリンクが張られていることが挙げられるかな。公式コラムを言及している Card of the Day の記事は多いようで実はそれほどもない。
余談2:月曜日 《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》
訳の話。
引用部分はコピー&ペーストなのでどうでもいいとして、その前の部分。「Should be careful」は、真面目に訳すなら「気を付けたほうがよい、注意深くあるべき」などと訳すところなんだろうけど、どうもしっくり来なかった。イメージ的に「キオーラはタッサの存在を軽視している」ように感じられるので、面白めに訳してみた。
余談3:火曜日 《激戦の戦域/Contested War Zone》
訳の話と老人の昔話。
後半の「Get some ideas with」を「役に立つだろう」としたのは間違いだったかなあ、という後悔はさておき、前半部分の「enjoy the idea of an entire board full of」を訳した際のこと。
「Enjoy the idea of」はどう訳そうかと迷ったけど「Entire board full of」はあまり悩まかった。ボードコントロールのような形で「ボード」という単語もたまに日本語の記事に登場するとはいえあまり一般的ではない気がするし、おとなしく「戦場」でいいよな、と考えて「戦場にこのカードが大量に並ぶ」としてみた。
そして「場」のことを「戦場」と呼ぶことに違和感を覚えなくなってきている自分に気づいて、「人は何にでも慣れる生き物だな」と思った。いや「戦場(Battlefield)」は呼び慣れないだろうなあ、と変更された当時は思っていたので。
余談4:水曜日 《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》
特に背景ストーリーや世界設定については公式訳があるのは非常にありがたいこと。ルールは公式の対訳が逐一すでに用意されているし、戦術はカード名やら一般名詞やらさえ押さえておけば基本的にそんな苦労はしないけど、世界設定となるとキャラや地名や儀式や術や……個人の努力と辞書ではどうにもならない。遠くDiarynoteから公式訳に感謝を捧げてみる。
余談5:木曜日 《王者の塔/Tower of Champions》
狙ってやっているんだろうけどとにかく原文が読みづらかった訳の話。
最初に訳したときは盛大に間違えてしまった。てっきり「最初に収録されたセットでは一部欠けたままのサイクルとして世に出て、あとから残りを出した」という話かと思った(最初から5枚のサイクルとして開発されていたが、1つのセットに全部入れなかった、という話かと)。リンクが張られていた Mark Rosewater の記事を読んで間違いに気づいた次第。
確かにあのサイクルは友人との間でも話題になって「こっちが緑だろ、こっちが白だろ……削るのは青だよね?」「でもカードを引くのはどうみても青だろ」「じゃあ黒か」という会話をしたような気がする。色の役割の認識は万国共通なんだなあ、とあらためて思った。
余談6:金曜日 《鳴き叫ぶウミタカ/Screaming Seahawk》
同じようなクリーチャーを手札に加えることが出来る効果、という話からマスクスブロックへとつながったので、てっきり《Lin Sivvi, Defiant Hero / 果敢な勇士リン・シヴィー》に代表されるレベル(Rebel)の話かと思いきや、全然違った。
考えてみたら「マナを払う必要がなくなったのはメルカディアンマスクス」とあるんだから、レベル(Rebel)や傭兵(Mercenary)のわけがないじゃないか。まったく。
何か一貫したテーマがありそうなカード名が並んでいるけれど、結局何も思いつかなかった。カード名に含まれる単語していは、月曜日から順に「God, Sea」「War, Zone」「Crash, Wave」「Tower, Champion」「Scream, Sea, Hawk」などがある。
映画名とかビデオゲームとか、何かありそうなんだけど、それっぽいものは発見できず。
あとは、タッサとキオーラがいるので背景ストーリーに関する話題かと思えば、この2人以外には特に関係はなさそうだし……あえて類似点を探すとすれば、全てにおいて公式コラムへのリンクが張られていることが挙げられるかな。公式コラムを言及している Card of the Day の記事は多いようで実はそれほどもない。
余談2:月曜日 《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》
訳の話。
原文:
Kiora should be careful, though, because, "Thassa is slow to anger but implacable once roused."
拙訳:
しかしキオーラもあまり調子に乗らないほうがいい。何しろ「タッサはなかなか怒ることはないが、一度激昂したなら鎮めることはできない」らしいのだから。
引用部分はコピー&ペーストなのでどうでもいいとして、その前の部分。「Should be careful」は、真面目に訳すなら「気を付けたほうがよい、注意深くあるべき」などと訳すところなんだろうけど、どうもしっくり来なかった。イメージ的に「キオーラはタッサの存在を軽視している」ように感じられるので、面白めに訳してみた。
余談3:火曜日 《激戦の戦域/Contested War Zone》
訳の話と老人の昔話。
原文:
If you like fun combos and enjoy the idea of an entire board full of Contested War Zones, get some ideas with From the Lab’s "No Contest" article.
拙訳:
もし君がコンボ好きで戦場にこのカードが大量に並ぶのを楽しみたいなら、この From the Lab の「No Contest」という記事の情報が役に立つだろう。
後半の「Get some ideas with」を「役に立つだろう」としたのは間違いだったかなあ、という後悔はさておき、前半部分の「enjoy the idea of an entire board full of」を訳した際のこと。
「Enjoy the idea of」はどう訳そうかと迷ったけど「Entire board full of」はあまり悩まかった。ボードコントロールのような形で「ボード」という単語もたまに日本語の記事に登場するとはいえあまり一般的ではない気がするし、おとなしく「戦場」でいいよな、と考えて「戦場にこのカードが大量に並ぶ」としてみた。
そして「場」のことを「戦場」と呼ぶことに違和感を覚えなくなってきている自分に気づいて、「人は何にでも慣れる生き物だな」と思った。いや「戦場(Battlefield)」は呼び慣れないだろうなあ、と変更された当時は思っていたので。
余談4:水曜日 《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》
特に背景ストーリーや世界設定については公式訳があるのは非常にありがたいこと。ルールは公式の対訳が逐一すでに用意されているし、戦術はカード名やら一般名詞やらさえ押さえておけば基本的にそんな苦労はしないけど、世界設定となるとキャラや地名や儀式や術や……個人の努力と辞書ではどうにもならない。遠くDiarynoteから公式訳に感謝を捧げてみる。
余談5:木曜日 《王者の塔/Tower of Champions》
狙ってやっているんだろうけどとにかく原文が読みづらかった訳の話。
原文:
This card was originally part of a cycle that wasn’t actually a cycle that then became an actual cycle with Scars of Mirrodin.
拙訳:
このカードはサイクルのようでいて実際にはサイクルではないサイクルの1枚だったが、そのサイクルはのちにミラディンの傷跡で実際にサイクルになった。
最初に訳したときは盛大に間違えてしまった。てっきり「最初に収録されたセットでは一部欠けたままのサイクルとして世に出て、あとから残りを出した」という話かと思った(最初から5枚のサイクルとして開発されていたが、1つのセットに全部入れなかった、という話かと)。リンクが張られていた Mark Rosewater の記事を読んで間違いに気づいた次第。
確かにあのサイクルは友人との間でも話題になって「こっちが緑だろ、こっちが白だろ……削るのは青だよね?」「でもカードを引くのはどうみても青だろ」「じゃあ黒か」という会話をしたような気がする。色の役割の認識は万国共通なんだなあ、とあらためて思った。
余談6:金曜日 《鳴き叫ぶウミタカ/Screaming Seahawk》
同じようなクリーチャーを手札に加えることが出来る効果、という話からマスクスブロックへとつながったので、てっきり《Lin Sivvi, Defiant Hero / 果敢な勇士リン・シヴィー》に代表されるレベル(Rebel)の話かと思いきや、全然違った。
考えてみたら「マナを払う必要がなくなったのはメルカディアンマスクス」とあるんだから、レベル(Rebel)や傭兵(Mercenary)のわけがないじゃないか。まったく。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
「ギリシャ語由来の英語をその名前に含むカード」および「その由来の説明」がテーマだったもよう(水曜日の《流浪/Peregrination》はちょっと怪しいけど)。確か前にも同じテーマだった週があった気がする。えーと、いつだったっけ…… 2013年10月07日からの週だ。
余談2:月曜日 《メレティスの天文学者/Meletis Astronomer》
英雄的な天文学者の能力は、ライブラリの天辺から3枚見てエンチャントを手札に加えることができる。今までのカードのイメージからすると、天文学というより占星術っぽい気がするな。先を見通して望む未来を手に入れる、ってあまり科学的な感じがしない。
でも1/3というパワーとタフネスは学者さんっぽい。
余談3:火曜日 《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》
この「各ターンにカードを2枚以上引くことができない」という能力。
結構すごいこと言ってるような気もするけど、また同時に「すごいことが出来るようになる能力」ではなくて「すごいことをさせない能力」だからゲームを加速させたり、相手を瞬殺したりするものにはなり得ないわけで、ある意味では安全。
ところで「カードを引くこと」を置換する能力との相互作用はどうなるんだろう。例えばオンスロートの言葉サイクルのような「次にあなたがカードを引く代わりに」という効果を同じターンに複数回使えるかどうか。置換された効果は起きなかったことになるはずだからできるんだろうと思ってる。
余談4:水曜日 《流浪/Peregrination》
流浪人(るろうに)という言葉が造語だと知ったときはなんか騙された気分になった、ということはさておき訳の話……あ、そうそう、逆刃刀というものも実在しないと知ったときもなんか騙された気分になった、ということはさておき訳の話。
ダブルクオテーション内の英語がどこで区切れるのか、ちょっと迷ってしまった。いや、要は単純な「A or B」の形だったんだけど、どこにどうかかるのかが一読しただけでは分からなかった。
an excursion, especially on foot or to a foreign country
上記は、重複するため省略されている部分があって、それを補足すると……
[an excursion especially on foot] or [an excursion to a foreign country]
……という風になるはず。
余談5:木曜日 《沈黙の歩哨/Silent Sentinel》
ちょっと気になったことがあった。《沈黙の歩哨/Silent Sentinel》本人の話題ではなくて、この日の記事で触れられているテーロスに何人かいるという執政官の1人について。
文中の「 執政官が何人かいる」には公式サイトの検索エンジンの検索結果がリンクされていて、その検索結果の4枚のうちの1枚が《羽撃王/Ornitharch》だった。
うん? なんて読むの、これ。「はげきおう」なのか「はうちおう」なのか「はねうちおう」なのか……(調査中)……答えは「うげきおう」だった。なるほど。「羽」を「う」と読むという選択肢が浮かばなかったな。
ちなみに過去には「竜英傑」と書いて「ドラコジーニアス」と読ませたカードがある。いや、まあ、あれはそもそも原語が「Dracogenius」だったんだけどさ。
余談6:金曜日 《決断の元型/Archetype of Finality》
「Arche」で「元祖」という意味らしい。ゲッターシリーズ最終作の「ゲッターロボ・アーク」のネーミングもここから来ているのかな。最終にして元祖みたいな。
ありゃ。違ったか。
「ギリシャ語由来の英語をその名前に含むカード」および「その由来の説明」がテーマだったもよう(水曜日の《流浪/Peregrination》はちょっと怪しいけど)。確か前にも同じテーマだった週があった気がする。えーと、いつだったっけ…… 2013年10月07日からの週だ。
余談2:月曜日 《メレティスの天文学者/Meletis Astronomer》
英雄的な天文学者の能力は、ライブラリの天辺から3枚見てエンチャントを手札に加えることができる。今までのカードのイメージからすると、天文学というより占星術っぽい気がするな。先を見通して望む未来を手に入れる、ってあまり科学的な感じがしない。
でも1/3というパワーとタフネスは学者さんっぽい。
余談3:火曜日 《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》
この「各ターンにカードを2枚以上引くことができない」という能力。
結構すごいこと言ってるような気もするけど、また同時に「すごいことが出来るようになる能力」ではなくて「すごいことをさせない能力」だからゲームを加速させたり、相手を瞬殺したりするものにはなり得ないわけで、ある意味では安全。
ところで「カードを引くこと」を置換する能力との相互作用はどうなるんだろう。例えばオンスロートの言葉サイクルのような「次にあなたがカードを引く代わりに」という効果を同じターンに複数回使えるかどうか。置換された効果は起きなかったことになるはずだからできるんだろうと思ってる。
余談4:水曜日 《流浪/Peregrination》
流浪人(るろうに)という言葉が造語だと知ったときはなんか騙された気分になった、ということはさておき訳の話……あ、そうそう、逆刃刀というものも実在しないと知ったときもなんか騙された気分になった、ということはさておき訳の話。
原文:
It means "an excursion, especially on foot or to a foreign country" and comes to us from Latin
拙訳:
その意味は「短い距離の旅行(特に徒歩による旅行か異国への旅行)」であり、ラテン語から
ダブルクオテーション内の英語がどこで区切れるのか、ちょっと迷ってしまった。いや、要は単純な「A or B」の形だったんだけど、どこにどうかかるのかが一読しただけでは分からなかった。
an excursion, especially on foot or to a foreign country
上記は、重複するため省略されている部分があって、それを補足すると……
[an excursion especially on foot] or [an excursion to a foreign country]
……という風になるはず。
余談5:木曜日 《沈黙の歩哨/Silent Sentinel》
ちょっと気になったことがあった。《沈黙の歩哨/Silent Sentinel》本人の話題ではなくて、この日の記事で触れられているテーロスに何人かいるという執政官の1人について。
文中の「 執政官が何人かいる」には公式サイトの検索エンジンの検索結果がリンクされていて、その検索結果の4枚のうちの1枚が《羽撃王/Ornitharch》だった。
うん? なんて読むの、これ。「はげきおう」なのか「はうちおう」なのか「はねうちおう」なのか……(調査中)……答えは「うげきおう」だった。なるほど。「羽」を「う」と読むという選択肢が浮かばなかったな。
ちなみに過去には「竜英傑」と書いて「ドラコジーニアス」と読ませたカードがある。いや、まあ、あれはそもそも原語が「Dracogenius」だったんだけどさ。
余談6:金曜日 《決断の元型/Archetype of Finality》
「Arche」で「元祖」という意味らしい。ゲッターシリーズ最終作の「ゲッターロボ・アーク」のネーミングもここから来ているのかな。最終にして元祖みたいな。
3機のゲットマシンが合体し、ゲッターアーク、ゲッターキリク、ゲッターカーンの3形態に変形する。どの形態も飛行能力を有していた。各形態名称の由来は梵字で、それぞれ大日如来、阿弥陀如来、不動明王を意味する。
引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%9C_%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AF
ありゃ。違ったか。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新セット恒例、リリースノートという名のFAQ。
余談2:月曜日 《勇気の元型/Archetype of Courage》
元型サイクルの1人にして「先制攻撃を奪う」クリーチャー。個人的にはいまだにこういう上書き系能力のルール処理が覚えられない。タイムスタンプとか第1種とか第5種とか苦手。いや、全然マジック遊んでないから実害は一切ないんだけど。
ところで翻訳的な観点からこのカード名が気になってた。「アーキタイプ」は日本語でも(特にゲーム業界で?)そこそこ市民権を得ているカタカナ語だけど、実際これを日本語訳しろと言われると困るなあ、とよく思ってた。雛型だとテンプレートだしなあ。
マジックでは「元型」となるらしい。ほほう。
余談3:火曜日 《理想の調停者/Arbiter of the Ideal》
カウンターが乗っているかどうかとエンチャントかどうかは関係ないらしい。どうなんだ、それ。逆にややこしくなってないだろうか。まあどうせ使われないだろうから、どっちでもいいか。
理想の調停者「ちょっと待て」
それはさておき、昔似たようなカードがあったな。毎ターン、カウンターを乗っけた土地を島にするアーティファクトか何か。なんだっけ……ああ、《Quicksilver Fountain / 水銀の泉》か。
余談4:水曜日 《湿原霧のタイタン/Marshmist Titan》
黒への信心の強さでマナコストが軽くなるバニラクリーチャー。黒だけどバニラなんだな、というどうでもいいボケはさておき、この日の記事にある「マナ・コストに黒マナを持ち、生け贄に捧げることでマナを生み出すクリーチャー」からは《ブラッド・ペット/Blood Pet》しか浮かばない。不気味なのに妙に愛嬌のあるテンペスト版のイラストが好き。
なおMTG Wikiの《ブラッド・ペット/Blood Pet》の項目からは、このブログの元ネタである abomination.jp へリンクが張られている。2002年02月から2007年04月までの5年以上に渡って Card of the Day を翻訳していたサイト。
余談5:木曜日 《悪魔の皮の魂結び/Felhide Spiritbinder》
カード名の「hide = 皮」「Spirit = 魂」「binder = 結ぶもの」は分かるんだけど「Fel- = 悪魔の」は知らない英語だ。「Fel-」で始まる、悪魔にまつわる単語か。何があるんだろう。
えーと「Felicide」という単語は「猫を殺す者」という意味があるらしい。猫を殺そうとするなんて悪魔に違いないけど、この単語は猫を意味する「Felis」と殺すことを意味する「-cide」の組み合わせなので、悪魔は関係ない。
他に何かあるかな。「Fell」を形容詞として用いるときには「残忍な~、凶暴な~」という意味があるらしい……いや、関係ないだろ。
余談6:金曜日 《ネシアンのデモロク/Nessian Demolok》
デモロク(Demolok)ってなんだ。イラストに描かれている生物の名前だろうか。フレイバーテキストがないので詳しいことが分からんなあ。今時点でカード名にデモロク(Demolok)が入るのはこのカードだけだし、妙に英語っぽくない響きとつづりだし、なんか不思議。
新セット恒例、リリースノートという名のFAQ。
余談2:月曜日 《勇気の元型/Archetype of Courage》
元型サイクルの1人にして「先制攻撃を奪う」クリーチャー。個人的にはいまだにこういう上書き系能力のルール処理が覚えられない。タイムスタンプとか第1種とか第5種とか苦手。いや、全然マジック遊んでないから実害は一切ないんだけど。
ところで翻訳的な観点からこのカード名が気になってた。「アーキタイプ」は日本語でも(特にゲーム業界で?)そこそこ市民権を得ているカタカナ語だけど、実際これを日本語訳しろと言われると困るなあ、とよく思ってた。雛型だとテンプレートだしなあ。
マジックでは「元型」となるらしい。ほほう。
余談3:火曜日 《理想の調停者/Arbiter of the Ideal》
カウンターが乗っているかどうかとエンチャントかどうかは関係ないらしい。どうなんだ、それ。逆にややこしくなってないだろうか。まあどうせ使われないだろうから、どっちでもいいか。
理想の調停者「ちょっと待て」
それはさておき、昔似たようなカードがあったな。毎ターン、カウンターを乗っけた土地を島にするアーティファクトか何か。なんだっけ……ああ、《Quicksilver Fountain / 水銀の泉》か。
Quicksilver Fountain / 水銀の泉 (3)
アーティファクト
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分がコントロールする島(Island)でない土地1つを対象とし、その上に洪水(flood)カウンターを1個置く。その土地は、その上に洪水カウンターが置かれ続けているかぎり島である。
各終了ステップの開始時に、戦場にあるすべての土地が島である場合、すべての土地からすべての洪水カウンターを取り除く。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Quicksilver+Fountain/
余談4:水曜日 《湿原霧のタイタン/Marshmist Titan》
黒への信心の強さでマナコストが軽くなるバニラクリーチャー。黒だけどバニラなんだな、というどうでもいいボケはさておき、この日の記事にある「マナ・コストに黒マナを持ち、生け贄に捧げることでマナを生み出すクリーチャー」からは《ブラッド・ペット/Blood Pet》しか浮かばない。不気味なのに妙に愛嬌のあるテンペスト版のイラストが好き。
なおMTG Wikiの《ブラッド・ペット/Blood Pet》の項目からは、このブログの元ネタである abomination.jp へリンクが張られている。2002年02月から2007年04月までの5年以上に渡って Card of the Day を翻訳していたサイト。
余談5:木曜日 《悪魔の皮の魂結び/Felhide Spiritbinder》
カード名の「hide = 皮」「Spirit = 魂」「binder = 結ぶもの」は分かるんだけど「Fel- = 悪魔の」は知らない英語だ。「Fel-」で始まる、悪魔にまつわる単語か。何があるんだろう。
えーと「Felicide」という単語は「猫を殺す者」という意味があるらしい。猫を殺そうとするなんて悪魔に違いないけど、この単語は猫を意味する「Felis」と殺すことを意味する「-cide」の組み合わせなので、悪魔は関係ない。
他に何かあるかな。「Fell」を形容詞として用いるときには「残忍な~、凶暴な~」という意味があるらしい……いや、関係ないだろ。
余談6:金曜日 《ネシアンのデモロク/Nessian Demolok》
デモロク(Demolok)ってなんだ。イラストに描かれている生物の名前だろうか。フレイバーテキストがないので詳しいことが分からんなあ。今時点でカード名にデモロク(Demolok)が入るのはこのカードだけだし、妙に英語っぽくない響きとつづりだし、なんか不思議。
今週のCard of the Day (2014年01月 第4週) とか
2014年1月26日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週は神々の軍勢の神話レアが勢ぞろい。レアリティ以外に何か共通点あるかな。全員クリーチャー……というわけではないのか。パワーとタフネスは持ってるけど。
余談2:月曜日 《炎輪のフェニックス/Flame-Wreathed Phoenix》
今は「赤の4マナ 3/3 飛行」にメリット能力がつくんだな、と「最近のクリーチャーは強いなあ」的な話に持って行こうかと思ったけど、考えてみたら黎明期アンリミテッドのクリーチャーがすでに「赤の4マナ 3/3 飛行」だったんだよな。ロック鳥。どうにも第4版から始めた身としては「3マナ 1/2 飛行」レベルが赤にはふさわしい、というイメージがいつまでもぬぐい去れずにいる。
それはさておき新キーワード「貢納」。対戦相手に選択肢がある効果は弱いと前評判がイマイチの「貢納」。読みがいまいち分からない「貢納」……って、あれ? 貢納って日本語がちゃんとあるのか!? 知らなかった。恥ずかしい。
余談3:火曜日 《彷徨える魂の勇者/Champion of Stray Souls》
生者を捧げることで墓地から幾人もの死者を一度に蘇らせて戦わせる、不死の戦士。効果は間違いなく強いし、フレイバー的にもカッコいい……んだけど、起動コストは重いし、システムクリーチャーなのに無駄にハイスペックなパワーとタフネスのせいでマナコストも重い。
こういうクリーチャー、前にもいたような気がする。いや、スッと思いだせないんだけど、いたような気がする。うーん……うーん……雰囲気が似たクリーチャーだけど「軽くて使いやすい」なら思い出せるのになあ、《アンデッドの剣闘士/Undead Gladiator》。
余談4:水曜日 《欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception》
ハイブリッドマナと信心がどのように働くのかを教えてくれるコラムを紹介してくれた記事。言われてみると確かにちょっと迷うところではあるので、リンク先の記事も訳してみた。
訳すに当たって、ハイブリッドマナ込みのカードたちがどれだけメジャーか分からなかったため、一応マナコストも訳註として付記しておいた。読んだ人の役に立っていればこれ幸い。
余談5:木曜日 《彩色マンティコア/Chromanticore》
手札を捨てる維持コストがないのを見て「過去のマスティコアたちとあまり関連性がないなあ」と思ってたら、そもそもマスティコアじゃなかった件。ごめんなさい。ただの(?)マンティコアなのね。
そしてマンティコアと考えると、ああなるほど、と腑に落ちる。大量の特殊能力はいかにも多くのクリーチャーを混成させたイメージだし、このクリーチャー自体を他のクリーチャーに「混ぜ合わせて能力を付与させる」ことすらできる。
余談6:金曜日 《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》
「攻撃時」と「ブロック時」に誘発する能力に加えて「警戒」を持っている。実に噛み合ってるな。
ところで猫(Cat)が警戒(Vigilance)持ってるのって《猫族の戦士ミリー/Mirri, Cat Warrior》の時代からなんだよね。んで、本当に今更なんだけど、この警戒(Vigilance)って能力は実に「猫」っぽいなあ、と思う。なんか猫って警戒心強そう。犬はそこらへん呑気そうなイメージがある(個人の感想です)。
今週は神々の軍勢の神話レアが勢ぞろい。レアリティ以外に何か共通点あるかな。全員クリーチャー……というわけではないのか。パワーとタフネスは持ってるけど。
余談2:月曜日 《炎輪のフェニックス/Flame-Wreathed Phoenix》
今は「赤の4マナ 3/3 飛行」にメリット能力がつくんだな、と「最近のクリーチャーは強いなあ」的な話に持って行こうかと思ったけど、考えてみたら黎明期アンリミテッドのクリーチャーがすでに「赤の4マナ 3/3 飛行」だったんだよな。ロック鳥。どうにも第4版から始めた身としては「3マナ 1/2 飛行」レベルが赤にはふさわしい、というイメージがいつまでもぬぐい去れずにいる。
それはさておき新キーワード「貢納」。対戦相手に選択肢がある効果は弱いと前評判がイマイチの「貢納」。読みがいまいち分からない「貢納」……って、あれ? 貢納って日本語がちゃんとあるのか!? 知らなかった。恥ずかしい。
余談3:火曜日 《彷徨える魂の勇者/Champion of Stray Souls》
生者を捧げることで墓地から幾人もの死者を一度に蘇らせて戦わせる、不死の戦士。効果は間違いなく強いし、フレイバー的にもカッコいい……んだけど、起動コストは重いし、システムクリーチャーなのに無駄にハイスペックなパワーとタフネスのせいでマナコストも重い。
こういうクリーチャー、前にもいたような気がする。いや、スッと思いだせないんだけど、いたような気がする。うーん……うーん……雰囲気が似たクリーチャーだけど「軽くて使いやすい」なら思い出せるのになあ、《アンデッドの剣闘士/Undead Gladiator》。
余談4:水曜日 《欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception》
ハイブリッドマナと信心がどのように働くのかを教えてくれるコラムを紹介してくれた記事。言われてみると確かにちょっと迷うところではあるので、リンク先の記事も訳してみた。
訳すに当たって、ハイブリッドマナ込みのカードたちがどれだけメジャーか分からなかったため、一応マナコストも訳註として付記しておいた。読んだ人の役に立っていればこれ幸い。
余談5:木曜日 《彩色マンティコア/Chromanticore》
手札を捨てる維持コストがないのを見て「過去のマスティコアたちとあまり関連性がないなあ」と思ってたら、そもそもマスティコアじゃなかった件。ごめんなさい。ただの(?)マンティコアなのね。
そしてマンティコアと考えると、ああなるほど、と腑に落ちる。大量の特殊能力はいかにも多くのクリーチャーを混成させたイメージだし、このクリーチャー自体を他のクリーチャーに「混ぜ合わせて能力を付与させる」ことすらできる。
余談6:金曜日 《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》
「攻撃時」と「ブロック時」に誘発する能力に加えて「警戒」を持っている。実に噛み合ってるな。
ところで猫(Cat)が警戒(Vigilance)持ってるのって《猫族の戦士ミリー/Mirri, Cat Warrior》の時代からなんだよね。んで、本当に今更なんだけど、この警戒(Vigilance)って能力は実に「猫」っぽいなあ、と思う。なんか猫って警戒心強そう。犬はそこらへん呑気そうなイメージがある(個人の感想です)。
今週のCard of the Day (2014年01月 第3週) とか
2014年1月19日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
神々の軍勢のマルチカラー神話レアたち。神々の軍勢における目玉カードたちとも言えるのかもしれない(カードパワーが強いとは言ってない)。
余談2:月曜日 《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》
情報が公開されたとき、そこかしこの日記で「絵が綺麗」とほめられていたカード。カードテキストの話より「絵が綺麗」と話題になっていたカード。実際、絵はとても綺麗。波の表現がどこか和風。
ついでに訳の話。
間違ってはいないと思うんだけど、うーん。他の人だったらどう訳すのか気になるタイプの「なんとでも訳せる」タイプの英文。そんなことないかな。
余談3:火曜日 《都市国家の神、エファラ/Ephara, God of the Polis》
イラストがとても綺麗なんだけど、頭の上に浮いてる兜(?)が気になる。あと、背景の建物がずっと後ろにあるんだと思ってたら、これ、すぐ足元にあるのね。
公式サイト:《都市国家の神、エファラ》の壁紙
https://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/activity/1408
むしろ建物に囲まれる位置に立ってるらしく、手にした壺からこぼれ落ちる謎の物体が建物にもろにかかってる。……いいのか? なんかあまり素手で触っちゃいけなさそうな物体に見えるんだけど。
余談4:水曜日 《殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter》
いかにも普段はクリーチャーじゃないふりをしているエファラさんに比べて、モーギスさんは動くつもり満々のイラストだな。
公式サイト:《都市国家の神、エファラ》の壁紙
https://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/activity/1408
足元に立ち並んでいるのはお墓かな? 横に武器がつきたてられているお墓もあるな。モーギスに捧げられてきた対戦相手のクリーチャーたちだろうか。
余談5:木曜日 《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》
イラスト見てて「あれ? ゼナゴスってフォーンじゃなかったっけ。なんか長髪の女性キャラになってる?」と困惑したけど、大きなサイズの画像を見て勘違いに気づいた。
公式サイト:《歓楽の神、ゼナゴス》の壁紙
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/activity/1428
胸の谷間かと思ったら単なる胸筋だし、木の枝で出来た冠だと思っていたものはフォーン特有のねじれた角だし、よく見たら見事なあごひげも生えてらっしゃる。
後半ではなくて前半でちょっと悩んだ。「プレインズウォーカーであるゼナゴス」「プレインズウォーカーのゼナゴス」「プレインズウォーカーとなったゼナゴス」などなど。
背景ストーリー詳しくないので一番無難な方法で解決した。
余談6:金曜日 《収穫の神、ケイラメトラ/Karametra, God of Harvests》
ケイラメトラさんのイラストは大判で見ても特に大きな発見はないかな、と思ってたら、腰かけてるのは地形じゃないのね、これ。
公式サイト:《収穫の神、ケイラメトラ》の壁紙
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/activity/1418
なんか毛むくじゃらの巨大生物だった。
ところでケイラメトラさん、エファラさんといくつか共通点がある気がする。謎の物体を吐きだす壺、それと頭上に浮いている防具的な金属。いや、そんだけなんだけどね。
神々の軍勢のマルチカラー神話レアたち。神々の軍勢における目玉カードたちとも言えるのかもしれない(カードパワーが強いとは言ってない)。
余談2:月曜日 《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》
情報が公開されたとき、そこかしこの日記で「絵が綺麗」とほめられていたカード。カードテキストの話より「絵が綺麗」と話題になっていたカード。実際、絵はとても綺麗。波の表現がどこか和風。
ついでに訳の話。
原文:
By popular demand, Kiora arrives!
拙訳:
皆からの期待に応えて、ついにキオーラがやってきた!
間違ってはいないと思うんだけど、うーん。他の人だったらどう訳すのか気になるタイプの「なんとでも訳せる」タイプの英文。そんなことないかな。
余談3:火曜日 《都市国家の神、エファラ/Ephara, God of the Polis》
イラストがとても綺麗なんだけど、頭の上に浮いてる兜(?)が気になる。あと、背景の建物がずっと後ろにあるんだと思ってたら、これ、すぐ足元にあるのね。
公式サイト:《都市国家の神、エファラ》の壁紙
https://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/activity/1408
むしろ建物に囲まれる位置に立ってるらしく、手にした壺からこぼれ落ちる謎の物体が建物にもろにかかってる。……いいのか? なんかあまり素手で触っちゃいけなさそうな物体に見えるんだけど。
余談4:水曜日 《殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter》
いかにも普段はクリーチャーじゃないふりをしているエファラさんに比べて、モーギスさんは動くつもり満々のイラストだな。
公式サイト:《都市国家の神、エファラ》の壁紙
https://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/activity/1408
足元に立ち並んでいるのはお墓かな? 横に武器がつきたてられているお墓もあるな。モーギスに捧げられてきた対戦相手のクリーチャーたちだろうか。
余談5:木曜日 《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》
イラスト見てて「あれ? ゼナゴスってフォーンじゃなかったっけ。なんか長髪の女性キャラになってる?」と困惑したけど、大きなサイズの画像を見て勘違いに気づいた。
公式サイト:《歓楽の神、ゼナゴス》の壁紙
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/activity/1428
胸の谷間かと思ったら単なる胸筋だし、木の枝で出来た冠だと思っていたものはフォーン特有のねじれた角だし、よく見たら見事なあごひげも生えてらっしゃる。
原文:
The Planeswalker Xenagos has achieved apotheosis!
拙訳:
プレインズウォーカー・ゼナゴスが神性を獲得した!
後半ではなくて前半でちょっと悩んだ。「プレインズウォーカーであるゼナゴス」「プレインズウォーカーのゼナゴス」「プレインズウォーカーとなったゼナゴス」などなど。
背景ストーリー詳しくないので一番無難な方法で解決した。
余談6:金曜日 《収穫の神、ケイラメトラ/Karametra, God of Harvests》
ケイラメトラさんのイラストは大判で見ても特に大きな発見はないかな、と思ってたら、腰かけてるのは地形じゃないのね、これ。
公式サイト:《収穫の神、ケイラメトラ》の壁紙
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/activity/1418
なんか毛むくじゃらの巨大生物だった。
ところでケイラメトラさん、エファラさんといくつか共通点がある気がする。謎の物体を吐きだす壺、それと頭上に浮いている防具的な金属。いや、そんだけなんだけどね。
今週のCard of the Day (2014年01月 第2週) とか
2014年1月12日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
テーロスと言えばギリシア神話、ギリシア神話と言えば巨人族ことタイタン。そんなわけでタイタンをカード名もしくはフレイバーテキストに含むカードたち。
余談2:月曜日 《太陽のタイタン/Sun Titan》
公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られ放題だった記事。リンク先のURLを何度も確認していると、URL直打ちで知りたい検索結果を得ることが出来そうな気がしてくる。
ちなみに原文で「4,006 for Bant」となっているリンク先の検索結果が「色に『白、緑、黒、無色』のいずれかが含まれているカード」となっている。多分リンクミス。
余談3:火曜日 《ナヤの神の印章/Sigil of the Nayan Gods》
このカードのせいで今週のテーマがタイタンかどうか不安になったけど、フレイバーテキストみたらちゃんと含まれてて安心した(As the elves learned the hymns of angels, the knights learned the roars of titans)。
訳の話。
難しかった。修飾文が次々とあとにかかっていたり、括弧で補足が入ったり、ダブルクオテーションによる強調があったり……特に難しかったのは最後の「use of the term both in A and B」の部分。
A:naming conventions
B:when talking about huge monsters
拙訳では「naming convention」を「大型クリーチャーのカード名」としてしまった。正確には「命名規則」とすべきなんだけど、その単語を用いながら訳しきるパターンが思い付かなくて諦めた。ごめんなさい。
余談4:水曜日 《タイタンの契約/Pact of the Titan》
赤の契約サイクル(マナの支払を次のアップキープに持ち越せる呪文)はダメージ呪文と思いきや、クリーチャー召喚呪文。じゃあ緑はなんなのさ、というとクリーチャーカードサーチ。
赤がダメージ呪文にならなかったのは「0マナのダメージ呪文は1ターンキルの危険性を高めてしまうため」だったはず。Mark Rosewaterの記事か何かに書いてあった気がする。
確かに1ターンキル決めたら次のターンのマナの支払とかどうでもよくなってしまうから、契約サイクルの意味がまったくなくなってしまうな、ということはさておき訳の話。
英語の「play with」って日本語訳するのが難しいなあ、とあらためて思わされた。なんというか、ただ「遊ぶ」というとちょっと違う気がして「それを使って色々と面白いことをする」みたいな意味での「遊ぶ」なんだよなあ……「弄ぶ(もてあそぶ)」というとなんか「手玉にとる」みたいな感じなっちゃうし。
悩み過ぎて終わらなくなったので、諦めた次第。
余談5:木曜日 《タイタンの力/Titan’s Strength》
Wikipediaにあるシシュポスさんの記事が面白すぎる。なんというか世渡りが上手いというか狡賢いというか……目的のためには手段を選ばないというか。
印象的な逸話は、記事の最後にある奴で、自分の家畜を盗んだ相手をつけていって犯人を突き止めたときのこと。そのときシシュポスさんは証人となってくれる人たちと一緒に犯人であるアルトリュコスのとこまで行ったらしいんだけど……
何やってんだ、おまえ。
余談6:金曜日 《要塞のサイクロプス/Fortress Cyclops》
攻撃時に6/3、防御時に3/6になる5マナのマルチカラークリーチャー。うーん……それって普通に考えると5マナで6/6のバニラより弱いってことだよね? さらにアポカリプスという遥か昔にすら次のようなクリーチャーがいたわけで。
《魂売り/Spiritmonger》はレアだから、ということにしておいて訳の話。
最初見たときは「subtleties of the Gruul」をどう訳そうか迷って、なんやらリンクが張ってあることに気づいて、フレイバーテキストの元ネタあることが分かった。危なかった。フレイバーテキストについては当日の記事を参照のこと。
テーロスと言えばギリシア神話、ギリシア神話と言えば巨人族ことタイタン。そんなわけでタイタンをカード名もしくはフレイバーテキストに含むカードたち。
余談2:月曜日 《太陽のタイタン/Sun Titan》
公式サイトの検索エンジンであるGathererの検索結果へのリンクが張られ放題だった記事。リンク先のURLを何度も確認していると、URL直打ちで知りたい検索結果を得ることが出来そうな気がしてくる。
ちなみに原文で「4,006 for Bant」となっているリンク先の検索結果が「色に『白、緑、黒、無色』のいずれかが含まれているカード」となっている。多分リンクミス。
余談3:火曜日 《ナヤの神の印章/Sigil of the Nayan Gods》
このカードのせいで今週のテーマがタイタンかどうか不安になったけど、フレイバーテキストみたらちゃんと含まれてて安心した(As the elves learned the hymns of angels, the knights learned the roars of titans)。
訳の話。
原文:
The Nayans sure love their fatties (i.e., big creatures), which they call "gods"-as can be seen in their use of the term both in naming conventions and when talking about huge monsters.
拙訳:
ナヤの人々は本当にファッティ(サイズの大きいクリーチャーの俗称)が大好きだ。彼らがファッティを「神(God)」と呼んでいるところからもそれがうかがわれる。その呼称は大型クリーチャーのカード名だけでなく、大型クリーチャーについて言及するときにも登場する。
難しかった。修飾文が次々とあとにかかっていたり、括弧で補足が入ったり、ダブルクオテーションによる強調があったり……特に難しかったのは最後の「use of the term both in A and B」の部分。
A:naming conventions
B:when talking about huge monsters
拙訳では「naming convention」を「大型クリーチャーのカード名」としてしまった。正確には「命名規則」とすべきなんだけど、その単語を用いながら訳しきるパターンが思い付かなくて諦めた。ごめんなさい。
余談4:水曜日 《タイタンの契約/Pact of the Titan》
赤の契約サイクル(マナの支払を次のアップキープに持ち越せる呪文)はダメージ呪文と思いきや、クリーチャー召喚呪文。じゃあ緑はなんなのさ、というとクリーチャーカードサーチ。
赤がダメージ呪文にならなかったのは「0マナのダメージ呪文は1ターンキルの危険性を高めてしまうため」だったはず。Mark Rosewaterの記事か何かに書いてあった気がする。
確かに1ターンキル決めたら次のターンのマナの支払とかどうでもよくなってしまうから、契約サイクルの意味がまったくなくなってしまうな、ということはさておき訳の話。
原文:
The Time Spiral block played with the concept of time as it exists both in the Multiverse and within the game itself.
拙訳:
時のらせんブロックは「時間」という概念を使って色々と面白いことをやっている。ここでいう時間はマジックの世界の中に流れる時間だけでなく、実際のゲームそれ自体の時間についても言える。
英語の「play with」って日本語訳するのが難しいなあ、とあらためて思わされた。なんというか、ただ「遊ぶ」というとちょっと違う気がして「それを使って色々と面白いことをする」みたいな意味での「遊ぶ」なんだよなあ……「弄ぶ(もてあそぶ)」というとなんか「手玉にとる」みたいな感じなっちゃうし。
悩み過ぎて終わらなくなったので、諦めた次第。
余談5:木曜日 《タイタンの力/Titan’s Strength》
Wikipediaにあるシシュポスさんの記事が面白すぎる。なんというか世渡りが上手いというか狡賢いというか……目的のためには手段を選ばないというか。
印象的な逸話は、記事の最後にある奴で、自分の家畜を盗んだ相手をつけていって犯人を突き止めたときのこと。そのときシシュポスさんは証人となってくれる人たちと一緒に犯人であるアルトリュコスのとこまで行ったらしいんだけど……
空とぼけるアウトリュコスと証人たちが口論となっている間、シーシュポスはアウトリュコスの娘でラーエルテースの妻となっていたアンティクレイアと交わったという。
引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9D%E3%82%B9
何やってんだ、おまえ。
余談6:金曜日 《要塞のサイクロプス/Fortress Cyclops》
攻撃時に6/3、防御時に3/6になる5マナのマルチカラークリーチャー。うーん……それって普通に考えると5マナで6/6のバニラより弱いってことだよね? さらにアポカリプスという遥か昔にすら次のようなクリーチャーがいたわけで。
Spiritmonger / 魂売り (3)(黒)(緑)
クリーチャー - ビースト(Beast)
魂売りがクリーチャーにダメージを与えるたび、魂売りの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(黒):魂売りを再生する。
(緑):魂売りは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色になる。
6/6
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Spiritmonger/
《魂売り/Spiritmonger》はレアだから、ということにしておいて訳の話。
原文:
So be wary, lest you underestimate the subtleties of the Gruul!
拙訳:
そんなわけで注意深くないとグルールのシャーマンが持つ精妙な力を過小評価することにもなりかねないから要注意だ!
最初見たときは「subtleties of the Gruul」をどう訳そうか迷って、なんやらリンクが張ってあることに気づいて、フレイバーテキストの元ネタあることが分かった。危なかった。フレイバーテキストについては当日の記事を参照のこと。
余談0:日付
年末年始が連休だった関係だったからか、2014年01月の第1週は2013年08月の第2週とまったく同じ内容だった。以下はその週のときに書いたまとめ。
今週のCard of the Day (2013年08月 第2週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201308262236559902/
年末年始が連休だった関係だったからか、2014年01月の第1週は2013年08月の第2週とまったく同じ内容だった。以下はその週のときに書いたまとめ。
今週のCard of the Day (2013年08月 第2週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201308262236559902/
今週のCard of the Day (2013年12月 第4週) とか
2013年12月29日 週のまとめ余談0:日付
年末年始が連休だった関係だったからか、12月は第3週と第4週がまったく同じ内容だった。年末年始は丸1週間ぽっかり更新が途絶えた年もあったりしたけど、担当者の好みで決まるんだろうか。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
2013年12月18日の水曜日から2014年01月08日の水曜日まで行われていた Magic Online Holiday Cube に登場する中でも特に有名なパワーカードたち……と Holiday つながりで 今年度の Holiday Promo カード。
余談2:月曜日 《Time Walk》
3マナ重たくしただけの《時間のねじれ/Time Warp》すら使われるという事実がこのカードの強さをあますところなく表現していると思う。
ところで《時間のねじれ/Time Warp》以外にもこのカードには亜種が多く、たとえば《時間操作/Temporal Manipulation》や《時間の伸長/Time Stretch》などがある。
これらのカード名はいかにも「時間を操ってるんだな、追加ターンを得てるんだな」というのが伝わってくるんだけど、大元の《Time Walk》というカード名は個人的にいまいちそのイメージが薄い。日本語訳するとどうなるんだろう。《時間の歩み/Time Walk》か《時間歩行/Time Walk》かな。
ちなみに全然関係ないけど、このブログは、この12月23日の記事で Card of the Day を800件訳したことになったらしい。
余談3:火曜日 《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
この漢字は「鬣(たてがみ)」と読むんだよな。最初見たときは「髭(ひげ)」かと思った。英語名は「Fleece」がいわゆるフリース(羊毛)で「Mane」がたてがみだから「羊毛鬣(ようもうたてがみ)」。うん。まんまだな。
そういえば《番狼/Watchwolf》からメッセージを預かってたんだった。
余談4:水曜日 《Ancestral Recall》
3マナ重たくした上にソーサリーにまでなった《集中/Concentrate》すら使われるという事実がこのカードの強さをあますところなく表現していると思う。
日本語名はどうなるのかな。「Recall」は今まで《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》と《回想/Recall》で訳されている。前者はあまりにも初期の意訳の時代によるものだから《祖先の回想/Ancestral Recall》かな。
余談5:木曜日 《Library of Alexandria》
このカード、ちょうど1年前の2012年12月にも Holiday Cube に登場するということで Card of the Day に登場してたな。1年ぶり2回目。そのときに週のまとめに書いたコメントを以下に引用してみる。
余談6:金曜日 《Stocking Tiger》
ギャグを解説するのは寒いと言われるかもしれないけど、あえてしてみる。
元ネタとなっているカード名は《忍び寄る虎/Stalking Tiger》。そのカード名と「クリスマスには靴下(Stocking)を吊るしておくとサンタさんがプレゼントを入れてくれる」という逸話を合わせたもの。
場に出たときに靴下の中にはすでにプレゼントが入っているわけだけど、プレゼントの中身を確認するには与えられたクエストを達成しなくてはいけないらしい。……こんな厳しいクリスマスがあっていいのか。子供泣くぞ。
年末年始が連休だった関係だったからか、12月は第3週と第4週がまったく同じ内容だった。年末年始は丸1週間ぽっかり更新が途絶えた年もあったりしたけど、担当者の好みで決まるんだろうか。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
2013年12月18日の水曜日から2014年01月08日の水曜日まで行われていた Magic Online Holiday Cube に登場する中でも特に有名なパワーカードたち……と Holiday つながりで 今年度の Holiday Promo カード。
余談2:月曜日 《Time Walk》
3マナ重たくしただけの《時間のねじれ/Time Warp》すら使われるという事実がこのカードの強さをあますところなく表現していると思う。
ところで《時間のねじれ/Time Warp》以外にもこのカードには亜種が多く、たとえば《時間操作/Temporal Manipulation》や《時間の伸長/Time Stretch》などがある。
これらのカード名はいかにも「時間を操ってるんだな、追加ターンを得てるんだな」というのが伝わってくるんだけど、大元の《Time Walk》というカード名は個人的にいまいちそのイメージが薄い。日本語訳するとどうなるんだろう。《時間の歩み/Time Walk》か《時間歩行/Time Walk》かな。
ちなみに全然関係ないけど、このブログは、この12月23日の記事で Card of the Day を800件訳したことになったらしい。
余談3:火曜日 《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
この漢字は「鬣(たてがみ)」と読むんだよな。最初見たときは「髭(ひげ)」かと思った。英語名は「Fleece」がいわゆるフリース(羊毛)で「Mane」がたてがみだから「羊毛鬣(ようもうたてがみ)」。うん。まんまだな。
そういえば《番狼/Watchwolf》からメッセージを預かってたんだった。
みなさんへ
このライオンが発表されたときから僕の元へ「完全に上位互換だよね、ひどいよね」「抗議したほうがいい」という言葉がたくさん届きました。ありがとうございます。
でもいいんです。イチローがシーズン安打記録を更新したことでジョージ・シスラーの名前が再び知られるようになったみたいに、このライオンのおかげで歴史に埋もれていた《番狼/Watchwolf》がまた日の目を見ることとなりました。だから僕は満足です。
みなさんの山札のてっぺんに望むカードがありますように。
余談4:水曜日 《Ancestral Recall》
3マナ重たくした上にソーサリーにまでなった《集中/Concentrate》すら使われるという事実がこのカードの強さをあますところなく表現していると思う。
日本語名はどうなるのかな。「Recall」は今まで《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》と《回想/Recall》で訳されている。前者はあまりにも初期の意訳の時代によるものだから《祖先の回想/Ancestral Recall》かな。
余談5:木曜日 《Library of Alexandria》
このカード、ちょうど1年前の2012年12月にも Holiday Cube に登場するということで Card of the Day に登場してたな。1年ぶり2回目。そのときに週のまとめに書いたコメントを以下に引用してみる。
マジック黎明期のパワーカード上位9枚を「パワー9」と呼ぶ。惜しいところで選から漏れた「10枚目」のパワーカード、それが《Library of Alexandria》……というと、なんか「キセキの世代にはまぼろしの6人目がいた」みたいでカッコいいな。
ただ、初めて知った頃は、正直それほど強いカードかなあ、と思ってたけど、どうやって使うのかをプロキシで実際に回してみてもらって分かった。土地を置くタイミングに気をつければ普通に「1人《吠えたける鉱山/Howling Mine》状態」だ。
とはいえ、超速コンボデッキや毎ターンマナを使い切るウィニーやアグロには入らないような気がする。マナ出ないし……(カード再確認)……って、ウソだろ、これマナ出せるのか!? 鬼だ。
余談6:金曜日 《Stocking Tiger》
ギャグを解説するのは寒いと言われるかもしれないけど、あえてしてみる。
元ネタとなっているカード名は《忍び寄る虎/Stalking Tiger》。そのカード名と「クリスマスには靴下(Stocking)を吊るしておくとサンタさんがプレゼントを入れてくれる」という逸話を合わせたもの。
場に出たときに靴下の中にはすでにプレゼントが入っているわけだけど、プレゼントの中身を確認するには与えられたクエストを達成しなくてはいけないらしい。……こんな厳しいクリスマスがあっていいのか。子供泣くぞ。
今週のCard of the Day (2013年12月 第2週) とか
2013年12月22日 週のまとめ余談0:日付
本当はこの記事は2013年12月15日の分だが投稿しそこねたので、かわりに1週間後のこの日曜日に投稿しておく(ダイアリーノートは一カ月以上前の日付に投稿できないという縛りがある)。幸か不幸か、連休のある12月末ということもあって第3週と第4週がまったく同じ内容なので第3週は飛ばす。
もう1つ余談。さらに1週間前のまとめも一緒に投稿したのでリンク張っておく。
今週のCard of the Day (2013年12月 第2週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201401061509034540/
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
名前に「Guardian」が含まれるカードたちがずらりと並んだ週だった。個人的には「Guardian」というと真っ先に思い出すのは《守護像/Guardian Idol》。本格的に遊び始めてからはしばらく青白パーミッション使っていたので「マナアーティファクト兼クリーチャーって最高じゃないか!」と食い付いた。実際はそれほど強くなかった。
余談2:月曜日 《メレティスの守護者/Guardians of Meletis》
マジックに実は同性愛に関する背景ストーリーが仕込まれているという話。リンクされているURLの末尾が「are the guardians or meletis magics first gay couple」となっててちょっと驚いた……ら、コメントで情報をもらった。Tumblrの自動的な機能によるものらしい。
余談3:火曜日 《アクラサの守護者/Guardians of Akrasa》
緑のカードに登場する単語ということもあって、初見では「アラクサ」だと思ってた。きっと同志が多くいると信じている。まあ「アクラサ」なんだけど、それはさておき訳の話。
勢いでそれっぽく訳したけど、原文をよく読むと「tower」が単数だったり、文章の締めも「than any other kingdom」ではなく「of any kingdom」だったりするので、もしかしたら完全に間違えているかもしれない。
アクラサに行くことが出来れば確認できるんだろうけど。
余談4:水曜日 《護衛の誓約/Guardians’ Pledge》
英語カード名に「Guardian」と入っているにも関わらず、日本語カード名に「守護」と入っていないのはたった2枚。そのうちの片方がこれ。ちなみにもう1枚は《憑依された護衛/Haunted Guardian》。
古いカードだからテンプレートに沿っていない、というパターンかなと思ったら、上記の2枚は「基本セット2012」「アヴァシンの帰還」。結構新しいというかメチャクチャ新しいじゃないか。不思議だ。
余談5:木曜日 《魂縛りの守護者/Soulbound Guardians》
探してみたけどゼンディカーのワールドガイドの公式訳は発見できなかったので拙訳で対応。もし公式訳の存在を知ってる人がいたら教えてください。
原文では「Location」を使い回す(2回目を省略する)ことでテンポの良い文章になっているけど、それを日本語に再現するのは難しかった。いや試してはみたんだ。「場所(土地)を嫌っているからではなく、あまりに多くを崇めているからこそ」みたいな……でもあまりにも「日本語にならなかった」ので諦めた。
余談6:金曜日 《象牙の守護者/Ivory Guardians》
メサ関連のカードだけで集めて記事にしてる。こういう「お題」的なネタは好きだな。
こうやって見ると「メサ(Mesa)」に関連するカードってバラエティに富んでるなあ、とあらためて思った。《メサ・ペガサス/Mesa Pegasus》が一番有名かな。一番強いのは《乾燥台地/Arid Mesa》な気がする。
本当はこの記事は2013年12月15日の分だが投稿しそこねたので、かわりに1週間後のこの日曜日に投稿しておく(ダイアリーノートは一カ月以上前の日付に投稿できないという縛りがある)。幸か不幸か、連休のある12月末ということもあって第3週と第4週がまったく同じ内容なので第3週は飛ばす。
もう1つ余談。さらに1週間前のまとめも一緒に投稿したのでリンク張っておく。
今週のCard of the Day (2013年12月 第2週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201401061509034540/
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
名前に「Guardian」が含まれるカードたちがずらりと並んだ週だった。個人的には「Guardian」というと真っ先に思い出すのは《守護像/Guardian Idol》。本格的に遊び始めてからはしばらく青白パーミッション使っていたので「マナアーティファクト兼クリーチャーって最高じゃないか!」と食い付いた。実際はそれほど強くなかった。
余談2:月曜日 《メレティスの守護者/Guardians of Meletis》
マジックに実は同性愛に関する背景ストーリーが仕込まれているという話。リンクされているURLの末尾が「are the guardians or meletis magics first gay couple」となっててちょっと驚いた……ら、コメントで情報をもらった。Tumblrの自動的な機能によるものらしい。
余談3:火曜日 《アクラサの守護者/Guardians of Akrasa》
緑のカードに登場する単語ということもあって、初見では「アラクサ」だと思ってた。きっと同志が多くいると信じている。まあ「アクラサ」なんだけど、それはさておき訳の話。
原文:
Akrasa has the largest number of ancient tower and castles of any kingdom
拙訳:
アクラサには古代から伝わる塔や城が他のどの王国よりも多く存在している
勢いでそれっぽく訳したけど、原文をよく読むと「tower」が単数だったり、文章の締めも「than any other kingdom」ではなく「of any kingdom」だったりするので、もしかしたら完全に間違えているかもしれない。
アクラサに行くことが出来れば確認できるんだろうけど。
余談4:水曜日 《護衛の誓約/Guardians’ Pledge》
英語カード名に「Guardian」と入っているにも関わらず、日本語カード名に「守護」と入っていないのはたった2枚。そのうちの片方がこれ。ちなみにもう1枚は《憑依された護衛/Haunted Guardian》。
古いカードだからテンプレートに沿っていない、というパターンかなと思ったら、上記の2枚は「基本セット2012」「アヴァシンの帰還」。結構新しいというかメチャクチャ新しいじゃないか。不思議だ。
余談5:木曜日 《魂縛りの守護者/Soulbound Guardians》
探してみたけどゼンディカーのワールドガイドの公式訳は発見できなかったので拙訳で対応。もし公式訳の存在を知ってる人がいたら教えてください。
原文:
"The kor are nomads not because they despise locations, but because they revere too many to stay in any one place."
拙訳:
「コーたちが遊牧民なのは特定の場所を嫌っているからではなく、あまりに多くの場所を崇めているため一箇所に留まっていられない」
原文では「Location」を使い回す(2回目を省略する)ことでテンポの良い文章になっているけど、それを日本語に再現するのは難しかった。いや試してはみたんだ。「場所(土地)を嫌っているからではなく、あまりに多くを崇めているからこそ」みたいな……でもあまりにも「日本語にならなかった」ので諦めた。
余談6:金曜日 《象牙の守護者/Ivory Guardians》
メサ関連のカードだけで集めて記事にしてる。こういう「お題」的なネタは好きだな。
こうやって見ると「メサ(Mesa)」に関連するカードってバラエティに富んでるなあ、とあらためて思った。《メサ・ペガサス/Mesa Pegasus》が一番有名かな。一番強いのは《乾燥台地/Arid Mesa》な気がする。
予約今週のCard of the Day (2013年12月 第1週) とか
2013年12月8日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新システムの信心(Devotion)に合わせて「献身(Devotion)」がテーマだった模様。月曜日のカード名が「献身(Devote)」、火曜日は用いるカウンター名が「執心(devotion)カウンター」、水曜日のカード名が「献身(Devotion)」、木曜日は用いるカウンター名が「執心(devotion)カウンター」、金曜日は信心(Devotion)を参照するカードで締め。
余談2:月曜日 《献身のドルイド/Devoted Druid》
マナが出る、かつ自力でアンタップする、とくればそりゃコンボスキーたちが放っておかないよね、という分かりきった背景はさておき訳の話。
非常に難しかった。一文が長いということもあるし、修飾がいくつも段差的にかかっているし、さらには括弧内の文章まである。どういう順番に並べれば原文と同じニュアンスになるか、かつ読みやすい日本語になるか。
最初は括弧でくくられている部分は日本語でも括弧で挿入しようとしたけど、最後には諦めざるを得なかった。一文に収めることは早々に諦めた。
さらに言うと「abused by」とか「Johnny deckbuilder」とか「with the help」とか、ちょっと冗談めかした言い回しも多い。難しい。言い換えると試行錯誤する余地のある、訳しがいのある文章だった、とも言えるか。
余談3:火曜日 《敬虔な狐/Pious Kitsune》
この日の記事のような「日本語がネタにされてる」となんか嬉しくなる。そういえばテーロスが出る前の一時期はギリシャ語がネタにされてたな。
記事からは英語版Wikipediaの「Kitsune」にリンクが張られていた。そう、「Fox」ではなくて「Kitsune」。日本では狐が昔話によく登場する、とか、古来より宗教上も人と深い関係をもっていた、とか、色々書かれている。
余談4:水曜日 《高まる献身/Increasing Devotion》
訳の話。
ここ最近(数ヶ月?)になって、この「Spoiler!」という言葉が使われるようになった気がする。とりあえず「ネタばれ」と訳しているけど、どうなんだろうね。合ってると思いつつ、確認する手段がない。
余談5:木曜日 《血に飢えた大峨/Bloodthirsty Ogre》
神河物語の背景世界に関する記事。神河物語の時代の日本語公式サイトは今となっては確認するのが難しいため、訳すのに苦労する。MTG Wikiも万能ではない(お世話になっておいてなんだけど)。
だから「O-bakemono」の日本語対訳とか意味とか、オーガの生態とか、調べては見たものの日本語版の公式文章は見つけられず、結局は手探り訳。
余談6:金曜日 《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》
この日の記事で、アルバカーキって地名を初めて知ったよ。スペルは「Albuquerque」、アメリカ中央南部にあるニューメキシコ州の町らしい。
新システムの信心(Devotion)に合わせて「献身(Devotion)」がテーマだった模様。月曜日のカード名が「献身(Devote)」、火曜日は用いるカウンター名が「執心(devotion)カウンター」、水曜日のカード名が「献身(Devotion)」、木曜日は用いるカウンター名が「執心(devotion)カウンター」、金曜日は信心(Devotion)を参照するカードで締め。
余談2:月曜日 《献身のドルイド/Devoted Druid》
マナが出る、かつ自力でアンタップする、とくればそりゃコンボスキーたちが放っておかないよね、という分かりきった背景はさておき訳の話。
原文:
The Druid has a long (well, about five years) and storied history of being used and abused by Johnny deckbuilders to create arbitrarily large numbers (with the help of +1/+1 counters), including several Lab runners on this very website.
拙訳:
コンボ好きのデッキビルダーたちが、このドルイドを+1/+1カウンターとともにこき使って天文学的な数字を叩き出してきたおよそ5年ほどの長い歴史はよく知られているところだ。
その歴史の中にはこの公式サイトの記事もいくつか含まれている。
非常に難しかった。一文が長いということもあるし、修飾がいくつも段差的にかかっているし、さらには括弧内の文章まである。どういう順番に並べれば原文と同じニュアンスになるか、かつ読みやすい日本語になるか。
最初は括弧でくくられている部分は日本語でも括弧で挿入しようとしたけど、最後には諦めざるを得なかった。一文に収めることは早々に諦めた。
さらに言うと「abused by」とか「Johnny deckbuilder」とか「with the help」とか、ちょっと冗談めかした言い回しも多い。難しい。言い換えると試行錯誤する余地のある、訳しがいのある文章だった、とも言えるか。
余談3:火曜日 《敬虔な狐/Pious Kitsune》
この日の記事のような「日本語がネタにされてる」となんか嬉しくなる。そういえばテーロスが出る前の一時期はギリシャ語がネタにされてたな。
記事からは英語版Wikipediaの「Kitsune」にリンクが張られていた。そう、「Fox」ではなくて「Kitsune」。日本では狐が昔話によく登場する、とか、古来より宗教上も人と深い関係をもっていた、とか、色々書かれている。
余談4:水曜日 《高まる献身/Increasing Devotion》
訳の話。
原文:
Mark Rosewater shares the story of how the Increasing cycle came about in this article, which (spoilers!) originally had nothing to do with Dark Ascension.
拙訳:
Mark Rosewaterはこの記事で「高まる」サイクルがどのようにして生まれたのか語ってくれている。それによると、実は元々このサイクルは闇の隆盛というセットとは何の関係もなかったらしい(ネタばれ)。
ここ最近(数ヶ月?)になって、この「Spoiler!」という言葉が使われるようになった気がする。とりあえず「ネタばれ」と訳しているけど、どうなんだろうね。合ってると思いつつ、確認する手段がない。
余談5:木曜日 《血に飢えた大峨/Bloodthirsty Ogre》
神河物語の背景世界に関する記事。神河物語の時代の日本語公式サイトは今となっては確認するのが難しいため、訳すのに苦労する。MTG Wikiも万能ではない(お世話になっておいてなんだけど)。
だから「O-bakemono」の日本語対訳とか意味とか、オーガの生態とか、調べては見たものの日本語版の公式文章は見つけられず、結局は手探り訳。
余談6:金曜日 《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》
この日の記事で、アルバカーキって地名を初めて知ったよ。スペルは「Albuquerque」、アメリカ中央南部にあるニューメキシコ州の町らしい。
今週のCard of the Day (2013年11月 第5週) とか
2013年12月1日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
テーマは鳥のクリーチャー。分かりやすい。
月曜日:《悪意の大梟/Baleful Strix》
:フクロウ
火曜日:《ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar》
:カラス
水曜日:《青銅嘴の恐鳥/Bronzebeak Moa》
:モア
木曜日:《金床鋳込みの猛禽/Anvilwrought Raptor》
:猛禽類
金曜日:《Free-Range Chicken》
:ニワトリ
なんで鳥がテーマだったんだろう。現実世界が愛鳥週間(Bird Week)だったのかもしれないな、というわけで、英語版Wikipediaの Bird Week の項目をチェックしてみることにした。
英語版Wikipedia:Bird Weekの項目
http://en.wikipedia.org/wiki/Bird_Week
ちょっと待て。これファミコンの「バードウィーク」じゃないか。なんで Wikipedia に画像つきで載ってるんだよ、愛されすぎだろ。日本だとそれほど評価は高くない(婉曲的な表現)のに。
これじゃなくて、愛鳥週間のほうの Bird Week について知りたいんだが、とさらに調べてみたところ、なんと愛鳥週間は(Bird Week という英語名があるにも関わらず)日本にしかない風習らしいことが判明。
日本語版Wikipedia:愛鳥週間の項目
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E9%B3%A5%E9%80%B1%E9%96%93
アメリカにあるのは05月04日の Bird Day のみらしい。それは知らなかった。
余談2:月曜日 《悪意の大梟/Baleful Strix》
リンク先のクイズが面白かったのでついでに訳してみた。クイズ自体の訳よりもそれをDiarynoteの形式に落とし込むのが面倒だった。
1問目の「鳥(Bird)は5色の全てに存在し、最も青に多い。さて最も少ない色は?」については「一番少ない色か。緑は《極楽鳥/Birds of Paradise》に代表されるように動物は多いし、白は鳥だらけだし、赤か黒だろうな。黒はさりげなく飛行クリーチャーが多いことを考えると赤かな」と考えて「赤」を選択。
→ 不正解だ。確かに鳥(Bird)の数には困っているがロック(Roc)の存在に救われている
「あれ? じゃあ黒かな」
→ 不正解だ。確かに少ないが禿鷹(Vulture)のおかげで最下位はまぬがれている
「じゃあ、白か」
→ 不正解だ。これは2番目に多い色で、それは主にエイブン(Aven)のおかげだ。
「え、嘘? 緑なの?」
→ 正解だ!! 《極楽鳥/Birds of Paradise》はマジックでもトップクラスに有名だが、
鳥の数は非常に少ない。なんと、たったの5枚しかないのだ!
うーん、意外だった。あの「イラストがどう見ても飛んでるのに飛行を持っていない」ことで有名な《Whippoorwill》も鳥のはずだけど、それを含めても5枚しかないのか。
余談3:火曜日 《ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar》
《魔の魅惑/Aluren》デッキのコンボパーツの印象が強い。この日の記事でネタにされているように「山札の天辺を見る」と「山札の天辺を見て、手札に入れる」のあいだには天と地ほどの差があるんだな、とあらためて思う。
余談4:水曜日 《青銅嘴の恐鳥/Bronzebeak Moa》
モアの絶滅うんぬんは3年以上前の2010年11月23日にもネタにされている。
Card of the Day - 2010/11/23
http://regiant.diarynote.jp/201012041903123465/
このブログ始めた頃はレイアウトに試行錯誤してたという話はさておき、訳の話。
括弧内と前後の訳がちょっと怪しい。Largely go extinct で迷って(広範囲に渡って絶滅していた?)、要するにこういうことだろ、と訳した気がする。
余談5:木曜日 《金床鋳込みの猛禽/Anvilwrought Raptor》
ウィキペディアへのリンクが多くて面倒だったということはさておき、訳の話。
1つの文を複数に分けた、という点ではなくて「Order」の訳。正しく訳すなら「~目」となるはずだけど、なんかそれだと上手く訳せなかった。
余談6:金曜日 《Free-Range Chicken》
アングルードの小ネタが100個書かれているコラムへのリンクが張られていた。試しにいくつか訳してみようとしてすぐ挫折した。難し過ぎるよ。例えば2番目のネタの……
The name BFM is an homage to the computer game Doom.
……が分からなかった。MTG Wikiによると「Doomというゲームに出てくる最強武器の名前の略称がBFMだから」らしい。知らないよ、そんなん。
そもそもアングルードのカード自体、どれだけの人が知ってるんだろう。学生時代に後輩がコンプリートしてたけど、まだ持ってるんだろうか。
話がそれてきたので訳の話。
「to swing on a vine」が「ツタにつかまってブランブラン揺れること」を指すと思われたんだけど、そう訳しつつ「ターザンのように」とか「~しようとしているところ」とかを絡めるのが思いのほか難しかったので諦めた、という話。
テーマは鳥のクリーチャー。分かりやすい。
月曜日:《悪意の大梟/Baleful Strix》
:フクロウ
火曜日:《ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar》
:カラス
水曜日:《青銅嘴の恐鳥/Bronzebeak Moa》
:モア
木曜日:《金床鋳込みの猛禽/Anvilwrought Raptor》
:猛禽類
金曜日:《Free-Range Chicken》
:ニワトリ
なんで鳥がテーマだったんだろう。現実世界が愛鳥週間(Bird Week)だったのかもしれないな、というわけで、英語版Wikipediaの Bird Week の項目をチェックしてみることにした。
英語版Wikipedia:Bird Weekの項目
http://en.wikipedia.org/wiki/Bird_Week
ちょっと待て。これファミコンの「バードウィーク」じゃないか。なんで Wikipedia に画像つきで載ってるんだよ、愛されすぎだろ。日本だとそれほど評価は高くない(婉曲的な表現)のに。
これじゃなくて、愛鳥週間のほうの Bird Week について知りたいんだが、とさらに調べてみたところ、なんと愛鳥週間は(Bird Week という英語名があるにも関わらず)日本にしかない風習らしいことが判明。
日本語版Wikipedia:愛鳥週間の項目
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E9%B3%A5%E9%80%B1%E9%96%93
アメリカにあるのは05月04日の Bird Day のみらしい。それは知らなかった。
余談2:月曜日 《悪意の大梟/Baleful Strix》
リンク先のクイズが面白かったのでついでに訳してみた。クイズ自体の訳よりもそれをDiarynoteの形式に落とし込むのが面倒だった。
1問目の「鳥(Bird)は5色の全てに存在し、最も青に多い。さて最も少ない色は?」については「一番少ない色か。緑は《極楽鳥/Birds of Paradise》に代表されるように動物は多いし、白は鳥だらけだし、赤か黒だろうな。黒はさりげなく飛行クリーチャーが多いことを考えると赤かな」と考えて「赤」を選択。
→ 不正解だ。確かに鳥(Bird)の数には困っているがロック(Roc)の存在に救われている
「あれ? じゃあ黒かな」
→ 不正解だ。確かに少ないが禿鷹(Vulture)のおかげで最下位はまぬがれている
「じゃあ、白か」
→ 不正解だ。これは2番目に多い色で、それは主にエイブン(Aven)のおかげだ。
「え、嘘? 緑なの?」
→ 正解だ!! 《極楽鳥/Birds of Paradise》はマジックでもトップクラスに有名だが、
鳥の数は非常に少ない。なんと、たったの5枚しかないのだ!
うーん、意外だった。あの「イラストがどう見ても飛んでるのに飛行を持っていない」ことで有名な《Whippoorwill》も鳥のはずだけど、それを含めても5枚しかないのか。
余談3:火曜日 《ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar》
《魔の魅惑/Aluren》デッキのコンボパーツの印象が強い。この日の記事でネタにされているように「山札の天辺を見る」と「山札の天辺を見て、手札に入れる」のあいだには天と地ほどの差があるんだな、とあらためて思う。
余談4:水曜日 《青銅嘴の恐鳥/Bronzebeak Moa》
モアの絶滅うんぬんは3年以上前の2010年11月23日にもネタにされている。
Card of the Day - 2010/11/23
http://regiant.diarynote.jp/201012041903123465/
このブログ始めた頃はレイアウトに試行錯誤してたという話はさておき、訳の話。
原文:
Moa were flightless birds in New Zealand that largely (or completely) went extinct by around 1400 CE
拙訳:
モアはニュージーランドに生息していた飛べない鳥で、彼らは14世紀頃にはほぼ(というか完全に)絶滅していたという。
括弧内と前後の訳がちょっと怪しい。Largely go extinct で迷って(広範囲に渡って絶滅していた?)、要するにこういうことだろ、と訳した気がする。
余談5:木曜日 《金床鋳込みの猛禽/Anvilwrought Raptor》
ウィキペディアへのリンクが多くて面倒だったということはさておき、訳の話。
原文:
It got that name from the biological order Raptores, which has since been split into several other orders.
拙訳:
名前の由来を遡るとこれは過去の生物分類名である Raptores からきている。なお現在では Raptores は複数の分類に分けられている。
1つの文を複数に分けた、という点ではなくて「Order」の訳。正しく訳すなら「~目」となるはずだけど、なんかそれだと上手く訳せなかった。
余談6:金曜日 《Free-Range Chicken》
アングルードの小ネタが100個書かれているコラムへのリンクが張られていた。試しにいくつか訳してみようとしてすぐ挫折した。難し過ぎるよ。例えば2番目のネタの……
The name BFM is an homage to the computer game Doom.
……が分からなかった。MTG Wikiによると「Doomというゲームに出てくる最強武器の名前の略称がBFMだから」らしい。知らないよ、そんなん。
そもそもアングルードのカード自体、どれだけの人が知ってるんだろう。学生時代に後輩がコンプリートしてたけど、まだ持ってるんだろうか。
話がそれてきたので訳の話。
原文:
The chicken in the art of Free-Range Chicken is just about to swing on a vine like Tarzan.
拙訳:
イラストに描かれているニワトリはこれからターザンのようにツタにつかまって飛ぼうとしているところだ
「to swing on a vine」が「ツタにつかまってブランブラン揺れること」を指すと思われたんだけど、そう訳しつつ「ターザンのように」とか「~しようとしているところ」とかを絡めるのが思いのほか難しかったので諦めた、という話。
今週のCard of the Day (2013年11月 第4週) とか
2013年11月24日 週のまとめ コメント (2)余談0:先週のCard of the Dayのテーマ
先週分とまとめてアップ。
今週のCard of the Day (2013年11月 第3週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201312162331328284/
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
何かありそうで、でも突き止め切れなかった今週のテーマ。とりあえずカード名だけ並べておくので、あとは探究心旺盛なマジックプレイヤーに託す。
月曜日:Keepsake Gorgon
火曜日:Breeding Pool
水曜日:Sealock Monster
木曜日:Blue Sun’s Zenith
金曜日:The Cheese Stands Alone
余談2:月曜日 《形見持ちのゴルゴン/Keepsake Gorgon》
形見持ちという単語、そして石化した人間の首を抱えるゴルゴンのイラストを合わせて考えるとそれだけで1つの物語になりそう。ゴルゴンは邪悪であるという前提に立つなら「自分が石化した相手の首をコレクションしている」ということになるんだろうけど、ちょっとひねりたい。
ゴルゴンが人間の男と恋に落ちたけど人間たちにそれがばれて追われて逃げる途中に男が致命傷を負ってしまい、死ぬ前に石化させてその首だけ持って逃走を続けている、みたいな。
妄想はさておき訳の話。
少し迷ったのは「gorgon was ancient even in」の箇所。ヘレニズム時代からすでに「古くから伝わるもの」として扱われていた、というのを原文に合わせて極力短く説明しようとした結果が「昔」というカギ括弧による強調。
もう1つ。
こっちは「Reliable」の訳を「信頼できる」にするかどうかで迷った。「信頼できる翻訳(or 解釈)」とか「信頼に足る翻訳(or 解釈)」という日本語がイマイチしっくりこなかったので「専門筋」としてみた。意訳が過ぎるかもしれない。
余談3:火曜日 《繁殖池/Breeding Pool》
古参プレイヤーとしては「Breeding P-」とくるとどうしてもフォールン・エンパイアの《Breeding Pit》を思い出してしまう。しかしフォールン・エンパイアってもう20年近く前のエキスパンションなのか……年をとるはずだよ。
それはさておき、Card of the Dayの記事内容は公式コラムからの引用。コラムへのリンクが張られていなかったけど、ダブルクオテーションで囲われていたからもしかして、と調べてみたら案の定だった。
公式訳があるものを訳すのは精神衛生上よろしくないので気づけてよかった。
余談4:水曜日 《海檻の怪物/Sealock Monster》
生息条件(Landhome)は完全にデメリットでしかないという珍しい能力……と思ったけど、累積アップキープ(Cumulative Upkeep)、伝説(Legendary)、消散(Fading)、防衛(Defender)も基本的にはデメリットでしかないか。
この能力について語るときに外せないのはやっぱり《島魚ジャスコニアス/Island Fish Jasconius》……ではなくて《ダンダーン/Dandan》。そのインパクトのある名前に加えて、さりげなく公式大会でも奇襲を決めている。
ちなみにその《ダンダーン/Dandan》大活躍の記事は以下のとおり。
Gateway ラウンド 2: 森勝洋 vs. Helmut Summersberger
http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/mastersnice02/jpgwfm2a
さらに余談。この日の記事がCard of the Dayカテゴリのちょうど777件目だった。
余談5:木曜日 《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》
訳の話。
あらためて読むと「どこでもどの時間帯でも 0個から5個の太陽を見ることができる」って日本語として少し不自然かもしれない。でも原文の訳としては間違っていない……と思う。
余談6:金曜日 《The Cheese Stands Alone》
訳の話。
原文の「regular Magic」をどうしようか悩んで、MTG Wikiで少ないながらも用いられている「非銀枠」という表現を借りることにした、ということが1つ。
もう1つは改行。ご存知のとおり、Card of the Dayは基本的に改行なしで、1つの段落として文章がまとめられている。原文に忠実に、ということであれば同様に改行なしで訳すべきなのかもしれない、と思いつつも今回の「it almost ~. Almost.」のような表現はワンテンポ置いたほうが「それっぽい」かなあ、などと考えつつ訳している。
えーと、何が言いたいかというと、言葉ではない「改行位置」という要素にも「翻訳の意志」は入る(入れることができる)んだなあ、とあらためて気づいたという話。
余談7:ダイアリノートの自サイト検索機能について
《ダンダーン/Dandan》について過去に語ったことがあるような気がしたので、右下にある「日記内を検索」から「ダーン」という単語を検索してみた。
検索結果:0件
あれ? 気のせいだったか。うーん、確か公式大会のカバレッジを紹介した記憶があるんだけどなあ。もしかしたら英語名しか書かなかったのかもしれない、と「Dandan」で検索。
検索結果:2件
ああ、やっぱり……って、あれ? やっぱり《ダンダーン/Dandan》って書いてるじゃないか。えーと、試しに「ダンダーン」で検索すると……ヒットしたな。うーん、よく分からない。
先週分とまとめてアップ。
今週のCard of the Day (2013年11月 第3週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201312162331328284/
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
何かありそうで、でも突き止め切れなかった今週のテーマ。とりあえずカード名だけ並べておくので、あとは探究心旺盛なマジックプレイヤーに託す。
月曜日:Keepsake Gorgon
火曜日:Breeding Pool
水曜日:Sealock Monster
木曜日:Blue Sun’s Zenith
金曜日:The Cheese Stands Alone
余談2:月曜日 《形見持ちのゴルゴン/Keepsake Gorgon》
形見持ちという単語、そして石化した人間の首を抱えるゴルゴンのイラストを合わせて考えるとそれだけで1つの物語になりそう。ゴルゴンは邪悪であるという前提に立つなら「自分が石化した相手の首をコレクションしている」ということになるんだろうけど、ちょっとひねりたい。
ゴルゴンが人間の男と恋に落ちたけど人間たちにそれがばれて追われて逃げる途中に男が致命傷を負ってしまい、死ぬ前に石化させてその首だけ持って逃走を続けている、みたいな。
妄想はさておき訳の話。
原文:
but evidence suggests the myth of the gorgon was ancient even in Hellenistic times
拙訳:
ゴルゴンに関する神話はヘレニズム時代の当時ですらすでに「昔」だったことが残された資料から判明している。
少し迷ったのは「gorgon was ancient even in」の箇所。ヘレニズム時代からすでに「古くから伝わるもの」として扱われていた、というのを原文に合わせて極力短く説明しようとした結果が「昔」というカギ括弧による強調。
もう1つ。
原文:
Reliable interpretations of the myth
拙訳:
専門筋による神話の解釈によると
こっちは「Reliable」の訳を「信頼できる」にするかどうかで迷った。「信頼できる翻訳(or 解釈)」とか「信頼に足る翻訳(or 解釈)」という日本語がイマイチしっくりこなかったので「専門筋」としてみた。意訳が過ぎるかもしれない。
余談3:火曜日 《繁殖池/Breeding Pool》
古参プレイヤーとしては「Breeding P-」とくるとどうしてもフォールン・エンパイアの《Breeding Pit》を思い出してしまう。しかしフォールン・エンパイアってもう20年近く前のエキスパンションなのか……年をとるはずだよ。
それはさておき、Card of the Dayの記事内容は公式コラムからの引用。コラムへのリンクが張られていなかったけど、ダブルクオテーションで囲われていたからもしかして、と調べてみたら案の定だった。
公式訳があるものを訳すのは精神衛生上よろしくないので気づけてよかった。
余談4:水曜日 《海檻の怪物/Sealock Monster》
生息条件(Landhome)は完全にデメリットでしかないという珍しい能力……と思ったけど、累積アップキープ(Cumulative Upkeep)、伝説(Legendary)、消散(Fading)、防衛(Defender)も基本的にはデメリットでしかないか。
この能力について語るときに外せないのはやっぱり《島魚ジャスコニアス/Island Fish Jasconius》……ではなくて《ダンダーン/Dandan》。そのインパクトのある名前に加えて、さりげなく公式大会でも奇襲を決めている。
ちなみにその《ダンダーン/Dandan》大活躍の記事は以下のとおり。
Gateway ラウンド 2: 森勝洋 vs. Helmut Summersberger
http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/mastersnice02/jpgwfm2a
さらに余談。この日の記事がCard of the Dayカテゴリのちょうど777件目だった。
余談5:木曜日 《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》
訳の話。
原文:
These orbits are irregular, so it’s possible for any number of the suns, from zero to all five, to be overhead at any given place or time on the world.
拙訳:
これらの衛星は不規則に回っているため、この世界のどこでも、そしてどの時間帯でも0個から5個の太陽を見ることができる。
あらためて読むと「どこでもどの時間帯でも 0個から5個の太陽を見ることができる」って日本語として少し不自然かもしれない。でも原文の訳としては間違っていない……と思う。
余談6:金曜日 《The Cheese Stands Alone》
訳の話。
原文:
But it almost made it into regular Magic for Eighth Edition. Almost.
拙訳:
しかし実はあと少しで第8版の際に非銀枠の仲間入りをするところだった。
あと少しで。
原文の「regular Magic」をどうしようか悩んで、MTG Wikiで少ないながらも用いられている「非銀枠」という表現を借りることにした、ということが1つ。
もう1つは改行。ご存知のとおり、Card of the Dayは基本的に改行なしで、1つの段落として文章がまとめられている。原文に忠実に、ということであれば同様に改行なしで訳すべきなのかもしれない、と思いつつも今回の「it almost ~. Almost.」のような表現はワンテンポ置いたほうが「それっぽい」かなあ、などと考えつつ訳している。
えーと、何が言いたいかというと、言葉ではない「改行位置」という要素にも「翻訳の意志」は入る(入れることができる)んだなあ、とあらためて気づいたという話。
余談7:ダイアリノートの自サイト検索機能について
《ダンダーン/Dandan》について過去に語ったことがあるような気がしたので、右下にある「日記内を検索」から「ダーン」という単語を検索してみた。
検索結果:0件
あれ? 気のせいだったか。うーん、確か公式大会のカバレッジを紹介した記憶があるんだけどなあ。もしかしたら英語名しか書かなかったのかもしれない、と「Dandan」で検索。
検索結果:2件
ああ、やっぱり……って、あれ? やっぱり《ダンダーン/Dandan》って書いてるじゃないか。えーと、試しに「ダンダーン」で検索すると……ヒットしたな。うーん、よく分からない。
今週のCard of the Day (2013年11月 第3週) とか
2013年11月17日 週のまとめ コメント (2)余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
怪物化(Monstrosity)週間だったらしく、Card of the Day も怪物化の能力を持つクリーチャーたち……と思いきや、金曜日だけ「名前に Monstrosity(大怪物)が含まれるカード」というオチがついた。
ちなみに Monstrosity(大怪物)が名前につくカードは意外と多く、刻まれているもの以外にも《黴墓の大怪物/Moldgraf Monstrosity》、《灰燼の大怪物/Ashen Monstrosity》、《走り回る大怪物/Skittering Monstrosity》、《呪われた大怪物/Cursed Monstrosity》などがいる。
余談2:月曜日 《船壊しのクラーケン/Shipbreaker Kraken》
巨大ダコが怪物化するとクリーチャーたちを締め上げて身動きとれなくさせる。分かりやすいんだけど名前との関連性は薄いな。いや、だからといって「Destroy target ship」なんて用途の狭い能力があっても困るか。
ところでこの手の「触手が絡みついて相手の動きをとめる」といえばやっぱり《潮汐を作るもの、ロートス/Lorthos, the Tidemaker》が代表格のイメージ。タコだけあって、ちゃんと8本の触手で絡みつくし。
余談3:火曜日 《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
2マナ 3/3というだけで驚いていた時代もあったな、と《番狼/Watchwolf》を懐かしく思いだした。しかし本当にクリーチャーの性能率上昇は留まるところを知らない。あの《悪斬の天使/Baneslayer Angel》がかわいく見えて……いや、それはないな。
モチーフはギリシャ神話に出てくるネメアーの獅子という怪物らしい。矢も通さぬ固い体だったけど、ヘラクレスに絞め殺されたそうな。なるほど。破壊不能であっても窒息死はするのか。
揚げ足とり(?)はさておき訳の話。
元の文章が短すぎてどういう意図があるのか想像するしかないのが難しい、というのが1つ。もう1つは顔文字の「笑顔」をどれにしようか迷ったという話。
余談4:水曜日 《アクロスの巨像/Colossus of Akros》
ギリシャ神話を元にしているだけあって実世界の神話や逸話をモチーフにしたカードが多いテーロス。この巨像はロードス島から持ってきたものらしい。
記事からは英語版Wikipediaの記事へリンクが張られていたので日本語版をチェックしてみた。Card of the Dayの記事には倒壊の時期が「fifty-six years after its completion(完成してから56年後のことだ)」と書いてあるけど、日本語版Wikipediaだと「58年後の紀元前226年にロドスで地震が発生、巨像は膝から折れて倒壊した」となっている。
まあ、数千年も前のことだもんなあ。2年の差なんて確かめようもないか。
ここで全然関係ない話をしてみる。ロードス島戦記にハマッていた中学生くらいのとき、親が「これ、あなたが興味のあるファンタジー小説でしょう?」と文庫本を買って来てくれた。
タイトルは「ロードス島攻防記」で著者は塩野七生さん。読み始めてすぐ全然関係ないことが分かったけど、予想外に面白かった。ロードス島という島が実在することも興味深かったし、初めて読んだ塩野七生さんの著書がこれだった。
そんだけ。
余談5:木曜日 《残酷なハイソニア/Hythonia the Cruel》
カード名を見たとき「『わたし、残酷ですわよ』が決めゼリフのお嬢様キャラが何かでいたなあ」とふと思った。それはさておき能力の話。
彼女の能力は「ゴルゴン(Gorgon)でないクリーチャーを破壊する」。無差別に、近くにいる生物は全て巻き込まれる。気に入った動物とか好きな人間とかが近くにいたら我に返ったときに絶望するのか、残酷なだけあって歯牙にもかけないのか。ゴルゴンだから後者だろうな(偏見)。
ところで記事では最後に「そしてもちろん忘れちゃいけない《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen》の存在」とあるけど、彼女はゴルゴンではないんだよね。プレインズウォーカーは種族を超越した存在なのかな。
その昔、種族を一種類しか持てなかった頃のレジェンドクリーチャーみたいに「(カード名)は、(クリーチャータイプ)として扱う」と付記するわけにはいかないんだろうか。まあこれも決してスマートな方法ではないけど。
余談6:金曜日 《刻まれた大怪物/Etched Monstrosity》
刻まれたシリーズのトリ。ここで言う「刻まれた」は「切り刻まれた」よりも「刻印された、彫り込まれた、刻み込んだ」という意味合いがあるはず。
……なんだけどシリーズ1枚目の《刻まれた巫女/Etched Oracle》のイラストに描かれているキャラクターが、体がバラバラになりかけているように見えたせいで「切り刻まれた」のイメージで覚えてしまった。
刻まれた巫女/Etched Oracle
http://magiccards.info/mma/en/206.html
あらためて見ると確かに体の表面に細かい文様が彫り込まれているのが見える。
イラストの話のあとに訳の話。
最後の「compleat」は直訳すると確かに「完全な」なんだけど、ミラディンやファイレクシアの世界ではまた世界設定的に特別な意味合いが込められていたような気もする。うーん。
怪物化(Monstrosity)週間だったらしく、Card of the Day も怪物化の能力を持つクリーチャーたち……と思いきや、金曜日だけ「名前に Monstrosity(大怪物)が含まれるカード」というオチがついた。
ちなみに Monstrosity(大怪物)が名前につくカードは意外と多く、刻まれているもの以外にも《黴墓の大怪物/Moldgraf Monstrosity》、《灰燼の大怪物/Ashen Monstrosity》、《走り回る大怪物/Skittering Monstrosity》、《呪われた大怪物/Cursed Monstrosity》などがいる。
余談2:月曜日 《船壊しのクラーケン/Shipbreaker Kraken》
巨大ダコが怪物化するとクリーチャーたちを締め上げて身動きとれなくさせる。分かりやすいんだけど名前との関連性は薄いな。いや、だからといって「Destroy target ship」なんて用途の狭い能力があっても困るか。
ところでこの手の「触手が絡みついて相手の動きをとめる」といえばやっぱり《潮汐を作るもの、ロートス/Lorthos, the Tidemaker》が代表格のイメージ。タコだけあって、ちゃんと8本の触手で絡みつくし。
余談3:火曜日 《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
2マナ 3/3というだけで驚いていた時代もあったな、と《番狼/Watchwolf》を懐かしく思いだした。しかし本当にクリーチャーの性能率上昇は留まるところを知らない。あの《悪斬の天使/Baneslayer Angel》がかわいく見えて……いや、それはないな。
モチーフはギリシャ神話に出てくるネメアーの獅子という怪物らしい。矢も通さぬ固い体だったけど、ヘラクレスに絞め殺されたそうな。なるほど。破壊不能であっても窒息死はするのか。
揚げ足とり(?)はさておき訳の話。
原文:
"Erik likes GW 3/3s. :)"
拙訳:
「Erikは緑白で3/3が好きだね ( ´ー`)」
元の文章が短すぎてどういう意図があるのか想像するしかないのが難しい、というのが1つ。もう1つは顔文字の「笑顔」をどれにしようか迷ったという話。
余談4:水曜日 《アクロスの巨像/Colossus of Akros》
ギリシャ神話を元にしているだけあって実世界の神話や逸話をモチーフにしたカードが多いテーロス。この巨像はロードス島から持ってきたものらしい。
記事からは英語版Wikipediaの記事へリンクが張られていたので日本語版をチェックしてみた。Card of the Dayの記事には倒壊の時期が「fifty-six years after its completion(完成してから56年後のことだ)」と書いてあるけど、日本語版Wikipediaだと「58年後の紀元前226年にロドスで地震が発生、巨像は膝から折れて倒壊した」となっている。
まあ、数千年も前のことだもんなあ。2年の差なんて確かめようもないか。
ここで全然関係ない話をしてみる。ロードス島戦記にハマッていた中学生くらいのとき、親が「これ、あなたが興味のあるファンタジー小説でしょう?」と文庫本を買って来てくれた。
タイトルは「ロードス島攻防記」で著者は塩野七生さん。読み始めてすぐ全然関係ないことが分かったけど、予想外に面白かった。ロードス島という島が実在することも興味深かったし、初めて読んだ塩野七生さんの著書がこれだった。
そんだけ。
余談5:木曜日 《残酷なハイソニア/Hythonia the Cruel》
カード名を見たとき「『わたし、残酷ですわよ』が決めゼリフのお嬢様キャラが何かでいたなあ」とふと思った。それはさておき能力の話。
彼女の能力は「ゴルゴン(Gorgon)でないクリーチャーを破壊する」。無差別に、近くにいる生物は全て巻き込まれる。気に入った動物とか好きな人間とかが近くにいたら我に返ったときに絶望するのか、残酷なだけあって歯牙にもかけないのか。ゴルゴンだから後者だろうな(偏見)。
ところで記事では最後に「そしてもちろん忘れちゃいけない《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen》の存在」とあるけど、彼女はゴルゴンではないんだよね。プレインズウォーカーは種族を超越した存在なのかな。
その昔、種族を一種類しか持てなかった頃のレジェンドクリーチャーみたいに「(カード名)は、(クリーチャータイプ)として扱う」と付記するわけにはいかないんだろうか。まあこれも決してスマートな方法ではないけど。
余談6:金曜日 《刻まれた大怪物/Etched Monstrosity》
刻まれたシリーズのトリ。ここで言う「刻まれた」は「切り刻まれた」よりも「刻印された、彫り込まれた、刻み込んだ」という意味合いがあるはず。
……なんだけどシリーズ1枚目の《刻まれた巫女/Etched Oracle》のイラストに描かれているキャラクターが、体がバラバラになりかけているように見えたせいで「切り刻まれた」のイメージで覚えてしまった。
刻まれた巫女/Etched Oracle
http://magiccards.info/mma/en/206.html
あらためて見ると確かに体の表面に細かい文様が彫り込まれているのが見える。
イラストの話のあとに訳の話。
原文:
showing a progression on that plane from one of relative peace, to one of outright war, to one that is compleat
拙訳:
ミラディンの次元に進行する変化を表現している。1枚目が相対的な平和、2枚目は徹底抗戦、3枚目は完全なる姿だ。
最後の「compleat」は直訳すると確かに「完全な」なんだけど、ミラディンやファイレクシアの世界ではまた世界設定的に特別な意味合いが込められていたような気もする。うーん。
今週のCard of the Day (2013年11月 第2週) とか
2013年11月10日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週のテーマは「蛇」。こんなに分かりやすいのは久しぶりだな、と一瞬だけ思ったけど、2週間前の「Hero」週間も明らかに分かりやすかったよな。あれは気づかないほうがおかしい(すいません)。
余談2:月曜日 《蛇術師/Ophiomancer》
クリーチャータイプを書き換えたりしない限り、常に1体しか蛇を使役できない蛇使いさん。これは「飼っている蛇は不死身である。何度でも蘇るさ」なのか「ツテがあってすぐに次を手に入れることができる」なのか「蛇が沸いて出てくる不思議な何かを持っている」なのか。
魔法の世界だから不死身か沸いて出てくるかがありそう。
ところで特定のクリーチャータイプのトークンを1体ずつしか生み出せないというと思いだされるのは《霊の鏡/Spirit Mirror》というエンチャント。こんなカード。
恒久的にトークンを生み出すカードは強いという常識をくつがえしてくれたカード。ちなみに Mark Rosewater がこのカードの開発時のエピソードについてコラムで語っている。
(原文) Enchantment For Better Things, Part One
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr285
(拙訳) より良いエンチャントのために
http://regiant.diarynote.jp/201106220720372950/
初代「エンチャントかつクリーチャー」の話はさておき訳の話。
お分かりのとおり「Fancy」をどうしようかな、という話。それと、忠実に訳すなら「しゃれた近代ラテン語の言葉」という語順なんだろうけど、そうするとどうにも日本語にしづらくて諦めた。
なおこの記事でちょうど3年分のCard of the Dayの更新完了。
余談3:火曜日 《ネシアンのアスプ/Nessian Asp》
なんとなく紹介されてた動画も翻訳してみたけど、やっぱりコントを文字に書き起こしても面白さは伝わらないかな。日本語の意味をつかんでいただいたらリンク先も見てみて欲しいところ。
動画の話はさておき訳の話。
個人的に気に入っている訳。こういう意味だよね?
あと動画内の会話で訳に……というか聞きとりに困った箇所。
多分、日本語で言う「ハイドラ的な」「ハイドラな」「ハイドラっぽい」みたいな造語なんだろうけど、スペルが分からない。ネイティブなら分かるんだろうな。
余談4:水曜日 《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
神河物語の世界特有の種族である擬人化された蛇こと「大蛇(Orochi)」の名前の元ネタが「八岐大蛇」である、というネタ。どうでもいいけど「やまたのおろち」って、なぜか変換できる。
さらにどうでもいい話。ずっと前にドラえもんの漫画を読んでいたら、のび太が「おかしいじゃないか。頭が8つだったら、マタの数は7つのはずだ。なんで『ヤマタのおろち』なんだよ」みたいなことを言ってた記憶がある。
当時は「たしかにそうだ」と思ったけど、あらためて考えると「八岐」の意味を取り違えているのかもしれない。「岐」は分岐を意味するわけだから「8つに分かれている」という意味での「八岐」なのかもしれない。
せっかくだから Wikipedia でもチェックしてみるか。……よく分からなかった。
余談5:木曜日 《定命の者の宿敵/Nemesis of Mortals》
ラドンという怪獣が日本の映画でいたな。元ネタはギリシャ神話だったのか……と思ったのだけど、Wikipediaによると違うらしい。プテラノドンか。なるほど。確かにギリシャ神話のラドンには羽も生えてないしな。
見たことない映画の話はさておき訳の話。
単語それぞれは難しくないのだけど、日本語の文に直すのが意外と手間だった。「ラドンは 巻きついて の周りを 黄金のリンゴが生っている木 不死を授ける、としての役目 眠ることのない 番人」という単語を並び替えて日本語にする作業。
余談6:金曜日 《翼のコアトル/Winged Coatl》
瞬速で接死で飛行で1/1のクリーチャー。「毒の矢」という表現が実にしっくりくるスペックだな。青だから「飛行」で「瞬速」、緑だから「接死」。分かりやすい。あと「蛇」というと緑のイメージがあるけど、《知恵の蛇/Ophidian》もいるし、確かに青もありだな。
ところで統率者のデッキは、統率者に選んだレジェンド・クリーチャーと色が一致していないカードは入れられないというルールだったはずだけど、多色カードってかなり条件せばめられるんじゃないかな……ああ、でも3色以上のレジェンド・クリーチャーもいるか。
今週のテーマは「蛇」。こんなに分かりやすいのは久しぶりだな、と一瞬だけ思ったけど、2週間前の「Hero」週間も明らかに分かりやすかったよな。あれは気づかないほうがおかしい(すいません)。
余談2:月曜日 《蛇術師/Ophiomancer》
クリーチャータイプを書き換えたりしない限り、常に1体しか蛇を使役できない蛇使いさん。これは「飼っている蛇は不死身である。何度でも蘇るさ」なのか「ツテがあってすぐに次を手に入れることができる」なのか「蛇が沸いて出てくる不思議な何かを持っている」なのか。
魔法の世界だから不死身か沸いて出てくるかがありそう。
ところで特定のクリーチャータイプのトークンを1体ずつしか生み出せないというと思いだされるのは《霊の鏡/Spirit Mirror》というエンチャント。こんなカード。
Spirit Mirror / 霊の鏡 (2)(白)(白)
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、反射(Reflection)トークンが戦場に存在しない場合、白の2/2の反射クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
(0):反射1つを対象とし、それを破壊する。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Spirit+Mirror/
恒久的にトークンを生み出すカードは強いという常識をくつがえしてくれたカード。ちなみに Mark Rosewater がこのカードの開発時のエピソードについてコラムで語っている。
(原文) Enchantment For Better Things, Part One
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr285
(拙訳) より良いエンチャントのために
http://regiant.diarynote.jp/201106220720372950/
初代「エンチャントかつクリーチャー」の話はさておき訳の話。
原文:
a fancy New Latin word that means "snake"
拙訳:
近代ラテン語で「蛇」を意味するしゃれた単語だ
お分かりのとおり「Fancy」をどうしようかな、という話。それと、忠実に訳すなら「しゃれた近代ラテン語の言葉」という語順なんだろうけど、そうするとどうにも日本語にしづらくて諦めた。
なおこの記事でちょうど3年分のCard of the Dayの更新完了。
余談3:火曜日 《ネシアンのアスプ/Nessian Asp》
なんとなく紹介されてた動画も翻訳してみたけど、やっぱりコントを文字に書き起こしても面白さは伝わらないかな。日本語の意味をつかんでいただいたらリンク先も見てみて欲しいところ。
動画の話はさておき訳の話。
原文:
As if being a huge snake wasn’t enough by itself,
拙訳:
巨大であるというだけではキャラが立たないと思ったのか、
個人的に気に入っている訳。こういう意味だよね?
あと動画内の会話で訳に……というか聞きとりに困った箇所。
原文:
A : That seems to me quite a 【ハイドラアスティック】 trait to me
B : First, its 【ハイドラスク】. Second, if an asp gets that big ...
多分、日本語で言う「ハイドラ的な」「ハイドラな」「ハイドラっぽい」みたいな造語なんだろうけど、スペルが分からない。ネイティブなら分かるんだろうな。
余談4:水曜日 《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
神河物語の世界特有の種族である擬人化された蛇こと「大蛇(Orochi)」の名前の元ネタが「八岐大蛇」である、というネタ。どうでもいいけど「やまたのおろち」って、なぜか変換できる。
さらにどうでもいい話。ずっと前にドラえもんの漫画を読んでいたら、のび太が「おかしいじゃないか。頭が8つだったら、マタの数は7つのはずだ。なんで『ヤマタのおろち』なんだよ」みたいなことを言ってた記憶がある。
当時は「たしかにそうだ」と思ったけど、あらためて考えると「八岐」の意味を取り違えているのかもしれない。「岐」は分岐を意味するわけだから「8つに分かれている」という意味での「八岐」なのかもしれない。
せっかくだから Wikipedia でもチェックしてみるか。……よく分からなかった。
余談5:木曜日 《定命の者の宿敵/Nemesis of Mortals》
ラドンという怪獣が日本の映画でいたな。元ネタはギリシャ神話だったのか……と思ったのだけど、Wikipediaによると違うらしい。プテラノドンか。なるほど。確かにギリシャ神話のラドンには羽も生えてないしな。
見たことない映画の話はさておき訳の話。
原文:
Ladon coiled around a tree bearing golden apples that granted immortality, acting as a sleepless guardian.
拙訳:
不死を授ける黄金のリンゴが生るという木に巻き付き、眠らぬ番人としてリンゴを守っていたという点だ。
単語それぞれは難しくないのだけど、日本語の文に直すのが意外と手間だった。「ラドンは 巻きついて の周りを 黄金のリンゴが生っている木 不死を授ける、としての役目 眠ることのない 番人」という単語を並び替えて日本語にする作業。
余談6:金曜日 《翼のコアトル/Winged Coatl》
瞬速で接死で飛行で1/1のクリーチャー。「毒の矢」という表現が実にしっくりくるスペックだな。青だから「飛行」で「瞬速」、緑だから「接死」。分かりやすい。あと「蛇」というと緑のイメージがあるけど、《知恵の蛇/Ophidian》もいるし、確かに青もありだな。
ところで統率者のデッキは、統率者に選んだレジェンド・クリーチャーと色が一致していないカードは入れられないというルールだったはずだけど、多色カードってかなり条件せばめられるんじゃないかな……ああ、でも3色以上のレジェンド・クリーチャーもいるか。
今週のCard of the Day (2013年10月 第4週) とか
2013年10月27日 週のまとめ コメント (2)余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
伝説のクリーチャーという以外に特に共通点は見当たらなかった。あえて特色らしきものがあるとすれば全てが異なるセットから選出されていることくらいかなあ。
余談2:月曜日 《セテッサの英雄、アンソーザ/Anthousa, Setessan Hero》
背景ストーリーを読んでみて、やっぱり Card of the Day でネタにされているとおりなのかな、と思った。アンソーザには特にモンスターを召喚するという能力はなさそうで、動員するとすれば戦士として訓練を受けている「小熊たち」ということになるだろうから。
ところで記事で懐かしの《灰色熊/Grizzly Bears》について言及されているけど、いなくなってからもう随分経つかと思いきや、《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》と入れ替わってからまだ4年しか経っていなかった(《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》の登場は2009年発売の基本セット2010から)。
どうでもいいけど「Setessa」で「セテッサ」か。つづりが珍しくローマ字そのままだ。
余談3:火曜日 《キンズベイルの勇士、ブリジッド/Brigid, Hero of Kinsbaile》
そういえば日本語のつづりは「ブリジッド」なんだな。口語だと「ブリジット」って呼んでた。英語名の最後が「D」で終わっているから、と言われれば当然なんだけど、違和感がある。
理由をつらつらと考えてみて分かったのは、単に「ブリジット」が出てくる作品や作品名のほうが馴染みが深いからみたいだ。対戦格闘ゲームのギルティギアに出てくる女装キャラは「ブリジット」。映画の「ブリジット・ジョーンズの日記」も同様に濁らない。
この「ブリジッド」と「ブリジット」の違い、よくある英語の表記ブレ(例:ワトソン、ワトスン)かと思いきや、そもそもの英語名が「Bridget」と異なるつづりだった。じゃあ、ちゃんと使い分けないとダメだな。
全然関係ないけど「そういえば対戦格闘ゲームのカプジャムにもブリジットっていうキャラがいたような」と思って確認してみたら、イングリッド(Ingrid)だった。勘違い。
余談4:水曜日 《クローサの英雄、ストーンブラウ/Stonebrow, Krosan Hero》
リンク先のコラムで《クローサの英雄、ストーンブラウ/Stonebrow, Krosan Hero》について触れている箇所を抜粋してみる。
余談5:木曜日 《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》
ターンガースのお言葉がフレイバーテキストして採用されているカードが26枚もある、という記事。ただリンク先はフレイバーテキストに「Tahngarth」が含まれるものを検索しているので、実際には彼が登場するシーンが書かれただけのフレイバーテキストも含まれる。
ちなみに主人公であるジェラードの場合、その名がフレイバーテキストに含まれるカードで94枚、そのお言葉が採用されているカードだけでも31枚ある。
さらに余談。ドラフトかシールドかは忘れたけど、リミテッドで引いたターンガースがめちゃくちゃ強かった。とてもお世話になったので構築デッキ(赤単スライ)に入れてみたら全然活躍してくれなくて悲しかった記憶がある。
余談6:金曜日 《合肥の勇将 張遼/Zhang Liao, Hero of Hefei》
三国志知らないとこういうとき困る。何度か読み進めようとしては挫折している。登場人物が多すぎて覚えきれない。覚えておかないといけないキャラと忘れてもいいキャラが分かればいいんだけど。
余談7:フレイバーテキスト
ジェラードのお言葉がフレイバーテキストになっているカード31枚。
《Abyssal Gatekeeper》
《Ardent Militia》
《Argivian Find》
《Benalish Infantry》
《Benalish Knight》
《Broken Fall》
《Elite Javelineer》
《Familiar Ground》
《Foriysian Brigade》
《Gerrard’s Wisdom》
《Guided Strike》
《Heavy Ballista》
《Hero’s Resolve》
《Insight》
《Llanowar Behemoth》
《Marble Titan》
《Master Decoy》
《Master of Arms》
《Megrim》
《Mischievous Poltergeist》
《Rootwater Shaman》
《Sadistic Glee》
《Sandstone Warrior》
《Serenity》
《Soltari Lancer》
《Soul Shepherd》
《Stun》
《Timid Drake》
《Tremor》
《Volunteer Reserves》
《Winged Sliver》
伝説のクリーチャーという以外に特に共通点は見当たらなかった。あえて特色らしきものがあるとすれば全てが異なるセットから選出されていることくらいかなあ。
余談2:月曜日 《セテッサの英雄、アンソーザ/Anthousa, Setessan Hero》
背景ストーリーを読んでみて、やっぱり Card of the Day でネタにされているとおりなのかな、と思った。アンソーザには特にモンスターを召喚するという能力はなさそうで、動員するとすれば戦士として訓練を受けている「小熊たち」ということになるだろうから。
ところで記事で懐かしの《灰色熊/Grizzly Bears》について言及されているけど、いなくなってからもう随分経つかと思いきや、《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》と入れ替わってからまだ4年しか経っていなかった(《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》の登場は2009年発売の基本セット2010から)。
どうでもいいけど「Setessa」で「セテッサ」か。つづりが珍しくローマ字そのままだ。
余談3:火曜日 《キンズベイルの勇士、ブリジッド/Brigid, Hero of Kinsbaile》
そういえば日本語のつづりは「ブリジッド」なんだな。口語だと「ブリジット」って呼んでた。英語名の最後が「D」で終わっているから、と言われれば当然なんだけど、違和感がある。
理由をつらつらと考えてみて分かったのは、単に「ブリジット」が出てくる作品や作品名のほうが馴染みが深いからみたいだ。対戦格闘ゲームのギルティギアに出てくる女装キャラは「ブリジット」。映画の「ブリジット・ジョーンズの日記」も同様に濁らない。
この「ブリジッド」と「ブリジット」の違い、よくある英語の表記ブレ(例:ワトソン、ワトスン)かと思いきや、そもそもの英語名が「Bridget」と異なるつづりだった。じゃあ、ちゃんと使い分けないとダメだな。
全然関係ないけど「そういえば対戦格闘ゲームのカプジャムにもブリジットっていうキャラがいたような」と思って確認してみたら、イングリッド(Ingrid)だった。勘違い。
余談4:水曜日 《クローサの英雄、ストーンブラウ/Stonebrow, Krosan Hero》
リンク先のコラムで《クローサの英雄、ストーンブラウ/Stonebrow, Krosan Hero》について触れている箇所を抜粋してみる。
《クローサの英雄、ストーンブラウ/Stonebrow, Krosan Hero》
年かさのケンタウルスのシートンが狂気の召喚者ブレイズの手によって殺害されたあと、かわりにカマールの右腕となったのがストーンブラウだ。
また、カマールがクローサの森にいるクリーチャーたちを増幅するためにミラーリの力を行使したとき、
この奇妙な軍団を率いることになったのもストーンブラウだ。
彼の身に付けている斧の名は Soul Reaper (魂刈り) といい、これはカマールがフェイジとアクローマが一撃で屠り、邪神カローナを生み出すのに使ったあの斧だ。
(追記)
ストーンブラウは確かにオンスロート三部作における重要人物だが、過去のカードであまりにも触れられていないため、私たちは彼自身をカード化することにためらいを覚えていた。しかし赤緑のレジェンドカードとなり得るクリーチャーで私たちの条件を満たしてくれる候補はあまりにも少なかったのだ。
元記事:https://www.wizards.com/Magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/feature/373
余談5:木曜日 《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》
ターンガースのお言葉がフレイバーテキストして採用されているカードが26枚もある、という記事。ただリンク先はフレイバーテキストに「Tahngarth」が含まれるものを検索しているので、実際には彼が登場するシーンが書かれただけのフレイバーテキストも含まれる。
ちなみに主人公であるジェラードの場合、その名がフレイバーテキストに含まれるカードで94枚、そのお言葉が採用されているカードだけでも31枚ある。
さらに余談。ドラフトかシールドかは忘れたけど、リミテッドで引いたターンガースがめちゃくちゃ強かった。とてもお世話になったので構築デッキ(赤単スライ)に入れてみたら全然活躍してくれなくて悲しかった記憶がある。
余談6:金曜日 《合肥の勇将 張遼/Zhang Liao, Hero of Hefei》
三国志知らないとこういうとき困る。何度か読み進めようとしては挫折している。登場人物が多すぎて覚えきれない。覚えておかないといけないキャラと忘れてもいいキャラが分かればいいんだけど。
余談7:フレイバーテキスト
ジェラードのお言葉がフレイバーテキストになっているカード31枚。
《Abyssal Gatekeeper》
《Ardent Militia》
《Argivian Find》
《Benalish Infantry》
《Benalish Knight》
《Broken Fall》
《Elite Javelineer》
《Familiar Ground》
《Foriysian Brigade》
《Gerrard’s Wisdom》
《Guided Strike》
《Heavy Ballista》
《Hero’s Resolve》
《Insight》
《Llanowar Behemoth》
《Marble Titan》
《Master Decoy》
《Master of Arms》
《Megrim》
《Mischievous Poltergeist》
《Rootwater Shaman》
《Sadistic Glee》
《Sandstone Warrior》
《Serenity》
《Soltari Lancer》
《Soul Shepherd》
《Stun》
《Timid Drake》
《Tremor》
《Volunteer Reserves》
《Winged Sliver》
今週のCard of the Day (2013年10月 第3週) とか
2013年10月20日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週のテーマは統率者(2013年版)のカード。当初はまだEDHという名前が主流だったけど、最近は統率者戦という呼称も随分と市民権を得ている様子。せっかくなので公式の統率者(2013年版)のサイトを見に行ってみた。
マジック:ザ・ギャザリング 統率者(2013年版)
http://mtg-jp.com/products/individual/023736/
広告文の「5種類のカード100枚入りシングルトン(カード1枚制限)デッキです」という文章が一瞬理解できなかった。「5種類のカードが100枚入り? 5種類しか入ってない? そんなバカな」とか頭の悪いことを考えてしまった。「5種類の『100枚入りデッキ』」ね。
同じサイトの英語版を見たら「Commander (2013 Edition) release consists of five different game packs」となっていた。こっちのほうが分かりやすいな。
余談2:月曜日 《野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild》
公式の画像検索エンジンであるGathererからカードを検索すると、カード画像のテキストはオラクル準拠に修正されてる……と思っていたんだけど、そんなことなかったか。ちゃんと製品版の画像(文面)なんだな。あれ、なんでそんな勘違いしてたんだろう。
訳の話。
冒頭の「FYI」は「For your information」で、ご参考までに、みたいな意味がある。仕事でよく使う。これ以外に使うのは「TBA」とか「NA」とかかな。前者が「To be announced」で、後者が「Not Applicable」。
余談3:火曜日 《浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician》
見た目が本当に単なる鳥なのか、実は腕が生えてるのかが分からない。槍を持った右腕が生えているようにも見えるんだけど、それだと頭のすぐ横から腕が生えていることになるんだよな……。
と、思ったらこっちにサイズの大きい画像があった。腕生えてるね。「鳥・ウィザード」のクリーチャータイプでありつつ、見た目が完全に「鳥」そのものというクリーチャーも面白そうだと思ったのに、残念。
《浄火の戦術家、デリーヴィー》の画像
http://magiccards.info/c13/en/186.html
余談4:水曜日 《老いざる苦行者、アローロ/Oloro, Ageless Ascetic》
日本語カード名を見て「ああ、老いてるんだな」と思って、英語名を見たら「Ageless」ってあって「え? じゃあ、老いてないじゃん?」と混乱して、あらためて日本語カード名見たらちゃんと「老いざる」となってた。
記事に登場したクリス・クルーウィは有名フットボール選手であるだけでなく、本当に自他共に認めるゲーム好きらしく、ツイッターのアカウント名も「ChrisWarcraft」。プロスポーツ選手でマジック好きというといまだに佐竹雅昭が浮かぶ、と言うと年がばれる。
余談5:木曜日 《カーの空奪い、プローシュ/Prossh, Skyraider of Kher》
日本語名の「空奪い」はまるで「空を奪う」ような感じを受ける。元の英語名は「Skyraider」で、どちらかというと「空を主戦場にしている盗賊団」という意味な気がする。《Erg Raiders》の日本語名が《アーグの盗賊団》だったように。
ところでカー(Kher)というと真っ先に浮かぶのは0コストのコボルドだけど、アルファ版にも《Roc of Kher Ridges》というカー(Kher)関連のカードがあったとは知らなかった。
余談6:金曜日 《ネファリアの災い、ジェリーヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》
訳の話。
括弧内の「Yay」は日本語で「イエーイ」であるわけで、直訳するなら「イエーイ、アヴァシン!」であり、もうちょっと日本語にするなら「アヴァシン、万歳!」なわけだけど、文章のど真ん中にこれを挟むことに抵抗があって、上記の訳にした。
原文「often served as lunch」からリンクが張られていた先のコラムを読んでも、直接的にどう「食べていたのか」が描写されていなかったので、間接的な表現として「食い物にする」を使ってみた。
吸血鬼がいるという情報があったのでそのことだとすれば文字通り「食われている」と言えなくもないけど、屍術師たちがゾンビを作っている地域でもあるらしいので、材料にされるという意味であれば間接的な「食い物にされる(搾取される)」のほうになる。
今週のテーマは統率者(2013年版)のカード。当初はまだEDHという名前が主流だったけど、最近は統率者戦という呼称も随分と市民権を得ている様子。せっかくなので公式の統率者(2013年版)のサイトを見に行ってみた。
マジック:ザ・ギャザリング 統率者(2013年版)
http://mtg-jp.com/products/individual/023736/
広告文の「5種類のカード100枚入りシングルトン(カード1枚制限)デッキです」という文章が一瞬理解できなかった。「5種類のカードが100枚入り? 5種類しか入ってない? そんなバカな」とか頭の悪いことを考えてしまった。「5種類の『100枚入りデッキ』」ね。
同じサイトの英語版を見たら「Commander (2013 Edition) release consists of five different game packs」となっていた。こっちのほうが分かりやすいな。
余談2:月曜日 《野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild》
公式の画像検索エンジンであるGathererからカードを検索すると、カード画像のテキストはオラクル準拠に修正されてる……と思っていたんだけど、そんなことなかったか。ちゃんと製品版の画像(文面)なんだな。あれ、なんでそんな勘違いしてたんだろう。
訳の話。
原文:
FYI, Marath has errata. "X can’t be 0" was left off the card, so his second ability should read:
拙訳:
参考までに告げておくと《野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild》にはエラッタが出ている。「Xは0にはできない」の文言が漏れているのだ。彼の2つ目の能力は本来こう書かれるはずだった。
冒頭の「FYI」は「For your information」で、ご参考までに、みたいな意味がある。仕事でよく使う。これ以外に使うのは「TBA」とか「NA」とかかな。前者が「To be announced」で、後者が「Not Applicable」。
余談3:火曜日 《浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician》
見た目が本当に単なる鳥なのか、実は腕が生えてるのかが分からない。槍を持った右腕が生えているようにも見えるんだけど、それだと頭のすぐ横から腕が生えていることになるんだよな……。
と、思ったらこっちにサイズの大きい画像があった。腕生えてるね。「鳥・ウィザード」のクリーチャータイプでありつつ、見た目が完全に「鳥」そのものというクリーチャーも面白そうだと思ったのに、残念。
《浄火の戦術家、デリーヴィー》の画像
http://magiccards.info/c13/en/186.html
余談4:水曜日 《老いざる苦行者、アローロ/Oloro, Ageless Ascetic》
日本語カード名を見て「ああ、老いてるんだな」と思って、英語名を見たら「Ageless」ってあって「え? じゃあ、老いてないじゃん?」と混乱して、あらためて日本語カード名見たらちゃんと「老いざる」となってた。
記事に登場したクリス・クルーウィは有名フットボール選手であるだけでなく、本当に自他共に認めるゲーム好きらしく、ツイッターのアカウント名も「ChrisWarcraft」。プロスポーツ選手でマジック好きというといまだに佐竹雅昭が浮かぶ、と言うと年がばれる。
余談5:木曜日 《カーの空奪い、プローシュ/Prossh, Skyraider of Kher》
日本語名の「空奪い」はまるで「空を奪う」ような感じを受ける。元の英語名は「Skyraider」で、どちらかというと「空を主戦場にしている盗賊団」という意味な気がする。《Erg Raiders》の日本語名が《アーグの盗賊団》だったように。
ところでカー(Kher)というと真っ先に浮かぶのは0コストのコボルドだけど、アルファ版にも《Roc of Kher Ridges》というカー(Kher)関連のカードがあったとは知らなかった。
余談6:金曜日 《ネファリアの災い、ジェリーヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》
訳の話。
原文:
Back before Avacyn was restored (yay Avacyn!),
拙訳:
《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》がご帰還(やったぜ!)される前まで
括弧内の「Yay」は日本語で「イエーイ」であるわけで、直訳するなら「イエーイ、アヴァシン!」であり、もうちょっと日本語にするなら「アヴァシン、万歳!」なわけだけど、文章のど真ん中にこれを挟むことに抵抗があって、上記の訳にした。
原文:
the good folk of Nephalia often served as lunch for the not-so-good folk of Nephalia
拙訳:
ネファリアの善良な人々はネファリアのそれほど善良ではない連中に食いものにされていた
原文「often served as lunch」からリンクが張られていた先のコラムを読んでも、直接的にどう「食べていたのか」が描写されていなかったので、間接的な表現として「食い物にする」を使ってみた。
吸血鬼がいるという情報があったのでそのことだとすれば文字通り「食われている」と言えなくもないけど、屍術師たちがゾンビを作っている地域でもあるらしいので、材料にされるという意味であれば間接的な「食い物にされる(搾取される)」のほうになる。
今週のCard of the Day (2013年10月 第2週) とか
2013年10月13日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
火曜日にネタばれがあったように「ギリシャ語由来の英語をその名前に含むカード」および「その由来の説明」がテーマだった。英語の難しい単語は大体フランス語(ラテン語)由来のものが多いけど、そこからさらに遡るとギリシャ語に行きつくものが多いということらしい。
本当かどうかは知らないけど、Wikipediaの「ギリシャ語」の項目によると「ギリシア語は今日においても、人類史上最も強い影響力を持った文明の言語、あるいは3千年間継承されてきた史上最も偉大な文学を生んだ言語のひとつ」とのこと。
要するに、ローマ帝国すごい、という話か。
余談2:月曜日 《ヘリオッドの福音者/Evangel of Heliod》
訳の話というか、記述方法の話。
イタリック体とか括弧とかダブルクオテーションとか色々あるのをどう日本語文に置き換えようかなあ、と試行錯誤した結果が上記の拙訳。
ところで最初に原文の「euangelion」を見たとき、2文字目が本当に「U」でいいのかな、と疑問に感じたので調べてみた。どうやら合ってるらしい。日本語版Wikipediaの「福音書」の項目によると……
余談3:火曜日 《地平の識者/Horizon Scholar》
マジックで地平線(Horizon)というと、土地に関連した能力を予想してしまう。なんでだろうと検索してみて納得。やっぱり土地に関連した効果を持つカードが多かった。
《地平線のドレイク/Horizon Drake》
:プロテクション(土地)
《地平の探求/Seek the Horizon》
:基本土地を3枚引いてくる
《不安定な地平線/Unstable Frontier》
:土地タイプを書き換える土地
《地平線の呪文爆弾/Horizon Spellbomb》
:基本土地を1枚引いてくる
それはさておき訳の話。
冒頭の「Okay, yes」もちょっと考えたけど、もちろん悩んだのはそんなところではなくて最後の「Spoilers!」。これ、今週のテーマのネタばれだよ、って意味で合ってるかなあ。ちょっと自信ない。でも他に思い付かなかった。
余談4:水曜日 《蘇りしケンタウルス/Returned Centaur》
ケンタウルスがゾンビになると緑が消えて黒一色になるという事実はさておき訳の話。
原文でどうしても分からなかったのが「That’s its own topic」。直前の「didn’t have horse bodies」からつながってるっぽいんだけど、うーん。
ちなみに「That’s its own topic」からは、Wikipediaのケンタウロスの起源について述べている箇所へリンクが張られており、その中でテッサリア人とケンタウルスの関係について「The Thessalian tribes also claimed their horse breeds were descended from the centaurs」と書かれている。
うーん。分からん。結局、力技で訳してしまった。自信ない。
余談5:木曜日 《闘技場の競技者/Arena Athlete》
英語に限らない訳の話。
ネットでイタリア語やスペイン語の「Arena」を調べても「砂」という意味が出てこないんだよなあ……さらに言うと「砂」の対訳も「Arena」って出ない。うーん。訳し間違えてるのかな。でも文脈的にそうとしかとれない。うーん。うーん。
余談6:金曜日 《ケイラメトラの侍祭/Karametra’s Acolyte》
「Karametra」で「ケイラミトラ」と読ませる英語は本当に魔境だ。
火曜日にネタばれがあったように「ギリシャ語由来の英語をその名前に含むカード」および「その由来の説明」がテーマだった。英語の難しい単語は大体フランス語(ラテン語)由来のものが多いけど、そこからさらに遡るとギリシャ語に行きつくものが多いということらしい。
本当かどうかは知らないけど、Wikipediaの「ギリシャ語」の項目によると「ギリシア語は今日においても、人類史上最も強い影響力を持った文明の言語、あるいは3千年間継承されてきた史上最も偉大な文学を生んだ言語のひとつ」とのこと。
要するに、ローマ帝国すごい、という話か。
余談2:月曜日 《ヘリオッドの福音者/Evangel of Heliod》
訳の話というか、記述方法の話。
原文:
it originated in Greece as euangelion ("good tidings")
拙訳:
この言葉はギリシャ語の「Euangelion(吉報)」に端を発する
イタリック体とか括弧とかダブルクオテーションとか色々あるのをどう日本語文に置き換えようかなあ、と試行錯誤した結果が上記の拙訳。
ところで最初に原文の「euangelion」を見たとき、2文字目が本当に「U」でいいのかな、と疑問に感じたので調べてみた。どうやら合ってるらしい。日本語版Wikipediaの「福音書」の項目によると……
福音(Evangelion エヴァンゲリオン)は、ギリシャ語 εὐαγγέλιον, euangelion に由来する言葉で「良い(euエウ- 、"good")知らせ(-angelion アンゲリオン、"message".)」を意味する。これを英語に直訳すると、good news となる。
引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E9%9F%B3%E6%9B%B8
余談3:火曜日 《地平の識者/Horizon Scholar》
マジックで地平線(Horizon)というと、土地に関連した能力を予想してしまう。なんでだろうと検索してみて納得。やっぱり土地に関連した効果を持つカードが多かった。
《地平線のドレイク/Horizon Drake》
:プロテクション(土地)
《地平の探求/Seek the Horizon》
:基本土地を3枚引いてくる
《不安定な地平線/Unstable Frontier》
:土地タイプを書き換える土地
《地平線の呪文爆弾/Horizon Spellbomb》
:基本土地を1枚引いてくる
それはさておき訳の話。
原文:
Okay, yes, the riddle of the sphinx is Greek, but this week is about words, not myths. (Spoilers!)
拙訳:
確かにギリシャ神話におけるスフィンクスと言えば謎かけだが、今週のテーマは神話ではなく言葉なのだ(ネタばれ)。
冒頭の「Okay, yes」もちょっと考えたけど、もちろん悩んだのはそんなところではなくて最後の「Spoilers!」。これ、今週のテーマのネタばれだよ、って意味で合ってるかなあ。ちょっと自信ない。でも他に思い付かなかった。
余談4:水曜日 《蘇りしケンタウルス/Returned Centaur》
ケンタウルスがゾンビになると緑が消えて黒一色になるという事実はさておき訳の話。
原文:
maybe it’s from a Thessalian tribe of bull fighters (kenteo is "fight;" tauros is "bull") who... didn’t have horse bodies. That’s its own topic, though!
拙訳:
もしかしたらテッサリア人の部族にいた闘牛士から来ているのかもしれない。彼ら自身に馬の胴体はついていたわけではなく、Kenteo が「Fight」を、Tauros が「Bull」を意味しているからだ。彼らの出自はそれ自体がまた1つの話だ。
原文でどうしても分からなかったのが「That’s its own topic」。直前の「didn’t have horse bodies」からつながってるっぽいんだけど、うーん。
ちなみに「That’s its own topic」からは、Wikipediaのケンタウロスの起源について述べている箇所へリンクが張られており、その中でテッサリア人とケンタウルスの関係について「The Thessalian tribes also claimed their horse breeds were descended from the centaurs」と書かれている。
うーん。分からん。結局、力技で訳してしまった。自信ない。
余談5:木曜日 《闘技場の競技者/Arena Athlete》
英語に限らない訳の話。
原文:
Italian and Spanish adopted the sandy part, where arena means "sand."
拙訳:
イタリア語とスペイン語は「砂」の部分をとってきている(これらの言語における「Arena」は「砂」を意味する)。
ネットでイタリア語やスペイン語の「Arena」を調べても「砂」という意味が出てこないんだよなあ……さらに言うと「砂」の対訳も「Arena」って出ない。うーん。訳し間違えてるのかな。でも文脈的にそうとしかとれない。うーん。うーん。
余談6:金曜日 《ケイラメトラの侍祭/Karametra’s Acolyte》
「Karametra」で「ケイラミトラ」と読ませる英語は本当に魔境だ。
今週のCard of the Day (2013年10月 第1週) とか
2013年10月6日 週のまとめ余談0:先々週のCard of the Dayのテーマ
まとめ忘れていたのであとから追加。
今週のCard of the Day (2013年09月 第3週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201310212359593347/
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
テーロスのカードの中でも特にギリシャ神話を題材にしたカードたち(とその元ネタとなった題材)の紹介。訳すときにちょっと迷ったのが固有名詞の日本語表記。英語じゃないだけあって、表記ブレが色々ある。
分かりやすいところでは「ヘラクレス」さん。「ヘーラクレース」「ヘルクーレス」「ヘラクレス」などがあるらしい。ちなみに「ヘラクレイトス」は別の人。ややこしい。基本的にWikipedia準拠でいいかな、と思いつつ訳してたけど……「ヘラクレス」は「ヘラクレス」だろう。栄光もそうだし、オオカブトムシもそうだし。
余談2:月曜日 《百手巨人/Hundred-Handed One》
語るだけ無粋なほどにフレイバー満点なカード。そりゃ、腕が100本あったら100体止められるに決まっ……あれ? それだと腕が2本ある普通のクリーチャーは2体ブロックできないといけなくなるな。
まあ、いいや。
余談3:火曜日 《豚の呪い/Curse of the Swine》
カード名は豚だけど実際は猪にされる呪文。豚にされるのと猪にされるのとだとなんとなく猪の方がマシに思える。まあ、豚は「食用」だから不思議でもなんでもないか。
この魔法のように、マジックだと「変身させる」呪文は青の領域ということになってる。そのものズバリな《変身/Polymorph》以外に、豚に変えたり、羊に変えたり、猿に変えたりと多種多様。ちなみに羊は 0/1、豚は 2/2、猿は 3/3。
ただこういう永続系でない「期限をもつ変身」は白にもみられる。たとえば統率者2013で新規収録された《ダークスティールの突然変異》はオーラだけど実質「対象を虫に変えてしまう」呪文。元に戻れるという点は(カラーパイの役割を考えると)懲罰的なフレイバーが込められているのかもしれない。反省したら戻してあげよう、みたいな。
余談4:水曜日 《速羽根のサンダル/Fleetfeather Sandals》
訳の話。
足の速さを強化する、というのをどう表現すれば自然な日本語になるのか迷った。「彼の足の速さをさらに速くしてくれた」が冗長だというのはさすがに分かる。うーん。
それ以外にも「he was probably pretty fast on his own」も色々と面倒で「probably(おそらく、たぶん)」「pretty(そこそこ、それなり)」「on his own(自力で、元々)」を全部詰め込むとなんか修飾過多な日本語なってしまってどうしよう、とか。
余談5:木曜日 《肉餓えの馬/Fleshmad Steed》
原文ではエウリュステウス王から「Twelve Labors」を与えられたとあった。素直に訳すなら「労働」だけどそれもなんだかなあ、と思って「務め、勤め、課題、職務、仕事、任務」と迷ってから結局は日本語Wikipedia準拠に。
コメント欄にもあったように「ドデカスロン」については現代での使われ方をかんがみて「競技」という選択肢もあったのなあ、と気づかされた。元の時代背景ばかり気にしてると見えないものもある。
余談6:金曜日 《アクロスの木馬/Akroan Horse》
個人的にはトロイアじゃなくてどうしてもトロイだなあ、と思いつつ、訳の話。
訳としては間違っていないと思う。日本語として自然かどうかというのが問題なのだけど、読み返した回数が多すぎてもう自分じゃ分からなくなってしまった。ゲシュタルト崩壊(ちょっと違うかも)。
ギリシア文学は大学の授業でも勉強したはずなんだけど、あまりに合わなかったのでぎりぎりの最低点で単位を通した記憶がある。よって全然覚えてない。
あらためて確認してみた。「イーリアス」が最初にあり「オデュッセイア」がその続編でこれらは紀元前2世紀頃にまとめられたらしい。「アエネイス」は内容的にその両方にまたがる形で紀元前1世紀頃に書かれた話。成立の前後と、拙訳との整合性は大丈夫っぽい。
まとめ忘れていたのであとから追加。
今週のCard of the Day (2013年09月 第3週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201310212359593347/
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
テーロスのカードの中でも特にギリシャ神話を題材にしたカードたち(とその元ネタとなった題材)の紹介。訳すときにちょっと迷ったのが固有名詞の日本語表記。英語じゃないだけあって、表記ブレが色々ある。
分かりやすいところでは「ヘラクレス」さん。「ヘーラクレース」「ヘルクーレス」「ヘラクレス」などがあるらしい。ちなみに「ヘラクレイトス」は別の人。ややこしい。基本的にWikipedia準拠でいいかな、と思いつつ訳してたけど……「ヘラクレス」は「ヘラクレス」だろう。栄光もそうだし、オオカブトムシもそうだし。
余談2:月曜日 《百手巨人/Hundred-Handed One》
語るだけ無粋なほどにフレイバー満点なカード。そりゃ、腕が100本あったら100体止められるに決まっ……あれ? それだと腕が2本ある普通のクリーチャーは2体ブロックできないといけなくなるな。
まあ、いいや。
余談3:火曜日 《豚の呪い/Curse of the Swine》
カード名は豚だけど実際は猪にされる呪文。豚にされるのと猪にされるのとだとなんとなく猪の方がマシに思える。まあ、豚は「食用」だから不思議でもなんでもないか。
この魔法のように、マジックだと「変身させる」呪文は青の領域ということになってる。そのものズバリな《変身/Polymorph》以外に、豚に変えたり、羊に変えたり、猿に変えたりと多種多様。ちなみに羊は 0/1、豚は 2/2、猿は 3/3。
ただこういう永続系でない「期限をもつ変身」は白にもみられる。たとえば統率者2013で新規収録された《ダークスティールの突然変異》はオーラだけど実質「対象を虫に変えてしまう」呪文。元に戻れるという点は(カラーパイの役割を考えると)懲罰的なフレイバーが込められているのかもしれない。反省したら戻してあげよう、みたいな。
余談4:水曜日 《速羽根のサンダル/Fleetfeather Sandals》
訳の話。
原文:
although he was probably pretty fast on his own, he wore a pair of winged sandals—gifts from his father, Zeus—that made him even faster.
拙訳:
おそらく彼の足は元々それなりに速かったものと思われるが、父ゼウスから授かった翼のついたサンダルはその足をさらに速めてくれている。
足の速さを強化する、というのをどう表現すれば自然な日本語になるのか迷った。「彼の足の速さをさらに速くしてくれた」が冗長だというのはさすがに分かる。うーん。
それ以外にも「he was probably pretty fast on his own」も色々と面倒で「probably(おそらく、たぶん)」「pretty(そこそこ、それなり)」「on his own(自力で、元々)」を全部詰め込むとなんか修飾過多な日本語なってしまってどうしよう、とか。
余談5:木曜日 《肉餓えの馬/Fleshmad Steed》
原文ではエウリュステウス王から「Twelve Labors」を与えられたとあった。素直に訳すなら「労働」だけどそれもなんだかなあ、と思って「務め、勤め、課題、職務、仕事、任務」と迷ってから結局は日本語Wikipedia準拠に。
コメント欄にもあったように「ドデカスロン」については現代での使われ方をかんがみて「競技」という選択肢もあったのなあ、と気づかされた。元の時代背景ばかり気にしてると見えないものもある。
余談6:金曜日 《アクロスの木馬/Akroan Horse》
個人的にはトロイアじゃなくてどうしてもトロイだなあ、と思いつつ、訳の話。
原文:
The famous finale to the long Trojan War came in the form of a large wooden horse.
拙訳:
長いトロイア戦争のかの有名なフィナーレは巨大な木馬の形で訪れた。
訳としては間違っていないと思う。日本語として自然かどうかというのが問題なのだけど、読み返した回数が多すぎてもう自分じゃ分からなくなってしまった。ゲシュタルト崩壊(ちょっと違うかも)。
原文:
The Trojan Horse story is known to us mainly through the Latin poet Virgil’s story, Aeneid, although it is mentioned in Homer’s Odyssey (the events having occurred after Iliad).
拙訳:
このトロイの木馬の物語は一般にラテン語の詩集、ウェルギリウスの「アエネイス」を通じて知られている。
しかし実際に言及しているのはホメロスの「オデュッセイア」である(「イーリアス」ののちに起きた出来事だ)。
ギリシア文学は大学の授業でも勉強したはずなんだけど、あまりに合わなかったのでぎりぎりの最低点で単位を通した記憶がある。よって全然覚えてない。
あらためて確認してみた。「イーリアス」が最初にあり「オデュッセイア」がその続編でこれらは紀元前2世紀頃にまとめられたらしい。「アエネイス」は内容的にその両方にまたがる形で紀元前1世紀頃に書かれた話。成立の前後と、拙訳との整合性は大丈夫っぽい。